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お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十三

1 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:41:38 ID:mLnvh9G6
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/kobun/970675547/
お気に入りの和歌はありますか?巻第二
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1046656983/
お気に入りの和歌はありますか 巻三
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1079005160/
お気に入りの和歌はありますか 巻四
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1122098364/
お気に入りの和歌はありますか? 巻第五
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第六
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第七
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第八
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第九
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十
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2 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:47:52 ID:eTjPShZa
お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十一
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1164410448/
お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十二
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十三
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十四
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十五
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十六
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十七
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十八
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1186985820/
お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十九
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十 
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3 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:48:54 ID:eTjPShZa
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十二
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十三
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十四
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十五
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十六
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十七
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十八
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十九
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十
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4 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:50:19 ID:eTjPShZa
お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十一 
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第三十二 (前スレ)
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5 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:50:57 ID:eTjPShZa
>>2>>3が逆になったすまん・・・orz

6 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:51:34 ID:eTjPShZa
かすみつつくもりもはてずながき日に朧月夜を待ちくらしぬる(飛鳥井雅親)

7 :名無氏物語:2008/05/02(金) 13:53:01 ID:eTjPShZa
てりもせぬ春の月夜の山桜花のおぼろぞしく物もなき(本居宣長)

8 :名無氏物語:2008/05/02(金) 16:22:23 ID:kW5SfKR7
夕立の菊のしをれ葉はらふとて花まちどほに人やあざける(藤原定家)

9 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:14:21 ID:4yRINxHD
今朝みれば垣ねの菊もうつろひぬ花まちどほにいつ思ひけん(土御門院小宰相)

10 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:31:54 ID:4yRINxHD
詠むればいとど物こそかなしけれ月は浮世のほかと聞きしに(俊恵)

11 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:32:52 ID:4yRINxHD
夕霧も心のそこにむせびつつわが身ひとつの秋ぞ更けゆく(式子内親王)

12 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:34:45 ID:4yRINxHD
いく秋を千々にくだけて過ぎぬらん我が身ひとつを月にうれへて(藤原定家)

13 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:35:10 ID:4yRINxHD
秋をへて昔は遠き大空に我が身ひとつのもとの月影(藤原定家)

14 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:35:39 ID:4yRINxHD
千々におもふ心は月にふけにけり我が身ひとつの秋とながめて(藤原忠良)

15 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:36:16 ID:4yRINxHD
ちぢにのみ思ふ思ひも心からわが身ひとつの秋の夜の月(飛鳥井雅経)

16 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:36:57 ID:4yRINxHD
月かげをわが身ひとつとながむれば千々にくだくる萩のうへの露(後鳥羽院)

17 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:37:17 ID:4yRINxHD
月みても千々にくだくる心かな我が身ひとつの昔ならねど(俊成卿女)

18 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:37:50 ID:4yRINxHD
年を経て我が身ひとつと歎きても見れば忘るる秋の夜の月(藤原為家)

19 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:41:49 ID:4yRINxHD
我ひとり月に向かふと思ひけりこよひの月を誰か見ざらむ(香川景樹)

20 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:57:03 ID:BefDxvVr
をぐら山西こそ秋とたづぬれば夕日にまがふ峰のもみぢば(藤原家隆)

21 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:57:50 ID:BefDxvVr
すずしさを月に吹きこせ住の江や西こそ秋のおきつ塩風(肖柏)

22 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:58:45 ID:BefDxvVr
尋ねみんさぞな涼しき大井川西こそ秋の水のみなかみ(木下長嘯子)

23 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:59:09 ID:BefDxvVr
夕まぐれほのみるからに悲しきは西こそ秋の初月の影(下河辺長流)

24 :名無氏物語:2008/05/03(土) 14:59:42 ID:BefDxvVr
のどけしな西こそ秋のおなじえをわかずも春ににほふむめがか(中院通茂)

25 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:31:46 ID:it9HWFv7
おほぞらの月のひかりしあかければ槙の板戸も秋はさされず(源為善[後拾遺])

26 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:32:15 ID:it9HWFv7
白妙に雪もわが身もふりはてぬあはれ名残の有明の月(西園寺公経[続古今])

27 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:35:18 ID:it9HWFv7
都には聞ふりぬらん郭公関のこなたの身こそつらけれ(藤原実方[続後撰])

28 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:35:39 ID:it9HWFv7
音羽河雪げの波も岩こえて関のこなたに春はきにけり(藤原定家[続古今])

29 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:36:04 ID:it9HWFv7
今朝かはる秋とは風の音羽山おとに聞くより身にぞしみける(亀山院[続拾遺])

30 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:36:42 ID:it9HWFv7
逢ふことのなぎさなればや都鳥かよひし跡も絶えて問ひこず(藤原道長[続後撰])

31 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:37:28 ID:it9HWFv7
逢ふことのなぎさにひろふ石なれや見れば涙のまづかかるらん(藤原輔相[新拾遺])

32 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:39:21 ID:it9HWFv7
わび人や神な月とはなりにけむ涙のごとくふる時雨かな(在原元方[新勅撰])

33 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:48:04 ID:it9HWFv7
武蔵野や人の心のあさ露につらぬきとめぬ袖の白玉(九条道家[新勅撰])

34 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:48:41 ID:it9HWFv7
紅葉せぬときはの山に住む鹿はおのれ鳴きてや秋を知るらん(大中臣能宣[拾遺])

35 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:49:14 ID:it9HWFv7
花咲かぬときはの山のうぐひすは霞を見てや春をしらなん(大中臣能宣[新千載])

36 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:49:36 ID:it9HWFv7
秋来れば常磐の山の松風もうつるばかりに身にぞしみける(和泉式部[新古今])

37 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:50:00 ID:it9HWFv7
浅みどり霞める空のけしきにやときはの山も春をしらなん(少将公教母[金葉])

38 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:50:53 ID:it9HWFv7
橘にあやめの枕にほふ夜ぞ昔をしのぶかぎりなりける(藤原俊成[新後撰])

39 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:51:13 ID:it9HWFv7
山ざとの暁がたの鹿のねは夜はのあはれのかぎりなりけり(慈円[千載])

40 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:51:35 ID:it9HWFv7
ひとめさへ霜がれにける宿なればいとど有明の月ぞさびしき(具平親王[玉葉])

41 :名無氏物語:2008/05/03(土) 18:56:54 ID:csm5+sBM
秋くれば虫とともにぞなかれぬる人も草葉もかれぬと思へば(藤原興風[是貞親王歌合])

42 :名無氏物語:2008/05/04(日) 02:47:32 ID:LWevxk88
都へとさそふしるべもしら波のあとなきかたに月ぞやどれる(藤原秀能)

43 :名無氏物語:2008/05/04(日) 02:48:24 ID:LWevxk88
春くれば霞をおのがたよりとてあとなきかたにかへる雁金(藤原為家)

44 :名無氏物語:2008/05/04(日) 02:48:51 ID:LWevxk88
うき雲の跡なき方にしぐるるは風をたよりの木の葉なりけり(宗尊親王)

45 :名無氏物語:2008/05/04(日) 02:49:31 ID:LWevxk88
荻の葉に風ぞたよりの音たててものおもふ秋のしるべなりける(宗尊親王)

46 :名無氏物語:2008/05/04(日) 02:50:17 ID:LWevxk88
和田の原かぎりもいとど白波の跡なきかたにたつ霞かな(頓阿)

47 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:07:55 ID:LWevxk88
山里は風ぞたよりのしるべとも梅が香にほふ比やしるらん(宗良親王)

48 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:08:27 ID:LWevxk88
おのれかつちるを雪とや思ふらんみのしろごろも花もきてけり(源俊頼)

49 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:09:02 ID:LWevxk88
雪のうちに春をきたりとしらするはみのしろ衣梅の花がさ(藤原定家)

50 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:09:33 ID:LWevxk88
旅人のみのしろ衣うちはらひふぶきをわたる雲のかけはし(藤原良経)

51 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:09:57 ID:LWevxk88
秋きぬと荻の葉風にしられても春の別れやおどろかるらん(藤原俊成)

52 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:10:25 ID:LWevxk88
秋きぬと風やつぐらん朝まだきまがきの荻のそよとこたふる(平忠盛)

53 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:11:01 ID:LWevxk88
秋きぬとおどろかれけり窓ちかくいささ群竹かぜそよぐ夜は(藤原実定)

54 :名無氏物語:2008/05/04(日) 03:11:25 ID:LWevxk88
秋きぬと荻の葉風のつげしより思ひしことのただならぬ暮(式子内親王)

55 :名無氏物語:2008/05/04(日) 18:05:58 ID:xK29AVJw
よそながら思ひしよりも夏の夜のみはてぬ夢ぞはかなかりける(源宗于[新勅撰]) 

56 :名無氏物語:2008/05/04(日) 18:07:19 ID:xK29AVJw
み吉野は山もかすみて白雪のふりにし里に春はきにけり(藤原良経[新古今])

57 :名無氏物語:2008/05/04(日) 18:07:52 ID:xK29AVJw
うちきらし猶ふる雪も春たつといふばかりにや花とみゆらん(藤原家経[玉葉])

58 :名無氏物語:2008/05/04(日) 18:08:30 ID:xK29AVJw
桜花今やさくらんみ吉野の山もかすみて春雨ぞふる(後円融院[新後拾遺])

59 :名無氏物語:2008/05/04(日) 18:11:56 ID:PblCmbFw
時代を下って
ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく(石川啄木)
俺はこれを聞いたとき泣いた

60 :名無氏物語:2008/05/04(日) 18:15:16 ID:xK29AVJw
ひとりぬる我にてしりぬ池水につがはぬ鴛鴦のおもふ心を(藤原公実[千載])

61 :伊藤伊織:2008/05/05(月) 14:57:19 ID:SlkpvhFy
6 6 1 3 1 5 0 8 1 6
2 2 7 6 7 5 5 0 2 2
4 3 0 1 3 7 4 8 2 3
6 2 1 5 6 8 2 1 6 6
7 4 3 5 6 4 0 3 6 4

62 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:04:34 ID:9G7J+A/D
夕まぐれ木の葉みだれて荻の上にきかぬ嵐もただならぬかな(貞常親王)

63 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:05:26 ID:9G7J+A/D
君がため命をさへも惜しまずはさらにつらさを歎かざらまし(藤原定家)

64 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:06:07 ID:9G7J+A/D
あへば先づをしからざりし命よりながくもがなとおもふ夜半かな(松永貞徳)

65 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:08:20 ID:9G7J+A/D
秋きぬとおどろく風をたづぬれば目にさやかなる萩のうは葉を(慈円)

66 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:12:00 ID:JR3At/xV
風の音はいまとほ山の木の間より目にはさやかに月ぞもりくる(藤原家隆)

67 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:22:32 ID:JR3At/xV
秋きぬと荻の葉風はなのるなり人こそとはねたそかれの空(藤原定家)

68 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:23:24 ID:JR3At/xV
おしなべて霞むやいづこ天つ空めにはさやかに見えぬ春かな(後二条院)

69 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:23:46 ID:JR3At/xV
なほざりの秋風よりも木枯のめに見ぬ冬ぞおどろかれぬる(飛鳥井雅世)

70 :名無氏物語:2008/05/05(月) 15:24:20 ID:JR3At/xV
荻の葉のうちそよぐにも秋きぬとおどろかれぬる人のわかれぢ(木下長嘯子)

71 :名無氏物語:2008/05/05(月) 17:59:13 ID:s8jbyAv6
夢よりもはかなきものはかげろふのほのかに見えしかげにぞありける(読人不知[拾遺])

72 :名無氏物語:2008/05/05(月) 17:59:43 ID:s8jbyAv6
夏の夜の月の桂の下紅葉かつがつ秋の光をぞまつ(二条院讃岐[新続古今])

73 :名無氏物語:2008/05/05(月) 18:14:00 ID:s8jbyAv6
ことわりの秋にはあへぬ涙かな月の桂もかはる光に(俊成卿女[新古今])

74 :名無氏物語:2008/05/05(月) 18:14:26 ID:s8jbyAv6
秋の色を払ひはててや久かたの月の桂に木枯しの風(藤原雅経[新古今])

75 :名無氏物語:2008/05/06(火) 00:48:56 ID:ImAvP4zl
目にも見えずわたらふ秋は栗の木のなりたる毬のつばらつばらに(長塚節)

76 :名無氏物語:2008/05/06(火) 00:49:34 ID:ImAvP4zl
木のもとにやどりはすべし桜花ちらまくをしみ旅ならなくに(源実朝)

77 :名無氏物語:2008/05/06(火) 00:50:28 ID:ImAvP4zl
よそに見てをらでは過ぎじ女郎花名をむつましみ露にぬるとも(源実朝)

78 :名無氏物語:2008/05/06(火) 00:50:57 ID:ImAvP4zl
ぬぎかけし主はたれともしらねども一野にたてる藤ばかまかな(大江匡房)

79 :名無氏物語:2008/05/06(火) 00:51:21 ID:ImAvP4zl
藤ばかまきてぬぎかけし主やたれとへどこたへず野べの秋風(源実朝)

80 :名無氏物語:2008/05/06(火) 04:02:15 ID:eT3jKVP1
天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠るみる(万葉集第七巻)

81 :◆yWJXzJcGQI :2008/05/06(火) 18:41:39 ID:jhxQU20U
テラスwwwwwwラティスwwっうはwwwwwwジンジンビッチがファイティングポーズwwwwww

82 :肉棒 ◆yWJXzJcGQI :2008/05/06(火) 18:43:14 ID:jhxQU20U
誰もきてねぇwwwwww自由自在にヘチマ売りwwwwwwwへwwwwテレッテヘーwwww↓↓

83 :肉棒 ◆yWJXzJcGQI :2008/05/06(火) 18:45:44 ID:jhxQU20U
ぴころも甲子園に行ってきましゅ(^▽^)ε=ε=ε=ε=┏( `0´)┛

84 :名無氏物語:2008/05/06(火) 22:23:09 ID:xxFKMrhr
見るままに色かはりゆく久方の月の桂の秋のもみぢ葉(藤原資季[新勅撰])

85 :名無氏物語:2008/05/06(火) 22:24:32 ID:xxFKMrhr
なく鹿の声にめざめて偲ぶかな見はてぬ夢の秋の思ひを(慈円[新古今])

86 :名無氏物語:2008/05/06(火) 22:24:57 ID:xxFKMrhr
山里は秋の寝覚ぞあはれなるそことも知らぬ鹿の鳴くねに(後白河院[続古今])

87 :名無氏物語:2008/05/06(火) 22:25:32 ID:xxFKMrhr
侘び人の秋の寝覚はかなしきに鹿の音遠き山里も哉(今出河院近衛[続千載])

88 :名無氏物語:2008/05/06(火) 22:26:00 ID:xxFKMrhr
琴の音に峰の松風かよふらしいづれのをよりしらべそめけむ(斎宮女御[拾遺])

89 :名無氏物語:2008/05/06(火) 22:31:00 ID:xxFKMrhr
袖におく露をば露と忍べどもなれゆく月や色を知るらむ(源通具[新古今])

90 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:22:00 ID:xxFKMrhr
今よりの露をばつゆと荻の葉に涙かつ散る秋風ぞ吹く(津守国助[続拾遺])

91 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:22:35 ID:xxFKMrhr
袖の上の露をばつゆと払ひても涙数そふ秋の夕暮(道応[新後拾遺])

92 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:23:09 ID:xxFKMrhr
芳野山今朝ふる雪やつもるらん入りにし人の跡だにもなし(土御門院[新続古今])

93 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:25:16 ID:xxFKMrhr
かた岡の雪まにねざす若草のほのかに見てし人ぞ恋しき(曽禰好忠[新古今])

94 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:25:49 ID:xxFKMrhr
跡をだに草のはつかに見てしがな結ぶばかりの程ならずとも(和泉式部[新古今])

95 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:26:20 ID:xxFKMrhr
春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空(藤原定家[新古今])

96 :名無氏物語:2008/05/06(火) 23:27:01 ID:xxFKMrhr
桜花夢かうつつか白雲の絶えてつれなき峯の春風(藤原家隆[新古今])

97 :名無氏物語:2008/05/07(水) 01:56:37 ID:H7KrXbIY
横雲の風にわかるるしののめに山飛びこゆる初雁の声(西行[新古今])

98 :名無氏物語:2008/05/07(水) 01:57:13 ID:H7KrXbIY
風ふかば峯に別れむ雲をだにありし名残の形見とも見よ(藤原家隆[新古今])

99 :名無氏物語:2008/05/07(水) 01:58:07 ID:H7KrXbIY
あひ見ても峯にわかるる白雲のかかる此の世のいとはしきかな(源季広[新古今])

100 :名無氏物語:2008/05/07(水) 02:13:15 ID:H7KrXbIY
うつりゆく人の心は白雲のたえてつれなき契りなりけり(藤原良経[新続古今]) 

101 :名無氏物語:2008/05/07(水) 02:53:26 ID:H7KrXbIY
暁やまだ深からし松のうれに別るともなき嶺の白雲(藤原為基[風雅])

102 :名無氏物語:2008/05/07(水) 02:56:56 ID:H7KrXbIY
有明のつれなく見えし月は出でぬ山郭公待つ夜ながらに(藤原良経[新古今])

103 :名無氏物語:2008/05/07(水) 02:58:29 ID:H7KrXbIY
つれなさのたぐひまでやはつらからぬ月をもめでじ有明の空(藤原有家[新古今])

104 :名無氏物語:2008/05/07(水) 02:58:58 ID:H7KrXbIY
契りきやあかぬ別れに露おきし暁ばかり形見なれとは(源通具[新古今])

105 :名無氏物語:2008/05/07(水) 02:59:20 ID:H7KrXbIY
更にまた暮をたのめと明けにけり月はつれなき秋の夜の空(源通光[新古今])

106 :名無氏物語:2008/05/07(水) 03:01:27 ID:H7KrXbIY
別れ路の有明の月のうきにこそたへて命はつれなかりけれ(藤原為家[続拾遺])

107 :名無氏物語:2008/05/07(水) 03:01:48 ID:H7KrXbIY
つれなさのたぐひならじと有明の月にしも鳴く時鳥かな(西園寺実兼[新拾遺])

108 :名無氏物語:2008/05/07(水) 03:02:14 ID:H7KrXbIY
つれなくて世に有明の月もみつただ我ばかり憂きものはなし(玄忠[続千載])

109 :名無氏物語:2008/05/07(水) 05:17:11 ID:H7KrXbIY
もろくともいざしら露に身をなして君があたりの草にきえなむ(壬生忠岑[新勅撰])

110 :名無氏物語:2008/05/07(水) 05:18:39 ID:H7KrXbIY
過ぎぬればうつつも夢にかはらぬをぬるがうちとも思ひけるかな(源具房[続古今])

111 :名無氏物語:2008/05/07(水) 05:19:07 ID:H7KrXbIY
ぬるがうちに逢ふとみつるも頼まれず心のかよふ夢路ならねば(長舜[風雅])

112 :名無氏物語:2008/05/07(水) 05:28:43 ID:H7KrXbIY
ぬるがうちに見るより外のうつつさへいやはかななる夢になりぬる(藤原為基[風雅])

113 :名無氏物語:2008/05/07(水) 05:29:05 ID:H7KrXbIY
忍ばじよ岩間づたひの谷川も瀬をせくにこそ水まさりけれ(藤原公継[新古今])

