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日本の国語教育14

287 :ママン ◆mn0Cwuovio :2007/06/28(木) 08:44:22 ID:1YbcVPNf
>>285 おっさんさん
別に構造分析でなければいかんわけではないのですよ。
構造分析して面白いものもあるし、別の視点から扱った方がよいものだってあると思います。
推測でも感想でもとにかく何か意見を言えばいいとか、教師が自分の読みに誘導していくような
授業の進め方ではなく、例えば三森などによって、書かれていることとそこからわかることを前提に
自分の意見を構築し、議論することで理解を深めていく形の授業が求められているわけです。
これまでの教師主導で、そもそもわかりっこない作者の見解(結局、教師が作者の仮面を被って
自らの解釈もしくは定説を押し付けることになる)を唯一の正解とするような一方的な講義形式
の授業では、読解力が育たないのです(教師の言う「正解」をノートにまとめて試験の時に反復
するだけ)。そういう授業とは別の形態のひとつとして、例えば物語の構造分析に注目して考えて
いくといった方法があるわけですね。

作者の問題は、作品によってはきわめて重要です。その人物像とか当時の社会背景の理解が
作品の理解にきわめて有効な場合があるからです。しかし、作者本人の内面とか、執筆時の
心理といったような話になってしまうと、誰にもわかりっこないわけです。そういうそもそもわかりえない
ものを「幸か不幸か」などとして推測したところで、あるものをどう感じるかという問題は個人によって
差があるはずなので、往々にして道徳問題のようになって特定の価値観を押し付けて終わること
になりかねないわけです。こういう、従来の作者とか物語の主題とかへの過剰な関心を振り払えば、
より客観的に分析可能な物語の構造などに自然と焦点が当たることになるはずです。


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