114 :名無氏物語:2008/05/07(水) 05:29:37 ID:H7KrXbIY
冬川の淵ともならで淀めるはいかに瀬をせく氷なるらん(藤原実伊[続古今])

115 :名無氏物語:2008/05/07(水) 08:55:20 ID:H7KrXbIY
もらさじと思ふ心やせきかへす涙の川にかくるしがらみ(藤原兼宗[続拾遺])

116 :名無氏物語:2008/05/07(水) 08:55:45 ID:H7KrXbIY
みな人のつひに行くなるみつせ河その瀬にかへるしがらみぞなき(藤原光俊[新千載])

117 :名無氏物語:2008/05/07(水) 08:56:35 ID:H7KrXbIY
思ひせく涙の川の淀はあれど絶えん命のしがからみぞなき(惟賢[新続古今]) 

118 :名無氏物語:2008/05/07(水) 08:59:12 ID:H7KrXbIY
万代のためしと見ゆる花の色を映しとどめよ白川の水(上西門院兵衛[金葉])

119 :名無氏物語:2008/05/07(水) 08:59:41 ID:H7KrXbIY
郭公まだうちとけぬ忍びねはこぬ人を待つ我のみぞきく(白河院[新古今])

120 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:00:26 ID:H7KrXbIY
山がつとなりても猶ぞ郭公なくねにあかで年はへにける(寂超[続拾遺])

121 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:01:37 ID:H7KrXbIY
かはらずと人にかたらん郭公むかしのこゑは我のみぞきく(西園寺実氏[続古今])

122 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:22:21 ID:H7KrXbIY
ちりつもる紅葉ならねど立田川月にも水の秋は見えけり(藤原能清[続拾遺])

123 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:22:56 ID:H7KrXbIY
龍田川水の秋をやいそぐらん紅葉をさそふ峰の嵐に(二条為子[続千載])

124 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:23:23 ID:H7KrXbIY
吉野山花やさかりに匂ふらむ古里たえぬ峯の白雪(藤原家衡[新古今])

125 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:24:43 ID:H7KrXbIY
み吉野の山の秋風さ夜更けて古里さむく衣うつなり(藤原雅経[新古今])

126 :名無氏物語:2008/05/07(水) 09:25:10 ID:H7KrXbIY
今よりは雲ゐの雁も声たてて秋風さむく成まさるなり(覚仁法親王[続拾遺])

127 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:28:29 ID:H7KrXbIY
よしの山くもらぬ雪とみるまでに有明の空に花ぞちりける(後鳥羽院[続千載])

128 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:28:53 ID:H7KrXbIY
さらでだにそれかとまがふ山の端の有明の月にふれる白雪(藤原為家[続古今])

129 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:29:27 ID:H7KrXbIY
これも又有明のかげとみゆるかなよしのの山の花のしら雪(後嵯峨院[新拾遺])

130 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:31:57 ID:H7KrXbIY
冬ごもる芳野の岳に降る雪をたれ在明の月とだにみん(覚助法親王[新千載])

131 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:33:34 ID:H7KrXbIY
はるばると野中に見ゆる忘れ水たえまたえまを歎く頃かな(大和宣旨[後拾遺])

132 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:35:03 ID:H7KrXbIY
住吉の浅沢小野の忘れ水たえだえならで逢ふよしもがな(藤原範綱[詞花])

133 :名無氏物語:2008/05/07(水) 10:36:41 ID:H7KrXbIY
山陰やくらき岩間の忘れ水たえだえ見えて飛ぶほたるかな(藤原為理[玉葉])

134 :名無氏物語:2008/05/07(水) 11:15:12 ID:H7KrXbIY
紅葉ばの流れもやらぬ大井河かは瀬は波の音にこそ聞け(源資綱[新勅撰])

135 :名無氏物語:2008/05/07(水) 11:15:59 ID:H7KrXbIY
散りかかる紅葉流れぬ大井川いづれ井ぜきの水のしがらみ(源経信[新古今])

136 :名無氏物語:2008/05/07(水) 11:16:59 ID:H7KrXbIY
龍田川木の葉の後のしがらみも風のかけたる氷なりけり(藤原家隆[続後拾遺])

137 :名無氏物語:2008/05/07(水) 11:17:30 ID:H7KrXbIY
散ればかつ浪のかけたるしがらみや井手こす風の款冬の花(藤原為家[続拾遺])

138 :名無氏物語:2008/05/07(水) 11:17:55 ID:H7KrXbIY
山川に春ゆく水はよどめども風にとまらぬ花のしがらみ(源通光[続拾遺])

139 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:27:35 ID:1HIaeYFX
石ばしる初瀬の川の波枕はやくも年の暮れにけるかな(徳大寺実定[新古今])

140 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:29:18 ID:1HIaeYFX
とどめばや流れて早き年波の淀まぬ水はしがらみもなし(道助法親王[新勅撰]) 

141 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:29:57 ID:1HIaeYFX
けふといひ昨日とくらす夢の中に五十あまりの過る程なさ(飛鳥井教定[続拾遺])

142 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:30:29 ID:1HIaeYFX
君こずは誰にみせまし我が宿の垣根に咲ける朝がほの花(読人不知[拾遺])

143 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:31:06 ID:1HIaeYFX
つらからん方こそあらめ君ならで誰にか見せん白菊の花(大弐三位[後拾遺])

144 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:32:53 ID:1HIaeYFX
梅の花なににほふらん見る人の色をも香をも忘れぬる世に(大弐三位[新古今])

145 :名無氏物語:2008/05/08(木) 01:59:53 ID:1HIaeYFX
独りのみ眺めて散りぬ梅の花しるばかりなる人はとひこず(八条院高倉[新古今])

146 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:00:12 ID:1HIaeYFX
夢のうちもうつろふ花に風ふけばしづ心なき春のうたたね(式子内親王[続古今])

147 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:00:33 ID:1HIaeYFX
ひさかたの光のどかに桜花ちらでぞ匂ふ春の山風(藤原家隆[新後撰])

148 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:01:01 ID:1HIaeYFX
さらでだにしづ心なくちる花をあかずや風のなほさそふらん(性助法親王[続古今])

149 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:01:33 ID:1HIaeYFX
いづ方になきてゆくらむ郭公よどのわたりのまだ夜ぶかきに(壬生忠見[拾遺])

150 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:01:55 ID:1HIaeYFX
我が宿の花橘や匂ふらん山ほととぎす過ぎがてに鳴く(藤原顕季[風雅])

151 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:02:47 ID:1HIaeYFX
夕闇にあさせ白波たどりつつみをさかのぼる鵜飼舟かな(後嵯峨院[続拾遺])

152 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:03:16 ID:1HIaeYFX
天の川あか月やみのかへるさにまたたどらるる浅瀬しらなみ(一条家経[続古今])

153 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:31:07 ID:1HIaeYFX
ねにたかく泣きぞしぬべきうつせみのわが身からなる憂き世と思へば(読人不知[玉葉])

154 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:31:31 ID:1HIaeYFX
草深き狩場の小野をたちいでて友まどはせる鹿ぞなくなる(素覚[新古今])

155 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:31:55 ID:1HIaeYFX
紅葉見にやどれる我としらねばやさほの河霧たちかくすらん(恵慶[拾遺])

156 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:32:23 ID:1HIaeYFX
いづれをかわきてとはまし山里の垣根つづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

157 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:33:08 ID:1HIaeYFX
白雲のたなびく山のやま桜いづれを花と行きて折らまし(藤原師実[新古今])

158 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:33:31 ID:1HIaeYFX
春の夜は吹きまふ風の移り香を木ごとに梅と思ひけるかな(崇徳院[千載])

159 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:34:49 ID:1HIaeYFX
命やはあだのおほ野の草枕はかなき夢もをしからぬ身を(順徳院[新続古今])

160 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:45:24 ID:1HIaeYFX
雲もなくなぎたる空の浅緑むなしき色も今ぞしりぬる(皇嘉門院別当[続後撰])

161 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:45:45 ID:1HIaeYFX
ねても夢ねぬにも夢の心ちしてうつつなる世をみるぞかなしき(雅成親王[続後撰])

162 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:46:08 ID:1HIaeYFX
斧の柄のくちし昔は遠けれど有りしにあらぬ世をもふるかな(式子内親王[新古今])

163 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:46:47 ID:1HIaeYFX
袖ひちて我が手に結ぶ水の面に天つ星合の空を見るかな(藤原長能[新古今])

164 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:48:24 ID:1HIaeYFX
夏の夜は岩がき清水月さえてむすべばとくる氷なりけり(賀茂重保[風雅])

165 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:48:52 ID:1HIaeYFX
うちむれて若菜つむ野の花かたみこのめも春の雪はたまらず(藤原家隆[続古今])

166 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:49:19 ID:1HIaeYFX
おしなべて木の芽も春のあさ緑松にぞ千世の色はこもれる(藤原良経[新古今])

167 :名無氏物語:2008/05/08(木) 02:49:43 ID:1HIaeYFX
白妙の袖にぞまがふ都びと若菜つむ野の春のあは雪(後鳥羽院[続拾遺])

168 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:51:21 ID:1HIaeYFX
春雨のふりそめしより青柳の糸の緑ぞ色まさりける(凡河内躬恒[新古今])

169 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:51:55 ID:1HIaeYFX
春風の霞吹きとく絶え間より乱れてなびく青柳の糸(殷富門院大輔[新古今])

170 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:52:22 ID:1HIaeYFX
青柳の糸を緑によりかけて逢はずは春に何を染めまし(藤原公経[続拾遺])

171 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:53:15 ID:1HIaeYFX
君こひて世をふる宿の梅の花昔の香にぞ猶匂ひける(読人不知[続後撰])

172 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:53:38 ID:1HIaeYFX
くるとあくとみてもめかれず池水の花の鏡の春の面影(藤原実有[万代集])

173 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:54:01 ID:1HIaeYFX
春も猶雪はふれれどあし引の山のかひより霞たつらし(藤原道家[続後撰])

174 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:54:25 ID:1HIaeYFX
吉野山たえず霞のたなびくは人にしられぬ花やさくらん(中務[拾遺])

175 :名無氏物語:2008/05/08(木) 03:54:50 ID:1HIaeYFX
みよしのの山のあなたの桜花人にしられぬ人やみるらん(順徳院[玉葉])

176 :名無氏物語:2008/05/08(木) 04:15:05 ID:1HIaeYFX
今朝みれば宿の梢に風過ぎてしられぬ雪のいくへともなく(式子内親王[風雅])

177 :名無氏物語:2008/05/08(木) 04:15:28 ID:1HIaeYFX
花ざかりまだもすぎぬに吉野河影にうつろふ岸の山吹(読人不知[後撰])

178 :名無氏物語:2008/05/08(木) 04:15:52 ID:1HIaeYFX
吉野川岸の山吹さきにけり嶺の桜やちりはてぬらん(藤原家隆[新古今])

179 :名無氏物語:2008/05/08(木) 04:16:42 ID:1HIaeYFX
山桜かたもさだめずたづぬれば花より先にちる心かな(源雅実[新勅撰]) 

180 :名無氏物語:2008/05/08(木) 07:45:46 ID:1HIaeYFX
花も皆ちりにし宿の深緑をしまぬ色を春雨ぞふる(順徳院[新続古今]) 

181 :名無氏物語:2008/05/08(木) 07:49:27 ID:1HIaeYFX
郭公鳴くや五月の玉くしげ二声聞きて明くる夜もがな(藤原雅経[新勅撰]) 

182 :名無氏物語:2008/05/08(木) 07:51:20 ID:1HIaeYFX
さらぬだにふす程もなき夏の夜を待たれても鳴くほととぎすかな(藤原俊成[新勅撰]) 

183 :名無氏物語:2008/05/08(木) 07:53:21 ID:1HIaeYFX
郭公ただ一こゑと契りけり暮るれば明くる夏の夜の月(藤原良平[続拾遺])

184 :名無氏物語:2008/05/08(木) 07:55:53 ID:1HIaeYFX
夏草はしげりにけりな玉鉾の道行人も結ぶばかりに(藤原元真[新古今])

185 :名無氏物語:2008/05/08(木) 07:56:17 ID:1HIaeYFX
おのづから凉しくもあるか夏衣日も夕暮の雨の名残に(藤原清輔[新古今])

186 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:15:36 ID:1HIaeYFX
よる波の涼しくもあるか敷妙の袖師の浦の秋の初風(藤原信実[新勅撰]) 

187 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:16:01 ID:1HIaeYFX
色変る野原の小萩たが秋にあらぬものゆゑ鹿のなくらん(藤原為氏[続古今])

188 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:16:28 ID:1HIaeYFX
逢坂の杉のむらだち引くほどはをぶちに見ゆる望月の駒(良暹[後拾遺])

189 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:17:00 ID:1HIaeYFX
逢坂の関立ち出づる影見ればこよひぞ秋の望月の駒(源雅具[続後撰])

190 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:17:23 ID:1HIaeYFX
相坂の関のむら杉葉をしげみ絶間にみゆる望月の駒(源国信[続後拾遺])

191 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:17:54 ID:1HIaeYFX
秋風のよそに吹きくるおとは山なにの草木かのどけかるべき(曾禰好忠[新古今])

192 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:18:21 ID:1HIaeYFX
けさかはる秋とは風の音羽山おとに聞くより身にぞしみける(亀山院[続拾遺])

193 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:18:50 ID:1HIaeYFX
をしめどもよもの紅葉はちりはてて戸無瀬ぞ秋のとまりなりける(藤原公実[金葉])

194 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:38:24 ID:1HIaeYFX
唐衣うつ声きけば月きよみまだ寝ぬ人をそらにしるかな(紀貫之[新勅撰]) 

195 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:39:50 ID:1HIaeYFX
ふる雪を空にぬさとぞたむけつる春のさかひに年のこゆれば(紀貫之[新勅撰]) 

196 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:40:26 ID:1HIaeYFX
別れても心へだつな旅衣いくへかさなる山ぢなりとも(藤原定家[千載])

197 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:40:54 ID:1HIaeYFX
結ぶ手に影乱れゆく山の井のあかでも月のかたぶきにけり(慈円[新古今])

198 :名無氏物語:2008/05/08(木) 08:41:56 ID:1HIaeYFX
かはりゆく影に昔を思ひ出でて涙をむすぶ山の井の水(藤原親盛[新勅撰]) 

199 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:15:47 ID:1HIaeYFX
契りあらば又も結ばん山の井のあかで別れし影な忘れそ(後深草院少将内侍[続古今])

200 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:16:35 ID:1HIaeYFX
結ぶ手に月をやどして山の井のそこの心に秋やみゆらん(源通方[風雅])

201 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:17:20 ID:1HIaeYFX
ほのみてし君にはしかじ春霞たなびく山の桜なりとも(藤原家隆[千五百番歌合])

202 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:17:51 ID:1HIaeYFX
いにしへの春にもかへる心かな雲ゐの花に物忘れせで(二条院讃岐[続後撰])

203 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:18:24 ID:1HIaeYFX
むかしいま思ひのこさぬ寝覚かな暁ばかり物忘れせで(西園寺実氏[続古今])

204 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:18:55 ID:1HIaeYFX
待ちしよに又立ちかへる夕べかな入逢の鐘に物忘れせで(二条良基[新拾遺])

205 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:19:55 ID:1HIaeYFX
おのづから凉しくもあるか夏衣日も夕暮の雨の名残に(藤原清輔[新古今])

206 :名無氏物語:2008/05/08(木) 09:20:20 ID:1HIaeYFX
いにしへの春にもかへる心かな雲ゐの花に物忘れせで(二条院讃岐[続後撰])

207 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:04:50 ID:1HIaeYFX
にほひても分かばぞ分かむ梅の花それとも見えず春の夜の月(大江匡房[千載])

208 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:06:02 ID:1HIaeYFX
梅が香もあまぎる月にまがへつつそれとも見えず霞む頃かな(九条道家[新勅撰]) 

209 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:06:25 ID:1HIaeYFX
梅が香におどろかれつつ春の夜の闇こそ人はあくがらしけれ(和泉式部[千載])

210 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:06:53 ID:1HIaeYFX
白雲のたえまにかすむ山桜色こそみえねにほふ春風(白河院[新後拾遺])

211 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:07:22 ID:1HIaeYFX
朝霞梅のたち枝は見えねどもそなたの風に香やはかくるる(藤原隆季[続拾遺])

212 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:07:44 ID:1HIaeYFX
かすめどもかやはかくるるこもりえの初瀬の里の春の梅がえ(源有房[新千載])

213 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:08:07 ID:1HIaeYFX
桜花うつろふ色は雪とのみふるの山風ふかずもあらなむ(尊円[風雅])

214 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:32:54 ID:1HIaeYFX
雪とのみさそふもおなじ河風に氷りてとまれ花の白浪(飛鳥井雅世[新続古今]) 

215 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:33:21 ID:1HIaeYFX
昨日をば花の陰にてくらしてきけふこそいにし春はをしけれ(和泉式部[続千載])

216 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:34:02 ID:1HIaeYFX
ちらぬまの花のかげにてくらすひは老の心も物思ひもなし(二条良実[続古今])

217 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:34:34 ID:1HIaeYFX
ちりはてて花のかげなきこのもとにたつことやすき夏衣かな(慈円[新古今])

218 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:35:02 ID:1HIaeYFX
夏衣かたへ涼しくなりぬなり夜や更けぬらむ行き合ひの空(慈円[新古今])

219 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:35:34 ID:1HIaeYFX
山もとのをちの日かげはさだかにてかたへすずしき夕立の雲(藤原為家[風雅])

220 :名無氏物語:2008/05/08(木) 10:36:04 ID:1HIaeYFX
秋くれば萩もふるえにさくものを人こそかはれもとの心は(藤原惟方[風雅])

221 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:11:47 ID:U+OLmBTx
つゆのそめて色色になすもみぢ葉のまたいろいろに露をそむらむ(慈円)

222 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:12:33 ID:U+OLmBTx
波の音に宇治のさと人よるさへや寝てもあやふき夢の浮橋(藤原定家)

223 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:13:00 ID:U+OLmBTx
住の江の松のねたくやよる浪のよるとはなげく夢をだに見で(藤原定家)

224 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:13:25 ID:U+OLmBTx
松かげや岸による浪よるばかりしばしぞ涼む住吉の浜(藤原定家)

225 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:13:57 ID:U+OLmBTx
すがはらやふしみの里のささ枕夢もいくよの人めよくらん(順徳院)

226 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:14:20 ID:U+OLmBTx
住の江の浪の通ひ路たがために春は霞の人めよくらん(藤原為家)

227 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:14:41 ID:U+OLmBTx
夢にだになほ忍ぶとや逢はぬまは闇のうつつも人めよくらん(近衛基平)

228 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:37:01 ID:U+OLmBTx
五月雨はさてもくれにきつれづれのながめにまさる昨日今日かな(和泉式部)

229 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:38:46 ID:U+OLmBTx
なみだ川ながめにまさる袖のうへにせきかぬばかり人ぞ恋しき(藤原家隆)

230 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:39:10 ID:U+OLmBTx
八大かたのながめにまさるたもとかな軒のしのぶの秋の村雨(順徳院)

231 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:39:39 ID:U+OLmBTx
あやなしや恋すてふ名はたつた川袖をぞくくるくれなゐの波(藤原俊成)

232 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:40:05 ID:U+OLmBTx
行く水のあはれとぞ思ふ三瀬川わたらでやまん人しなければ(慶運)

233 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:40:28 ID:U+OLmBTx
さらぬだにまだきなき名の立田山いくたび雲の花とみゆらん(宗良親王)

234 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:40:48 ID:U+OLmBTx
人もとへ荒れなむのちの虫の音も植ゑおく薄秋し絶えずは(藤原定家)

235 :名無氏物語:2008/05/08(木) 21:41:19 ID:U+OLmBTx
むら薄植ゑけむ跡も古りにけり雲井を近くまもる住処に(藤原定家)

236 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:06:10 ID:U+OLmBTx
初時雨そめしもみぢの唐錦にはにうちはふ風ぞしくめる(藤原教長)

237 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:06:35 ID:U+OLmBTx
稲筵ほなみはるかに打ちなびきおきふしみえて風ぞしくめる(二条為明)

238 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:07:23 ID:U+OLmBTx
よしや人みまれ見ずまれ今はただめづらしげなき恋の煙を(後嵯峨院)

239 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:07:48 ID:U+OLmBTx
月影をみまれみずまれ秋といへばめづらしげなく落つるなみだか(宗尊親王)

240 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:08:27 ID:U+OLmBTx
花の色はみまれみずまれ分けゆかんかすめる山に風にほふなり(宗良親王)

241 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:08:50 ID:U+OLmBTx
いはそそぐ清水も春の声たてて打ちてや出づる谷の早蕨(藤原定家)

242 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:09:27 ID:U+OLmBTx
吉野山かすまぬ方の谷水も打ち出づる波に春は立つなり(藤原定家)

243 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:10:08 ID:U+OLmBTx
すはの海や氷のうへは霞めども猶うちいでぬ春のしら浪(宗良親王)

244 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:12:41 ID:U+OLmBTx
おく霜の氷吹きとく松風にうちいづる波や梅の初花(正徹)

245 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:13:37 ID:U+OLmBTx
ありはてぬ命をさぞと知りながらはかなくも世を明け暮らす哉(藤原定家)

246 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:14:10 ID:U+OLmBTx
暁の鳥よりさきに鳴きそめてなれも別れや惜しむ雁金(後水尾院)

247 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:14:53 ID:U+OLmBTx
たえしとき心にかなふ物ならば我が玉の緒によりかへてまし(和泉式部)

248 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:15:18 ID:U+OLmBTx
めぐりあはむ我がかねごとの命だに心にかなふ春の暮かは(俊成卿女)

249 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:15:47 ID:U+OLmBTx
うぐひすの物うかるねに鳴くなるは春にしられぬ宿の印か(俊恵)

250 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:16:09 ID:U+OLmBTx
ももちどりさへづりくらす春の日を物うかるねにうちながめつつ(飛鳥井雅経)

251 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:16:40 ID:U+OLmBTx
鶯の物うかる音にうらぶれて野上の方に春ぞ暮れ行く(宗尊親王)

252 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:21:52 ID:U+OLmBTx
鶯の物うかる音にうらぶれて野上の方に春ぞ暮れ行く(宗尊親王)

253 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:22:37 ID:U+OLmBTx
花すすき草の袂もくちはてぬ馴れて別れし秋を恋ふとて(藤原定家)

254 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:23:09 ID:U+OLmBTx
年のうちに春立ちぬとや吉野山霞かかれる峰のしら雲(藤原俊成)

255 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:23:35 ID:U+OLmBTx
雪のうちに春はきにけりよしの山雲とやいはむ霞とやいはん(慈円)

256 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:24:00 ID:U+OLmBTx
鶯もまだ出でやらぬ春の雲ことしともいはず山風ぞ吹く(藤原定家)

257 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:25:13 ID:U+OLmBTx
野も山もまだ雪深き年の内に霞ぞおそき春はきにけり(宗尊親王)

258 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:26:36 ID:U+OLmBTx
年のうちに餅はつきけり一年をこぞとや食はん今年とや食はん(二条良基)

259 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:27:32 ID:U+OLmBTx
いづこぞと梅がか深し年の内も立枝尋ねて春風やふく(武者小路実陰)

260 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:28:17 ID:U+OLmBTx
年のうちに春きぬめりと梅やさく梅さけりとて春やきぬらん(小沢蘆庵)

261 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:28:38 ID:U+OLmBTx
あら玉の年の内にも鶯の初音ばかりの春は来にけり(香川景樹)

262 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:48:40 ID:U+OLmBTx
はかなくもなにをしむらん行く年のとどまらなくにせく涙かな(藤原秀能)

263 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:49:22 ID:U+OLmBTx
くらま山月のひかりのあかければいかなりし夜のなにかとぞみる(赤染衛門)

264 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:49:59 ID:U+OLmBTx
すゑの露もとのしづくや世の中のおくれさきだつためしなるらむ(遍照)

265 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:50:23 ID:U+OLmBTx
このやどに雪も我が身もふりはてぬ明けぬ暮れぬとつもるながめに(伏見院)

266 :名無氏物語:2008/05/08(木) 22:51:22 ID:U+OLmBTx
逢坂の関のこなたにあらねども往き来の人にあこがれにけり(良寛)

267 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:19:42 ID:U+OLmBTx
雲ゐよりつらぬきかくる白玉をたれ布引の滝といひけん(藤原隆季)

268 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:20:17 ID:U+OLmBTx
白露のつらぬきかくるときにこそ玉柳とはいふべかりけれ(藤原教長)

269 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:20:52 ID:U+OLmBTx
白露のつらぬきかくるときにこそ玉柳とはいふべかりけれ(藤原教長)

270 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:21:37 ID:U+OLmBTx
朝まだきくるすのをののいと萩につらぬきかくる露のしら玉(藤原範光)

271 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:23:18 ID:U+OLmBTx
糸萩のなみよるばかりおく露はつらぬきかくる玉かとぞ見る(皇后宮摂津)

272 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:23:40 ID:U+OLmBTx
野辺ごとにたれにみせんとささがにのつらぬきかくる萩の白露(藤原為家)

273 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:24:04 ID:U+OLmBTx
玉ぼこの道もやどりもしら露に風の吹きしく小野の篠原(藤原家隆)

274 :名無氏物語:2008/05/08(木) 23:24:25 ID:U+OLmBTx
てづくりやさらすかきねの朝露をつらぬきとめぬ玉川の里(藤原定家)

275 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:06:58 ID:RwgQ1z5J
むさし野につらぬきとめぬ白露の草はみながら月ぞこぼるる(藤原定家)

276 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:45:35 ID:RwgQ1z5J
川なみに風のふきしく白露やつらぬきとめぬ玉のをやなぎ(順徳院)

277 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:46:03 ID:RwgQ1z5J
山風にあられうちちる音はしてつらぬきとめぬ庭の玉笹(三条西実隆)

278 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:46:27 ID:RwgQ1z5J
露むすぶみどりの糸に風絶えてつらぬきとむる玉のを柳(木下長嘯子)

279 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:46:49 ID:RwgQ1z5J
まくず原露も玉まく夕風につらぬきとめぬ秋ぞちりける(松永貞徳)

280 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:47:12 ID:RwgQ1z5J
わが為はつむもひろふもしるしなき恋わすれ草恋わすれ貝(下河辺長流)

281 :名無氏物語:2008/05/09(金) 00:47:36 ID:RwgQ1z5J
秋の色や今一しほの色ならむふるき思ひのそめし袂に(慈円)

282 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:12:34 ID:RwgQ1z5J
をしほ山いま一しほの春の色に君をみどりの松ぞ久しき(藤原家隆)

283 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:12:54 ID:RwgQ1z5J
あづさ弓いそべの小松春といへばかはらぬ色も色まさりけり(藤原定家)

284 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:13:20 ID:RwgQ1z5J
春くれば今一しほのみどりこそかはらぬ松のかはるなりけれ(藤原良経)

285 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:13:45 ID:RwgQ1z5J
宮川やいつもみどりの杉の葉にいまひとしほの春かぜぞ吹く(後鳥羽院)

286 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:14:06 ID:RwgQ1z5J
かくてみん外山のさとのうす紅葉今一しほの色なしぐれそ(宗尊親王)

287 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:15:25 ID:RwgQ1z5J
松の葉のいつともわかぬ岡のべに今一しほの下もみぢかな(細川幽斎)

288 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:15:48 ID:RwgQ1z5J
色まさるをのへの松の木間より今一しほの桜咲くころ(烏丸光広)

289 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:16:11 ID:RwgQ1z5J
雪きえてうすみどりなる野べの色も今一しほの春雨ぞふる(後水尾院)

290 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:17:05 ID:RwgQ1z5J
いつしかと人めも草も枯れねとやおろす嵐の今朝ははげしき(俊恵)

291 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:18:24 ID:RwgQ1z5J
霜おかぬ人めも今はかれはてて松にとひくる風ぞかはらぬ(藤原有家)

292 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:19:30 ID:RwgQ1z5J
春も又かれし人めにまちわびぬ草葉はしげる雨につけても(藤原定家)

293 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:19:57 ID:RwgQ1z5J
人目さへいとど深草かれぬとや冬待つしもに鶉なくらん(藤原定家)

294 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:20:24 ID:RwgQ1z5J
宿からぞ都の内もさびしさは人目かれにし庭の月かげ(藤原定家)

295 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:38:25 ID:RwgQ1z5J
夢路まで人目はかれぬ草の原おきあかす霜にむすぼほれつつ(藤原定家)

296 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:42:39 ID:RwgQ1z5J
我が宿は人目も草も草は猶かれても立てる心ながさよ(藤原定家)

297 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:43:19 ID:RwgQ1z5J
庭しげき草葉の下の道たえてとはぬ人めは夏もかれけり(藤原定家)

298 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:43:45 ID:RwgQ1z5J
花ちればやがて人目もかれはつる深山の里の春のくれがた(藤原良経)

299 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:45:09 ID:RwgQ1z5J
いつとてもかかる人目の山里は草の原にぞ冬はしりける(藤原為家)

300 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:45:42 ID:RwgQ1z5J
山里はしらぬ人目もいまさらに霜にかれゆく庭の冬草(藤原為家)

301 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:46:23 ID:RwgQ1z5J
あはれまた人めも草も枯れにけりみ山の庵ぞ秋はさびしき(順徳院)

302 :名無氏物語:2008/05/09(金) 01:46:52 ID:RwgQ1z5J
垣ねなる草も人めも霜がれぬ秋のとなりや遠ざかるらん(後嵯峨院)

303 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:27:19 ID:RwgQ1z5J
我すめば人めもかれず山里に猶ききすてぬ朝まつりごと(後宇多院)

304 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:27:41 ID:RwgQ1z5J
たまさかの人めも草も秋はなほ跡見えし庭に峰のこがらし(宗祇)

305 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:28:07 ID:RwgQ1z5J
たれかとふ冬ぞさびしさまさ木ちる外山の庵は風にまかせて(木下長嘯子)

306 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:28:44 ID:RwgQ1z5J
木の葉ちる人めもかれて山里の四の時には冬こそありけれ(木下長嘯子)

307 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:29:29 ID:RwgQ1z5J
秋くれて冬ぞさびしさわすれけるみ雪ちりぼひ梅かをるころ(小沢蘆庵)

308 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:30:09 ID:RwgQ1z5J
年のうちに春立ちぬとや吉野山霞かかれる峰の白雪(藤原俊成)

309 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:30:35 ID:RwgQ1z5J
夏きぬといふばかりにやあしびきの山も霞の衣かふらむ(藤原良経)

310 :名無氏物語:2008/05/09(金) 03:31:05 ID:RwgQ1z5J
春たつといふばかり見しいづくとて行手に霞むのべの曙(藤原家隆)

311 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:16:26 ID:RwgQ1z5J
春たつといふばかりなる月日にてけふより空や霞みそむらむ(藤原雅経)

312 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:17:09 ID:RwgQ1z5J
花はただなほ白雲に霞みぬといふばかりにやみ吉野の山(藤原雅経)

313 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:17:39 ID:RwgQ1z5J
春たつといふばかりには霞めども猶雪ふかしみ吉野の山(宗良親王)

314 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:18:01 ID:RwgQ1z5J
冬きぬと人はいへども朝氷むすばぬほどはあらじとぞおもふ(曾禰好忠)

315 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:18:28 ID:RwgQ1z5J
郭公なかぬかぎりはたちばなのにほふ垣ねぞ人だのめなる(兼好)

316 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:18:53 ID:RwgQ1z5J
なぐさめぬ我にてしりぬよの人もかくやみるらん秋のよの月(宗尊親王)

317 :名無氏物語:2008/05/09(金) 04:19:18 ID:RwgQ1z5J
立ちかへり我にてしりぬうらみわびなやます花の心づくしを(木下長嘯子)

318 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:11:51 ID:RwgQ1z5J
暮るるかとおもへば明けぬ兼てよりいづら待ちつる秋の一よは(俊恵)

319 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:12:26 ID:RwgQ1z5J
暮るるかとみれば明けぬる山のはにかたぶくほども夏の夜の月(後鳥羽院)

320 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:16:12 ID:RwgQ1z5J
きのふとやけふとやいはん暮るるかとみればあかしの浦の月影(藤原為家)

321 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:17:29 ID:RwgQ1z5J
暮るるかとみしは霞のくもるにて夜になる程の雨ぞ日ながき(中院通勝)

322 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:18:12 ID:RwgQ1z5J
袖の香の花にやどかれほととぎすいまもこひしき昔とおもはば(藤原定家)

323 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:18:52 ID:RwgQ1z5J
三月かげはうつつながらにゆ夢よりもはかなきものと短夜の空(飛鳥井雅有)

324 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:19:24 ID:RwgQ1z5J
夢よりもけにはかなしやおもひつつぬればとたのむ心よわさは(堯孝)

325 :名無氏物語:2008/05/09(金) 08:19:46 ID:RwgQ1z5J
時しあれば夜を長月の夢よりもうつつはかなく暮るる秋かな(正徹)

326 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:21:57 ID:RwgQ1z5J
夢よりもはかなき夢におき出でてかへる空にぞ鳥も鳴きける(三条西実隆)

327 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:22:30 ID:RwgQ1z5J
夏はつる扇に露もおきそめてみそぎすずしきかもの川かぜ(藤原定家)

328 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:23:10 ID:RwgQ1z5J
夏はつるあふぎのさきにおきそめて草葉ならはす秋の白露(藤原為家)

329 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:23:44 ID:RwgQ1z5J
夏はつるあふぎの風にみを秋の涙の露やさきにおくらん(足利義教)

330 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:24:06 ID:RwgQ1z5J
よひの間の月のかつらのうす紅葉照るとしもなき初秋の空(鴨長明)

331 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:24:46 ID:RwgQ1z5J
久方の月の桂のしたもみぢ宿借る袖ぞ色にいでゆく(藤原定家)

332 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:25:59 ID:RwgQ1z5J
紅葉する月のかつらにさそはれて下のなげきも色ぞうつろふ(藤原定家)

333 :名無氏物語:2008/05/09(金) 09:26:45 ID:RwgQ1z5J
ながめつつ月の桂の紅葉葉は時雨せぬにぞ秋まさりける(順徳院)

334 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:01:47 ID:hBpGW58f
さこそわれ萩のふるえの秋ならめもとの心を人のとへかし(阿仏尼[風雅])

335 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:02:21 ID:hBpGW58f
秋風の関吹きこゆるたびごとに声うちそふる須磨のうら波(壬生忠見[新古今])

336 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:02:47 ID:hBpGW58f
住吉の松のしづえは神さびてゆふしでかくる沖つ白波(藤原光頼[続後撰])

337 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:04:40 ID:hBpGW58f
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰]) 

338 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:06:24 ID:hBpGW58f
月影に色もわかれぬ白菊は心あてにぞ折るべかりける(藤原公行[新勅撰]) 

339 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:32:15 ID:hBpGW58f
霜を待つ籬の菊の宵の間におきまがふ色は山の端の月(宮内卿[新古今])

340 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:32:53 ID:hBpGW58f
袖ふれてをらばやをらむ我妹子が裾ひく庭に匂ふ梅がえ(藤原為経[新千載])

341 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:33:32 ID:hBpGW58f
もみぢばを幣とたむけてちらしつつ秋とともにやゆかんとすらん(大輔[後撰])

342 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:34:42 ID:hBpGW58f
思ひ寝に我が心からみる夢も逢ふ夜は人のなさけなりけり(藤原忠良[新続古今]) 

343 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:35:08 ID:hBpGW58f
恋しさは逢ふを限りと聞きしかどさてしもいとど思ひそひけり(藤原教長[千載])

344 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:35:37 ID:hBpGW58f
我が恋は今をかぎりと夕まぐれ荻ふく風の音づれて行く(俊恵[新古今])

345 :名無氏物語:2008/05/09(金) 19:36:05 ID:hBpGW58f
心こそ行方も知らね三輪の山杉の梢の夕暮の空(慈円[新古今])

346 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:50:30 ID:hBpGW58f
我が恋は逢ふをかぎりのたのみだに行方もしらぬ空のうき雲(源通具[新古今])

347 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:51:00 ID:hBpGW58f
おのづからあふをかぎりの命とて年月ふるも涙なりけり(藤原為家[続古今])

348 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:51:24 ID:hBpGW58f
徒に立つや煙のはてもなし逢ふを限りともゆる思ひは(源親長[続拾遺])

349 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:51:45 ID:hBpGW58f
我が涙逢ふを限りと思ひしに猶いひしらぬ袖の上かな(後嵯峨院[続拾遺])

350 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:52:24 ID:hBpGW58f
こむ世には契ありやと恋ひしなんあふをかぎりの命をしまで(後宇多院[新後撰])

351 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:52:55 ID:hBpGW58f
すまの海士の袖にふきこす潮風のなるとはすれどてにもたまらず(藤原定家[新古今])

352 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:53:21 ID:hBpGW58f
あふことをはつかに見えし月影のおぼろけにやはあはれともおもふ(村上天皇[新古今])

353 :名無氏物語:2008/05/09(金) 20:53:55 ID:hBpGW58f
さすらふる我が身にしあれば象潟やあまの苫屋にあまたたび寝ぬ(藤原顕仲[新古今])

354 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:26:38 ID:hBpGW58f
岩にむす苔ふみならす三熊野の山のかひある行末もがな(後鳥羽院[新古今])

355 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:27:31 ID:hBpGW58f
亀のをの山のかひある山桜万代ふべきためしとぞみる(西園寺公相[続拾遺])

356 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:28:44 ID:hBpGW58f
ただ一重上は氷れる河の面にぬれぬ木の葉ぞ風に流るる(九条左大臣女[玉葉])

357 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:29:13 ID:hBpGW58f
つれづれとながめのみするこのごろは空も人こそ恋しかるらし(藤原定頼[風雅])

358 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:29:41 ID:hBpGW58f
花もまだにほはぬ比の朝な朝ななけや鶯春と思はん(鷹司院按察[玉葉])

359 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:30:02 ID:hBpGW58f
あぢきなく春はいのちのをしきかな花ぞこの世のほだしなりける(和泉式部[風雅])

360 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:32:10 ID:hBpGW58f
思へどもつらくもあるかな七夕のなどか一夜と契りそめけん(基長[新勅撰]) 

361 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:39:09 ID:hBpGW58f
あかれじの心や深き七夕の年に一たびまれにのみ逢ふ(花山院[玉葉])

362 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:39:30 ID:hBpGW58f
玉川の里の垣ねの卯の花はおよばぬ波のこすかとぞみる(二条道平[新千載])

363 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:39:51 ID:hBpGW58f
物おもふ涙の河の身をつくしふかきしるしは袖にみゆらん(中臣祐春[続千載])

364 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:40:38 ID:hBpGW58f
消えぬべき命も生くやと試みむ玉の緒ばかり逢はむと云はなむ(作者未詳[新撰万葉集])

365 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:40:59 ID:hBpGW58f
恨みても泣きても何をかこたまし見しよの月の辛さならでは(少将内侍[続古今])

366 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:41:23 ID:hBpGW58f
山水に老せぬ千世をせきとめておのれうつろふしら菊の花(藤原定家[新千載])

367 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:42:15 ID:hBpGW58f
桜花梢さびしくちりすきてのこれる枝に春ぞすくなき(九条師教[玉葉])

368 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:42:58 ID:hBpGW58f
うき身をも思ひな捨てそ秋の月むかしより見し友ならぬかは(藤原隆房[続後撰])

369 :名無氏物語:2008/05/09(金) 21:51:25 ID:hBpGW58f
高砂の松も昔になりぬべしなほ行末は秋の夜の月(寂蓮[新古今])

370 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:29:59 ID:hBpGW58f
高砂の松もかひなし誰をかもあはれ歎きのしる人にせん(藤原忠定[続拾遺])

371 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:30:29 ID:hBpGW58f
冬きては雪の底なる高砂の松を友とぞいとどふりぬる(藤原為家[続拾遺])

372 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:30:54 ID:hBpGW58f
月だにも老の涙のへだてずはむかしの秋の友とみてまし(一条実経[続拾遺])

373 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:31:44 ID:hBpGW58f
高砂の松を友ともなぐさまで猶妻ごひに鹿ぞ鳴くなる(尊円親王[新拾遺])

374 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:32:33 ID:hBpGW58f
さきやらぬ花の梢はたかさごの松を友とやつれなかるらむ(直明王[新続古今]) 

375 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:34:03 ID:hBpGW58f
郭公雲のいづくにやすらひて明がたちかき月になくらん(後鳥羽院[続拾遺])

376 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:34:47 ID:hBpGW58f
卯の花の籬は雲のいづくとてあけぬる月の影やどすらむ(藤原為家[続古今])

377 :名無氏物語:2008/05/09(金) 22:40:44 ID:hBpGW58f
暁の空とはいはじ夏の夜はまだ宵ながら有明の月(西園寺公相[続古今])

378 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:13:23 ID:hBpGW58f
天つ風氷を渡る冬の夜の乙女の袖をみがく月影(式子内親王[新勅撰]) 

379 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:14:08 ID:hBpGW58f
麓をば宇治の川霧たちこめて雲ゐにみゆる朝日山かな(藤原公実[新古今])

380 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:14:32 ID:hBpGW58f
朝まだき御法の庭にふる雪は空より花のちるかとぞみる(中原清重[千載])

381 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:16:15 ID:hBpGW58f
法の庭空に楽こそきこゆなれ雲のあなたに花やちるらん(慶政[風雅])

382 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:16:56 ID:hBpGW58f
恋ひ死なば我がゆゑとだに思ひ出でよさこそは辛き心なりとも(実国[千載])

383 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:17:28 ID:hBpGW58f
桜花咲きてとくちるならひこそ我が身の春の物思ひなれ(嘉喜門院[新葉])

384 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:19:22 ID:hBpGW58f
こと問へよ思ひおきつの浜千鳥なくなく出でしあとの月影(藤原定家[新古今])

385 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:27:07 ID:hBpGW58f
人を思ふ思ひを何にたとへまし室の八島も名のみ也けり(源重之女[続後拾遺])

386 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:27:39 ID:hBpGW58f
忍ぶれど思ふ思ひのあまりには色に出でぬる物にぞありける(大江嘉言[風雅])

387 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:27:59 ID:hBpGW58f
さてもわが思ふ思ひよつひにいかに何のかひなき眺めのみして(永福門院[風雅])

388 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:30:23 ID:hBpGW58f
君ゆゑに思ふ思ひは大海の波をば袖にかけぬまもなし(正親町公蔭[風雅])

389 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:31:59 ID:hBpGW58f
春やくる花や咲くとも知らざりき谷のそこなる埋木の身は(和泉式部[新勅撰]) 

390 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:33:31 ID:hBpGW58f
わくらばにあふ坂山のさねかづらくるをたえずと誰か頼まん(九条道家[新勅撰]) 

391 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:34:30 ID:hBpGW58f
たえぬるか相坂山のさねかづら知られぬ程を何嘆きけん(源兼康[新後撰])

392 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:34:54 ID:hBpGW58f
相坂の関路におふるさねかづらかれにし後はくる人もなし(宗良親王[続後拾遺])

393 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:38:35 ID:hBpGW58f
身にしらぬ逢坂山のさねかづら関をばこえてくる人もなし(源頼言[新後拾遺])

394 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:44:13 ID:hBpGW58f
笛竹の夜ふかき声ぞ聞こゆなる峯の松風吹きやそふらむ(藤原斉信[千載])

395 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:49:46 ID:hBpGW58f
さきにほひ風まつほどの山ざくら人の世よりは久しかりけり(藤原兼輔[新勅撰]) 

396 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:50:57 ID:hBpGW58f
くれ竹の世々の宮こときくからに君は千年のうたがひもなし(藤原兼輔[新勅撰]) 

397 :名無氏物語:2008/05/09(金) 23:51:27 ID:hBpGW58f
なき影の親のいさめはそむきにき子を思ふ道の心よわさに(藤原定家[続拾遺])

398 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:12:06 ID:avaSASo6
位山跡を尋ねてのぼれども子をおもふ道になほまよひぬる(源通親[新古今])

399 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:14:18 ID:avaSASo6
まよひこし心の闇をしるべにて子を思ふ道に月をみる哉(玄覚[新続古今]) 

400 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:39:58 ID:avaSASo6
白雲のここのへにたつ峰なればおほうち山といふにぞありける(藤原兼輔[新勅撰]) 

401 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:42:25 ID:avaSASo6
影みえて汀にたてる白菊は折られぬ波の花かとぞみる(村上天皇[新勅撰]) 

402 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:43:10 ID:avaSASo6
花の色の折られぬ水にこすさほの雫も匂ふ宇治の河長(藤原定家[続古今])

403 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:43:42 ID:avaSASo6
波かくる井手の山吹さきしより折られぬ水に蛙なくなり(土御門院[続後撰])

404 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:44:03 ID:avaSASo6
吉野川折られぬ水に袖ぬれて浪にうつろふ岸の山吹(藤原知家[続拾遺])

405 :名無氏物語:2008/05/10(土) 00:44:30 ID:avaSASo6
かげきよき花の鏡と見ゆるかな長閑にすめる白川の水(源有仁[千載])

406 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:09:28 ID:avaSASo6
散りかかる花の鏡の水の面にかさねてくもる春の夜の月(源資平[続古今])

407 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:09:53 ID:avaSASo6
散りかかる影もはかなく行く水に数かきあへぬ花の白波(憲実[続拾遺])

408 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:10:17 ID:avaSASo6
春雨のあやおりかけし水のおもに秋はもみぢの錦をぞしく(道命[詞花])

409 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:11:01 ID:avaSASo6
ちりちらず人もたづねぬ古郷の露けき花に春風ぞふく(慈円[新古今])

410 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:11:42 ID:avaSASo6
つねよりものどけくにほへ桜花春くははれる年のしるしに(藤原顕季[風雅])

411 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:12:11 ID:avaSASo6
光なき谷には春もおそ桜ほかのちりなん後やみるべき(花山院長親母[新葉])

412 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:12:47 ID:avaSASo6
知るやとて枕だにせぬ宵々のこころの外にもる涙かな(藤原知家[続後撰])

413 :名無氏物語:2008/05/10(土) 02:13:17 ID:avaSASo6
我が涙露ももらすな枕だにまだしらすげの真野の秋風(後嵯峨院[続拾遺])

414 :名無氏物語:2008/05/10(土) 06:34:48 ID:avaSASo6
秋きぬといはぬをしるは吹く風の身にしむ時の心なりけり(少将内侍[続古今])

415 :名無氏物語:2008/05/10(土) 06:36:41 ID:avaSASo6
何となく昔恋しき我が袖のぬれたるうへにやどる月影(藤原秀能[風雅])

416 :名無氏物語:2008/05/10(土) 06:38:49 ID:avaSASo6
あはれなる時を夕べと思ふより時雨にそひてふる涙かな(心円[玉葉])

417 :名無氏物語:2008/05/10(土) 06:39:23 ID:avaSASo6
うつつにはとはで年ふるみわの山いかに待ちみん夢のかよひぢ(源資平[新拾遺])

418 :名無氏物語:2008/05/10(土) 06:40:33 ID:avaSASo6
尋ねてもいかに待ちみん郭公初音つれなき三輪の山本(宗尊親王[新続古今]) 

419 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:01:49 ID:avaSASo6
なれきつる霞の衣たちわかれ我をばよそにすぐる春かな(藤原教実[新勅撰])

420 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:02:24 ID:avaSASo6
あま小舟我をばよそにみ熊野の浦より遠に遠ざかりつつ(藻壁門院但馬[新拾遺])

421 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:02:48 ID:avaSASo6
難波なる身をつくしてのかひもなし短き蘆の一夜ばかりは(藤原定家[続後拾遺])

422 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:03:11 ID:avaSASo6
難波江やみじかき蘆のよとともにおつる涙を知る人ぞなき(道珍[遠島歌合])

423 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:04:26 ID:avaSASo6
つひにさて逢はで此世を過してはたがつれなさの名をか残さん(洞院公宗母[新続古今]) 

424 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:05:37 ID:avaSASo6
露わけぬ人もや袖をぬらすらんとまるはゆくををしむ涙に(宗良親王[新葉])

425 :名無氏物語:2008/05/10(土) 08:05:58 ID:avaSASo6
たちぬはぬ霞の衣春きては花のにしきをおりかさねつつ(藤原知家[新千載])

426 :名無氏物語:2008/05/10(土) 09:31:57 ID:U+KkEVnd
古文漢文板に飛ばされてよかった ^^
こんな素敵な板があったとは...。

おほてらの まろきはしらの つきかげを つちにふみつつ ものをこそおもへ (秋艸道人 會津八一)

427 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:17:54 ID:avaSASo6
おもひ河身をはやながら水の泡のきえてもあはむ浪のまもがな(藤原家隆[新勅撰]) 

428 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:18:37 ID:avaSASo6
いかにせん身をはやながら思ひ川うたかたばかりあるかひもなし(飛鳥井教定[続拾遺])

429 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:19:20 ID:avaSASo6
人しれず恋ひわたるまに朽ちにけり長柄の橋を又やつくらん(藤原隆房[続古今])

430 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:19:49 ID:avaSASo6
聞きわたる長柄の橋も朽ちにけり身のたぐひなる古き名ぞなき(西園寺実氏[続拾遺])

431 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:20:11 ID:avaSASo6
かくこそは春まつ梅は咲きにけれたとへん方もなき我が身かな(源行宗[風雅])

432 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:43:14 ID:avaSASo6
朽ち残る板田の橋もかよふなりたえにし中を何にかけまし(二条満基[新続古今]) 

433 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:46:12 ID:avaSASo6
あかでのみふればなりけり逢はぬ夜も逢ふ夜も人をあはれとぞ思ふ(醍醐天皇[新勅撰]) 

434 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:46:56 ID:avaSASo6
桜花にほふにつけて物ぞ思ふ風の心のうしろめたさに(藤原顕季[新後拾遺]) 

435 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:47:29 ID:avaSASo6
手折りもて宿にぞかざす桜花梢は風のうしろめたさに(源国信[新千載])

436 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:48:31 ID:avaSASo6
難波江の葦のかりねの一よゆゑみをつくしてや恋ひ渡るべき(皇嘉門院別当[千載])

437 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:49:01 ID:avaSASo6
難波なる身をつくしてもかひぞなき短き蘆の一夜ばかりは(藤原定家[続後拾遺])

438 :名無氏物語:2008/05/10(土) 21:49:38 ID:avaSASo6
難波潟かへらぬ波に年くれて今はたおなじ春ぞ待たるる(鷹司冬平[新千載])

439 :名無氏物語:2008/05/11(日) 02:48:28 ID:jGjOlBZc
わびぬればみてもかひなき思ひ寝に今はた同じ夢ぞ待たるる(祝部行直[新後拾遺])

440 :名無氏物語:2008/05/11(日) 02:52:03 ID:jGjOlBZc
荒れ果てし難波の里の春風にいまはたおなじ梅が香ぞする(慶雲[新続古今]) 

441 :名無氏物語:2008/05/11(日) 02:53:11 ID:jGjOlBZc
逢ふことは遠山鳥のおなじ世に心長くてねをのみぞなく(実兼[続千載])

442 :名無氏物語:2008/05/11(日) 02:54:45 ID:jGjOlBZc
名にたてる吉田の里の杖なればつくともつきじ君がよろづ世(平兼盛[拾遺])

443 :名無氏物語:2008/05/11(日) 02:58:05 ID:jGjOlBZc
小倉山今一度もしぐれなばみゆきまつまの色やまさらん(藤原光俊[続古今])

444 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:39:35 ID:jGjOlBZc
いにしへのあとをたづねて小倉山みねのもみぢや行きてをらまし(後嵯峨院[続後撰])

445 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:40:33 ID:jGjOlBZc
菊の花思ひのほかに移ろへばいとど昔の秋ぞ恋しき(弁乳母[栄花物語])

446 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:41:06 ID:jGjOlBZc
あるじなき宿の軒端に匂ふ梅いとど昔の春ぞ恋しき(近衛基通北政所[平家物語])

447 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:42:00 ID:jGjOlBZc
ここのへにかはらぬ梅の花見てぞいとど昔の春はこひしき(源通親[新勅撰]) 

448 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:42:32 ID:jGjOlBZc
我が道をまもらば君をまもるらむよはひはゆづれ住吉の松(藤原定家[新古今])

449 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:44:44 ID:jGjOlBZc
春風の霞吹きとくたえまよりみだれてなびく青柳の糸(殷富門院大輔[新古今])

450 :名無氏物語:2008/05/11(日) 06:45:28 ID:jGjOlBZc
身のうさも人のつらさもしりぬるをこは誰が誰を恋ふるなるらん(和泉式部[玉葉])

451 :名無氏物語:2008/05/11(日) 23:46:04 ID:yqw12Y+G
大かたは頼むべくしもなき人のうからぬにこそ思ひわびぬれ(永福門院[風雅])

452 :名無氏物語:2008/05/11(日) 23:47:06 ID:yqw12Y+G
世の中をいとふ宿にはうゑおきて身をうの花のかげにかくさん(慶融[続千載])

453 :名無氏物語:2008/05/11(日) 23:49:25 ID:yqw12Y+G
雲ゐにて雲ゐにみゆるかささぎの橋をわたると夢に見しかな(藤原敦忠[新勅撰]) 

454 :名無氏物語:2008/05/11(日) 23:50:00 ID:yqw12Y+G
今はただ思ひたえなんとばかりを人づてならでいふよしもがな(藤原道雅[後拾遺])

455 :名無氏物語:2008/05/11(日) 23:51:58 ID:yqw12Y+G
あひみてののちこそ恋はまさりけれつれなき人をいまはうらみじ(永源[後拾遺])

456 :名無氏物語:2008/05/11(日) 23:52:27 ID:yqw12Y+G
あだなりし人の心にくらぶれば花もときはのものとこそみれ(藤原忠通[金葉])

457 :名無氏物語:2008/05/12(月) 00:15:49 ID:vLN3flFZ
思ひ出づるその慰めもありなまし逢ひ見て後のつらさ思へば(藤原季経[千載])

458 :名無氏物語:2008/05/12(月) 00:16:27 ID:vLN3flFZ
うたたねの夢に逢ひ見て後よりは人もたのめぬ暮ぞ待たるる(源慶[千載])

459 :名無氏物語:2008/05/12(月) 00:16:57 ID:vLN3flFZ
恨み慕ふ人いかなれやそれはなほ逢ひ見て後の憂へなるらん(京極為兼[玉葉])

460 :名無氏物語:2008/05/12(月) 00:17:44 ID:vLN3flFZ
我が恋は庭のむら萩うらがれて人をも身をも秋の夕ぐれ(慈円[新古今])

461 :名無氏物語:2008/05/12(月) 00:18:08 ID:vLN3flFZ
たへてやは人をも身をも恨むべき木の葉しぐるる秋の山里(光西[続後撰])

462 :名無氏物語:2008/05/12(月) 00:18:28 ID:vLN3flFZ
忍び音の絶えてしなくは時鳥五月待つまを恨みざらまし(今出川院近衛[続後拾遺])

463 :名無氏物語:2008/05/12(月) 06:11:40 ID:vLN3flFZ
かなしきもあはれもたぐひ多かるを人にふるさぬ言の葉もがな(藤原伊尹[新$勅撰]) 

464 :名無氏物語:2008/05/12(月) 06:14:04 ID:vLN3flFZ
いくたびかあはれ昔と思ひいでて身のいたづらに月をみるらん(二条良実[続古今])

465 :名無氏物語:2008/05/12(月) 06:16:44 ID:vLN3flFZ
恋ひしなむ身をもあはれと誰かいはんいふべき人はつらき世なれば(西園寺実衡女[風雅])

466 :名無氏物語:2008/05/12(月) 06:17:24 ID:vLN3flFZ
哀ともいふべき人はさき立ちて残る我が身ぞありてかひなき(永陽門院左京大夫[新拾遺])

467 :名無氏物語:2008/05/12(月) 06:20:41 ID:vLN3flFZ
ながめてもあはれと思へおほかたの空だにかなし秋の夕ぐれ(鴨長明[新古今])

468 :名無氏物語:2008/05/12(月) 06:21:20 ID:vLN3flFZ
しほたるる身をば思はずこと浦に立つ名くるしき夕烟かな(少将内侍[新拾遺])

469 :名無氏物語:2008/05/12(月) 08:54:52 ID:vLN3flFZ
埋もるる身をば歎かずなべて世の曇るぞつらき今朝の初雪(後醍醐院[新葉])

470 :名無氏物語:2008/05/12(月) 08:56:44 ID:vLN3flFZ
恋ひしなん身をば思はず同じ世にあはぬためしの名こそ惜しけれ(寂昌[新千載])

471 :名無氏物語:2008/05/12(月) 08:57:35 ID:vLN3flFZ
しづむべき身をば思はず涙川ながれて後の名こそをしけれ(崇光院[新千載])

472 :名無氏物語:2008/05/12(月) 08:58:47 ID:vLN3flFZ
はかなさをほかにもいはじ桜花さきては散りぬあはれ世の中(藤原実定[新古今])

473 :名無氏物語:2008/05/12(月) 08:59:20 ID:vLN3flFZ
何事のかはるとなしにかはり行く人の心のあはれ世の中(遊義門院[玉葉])

474 :名無氏物語:2008/05/12(月) 08:59:45 ID:vLN3flFZ
山のはに思ひもいらじ世の中はとてもかくても有明の月(藤原盛方[新古今])

475 :名無氏物語:2008/05/12(月) 09:00:16 ID:vLN3flFZ
しるしらず行くも帰るも逢坂の関の清水に影はみゆらん(順徳院[新後拾遺])

476 :名無氏物語:2008/05/12(月) 18:08:53 ID:UPz5oRMG
人めもる心のうちの関なれは行もかへるも誰かいさめん(西園寺実氏[新続古今])

477 :名無氏物語:2008/05/12(月) 18:09:30 ID:UPz5oRMG
心とやゆくもかへるも歎くらん人やりならぬ鄙の別れぢ(後嵯峨院[新後撰])

478 :名無氏物語:2008/05/12(月) 18:11:17 ID:UPz5oRMG
こえじただ行くも帰るもとどまらぬ別れの道の逢坂の関(二条為定[新千載])

479 :名無氏物語:2008/05/12(月) 18:11:43 ID:UPz5oRMG
帰るべき身にしあらねば是や此の行くをかぎりの相坂の関(源具行[新千載])

480 :名無氏物語:2008/05/12(月) 18:12:24 ID:UPz5oRMG
なほざりのをののあさぢにおく露も草葉にあまる秋の夕暮(藤原定家[続後撰])

481 :名無氏物語:2008/05/13(火) 14:32:43 ID:VYePry2F
照りまさる月の桂のもみぢばはちらぬ高根に秋風ぞふく(正徹)

482 :名無氏物語:2008/05/13(火) 14:56:52 ID:gNZL487R
秋くればいなおほせ鳥の涙かも草の葉ごとに露ぞこぼるる(二条太皇太后宮大弐)

483 :名無氏物語:2008/05/13(火) 14:57:25 ID:gNZL487R
露けさもおのが涙か秋の田のいなおほせ鳥はなかずもあらなむ(藤原為家)

484 :名無氏物語:2008/05/13(火) 14:58:28 ID:gNZL487R
露ならぬいなおほせ鳥の涙さへさもひちまさる秋の袖かな(藤原知家)

485 :名無氏物語:2008/05/13(火) 14:58:55 ID:gNZL487R
秋の田は涙ならでも置く露をいなおほせ鳥におほせつるかな(宗良親王)

486 :名無氏物語:2008/05/13(火) 14:59:31 ID:gNZL487R
霞分け入りにし人の音信も花にほどふるみよしのの山(藤原家隆)

487 :名無氏物語:2008/05/13(火) 15:00:24 ID:gNZL487R
よしの山いりにし人のおとづれもたえてひさしき雪のかよひ路(順徳院)

488 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:37:24 ID:6vCfDkrT
吉野山嶺の白雪踏み分けて入りにし人の跡ぞ恋しき(静御前)

489 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:38:51 ID:6vCfDkrT
さきいでて花に世やうき吉野山入りにし人のあとうづむなり(正徹)

490 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:39:13 ID:6vCfDkrT
下もゆる雪間の草のめづらしく我が思ふ人にあひ見てしがな(和泉式部)

491 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:39:49 ID:6vCfDkrT
山の端に待たれて出づる月影のはつかに見えし夜半の恋しさ(藤原定家)

492 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:40:50 ID:6vCfDkrT
枕とて草のはつかに結べども夢もみじかき春のうたた寝(藤原定家)

493 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:41:47 ID:6vCfDkrT
月影に身をやかへましあはれてふ人の心にいりてみるべく(源計子)

494 :名無氏物語:2008/05/13(火) 16:42:16 ID:6vCfDkrT
山桜命にかへて惜しめとや見はてぬ夢と花の散るらむ(本居春庭)

495 :名無氏物語:2008/05/14(水) 02:06:03 ID:W03HJQjx
あはれてふことをあまたにやらじとや春に遅れてひとり咲くらむ (古今集)

496 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:09:21 ID:Vxk66FlJ
有曙のつれなく見えし浅茅生におのれも名のみまつむしのこゑ(藤原家隆)

497 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:56:07 ID:DijM84im
おほかたの月もつれなき鐘の音に猶うらめしき有明の空(藤原定家)

498 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:56:46 ID:DijM84im
花の香も霞みてしたふ有明をつれなく見えてかへる雁がね(藤原定家)

499 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:57:20 ID:DijM84im
面影も待つ夜むなしき別れにてつれなく見ゆる有明の空(藤原定家)

500 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:57:53 ID:DijM84im
有明のあかつきよりも憂かりけり星のまぎれの宵のわかれは(藤原定家)

501 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:58:28 ID:DijM84im
おもかげを幾夜の月にのこすらんつれなくみえし人の名残に(後鳥羽院)

502 :名無氏物語:2008/05/14(水) 11:58:53 ID:DijM84im
有明のつれなく見えし空のみやなれし名残のかたみなるべき(後鳥羽院)

503 :名無氏物語:2008/05/15(木) 00:42:51 ID:gM3ev2EW
起き別れつれなくみえしあかつきの憂かりし空ぞかたみなりける(藤原秀能)

504 :名無氏物語:2008/05/15(木) 00:44:02 ID:gM3ev2EW
私語の尽くべき秋の一夜かは七夕ばかり憂き中はなし(耕雲)

505 :名無氏物語:2008/05/15(木) 00:44:27 ID:gM3ev2EW
つれなくて有明過ぎぬ郭公この三か月にきえし一こゑ(正徹)

506 :名無氏物語:2008/05/15(木) 00:44:59 ID:gM3ev2EW
つれなさの面影かくせ三か月のわれて又みる有明の雲(正徹)

507 :名無氏物語:2008/05/15(木) 00:45:39 ID:gM3ev2EW
しの薄つれなく見えし夕かな月もほのめくあだし野の露(肖柏)

508 :名無氏物語:2008/05/15(木) 00:46:18 ID:gM3ev2EW
夢さむる老の枕に有明のつれなきかげは我もさながら(下冷泉政為)

509 :名無氏物語:2008/05/15(木) 17:06:21 ID:koK8Ymk6
待ちいづる月は有明の窓のうちにしひてつれなき夜の灯(三条西実隆)

510 :名無氏物語:2008/05/15(木) 17:07:27 ID:koK8Ymk6
待つほどはつれなくみえし山のはも月の麓にとほざかりつつ(霊元院)

511 :名無氏物語:2008/05/15(木) 17:10:47 ID:kEQz9GQy
待出でて帰るこよひぞつれなさは人に見はつる有明の月(後水尾院)

512 :名無氏物語:2008/05/15(木) 17:15:25 ID:kEQz9GQy
大かたのうつつは夢になしはてつぬるがうちには何をかもみん(後鳥羽院)

513 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:40:09 ID:5JL1kPsn
春や夢さきそめしよりぬるがうちにみるにもあらぬ花ぞ散り行く(正徹)

514 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:42:44 ID:5JL1kPsn
東路のさやの中山さやかにもみぬ人いかで恋しかるらむ(香川景樹)

515 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:43:23 ID:5JL1kPsn
くもりなき池の鏡の底きよみうつしとどめよ花のおもかげ(藤原長方)

516 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:43:48 ID:5JL1kPsn
かつしかのわさ田のおしねこきたれてなきもたらじとつきぬ涙か(源俊頼)

517 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:44:12 ID:5JL1kPsn
雁がねの涙も花もこきたれて帰る道にやふりまさるらん(藤原為家)

518 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:44:49 ID:5JL1kPsn
初かりも鳴きこそわたれ吹く風の身にしむばかり秋のうければ(宗尊親王)

519 :名無氏物語:2008/05/15(木) 18:45:17 ID:5JL1kPsn
かるかやのみだれて物を思ふかな野原のかぜを袖にまかせて(慈円)

520 :名無氏物語:2008/05/16(金) 00:09:03 ID:7VUR3Xxd
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。驚く結果をご覧いただけます。このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事がかなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。先を読むと、願い事が叶わなくなります。
@まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。
B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味のある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。まだ、先を見てはいけませんよ!!
D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。

1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。 10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?



521 :名無氏物語:2008/05/16(金) 08:35:51 ID:AQ/js0n7
かるかやのみだれて物をおもへども君が下葉の露ぞつれなき(後鳥羽院)

522 :名無氏物語:2008/05/16(金) 08:36:37 ID:AQ/js0n7
たつた山峰のもみぢの散らぬまはそこにぞ水の秋はみえけり(藤原家隆)

523 :名無氏物語:2008/05/16(金) 08:37:20 ID:AQ/js0n7
神なびの山のあらしやたつた河みづの秋のみふかき色かな(藤原雅経)

524 :名無氏物語:2008/05/16(金) 08:38:13 ID:AQ/js0n7
もみぢ葉ぞ岩きりとほる吉野河おとして水の秋やゆくらん(藤原基家)

525 :名無氏物語:2008/05/16(金) 08:39:10 ID:AQ/js0n7
立田河水の秋をやいそぐらん峰の木の葉に山風ぞふく(邦高親王)

526 :名無氏物語:2008/05/16(金) 08:40:56 ID:AQ/js0n7
夕月夜よしのの里にふる雪のつもりてのこる有明のかげ(藤原家隆)

527 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:40:45 ID:z1paOuBq
浅茅生の小野の篠原なく虫の涙にあまる秋の夕露(藤原為理[続後拾遺])

528 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:41:22 ID:z1paOuBq
浅茅生の小野の篠原風そよぎ人しるらめや秋たちぬとは(宗良親王[新葉])

529 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:41:56 ID:z1paOuBq
春くれば玉のみぎりをはらひけり柳の糸や伴のみやつこ(藤原俊成[玉葉])

530 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:42:17 ID:z1paOuBq
わすれずよ朝ぎよめするとのもりの袖にうつりし秋萩の花(後嵯峨院[続後撰])

531 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:42:39 ID:z1paOuBq
ももしきの御はしの桜ちらぬまに朝ぎよめせよともの宮つこ(三条実重[新千載])

532 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:43:08 ID:z1paOuBq
神もさぞあかずみるらむ桜ちるしめの宮もり朝ぎよめすな(荒木田延季[新拾遺])

533 :名無氏物語:2008/05/16(金) 19:43:54 ID:z1paOuBq
思ひきやあひ見ぬほどの年月をかぞふばかりにならむものとは(伊勢[拾遺])

534 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:19:43 ID:z1paOuBq
思ひ出は同じ空とは月を見よ程は雲ゐにめぐりあふまで(後三条院[新古今])

535 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:20:19 ID:z1paOuBq
別れ路は雲井のよそになりぬともそなたの風のたよりすぐすな(行宗[新古今])

536 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:21:18 ID:z1paOuBq
めぐりあはん空行く月のゆく末もまだ遥かなる武蔵野の原(藤原定家[新千載])

537 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:21:38 ID:z1paOuBq
おなじ世の別れはなほぞ忍ばるる空行く月のよその形見に(順徳院[新拾遺])

538 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:22:04 ID:z1paOuBq
思ひたつ程は雲ゐに行く雁の故郷とほくかすむ空かな(藤原知家[新後撰])

539 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:22:34 ID:z1paOuBq
たが里の梅のたち枝をすぎつらん思ひのほかににほふ春風(西園寺実氏[続古今])

540 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:23:06 ID:z1paOuBq
たがためかあすは残さむ山桜こぼれてにほへけふの形見に(清原元輔[新古今])

541 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:23:37 ID:z1paOuBq
春風は花ちるべくもふかぬ日におのれうつろふ山桜かな(藤原雅経[続千載])

542 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:33:43 ID:z1paOuBq
笹竹のよはにや来つる閨ちかき朝けの窓に鶯のなく(西園寺実兼[風雅])

543 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:34:32 ID:z1paOuBq
月も今み山いづらし時鳥ふけゆく空に声のきこゆる(後花園天皇[新続古今]) 

544 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:34:54 ID:z1paOuBq
今年みる我が元結の初霜にみそぢあまりの秋ぞふけぬる(藤原良経[新後拾遺])

545 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:35:15 ID:z1paOuBq
ふりにけりわが元結のそのかみに見ざりし色の秋の初霜(源兼康[続古今])

546 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:37:07 ID:z1paOuBq
白雲のかかる高ねになるほどは幾世つもれる塵にかあるらん(肥後[堀河百首])

547 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:37:31 ID:z1paOuBq
芳野山今年も雪のふる郷に松の葉しろき春の曙(藤原良経[新後拾遺])

548 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:37:54 ID:z1paOuBq
人はみな送り迎ふといそぐよをしめのうちにてあかしつるかな(藤原忠良[玉葉])

549 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:38:17 ID:z1paOuBq
しのぶれど涙ぞしるき紅に物おもふ袖はそむべかりけり(源道済[詞花])

550 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:38:45 ID:z1paOuBq
忍ぶれど思ふ思ひのあまりには色に出でぬる物にぞありける(大江嘉言[風雅])

551 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:44:07 ID:z1paOuBq
袖の色は人のとふまでなりもせよ深き思ひを君し頼まば(式子内親王[千載])

552 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:48:57 ID:z1paOuBq
うき身にはたえぬ歎きにおもなれて物や思ふと問ふ人もなし(鴨長明[新後撰])

553 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:49:32 ID:z1paOuBq
とはばやなみぬめの浦に住むあまも心のうちに物や思ふと(藤原公経[新後撰])

554 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:49:59 ID:z1paOuBq
我がごとく物や思ふと問ふべきに鳴きて過ぎぬる郭公かな(隆弁[新千載])

555 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:50:21 ID:z1paOuBq
露けさの袖にかはらぬ草葉までとはばや秋は物やおもふと(鷹司基忠[玉葉])

556 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:50:55 ID:z1paOuBq
宿ごとの夕暮とはん秋といへば我にかぎらず物や思ふと(後二条院[続千載])

557 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:54:16 ID:z1paOuBq
恋すてふなき名やたたん郭公まつにねぬよの数しつもれば(源有仁[金葉])

558 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:54:56 ID:z1paOuBq
はかなくも人に心をつくすかな身のためにこそおもひ初めしか(源有仁[千載])

559 :名無氏物語:2008/05/16(金) 21:55:47 ID:z1paOuBq
色にいでて恋すてふ名ぞたちぬべき涙にそむる袖のこければ(読人不知[後撰])

560 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:03:43 ID:z1paOuBq
恋すてふ名をだにながせ涙河つれなき人も聞きやわたると(読人不知[金葉])

561 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:04:41 ID:z1paOuBq
人しれずしのぶの浦に焼く塩のわが名はまだき立つ煙かな(藤原家隆[新勅撰]) 

562 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:05:46 ID:z1paOuBq
音に聞く田子の浦波それならで恋すてふ名のたたぬ日ぞなき(静仁法親王[新続古今]) 

563 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:07:10 ID:z1paOuBq
恋すてふうき名は空に立つ雲のかかるつらさに消えや果てなん(花山院師継[続千載])

564 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:07:41 ID:z1paOuBq
恋すてふ我が名な立てそ東屋のあさぎの柱くちははつとも(宗尊親王[続後拾遺])

565 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:08:08 ID:z1paOuBq
恋すてふみほの杣人朝夕に立つ名ばかりはやむ時もなし(西園寺実兼[続千載])

566 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:14:04 ID:z1paOuBq
もらさじとなに忍ぶらん数ならぬ身をしらでこそ思ひそめしか(則祐[新拾遺])

567 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:15:29 ID:z1paOuBq
代々かけて波こさじとは契るともいさや心の末の松山(二条為氏[新後撰])

568 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:16:27 ID:z1paOuBq
琴の音はむべ松風にかよひけり千年をふべき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

569 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:17:00 ID:z1paOuBq
朝な朝なおのれ鳴きてや鶯のとしたちかへる春をしるらん(二条為氏[新千載])

570 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:17:29 ID:z1paOuBq
我が恋は初元結のこむらさきいつしかふかき色に見えつつ(後醍醐天皇[風雅])

571 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:23:11 ID:z1paOuBq
はかなさの命もしらぬ別れぢはまてどもえこそちぎらざりけれ(藤原知家[続後撰])

572 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:25:14 ID:z1paOuBq
暮るる夜は衛士のたく火をそれと見よ室の八島も都ならねば(藤原定家[新勅撰]) 

573 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:38:06 ID:z1paOuBq
あしのやに蛍やまがふ海人やたく思ひも恋もよるはもえつつ(藤原定家[続後撰])

574 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:38:32 ID:z1paOuBq
夜はもえ昼はをりはへなきくらし蛍も蝉も身をばはなれず(源家長[続後撰])

575 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:38:56 ID:z1paOuBq
我が恋はあまのいさり火よるはもえ昼はくるしき浦の網なは(藤原家良[続古今])

576 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:39:38 ID:z1paOuBq
夜はもえ昼は消えゆく蛍かな衛士のたく火にいつならひけん(宗尊親王[続拾遺])

577 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:40:31 ID:z1paOuBq
みしま江や霜もまだひぬ蘆の葉につのぐむ程の春かぜぞふく(源通光[新古今])

578 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:41:29 ID:z1paOuBq
伏見山松の蔭より見わたせば明くる田の面に秋風ぞ吹く(藤原俊成[新古今])

579 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:42:27 ID:z1paOuBq
神無月木々の木の葉は散りはてて庭にぞ風の音は聞こゆる(覚忠[新古今])

580 :名無氏物語:2008/05/16(金) 22:43:02 ID:z1paOuBq
かぢをたえ由良の湊による舟のたよりもしらぬ沖つ潮風(藤原良経[新古今])

581 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:16:27 ID:z1paOuBq
由良のとを夜わたる月にさそはれて行衛もしらず出づる舟人(源家長[続後拾遺])

582 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:17:34 ID:z1paOuBq
ゆらのとや波ぢの末ははるかにて有明の月にわたる舟人(北条政村[玉葉])

583 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:18:22 ID:z1paOuBq
夏刈の蘆のかり寝もあはれなり玉江の月の明けがたの空(藤原俊成[新古今])

584 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:19:40 ID:z1paOuBq
夏刈の蘆のまろやのけぶりだにたつ空もなき五月雨のころ(九条教実[続古今])

585 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:20:07 ID:z1paOuBq
夏刈の蘆ふみしだく水鳥のよにたつ空もなき身なりけり(静仁法親王[続古今])

586 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:20:34 ID:z1paOuBq
夏刈のあし火の煙したにのみ思ひこがれてたつ空もなし(二条教頼[新葉])

587 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:21:00 ID:z1paOuBq
荒磯の岩にくだくる波なれやつれなき人にかくる心は(待賢門院堀河[千載])

588 :名無氏物語:2008/05/16(金) 23:21:40 ID:z1paOuBq
藤袴あらしたちぬる色よりもくだけて物は我ぞ悲しき(藤原俊成[続拾遺])

589 :名無氏物語:2008/05/17(土) 00:30:26 ID:K0V6TTK2
泊瀬がは井手こす波の岩の上におのれくだけて人ぞつれなき(藤原良経[玉葉])


590 :名無氏物語:2008/05/17(土) 00:31:13 ID:K0V6TTK2
夕さればくだけて物や思ふらん岩こす浪に千鳥なく也(京極院内侍[玉葉])

591 :名無氏物語:2008/05/17(土) 00:41:54 ID:K0V6TTK2
みせばやなくだけて思ふ涙ともよもしら玉のかかる袂を(伏見院[新後撰])

592 :名無氏物語:2008/05/17(土) 00:42:51 ID:K0V6TTK2
逢ふ事は波よる礒のうつせ貝つひにくだけて物思へとや(平通時[続千載])

593 :名無氏物語:2008/05/17(土) 00:44:24 ID:K0V6TTK2
つくば山はやましげ山たづね見む恋にまされるなげきありやと(藤原経家[新勅撰]) 

594 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:06:29 ID:K0V6TTK2
思ひ入る道をば安く聞きしかど逢ふにはさはるは山茂山(藤原為家[続後拾遺])

595 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:08:49 ID:K0V6TTK2
見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず(殷富門院大輔[千載])

596 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:09:16 ID:K0V6TTK2
松がねの雄島が礒のさよ枕いたくな濡れそあまの袖かは(式子内親王[新古今])

597 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:09:38 ID:K0V6TTK2
ゆく年を雄島のあまの濡れ衣かさねて袖に浪やかくらむ(藤原有家[新古今])

598 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:15:17 ID:K0V6TTK2
心ある雄島のあまの袂かな月やどれとはぬれぬ物から(宮内卿[新古今])

599 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:54:04 ID:K0V6TTK2
つれなくも猶あふ事をまつ島や雄島のあまと袖はぬれつつ(遊義門院[新後撰])

600 :名無氏物語:2008/05/17(土) 01:56:04 ID:K0V6TTK2
恋といへば世の常のとや思ふらん今朝の心はたぐひだになし(敦道親王[和泉式部日記])

601 :名無氏物語:2008/05/17(土) 02:58:45 ID:K0V6TTK2
遠近の風とぞ今はなりなましかひなき物は我が身なりけり(朱雀天皇[新続古今])

602 :名無氏物語:2008/05/17(土) 08:34:02 ID:K0V6TTK2
見るままに露ぞこぼるる後れにし心も知らぬ撫子の花(上東門院[後拾遺])

603 :名無氏物語:2008/05/17(土) 20:25:16 ID:K0V6TTK2
とへかしなあやしき程の夕暮のあはれすぐさぬなさけばかりに(二条院皇后宮常陸[新勅撰]) 

604 :名無氏物語:2008/05/17(土) 20:25:49 ID:K0V6TTK2
琴の音はむべ松風にかよひけり千歳を経べき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

605 :名無氏物語:2008/05/17(土) 20:26:14 ID:K0V6TTK2
琴の音や松ふく風にかよふらん千代のためしに引きつべきかな(摂津[金葉])

606 :名無氏物語:2008/05/17(土) 20:26:41 ID:K0V6TTK2
琴の音は月の影にもかよへばや空にしらべのすみのぼるらん(越後[金葉])

607 :名無氏物語:2008/05/17(土) 20:28:50 ID:K0V6TTK2
年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけりさやの中山(西行[新古今])

608 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:54:53 ID:K0V6TTK2
思はじと思ふばかりはかなはねば心のそこよ思はれずなれ(遊義門院[玉葉])

609 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:55:25 ID:K0V6TTK2
まくず原紅葉の色の暁にうらがなしかる風の音かな(源兼昌[永久百首])

610 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:55:46 ID:K0V6TTK2
契りおけ玉まく葛に風ふかばうらみもはてじかへる雁がね(藤原定家[新千載])

611 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:56:21 ID:K0V6TTK2
八重葎しげれる宿のつれづれと問ふ人もなきながめをぞする(藤原定頼[風雅])

612 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:56:45 ID:K0V6TTK2
八重葎しげれる宿は人もなしまばらに月のかげぞすみける(大江匡房[新古今])

613 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:57:08 ID:K0V6TTK2
八重葎しげれる宿は夜もすがら虫の音聞くぞとり所なる(永源[詞花])

614 :名無氏物語:2008/05/17(土) 21:57:34 ID:K0V6TTK2
八重葎さしこもりにし蓬生にいかでか秋の分けて来つらん(藤原俊成[千載])

615 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:30:35 ID:K0V6TTK2
秋こそあれ人は尋ねぬ松の戸を幾重もとぢよ蔦の紅葉葉(式子内親王[新勅撰])

616 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:31:13 ID:K0V6TTK2
月かげをむぐらの門にさしそへて秋こそきたれとふ人はなし(藤原定家[風雅])

617 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:31:36 ID:K0V6TTK2
人とはぬむぐらの宿の月かげに露こそ見えね秋風ぞふく(宗尊親王[続古今])

618 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:32:08 ID:K0V6TTK2
すだきけん昔の人は影たえて宿もるものは有明の月(平忠盛[新古今])

619 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:32:39 ID:K0V6TTK2
とほざかる音はせねども月きよみ氷とみゆるしがのうら浪(藤原重家[千載])

620 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:34:12 ID:K0V6TTK2
春をあさみ旅の枕にむすぶべき草葉もわかきころにもあるかな(恵慶[新続古今]) 

621 :名無氏物語:2008/05/17(土) 22:35:30 ID:K0V6TTK2
昨日だにとはむと思ひし津の国の生田の森に秋は来にけり(藤原家隆[新古今])

622 :名無氏物語:2008/05/17(土) 23:59:15 ID:K0V6TTK2
時雨ゆく生田の森の秋の色をとはでぞよそにみるべかりける(俊成卿女[続後拾遺])

623 :名無氏物語:2008/05/18(日) 00:13:59 ID:6k/3jo+u
秋風にまたこそとはめ津の国の生田のもりの春の明ぼの(順徳院[続古今])

624 :名無氏物語:2008/05/18(日) 00:14:34 ID:6k/3jo+u
津の国の生田の杜の初時雨あすさへふらば紅葉しぬべし(藤原教実[続千載])

625 :名無氏物語:2008/05/18(日) 00:15:49 ID:6k/3jo+u
雨ふれば庭にうかべるうたかたの久しからぬは我身なりけり(赤染衛門[続古今])

626 :名無氏物語:2008/05/18(日) 00:16:38 ID:6k/3jo+u
かづらきやたかまの嶺に雲はれてあくるわびしき在明の月(藤原雅経[新千載])

627 :名無氏物語:2008/05/18(日) 00:17:15 ID:6k/3jo+u
起き別れ明くる侘しき槙の戸をさしも思はで出でにけるかな(藻壁門院但馬[続後拾遺])

628 :名無氏物語:2008/05/18(日) 00:18:12 ID:6k/3jo+u
かづらきの神ならねども天の川あくるわびしきかささぎの橋(後嵯峨院[新千載])

629 :名無氏物語:2008/05/18(日) 06:59:43 ID:6k/3jo+u
逢ふことは七夕つめに貸しつれど渡らまほしき鵲の橋(後冷泉天皇[後拾遺])

630 :名無氏物語:2008/05/18(日) 07:03:32 ID:6k/3jo+u
たなばたに心をかしてなげくかな明方ちかき天の川風(後嵯峨院[風雅])

631 :名無氏物語:2008/05/18(日) 07:04:18 ID:6k/3jo+u
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成卿女[続後撰])

632 :名無氏物語:2008/05/18(日) 07:07:36 ID:6k/3jo+u
あすならば忘らるる身になりぬべし今日をすぐさぬ命ともがな(赤染衛門[後拾遺])

633 :名無氏物語:2008/05/18(日) 07:09:18 ID:6k/3jo+u
春霞かすみし空の名残さへけふをかぎりの別れなりけり(藤原良経[新古今])

634 :名無氏物語:2008/05/18(日) 07:13:09 ID:6k/3jo+u
忘れじのゆくすゑかたき世の中にむそぢなれぬる袖の月かげ(源家長[新勅撰]) 

635 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:02:12 ID:6k/3jo+u
手もたゆくならす扇のおきどころ忘るばかりに秋風ぞ吹く(相模[新古今])

636 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:02:33 ID:6k/3jo+u
うたたねの朝けの袖にかはるなりならす扇の秋のはつ風(式子内親王[新古今])

637 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:02:57 ID:6k/3jo+u
手にならす扇の風も忘られて閨もる月の影ぞ涼しき(藻壁門院但馬[続拾遺])

638 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:03:20 ID:6k/3jo+u
いつしかとならす扇を荻の葉にやがて涼しき秋の初風(藤原基家[新後撰])

639 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:03:44 ID:6k/3jo+u
我もいつぞあらましかばと見し人を忍ぶとすればいとどそひ行く(慈円[新古今])

640 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:04:12 ID:6k/3jo+u
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成卿女[続後撰])

641 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:04:52 ID:6k/3jo+u
たらちねのあらましかばと思ふにぞ身のためまでもねは泣かれける(藤原光俊[続古今])

642 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:05:16 ID:6k/3jo+u
見し人のなきがうちには数ふともあらましかばと誰かしのばん(長舜[新千載])

643 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:17:21 ID:6k/3jo+u
めづらしき光さし添ふ盃はもちながらこそ千世をめぐらめ(紫式部[後拾遺])

644 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:17:52 ID:6k/3jo+u
春の夜の月にまがへる梅の花ただ香ばかりぞしるべなりける(源顕仲[堀河百首])

645 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:18:58 ID:6k/3jo+u
かた時もわすれやはするつらかりし心の更にたぐひなければ(藤原高光[新勅撰]) 

646 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:19:28 ID:6k/3jo+u
もろともに同じ浮世にすむ月の羨しくも西へゆくかな(中原長国妻[後拾遺])

647 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:21:29 ID:6k/3jo+u
紅の木の葉吹きわけ行く駒の影ふみならす岩のかけ道(藤原範光[正治後度百首])

648 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:21:56 ID:6k/3jo+u
立ちつづく桐原の駒越ゆれども音は隠れぬ関の岩かど(藤原定家[拾遺愚草])

649 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:33:15 ID:6k/3jo+u
逢坂の関ふみならすかち人のわたれどぬれぬ花の白波(藤原良経[新勅撰])

650 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:34:29 ID:6k/3jo+u
思ひやる心も空になりにけり独り有明の月をながめて(藤原高遠[新勅撰]) 

651 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:35:03 ID:6k/3jo+u
身にかへて惜しむにとまる花ならばけふや我が世の限りならまし(源俊頼[詞花])

652 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:35:25 ID:6k/3jo+u
身にかへてつらきと何に思ふらん生けらばなびく人もこそあれ(藤原実家[月詣集])

653 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:36:34 ID:6k/3jo+u
桜花うき身にかふるためしあらば生きて散るをば惜しまざらまし(源通親[千載])

654 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:38:40 ID:6k/3jo+u
身にかへて何歎くらむ大方は今年のみやは春にわかるる(殷富門院大輔[風雅])

655 :名無氏物語:2008/05/18(日) 08:39:07 ID:6k/3jo+u
身にかへていざさは秋を惜しみ見んさらでも脆き露の命を(守覚法親王[新古今])

656 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:31:24 ID:6k/3jo+u
身にかへて花も惜しまじ君が代にみるべき春の限りなければ(参河内侍[新古今])

657 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:32:37 ID:6k/3jo+u
春日野にまだうら若きさいたづま妻こもるともいふ人やなき(西園寺実氏[玉葉])

658 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:33:11 ID:6k/3jo+u
をしからぬ命も今はながらへておなじ世をだに別れずもがな(藤原定家[玉葉])

659 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:33:47 ID:6k/3jo+u
行き暮れて木の下蔭を宿とせば花や今宵のあるじならまし(平忠度[平家物語])

660 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:34:12 ID:6k/3jo+u
天つ風雲の通ひ路ふきとぢよ乙女の姿しばしとどめむ(遍昭[古今])

661 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:44:37 ID:6k/3jo+u
ありし夜を見はてぬ夢の枕にも猶うらめしき鐘の音かな(源通親[新続古今]) 

662 :名無氏物語:2008/05/18(日) 09:45:17 ID:6k/3jo+u
咲きぬればかつちる花と知りながら猶うらめしき春の山風(藤原忠家[続後撰])

663 :名無氏物語:2008/05/18(日) 16:56:56 ID:Ke3n6s2C
み吉野のみ雪ふりしく里からは時しもわかぬ有明の空(藤原定家)

664 :名無氏物語:2008/05/18(日) 16:58:58 ID:Ke3n6s2C
み空ゆく月もまぢかしあしがきのよし野の里の雪のあさけに(藤原定家)

665 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:11:08 ID:o8w6gdoK
影うすき有明の月の残るかとおもへば庭にふれるしら雪(頓阿)

666 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:12:11 ID:o8w6gdoK
空にのみ在明の月と見し程におぼえずはらふ袖の露かな(飛鳥井雅世)

667 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:41:12 ID:hFlAaxaJ
物思ひの深さくらべにきてみれば夏のしげりもものならなくに(藤原道綱母)

668 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:41:36 ID:hFlAaxaJ
花をおもふ深さくらべにみにゆかば吉野のおくもは山ならまし(契沖)

669 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:41:57 ID:hFlAaxaJ
人の世にくらぶの山の桜花はなは中々風も待ちけり(木下長嘯子)

670 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:42:18 ID:hFlAaxaJ
をしかふす夏のの草の露よりもしらじなしげき思ひありとは(源実朝)

671 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:42:49 ID:hFlAaxaJ
しげりあふ秋の野中の忘れ水たえだえ見えてやどる月かな(二条為明)

672 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:53:23 ID:Vn9cvqsQ
葉をしげみと山の影やまがふらん明くるもしらぬ日ぐらしのこゑ(藤原実方[新勅撰]) 

673 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:54:27 ID:Vn9cvqsQ
いかにせん室の八島に宿もがな恋のけぶりを空にまがへん(藤原俊成[千載])

674 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:55:26 ID:Vn9cvqsQ
恋ひ死なば室の八島にあらずとも思ひの程は煙にも見よ(藤原忠定[続後撰])

675 :名無氏物語:2008/05/18(日) 17:56:00 ID:Vn9cvqsQ
けふも又かくや伊吹のさしも草さらば我のみ燃えや渡らん(和泉式部[新古今])

676 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:13:59 ID:A7fXhTJR
桜木の葉守の神はしらねども風のかけたる花のしらゆふ(藤原顕輔)

677 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:14:33 ID:A7fXhTJR
山川に風の懸けたるしがらみの色にいでてもぬるる袖かな(藤原家隆)

678 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:15:38 ID:A7fXhTJR
木の葉もて風のかけたるしがらみにさてもよどまぬ秋の色かな(藤原定家)

679 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:23:21 ID:HxZaYh1z
岩つたふ山のさくらのしき波に風のかけたる布引の滝(藤原基家)

680 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:24:32 ID:HxZaYh1z
谷川に岸の木のはを吹きためて風のかけたる瀬瀬の浮橋(後崇光院)

681 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:26:20 ID:HxZaYh1z
天の原春立つ雲の浪こえて風のかけたるしがらみもなし(正徹)

682 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:26:54 ID:HxZaYh1z
さそはれていとど思ひの露ぞもる風のかけたる袖のしがらみ(正徹)

683 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:27:44 ID:HxZaYh1z
風さむきを花が末の浪の間にながれもあへぬ秋の日のかげ(一色直朝)

684 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:28:11 ID:HxZaYh1z
こほりつつ流れもあへぬ山川につもればかかる雪のしがらみ(望月長孝)

685 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:42:47 ID:HxZaYh1z
さそひきて紅葉をしけば是も又風のかけたる山河の橋(後西院)

686 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:44:51 ID:HxZaYh1z
むめがえに鶯さそふたよりにや谷の氷も風にとくらむ(藤原家隆)

687 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:45:16 ID:HxZaYh1z
谷ふかく鶯さそふ春風にまづ花のかや空にとぶらん(藤原定家)

688 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:45:41 ID:HxZaYh1z
けふぞとふ志賀津のあまのすむ里を鶯さそふ花のしるべに(藤原定家)

689 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:46:04 ID:HxZaYh1z
谷かぜの鶯さそふたよりをや山ざと人も春をしるらむ(後鳥羽院)

690 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:46:56 ID:HxZaYh1z
をる人の袖こそかはれ色もかもおなじ昔ににほふ梅がえ(寂身)

691 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:47:20 ID:HxZaYh1z
花やただ年ふる人ぞあらたまるなごりはしらん春の木の本(三条西実隆)

692 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:47:45 ID:HxZaYh1z
見るほどに散らば散らなむ梅の花しづ心なく思ひおこせし(和泉式部)

693 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:54:00 ID:HxZaYh1z
いかにしてしづ心なく散る花ののどけき春の色と見ゆらむ(藤原定家)

694 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:54:32 ID:HxZaYh1z
よものうみ風をさまりてひさかたのひかりのどけき春はきにけり(宗尊親王)

695 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:54:58 ID:HxZaYh1z
ひとりみてなぐさみぬべき花になどしづこころなく人をまつらん(北畠親房)

696 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:55:23 ID:HxZaYh1z
いづる日も光のどけき久方の天の宮人春をしるらし(正徹)

697 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:55:59 ID:HxZaYh1z
木の間より花にかすみて久堅の光のどけき鳥の声かな(正徹)

698 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:56:21 ID:HxZaYh1z
かくばかり待つとしらずやほととぎす梢はるかになきわたらなむ(清原元輔)

699 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:56:54 ID:HxZaYh1z
ほととぎすあふ坂こえてたづぬれば今ぞおとはの山に鳴くなる(慈円)

700 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:57:21 ID:HxZaYh1z
雲のゐる梢はるかに霧こめてたかしの山に鹿ぞ鳴くなる(源実朝)

701 :名無氏物語:2008/05/19(月) 15:57:48 ID:HxZaYh1z
いかでかく思ふ心をほととぎす夜ぶかくなきてきかせやはせぬ(村上天皇)

702 :名無氏物語:2008/05/19(月) 16:02:30 ID:aIxe4Mfs
五月雨に物おもふやどは時鳥なく一こゑもなほぞ夜ぶかき(慈円)

703 :名無氏物語:2008/05/19(月) 16:19:40 ID:aIxe4Mfs
ほととぎす五月の空やなつかしき雲にむつれて過ぎがてに鳴く(源仲正)

704 :名無氏物語:2008/05/19(月) 16:20:15 ID:aIxe4Mfs
夕やみのたづたづしきにほととぎす声うらがなし道やまどへる(源実朝)

705 :名無氏物語:2008/05/19(月) 16:21:44 ID:aIxe4Mfs
よしの山あさせ白浪いはこえて音せぬ水はさくらなりけり(鴨長明)

706 :名無氏物語:2008/05/19(月) 16:22:19 ID:aIxe4Mfs
秋はなほあさせしら波たどるまで霧立渡るかささぎのはし(順徳院)

707 :名無氏物語:2008/05/19(月) 16:24:41 ID:aIxe4Mfs
さを鹿の朝たつ山のとよむまで泣きぞしぬべき妻恋ひなくに(和泉式部)

708 :名無氏物語:2008/05/19(月) 18:19:22 ID:ya76xws1
あふことはいつと伊吹の峰におふるさしもたえせぬ思ひなりけり(藤原家房[新古今])

709 :名無氏物語:2008/05/19(月) 18:21:25 ID:ya76xws1
さしも草もゆる伊吹の山の端のいつともわかぬ思ひなりけり(藤原頼氏[新勅撰]) 

710 :名無氏物語:2008/05/19(月) 18:22:43 ID:ya76xws1
さしも草さしもひまなき五月雨に伊吹のたけの猶や燃ゆらん(藤原家良[新拾遺])

711 :名無氏物語:2008/05/19(月) 18:25:56 ID:ya76xws1
見し人もすみあらしてしふる郷にひとり露けき女郎花かな(崇徳院[玉葉])

712 :名無氏物語:2008/05/20(火) 16:16:06 ID:0T/d294c
さをしかの友まどはせる声するはつまや恋しき秋の山べに(恵慶)

713 :名無氏物語:2008/05/20(火) 16:17:05 ID:0T/d294c
たがための錦も見えぬ秋ぎりにそめししぐれの山ぞかひなき(藤原定家)

714 :名無氏物語:2008/05/20(火) 16:18:02 ID:0T/d294c
をる人の老いせぬ秋の露の間に千とせをめぐる菊のさかづき(俊成卿女)

715 :名無氏物語:2008/05/20(火) 16:18:29 ID:0T/d294c
白菊の花の鏡の池水に老いせぬ秋のかげぞひさしき(藤原範宗)

716 :名無氏物語:2008/05/20(火) 16:19:36 ID:0T/d294c
梅がえのにほひうれしき直路かな木ごとに花の雪のあけぼの(慈円)

717 :名無氏物語:2008/05/20(火) 16:20:19 ID:0T/d294c
野も山もおなじ雪とはまがへども春は木ごとに匂ふ梅がえ(藤原定家)

718 :名無氏物語:2008/05/21(水) 00:04:13 ID:DJnzCgli
たちばなの花のあたりのうたた寝は夢もむかしのひとの香ぞする(俊成卿女)

719 :名無氏物語:2008/05/21(水) 00:45:01 ID:DJnzCgli
冬ごもる雪も木ごとに吹く風の匂ふや梅のたち枝なるらむ(藤原為家)

720 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:33:47 ID:cu/szy8d
花といふはなの木ごとにうつしてもあまりやあらん梅の匂ひは(三条西実隆)

721 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:34:22 ID:cu/szy8d
こころおそき花の木ごとに梅が香の春をつたふる苑の朝風(橘千蔭)

722 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:53:01 ID:vDOIxVrL
常陸帯の道のおくなる遠妻にゆきめぐりてもあはむとぞ思ふ(藤原基俊)

723 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:53:37 ID:vDOIxVrL
思ひおくる心ばかりは下帯の道はかたがたゆきめぐるとも(藤原雅経)

724 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:54:09 ID:vDOIxVrL
朝露をわけそほちつつ夕月夜かすむ山路の花の面影(肖柏)

725 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:54:43 ID:vDOIxVrL
秋ちかう野はなりぬとて常夏のつゆもおよばぬ花の色かな(下冷泉政為)

726 :名無氏物語:2008/05/21(水) 01:55:18 ID:vDOIxVrL
秋ちかう成りも行くかな故郷の野らにと宿はすみはそめねど(上田秋成)

727 :名無氏物語:2008/05/22(木) 00:46:00 ID:ylJXyVOg
鶯の来やどる花に飛ぶ蝶はいづれ心のまどひまされる(契沖)

728 :名無氏物語:2008/05/22(木) 00:46:28 ID:ylJXyVOg
ものおもへば壁にそむくるともしびの消えかへりてぞあかしかねつる(藤原実定)

729 :名無氏物語:2008/05/22(木) 00:46:50 ID:ylJXyVOg
はやせ河なびく玉藻のしたみだれくるしや心みがくれてのみ(藤原良経)

730 :名無氏物語:2008/05/22(木) 00:47:21 ID:ylJXyVOg
みだれ行く蛍のかげや河のせになびく玉もの光なるらん(細川幽斎)

731 :名無氏物語:2008/05/22(木) 00:47:50 ID:ylJXyVOg
水をあさみちひさき魚も河の瀬になびく玉藻の影たのむなり(中院通勝)

732 :名無氏物語:2008/05/22(木) 00:48:18 ID:ylJXyVOg
我が袂さて山河の瀬になびく玉もかりそめにかわくまぞなき(後鳥羽院)

733 :名無氏物語:2008/05/22(木) 01:00:59 ID:ylJXyVOg
しきたへの枕のしたにみなぎりてやがてもくだすみなの川かな(藤原定家)

734 :名無氏物語:2008/05/22(木) 01:01:24 ID:ylJXyVOg
風ふけば磯うつ波の立ちかへりみれどもあかぬ君にもあるかな(藤原仲実)

735 :名無氏物語:2008/05/22(木) 18:10:55 ID:WrxkiuEZ
山の端に入るまで月をながむとも知らでや人の有明の空(藤原雅経[新後撰])

736 :名無氏物語:2008/05/22(木) 18:13:48 ID:WrxkiuEZ
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰]) 

737 :名無氏物語:2008/05/22(木) 18:14:13 ID:WrxkiuEZ
いづれをかわきて折らまし山里の垣ねつづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

738 :名無氏物語:2008/05/22(木) 18:14:59 ID:WrxkiuEZ
古郷は浅茅がすゑに成りはてて月にのこれる人の面影(藤原良経[新古今])

739 :名無氏物語:2008/05/22(木) 18:31:13 ID:v++nmzVU
ほのみてし君にはしかじ春霞たなびく山の桜なりとも(藤原家隆)

740 :名無氏物語:2008/05/22(木) 18:32:00 ID:v++nmzVU
夏ごろもうすくや人のおもふらんわれはあつれてすぐす月日を(曾禰好忠)

741 :名無氏物語:2008/05/22(木) 23:05:24 ID:H+7rZ/+x
夏ごろもうすくや人のなりぬらんうつせみのねにぬるる袖かな(俊成卿女)

742 :名無氏物語:2008/05/22(木) 23:18:01 ID:H+7rZ/+x
うらみむとおもひしものを夏衣ひとへにうすくなりにけるかな(藤原秀能)

743 :名無氏物語:2008/05/22(木) 23:18:31 ID:H+7rZ/+x
虫の声聞けばかなしな秋のよのながきおもひのたぐひとおもへば(花山院長親)

744 :名無氏物語:2008/05/22(木) 23:45:21 ID:jbKTVekh
桜花なにそは露のあだ物をおなじいのちにかへてとどめむ(藤原家隆)

745 :名無氏物語:2008/05/22(木) 23:45:56 ID:jbKTVekh
いのちやはなにぞは露のあだしのにあふにしかへぬまつむしの声(藤原家隆)

746 :名無氏物語:2008/05/23(金) 01:14:23 ID:Gy6NXmna
雲もなくなぎたる波にけさぞみるしらぬ千里の沖つ島山(武者小路実陰)

747 :名無氏物語:2008/05/23(金) 01:14:58 ID:Gy6NXmna
ねてもみゆゐてもみえけり桜花はかなの春の夢の枕や(藤原家隆)

748 :名無氏物語:2008/05/23(金) 01:15:49 ID:Gy6NXmna
夢路にはたれ植ゑおきて桜花ねても見ゆらむ春のよすがら(長慶天皇)

749 :名無氏物語:2008/05/23(金) 01:16:35 ID:Gy6NXmna
秋のきてほころびにける藤袴うつり香こくも猶にほふかな(藤原俊成)

750 :名無氏物語:2008/05/23(金) 01:17:09 ID:Gy6NXmna
ふく風に移り香こくも匂ふかなはな橘のよその衣手(藤原家隆)

751 :名無氏物語:2008/05/23(金) 01:17:55 ID:Gy6NXmna
ふるさとは見しごともあらず荒れにけり影ぞ昔の春の夜の月(源実朝)

752 :名無氏物語:2008/05/23(金) 15:14:54 ID:T66X7MPK
袖ひちて結ぶしら波立ちかへりこほるばかりの松の夕風(藤原家隆)

753 :名無氏物語:2008/05/23(金) 15:16:09 ID:T66X7MPK
天の下めぐむ草木の芽も春に限りも知らぬ御代の末々(式子内親王)

754 :名無氏物語:2008/05/23(金) 23:16:17 ID:ioXwhYZb
霞たちこのめ春雨きのふまでふるのの若菜けさはつみてむ(藤原定家)

755 :名無氏物語:2008/05/24(土) 00:09:36 ID:dO1SWahL
松の葉の白きを見れば春日山木の芽もはるの雪ぞ降りける(源実朝)

756 :名無氏物語:2008/05/24(土) 01:19:58 ID:25skB6tf
ひと夜あけて四方の草木のめもはるにうるふ時しる雨ののどけさ(中院通村)

757 :名無氏物語:2008/05/24(土) 01:20:30 ID:25skB6tf
誰が為とまだ朝霜のけぬがうへに袖ふりはへて若菜つむらん(藤原定家)

758 :名無氏物語:2008/05/24(土) 01:20:55 ID:25skB6tf
墨染の袖ふりはへて峰たかき夕の寺に帰る雲かな(正徹)

759 :名無氏物語:2008/05/24(土) 01:21:26 ID:25skB6tf
白妙の袖ふりはへて武蔵野にいざ雪見むとおもひ立たずや(荷田蒼生子)

760 :名無氏物語:2008/05/24(土) 01:22:11 ID:25skB6tf
ふりはへて若菜つみにと行く野辺の袂ゆたかに見ゆる春かな(本居大平)

761 :名無氏物語:2008/05/24(土) 01:22:41 ID:25skB6tf
浅緑霞たなびく山がつの衣はるさめ色にいでつつ(藤原定家)

762 :名無氏物語:2008/05/24(土) 14:30:35 ID:5mtEWdJE
すむ人もうつればかはる古郷の昔ににほふ窓の梅かな(藤原家隆)

763 :名無氏物語:2008/05/24(土) 14:31:06 ID:5mtEWdJE
花の香も風こそよもにさそふらめ心もしらぬ古里の春(藤原定家)

764 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:04:59 ID:UnYr9ypG
ちりぬればとふ人もなし故郷ははなぞむかしのあるじなりける(源実朝)

765 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:46:03 ID:dacLD/fr
里はあれて春はいく世かかすむらん花ぞむかしのしがの古郷(藤原行能)

766 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:46:44 ID:dacLD/fr
人はいさ心もしらずとばかりににほひ忘れぬ宿の梅がか(正徹)

767 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:47:13 ID:dacLD/fr
ことの葉の花ぞ昔の春に猶にほふはつせのさとの梅が香(三条西実隆)

768 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:48:04 ID:dacLD/fr
にほひをば風こそおくれ人はいさ心もしらぬ宿の梅が枝(足利義尚)

769 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:48:44 ID:dacLD/fr
人はいさ心もしらず我はただいつも今夜の月をしぞおもふ(松永貞徳)

770 :名無氏物語:2008/05/25(日) 00:49:20 ID:dacLD/fr
くるとあくとめかれぬ花に鶯の鳴きてうつろふ声なをしへそ(藤原定家)

771 :名無氏物語:2008/05/25(日) 06:15:14 ID:/P5UDN7H
よしさらば涙の池に身を為して心のままに月をやどさむ(西行)

772 :名無氏物語:2008/05/25(日) 06:35:58 ID:/P5UDN7H
思ふにもたがひのみゆく世のうさやまことのみちのしるべなりけん(伴蒿蹊)

773 :名無氏物語:2008/05/25(日) 16:11:04 ID:YeuzZ+to
くるとあくとめかれぬ空も霞みけりいつの人まに春はきぬらん(宗良親王)

774 :名無氏物語:2008/05/25(日) 16:11:42 ID:YeuzZ+to
あし引の山のかひより吹く風に雪とみるまで花ぞちりける(藤原家隆)

775 :名無氏物語:2008/05/25(日) 17:55:15 ID:2NvUnZn4
くちにける長柄の橋を来てみれば葦の枯葉に秋風ぞ吹く(藤原実定[新古今])

776 :名無氏物語:2008/05/25(日) 17:55:54 ID:2NvUnZn4
紅の色に出にけり梅の花来むとたのめし人のとふまで(藤原親子[新拾遺])

777 :名無氏物語:2008/05/25(日) 17:56:26 ID:2NvUnZn4
わが物といかなる人の惜しむらん春は憂き身の外よりぞ行く(慈円[続後撰])

778 :名無氏物語:2008/05/25(日) 17:57:53 ID:2NvUnZn4
こぞの春ちりにし花も咲きにけりあはれ別れのかからましかば(赤染衛門[詞花])

779 :名無氏物語:2008/05/25(日) 17:58:38 ID:2NvUnZn4
つれづれと思ひぞ出づるみし人をあはで幾月眺めしつらん(橘俊宗女[金葉])

780 :名無氏物語:2008/05/25(日) 18:15:55 ID:2NvUnZn4
秋の夜の月に幾度ながめして物思ふことの身に積もるらん(藤原雅経[続千載])

781 :名無氏物語:2008/05/25(日) 18:17:15 ID:2NvUnZn4
おほかたの恋する人にききなれて世のつねのとや君おもふらん(藤原公能[千載])

782 :名無氏物語:2008/05/25(日) 18:18:52 ID:2NvUnZn4
恋といへば世の常のとや思ふらん今朝の心はたぐひだになし(敦道親王[新勅撰]) 

783 :名無氏物語:2008/05/25(日) 18:21:32 ID:2NvUnZn4
琴のねの春のしらべにきこゆれば霞たなびく空かとぞ思ふ(選子内親王[新勅撰]) 

784 :名無氏物語:2008/05/25(日) 18:23:29 ID:2NvUnZn4
九重や玉しく庭にむらさきの袖をつらぬる千代の初春(藤原俊成[風雅])

785 :名無氏物語:2008/05/25(日) 18:24:19 ID:2NvUnZn4
むらさきにつらぬる袖やうつるらん雲のうへまで匂ふ白菊(西園寺実氏[玉葉])

786 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:06:42 ID:snRiKcUJ
いかさまにまつとも誰か三輪の山人にしられぬ宿の霞は(藤原定家)

787 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:28:55 ID:40xu/S4+
山たかみ見つつこえゆく峰の松かへりこむまで面がはりすな(長慶天皇)

788 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:29:20 ID:40xu/S4+
雪のあした木のした風は寒けれど桜もしらぬ花ぞちりける(後鳥羽院)

789 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:29:45 ID:40xu/S4+
春ふかき木のしたかぜは名のみして空にしらるる花のしら雪(堯孝)

790 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:34:29 ID:40xu/S4+
みよし野に春の嵐やわたるらん道もさりあへず花のしら雪(後鳥羽院)

791 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:51:12 ID:YetXuO5a
さして行く道もさりあへず三笠山紅葉ぞぬさとちりまがひける(越前)

792 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:59:19 ID:YetXuO5a
春の野にはなるる駒は雪とのみちりかふ花に人やまどへる(藤原定家)

793 :名無氏物語:2008/05/26(月) 00:59:50 ID:YetXuO5a
かり人のいる野の露を命にてちりかふ花にきぎすなくなり(藤原良経)

794 :名無氏物語:2008/05/26(月) 01:00:21 ID:YetXuO5a
かへるさやちりかふ花にまがふらん若菜つむ野の春のあは雪(順徳院)

795 :名無氏物語:2008/05/26(月) 01:00:45 ID:YetXuO5a
こむらさきにほへる藤の花みれば水なき空に波ぞたちける(大中臣能宣)

796 :名無氏物語:2008/05/26(月) 01:01:14 ID:YetXuO5a
月すめば冬の水なき空とぢて氷をはらふ夜はの木枯(正徹)

797 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:08:29 ID:QeEWdphn
こほりとく池のさざ波今朝見えて水なき空も春風ぞふく(飛鳥井雅親)

798 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:22:24 ID:QeEWdphn
春はいぬくらまの山の雲珠桜水なき空にのこる色かな(木下長嘯子)

799 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:22:57 ID:QeEWdphn
天つ風さえくらしたるなごりには水なき空にあわ雪ぞふる(下河辺長流)

800 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:23:23 ID:QeEWdphn
旅の世にまた旅寝して草枕夢のうちにも夢を見るかな(慈円)

801 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:23:48 ID:QeEWdphn
散りまがふこのもとながらまどろめば桜にむすぶ春の夜の夢(藤原定家)

802 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:24:09 ID:QeEWdphn
駿河なる宇津の山辺にちる花よ夢のうちにも誰をしめとて(順徳院)

803 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:24:34 ID:QeEWdphn
やどりして春の山辺に見し夜半の夢もまさしき朝嵐かな(本居大平)

804 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:24:58 ID:QeEWdphn
吉野川はやくも暮れてゆく春に花はさかりの岸の山吹(足利尊氏)

805 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:25:25 ID:QeEWdphn
忘れじの雁は越ぢにかへるなりかたも定めず花はちりつつ(藤原家隆)

806 :名無氏物語:2008/05/26(月) 15:36:38 ID:k5n+bL20
神な月かたもさだめずちる紅葉けふこそ秋のかたみとも見め(藤原定家)

807 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:06:39 ID:k5n+bL20
しのびねははや過ぎにけりほととぎす空もとどろに鳴き渡らなむ(源経信)

808 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:07:04 ID:k5n+bL20
をりはへて今ぞなくなる時鳥五月のさよの空もとどろに(覚性法親王)

809 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:07:26 ID:k5n+bL20
郭公空もとどろになくころは夜ただ雨ふる袖のうへかな(慈円)

810 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:07:50 ID:k5n+bL20
うちつけにそれかとぞきく郭公人まつ山にしのびねのこゑ(藤原家隆)

811 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:08:27 ID:k5n+bL20
あらちをがゆつきが下にともす火に鹿の立ちどのしるくもあるかな(藤原家隆)

812 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:08:53 ID:k5n+bL20
見るからにかたへ涼しき夏衣日も夕暮のやまとなでしこ(後鳥羽院)

813 :名無氏物語:2008/05/26(月) 16:09:17 ID:k5n+bL20
吹く風の涼しくもあるかおのづから山の蝉鳴きて秋は来にけり(源実朝)

814 :名無氏物語:2008/05/26(月) 17:47:55 ID:TlKQHtSl
ふめばをしふまでは人もとひがたみ風ふきわけよ花の白雪(藤原公経[続後撰])

815 :名無氏物語:2008/05/26(月) 17:52:26 ID:TlKQHtSl
やすらはで寝なんものかは山の端にいさよふ月を花に待ちつつ(藤原良経[続古今])

816 :名無氏物語:2008/05/26(月) 17:52:58 ID:TlKQHtSl
誰故かかたぶくまでの月影にねなまし人の衣うつらん(源邦長[続千載])

817 :名無氏物語:2008/05/26(月) 17:53:23 ID:TlKQHtSl
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀の浦波(花山院師賢[新葉])

818 :名無氏物語:2008/05/26(月) 17:55:03 ID:TlKQHtSl
めぐりあひておなじ雲井にながめばやあかで別れし九重の月(尊良親王[新葉])

819 :名無氏物語:2008/05/26(月) 18:14:11 ID:TlKQHtSl
夕顔の光をそへし白露の消えにしかげぞ面影にたつ(源通親[高倉院昇霞記])

820 :名無氏物語:2008/05/26(月) 18:14:39 ID:TlKQHtSl
心あてに露も光やそへつらむ月に色なき夕顔の花(源具親[千五百番歌合])

821 :名無氏物語:2008/05/26(月) 18:15:03 ID:TlKQHtSl
いとどまた光やそはん白露に月まちいづる夕顔の花(津守国助[新後撰])

822 :名無氏物語:2008/05/26(月) 18:15:32 ID:TlKQHtSl
夢にだにあふ夜稀なる都人ねられぬ月に遠ざかりぬる(藤原良経[新後拾遺])

823 :名無氏物語:2008/05/26(月) 18:16:01 ID:TlKQHtSl
夢ならばまたも見るべき面影のやがてまぎるる世をいかにせん(藤原忠良[新後拾遺])

824 :名無氏物語:2008/05/26(月) 18:16:45 ID:TlKQHtSl
おのづから逢ふ夜稀なる契をば忍ばずとても誰かしるべき(藤原信実[新拾遺])

825 :名無氏物語:2008/05/26(月) 23:37:09 ID:3dXsAdnU
たが秋にあらぬ光をやどしきて月よ涙に袖ぬらすらん(藤原家隆)

826 :名無氏物語:2008/05/27(火) 00:04:31 ID:UmN6s3te
暮れにけり秋の日かずもあらし山もみぢをわけて入あひの鐘(後鳥羽院)

827 :名無氏物語:2008/05/27(火) 00:05:27 ID:UmN6s3te
秋山の麓の小田のかりいほに紅葉をわけて月ぞもりける(俊成卿女)

828 :名無氏物語:2008/05/27(火) 00:58:23 ID:52I45emG
世にたえし道踏み分けていにしへのためしにもひけ望月の駒(後水尾院)

829 :名無氏物語:2008/05/27(火) 00:59:03 ID:52I45emG
あすよりは秋も嵐の音は山かたみとなしに散る木の葉かな(藤原定家)

830 :名無氏物語:2008/05/27(火) 00:59:32 ID:52I45emG
しら露も時雨もいたく故郷は軒の梢もこさまさりけり(後鳥羽院)

831 :名無氏物語:2008/05/27(火) 01:00:03 ID:52I45emG
物おもへば雲のはたてをかぎりにて時雨もいたくふる涙かな(藤原信成)

832 :名無氏物語:2008/05/27(火) 01:00:35 ID:52I45emG
この秋はしぐれもいたく染めてけりあかみの山の峰の紅葉葉(笠間時朝)

833 :名無氏物語:2008/05/27(火) 01:01:09 ID:52I45emG
みぬほどの紅葉は夜の錦にて秋さへすぎむと思ひけむやは(村上天皇)

834 :名無氏物語:2008/05/27(火) 11:59:49 ID:jnKd/R2c


835 :名無氏物語:2008/05/27(火) 12:00:15 ID:jnKd/R2c


836 :名無氏物語:2008/05/27(火) 12:01:29 ID:jnKd/R2c


837 :名無氏物語:2008/05/27(火) 12:01:52 ID:jnKd/R2c


838 :名無氏物語:2008/05/27(火) 12:02:01 ID:jnKd/R2c


839 :名無氏物語:2008/05/27(火) 12:02:49 ID:jnKd/R2c
 


















840 :名無氏物語:2008/05/27(火) 13:10:46 ID:P9Nr12NV
みる人もなくて散りにき時雨のみふりにし里に秋萩の花(源実朝)

841 :名無氏物語:2008/05/27(火) 13:11:31 ID:P9Nr12NV
折りつくす紅葉は夜の錦にて君をぞ恋ひし秋の山かげ(平清親四女)

842 :名無氏物語:2008/05/27(火) 14:22:37 ID:JbKnvg2s
高砂のをのへのまつの秋風に泊もしらず散る紅葉かな(藤原家隆)

843 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:01:28 ID:fXbkbNWG
冬の夜の川風さむみ氷して思ひかねたる友千鳥かな(後鳥羽院)

844 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:01:53 ID:fXbkbNWG
人またばいかにとはましさ夜千鳥川風さむみ冬の明ぼの(宮内卿)

845 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:02:17 ID:fXbkbNWG
うちわたす川風さむみなく千鳥たがゆく袖のよはにきくらん(藤原為家)

846 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:02:41 ID:fXbkbNWG
みよし野やいはどがしはもうづもれて河風さむみふれる白雪(頓阿)

847 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:03:11 ID:fXbkbNWG
われがなほ折らまほしきは白雲の八重にかさなる山吹の花(和泉式部)

848 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:36:52 ID:2gfQ9clC
岩根ふみいく重の峰をこえぬとも思ひもいでむ心へだつな(源実朝)

849 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:37:21 ID:2gfQ9clC
浅茅原かつ霜がれて別れてふことは色にも見ゆる秋かな(慶雲)

850 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:37:47 ID:2gfQ9clC
草も木もうつろひはてて別れてふことは色にもくるる秋かな(姉小路基綱)

851 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:41:00 ID:2gfQ9clC
手に結ぶ程だにあかぬ山の井のかけはなれ行く袖のしら玉(藤原定家)

852 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:42:21 ID:2gfQ9clC
夏山やゆくてにむすぶ清水にもあかで別れし古里をのみ(藤原定家)

853 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:42:59 ID:2gfQ9clC
あかざりし山井の清水手にくめばしづくも月の影ぞやどれる(藤原定家)

854 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:43:26 ID:2gfQ9clC
夏の夜はげにこそあかね山の井のしづくにむすぶ月の暉も(藤原定家)

855 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:55:25 ID:2gfQ9clC
袖ひちてせく手ににごる山水の澄むを待つとや月のやすらふ(俊恵)

856 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:56:12 ID:2gfQ9clC
あかざりし雲と雨とのかたみかは花の滴ににごる山の井(正徹)

857 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:56:40 ID:2gfQ9clC
夏はつるみそぎにちかき川風にいは浪たかくかくるしらゆふ(藤原定家)

858 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:57:11 ID:2gfQ9clC
とこはあれぬいたくな吹きそ秋風の目にみぬ人を夢にだにみん(藤原家隆)

859 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:57:37 ID:2gfQ9clC
吹く風の目にみぬ人も軒端なる梅さくころは待たれけるかな(堯孝)

860 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:58:06 ID:2gfQ9clC
身にぞしむ霞にもるる面影のさだかにみえし花の下風(正徹)

861 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:58:34 ID:2gfQ9clC
ゆふ暮はなくね空なる時鳥心のかよふ宿やしるらん(藤原定家)

862 :名無氏物語:2008/05/27(火) 15:59:00 ID:2gfQ9clC
初春のはつねのけふの百千鳥鳴くね空なる朝がすみかな(順徳院)

863 :名無氏物語:2008/05/27(火) 16:11:36 ID:2gfQ9clC
いづくよりあがるも見えず霞む日に啼く音そらなる夕雲雀かな(慶雲)

864 :名無氏物語:2008/05/27(火) 16:12:20 ID:2gfQ9clC
ほととぎすなく声きけば山里につねよりことに人ぞまたるる(源道済)

865 :名無氏物語:2008/05/27(火) 18:56:16 ID:zuDYTJaR
まだ宵と思へばしらむ横雲にやがてまぎるるみじか夜の月(源有忠[玉葉])

866 :名無氏物語:2008/05/27(火) 18:57:39 ID:zuDYTJaR
霜の下にかきこもりなば草の原秋の夕べもとはじとやさは(藤原公経[千五百番歌合])

867 :名無氏物語:2008/05/27(火) 18:58:35 ID:zuDYTJaR
霜枯れはそことも見えぬ草の原誰にとはまし秋のなごりを(俊成卿女[新古今])

868 :名無氏物語:2008/05/27(火) 18:58:59 ID:zuDYTJaR
袖にふけさぞな旅寝の夢はみじ思ふかたよりかよふ浦風(藤原定家[新古今])

869 :名無氏物語:2008/05/27(火) 18:59:20 ID:zuDYTJaR
あま人のもしほの煙なびくやと思ふかたより風もふかなん(花園院[新千載])

870 :名無氏物語:2008/05/27(火) 19:00:02 ID:zuDYTJaR
初雁も思ふ方をやしたふらんなくねにまがふ秋の浦波(三条実重[新続古今]) 

871 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:19:39 ID:zuDYTJaR
朝ぼらけなく音さむけき初雁の葉月の空に秋風ぞふく(真昭法師[続後拾遺])

872 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:20:08 ID:zuDYTJaR
霜氷る門田のおもにたつしぎの羽音もさむき朝ぼらけかな(藤原公衡[続後撰])

873 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:21:21 ID:zuDYTJaR
桜色の花のたもとをたちかへてふたたび春のなごりをぞ思ふ(藤原忠良[玉葉])

874 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:21:55 ID:zuDYTJaR
白妙の袖の別れに露おちて身にしむ色の秋風ぞ吹く(藤原定家[新古今])

875 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:22:33 ID:zuDYTJaR
つれづれとながめのみする此の頃は空も人こそ恋しかるらし(藤原定頼[風雅])

876 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:23:13 ID:zuDYTJaR
夢かなほみだれそめぬる朝寝髪またかきやらん末もしらねば(永福門院右衛門督[風雅])

877 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:24:40 ID:zuDYTJaR
よそに見し尾花が末の白露はあるかなきかの我が身なりけり(四条中宮〈藤原遵子〉[詞花])

878 :名無氏物語:2008/05/27(火) 21:25:47 ID:zuDYTJaR
津の国のこやのあしぶき野分してひまこそあれと人につげばや(藤原光俊[続古今])

879 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:36:45 ID:zuDYTJaR
津の国のこやのあしぶきうづもれて雪のひまだにみえぬ比かな(覚助法親王[続千載])

880 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:39:07 ID:zuDYTJaR
人しれず物をぞ思ふつのくにのこやのしの屋や隙もなきまで(後村上院[新葉])

881 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:39:45 ID:zuDYTJaR
妹もとわれ縹の帯の中なれや色かはるかとみれば絶えぬる(後嵯峨院[続拾遺])

882 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:40:10 ID:zuDYTJaR
花ゆゑにあかぬ別れはならひけん思ひしらずもかへる春かな(丹後[新拾遺])

883 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:40:32 ID:zuDYTJaR
あらざらん後の世かけし契りこそ恃むにつけて嬉しかりけれ(藤原忠良[新後撰])

884 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:41:03 ID:zuDYTJaR
いかにせん今一たびの逢ふことを夢にだに見て寝覚めずもがな(殷富門院大輔[新勅撰])

885 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:43:26 ID:zuDYTJaR
あらざらん後の名までは思はねど憂き同じ世になき身ともがな(冷泉為相[新千載])

886 :名無氏物語:2008/05/27(火) 22:44:13 ID:zuDYTJaR
ながむればすずろにおつる涙かないかなる時ぞ秋のゆふぐれ(西園寺実氏[続古今])

887 :名無氏物語:2008/05/28(水) 00:19:06 ID:iGftSdU8
たまさかにあふことの葉もかれぬれば冬こそ恋の限なりけれ(藤原俊忠[新続古今]) 

888 :名無氏物語:2008/05/28(水) 00:20:38 ID:iGftSdU8
帰り出でて後の闇路を照らさなむ心にやどる山の端の月(慈円[続後撰])

889 :名無氏物語:2008/05/28(水) 00:21:09 ID:iGftSdU8
今はとて影をかくさん夕べにも我をば送れ山の端の月(式子内親王[玉葉])

890 :名無氏物語:2008/05/28(水) 00:21:36 ID:iGftSdU8
心をばかねて西にぞ送りぬる我が身をさそへ山の端の月(源親子[風雅])

891 :名無氏物語:2008/05/28(水) 00:22:08 ID:iGftSdU8
暗きより暗きにまよふ心をもはなれぬ月を待つぞはかなき(足利直義[新千載])

892 :名無氏物語:2008/05/28(水) 00:22:42 ID:iGftSdU8
明けぼのや河瀬の浪の高瀬舟くだすか人の袖の秋霧(源通光[新古今])

893 :名無氏物語:2008/05/28(水) 01:59:41 ID:iGftSdU8
大江山こえていく野の末とほみ道ある世にもあひにけるかな(藤原範兼[新古今])

894 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:00:23 ID:iGftSdU8
夏草は繁りにけりな大江山こえていく野の道もなきまで(藤原忠定[新後拾遺])

895 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:00:43 ID:iGftSdU8
ふる雪に生野の道の末まではいかがふみみん天の橋立(正親町院右京大夫[続拾遺])

896 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:01:19 ID:iGftSdU8
ここのへにひさしくにほへ八重桜のどけき春の風としらずや(藤原実行[金葉])

897 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:01:45 ID:iGftSdU8
限りあれば深きみ山もいかならんけふ九重につもる白雪(亀山院[新後撰])

898 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:02:22 ID:iGftSdU8
もろ人のけふ九重に匂ふてふ菊にみがける露のことのは(藤原為家[新拾遺])

899 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:02:49 ID:iGftSdU8
ききつともいかがかたらん郭公おぼつかなしや夜半のひと声(藤原正家[続後撰])

900 :名無氏物語:2008/05/28(水) 02:03:37 ID:iGftSdU8
うたた寝にもろこしまでも見つるかな夢はうつつに猶まさりけり(源季広[続後拾遺])

901 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:04:50 ID:iGftSdU8
今日といへば唐土までもゆく春を都にのみと思ひけるかな(藤原俊成[新古今])

902 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:05:15 ID:iGftSdU8
心のみもろこしまでもうかれつつ夢路に遠き月の比かな(藤原定家[続古今])

903 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:05:41 ID:iGftSdU8
大かたの秋の寝覚のながき夜も君をぞ祈る身を思ふとて(藤原家隆[新古今])

904 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:09:53 ID:iGftSdU8
きみならで誰にか見せむ梅の花色をも香をもしる人ぞしる(紀友則[古今])

905 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:11:26 ID:iGftSdU8
心なき我が身なれども津の国の難波の春にたへずもあるかな(藤原季通[千載])

906 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:11:46 ID:iGftSdU8
津の国の難波の春は夢なれや蘆の枯葉に風わたるなり(西行[新古今])

907 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:12:11 ID:iGftSdU8
心あらん人のとへかし梅の花霞にかをる春の山里(藤原俊成[新千載])

908 :名無氏物語:2008/05/28(水) 03:13:35 ID:iGftSdU8
心ありて見るとしもなき難波江の春の気色は惜しくもあるかな(寂然[風雅])

909 :名無氏物語:2008/05/28(水) 04:00:09 ID:iGftSdU8
見せばやな志賀の辛崎ふもとなる長柄の山の春のけしきを(慈円[新古今])

910 :名無氏物語:2008/05/28(水) 04:00:30 ID:iGftSdU8
心あらん人のためとや霞むらん難波のみつの春の曙(後鳥羽院[続古今])

911 :名無氏物語:2008/05/28(水) 04:01:45 ID:iGftSdU8
のどかなる入相の鐘はひびきくれて音せぬ風に花ぞちりくる(鷹司清雅[玉葉])

912 :名無氏物語:2008/05/28(水) 04:02:10 ID:iGftSdU8
初瀬山をのへの花はちりはてて入逢のかねに春ぞくれぬる(尊円[新拾遺])

913 :名無氏物語:2008/05/28(水) 04:03:03 ID:iGftSdU8
嵐ふく船木の山のもみぢ葉はしぐれの雨に色ぞこがるる(藤原経忠[新勅撰]) 

914 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:47:18 ID:iGftSdU8
瑞垣にくちなし染めの衣きて紅葉にまじる人や祝り子(能因法師[新勅撰])

915 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:48:43 ID:iGftSdU8
よそにのみ思ひおこせし筑波嶺のみねの白雲けふ見つるかな(能因法師[新勅撰]) 

916 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:49:19 ID:iGftSdU8
都にはまだ青葉にて見しかども紅葉ちりしく白河の関(源頼政[千載])

917 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:49:45 ID:iGftSdU8
都をば花を見すてていでしかど月にぞこゆる白川の関(足利義満[新後拾遺])

918 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:50:02 ID:INX72lrw
浦風やとはに浪こすはま松のねにあらはれて鳴く千鳥かな(藤原定家)

919 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:50:15 ID:iGftSdU8
さすらふる我が身にしあれば象潟や海士の苫屋にあまたたび寝ぬ(藤原顕仲[新古今])

920 :名無氏物語:2008/05/28(水) 07:50:44 ID:iGftSdU8
みちのくの野田の玉川見渡せば汐風こしてこほる月影(順徳院[続古今])

921 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:30:54 ID:iGftSdU8
更級や姨捨山に旅寝してこよひの月を昔見しかな(能因法師[新勅撰])

922 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:34:25 ID:iGftSdU8
桜さく奈良の都をみわたせばいづくも同じ八重の白雲(大江匡房[玉葉])

923 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:35:15 ID:iGftSdU8
さびしさはいづくも同じことわりに思ひなされぬ秋の夕暮(平長時[続古今])

924 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:35:54 ID:iGftSdU8
風越を夕こえくればほととぎす麓の雲の底に鳴くなり(藤原清輔[千載])

925 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:55:14 ID:iGftSdU8
そらならばたづねきなまし梅の花まだ身にしまぬ匂ひとぞみる(藤原頼通[新勅撰])

926 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:56:23 ID:iGftSdU8
いとどしく春の心の空なるに又花の香を身にぞしめつる(大弐三位[新勅撰]) 

927 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:57:22 ID:iGftSdU8
軒ちかき山下荻の声たてて夕日がくれに秋かぜぞふく(藤原家隆[新拾遺])

928 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:58:03 ID:iGftSdU8
朝ぼらけ浜名の橋はとだえして霞をわたる春の旅人(衣笠家良[続後撰])

929 :名無氏物語:2008/05/28(水) 08:58:25 ID:iGftSdU8
窓ちかきむかひの山に霧晴れてあらはれわたる檜原槙原(土御門院[玉葉])

930 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:31:54 ID:iGftSdU8
たえだえにたなびく雲のあらはれてまがひもはてぬ山桜かな(中宮少将[新勅撰]) 

931 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:33:09 ID:iGftSdU8
朝ぼらけ霧のはれまのたえだえに幾つらすぎぬ天つ雁がね(伏見院[風雅])

932 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:34:03 ID:iGftSdU8
津の国の猪名野の霧のたえだえにあらはれやらぬ昆陽の松原(邦省親王[風雅])

933 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:35:55 ID:iGftSdU8
卯の花の浪のしがらみかけそへて名にも越えたる玉川の里(藤原俊成[続後撰])

934 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:36:23 ID:iGftSdU8
まだきより波のしがらみかけてけり禊ぎ待つまの賀茂の河風(伏見院[新千載])

935 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:36:46 ID:iGftSdU8
月の行く波のしがらみかけとめよ天の河原のみじか夜の空(後二条院[新拾遺])

936 :名無氏物語:2008/05/28(水) 09:37:36 ID:iGftSdU8
かすむより緑もふかし真菰生ふる美豆の御牧の春の河浪(藤原雅経[新続古今]) 

937 :名無氏物語:2008/05/28(水) 13:47:45 ID:wDmscOEi
浦風やとはに浪こすはま松のねにあらはれて鳴く千鳥かな(藤原定家)

938 :名無氏物語:2008/05/28(水) 13:48:16 ID:wDmscOEi
よしさらばこぬみの浜の浦松のとはに波越すねをもしのばじ(藤原為家)

939 :名無氏物語:2008/05/28(水) 13:49:26 ID:wDmscOEi
ももはかく鴫のはねがきいくかへり朝わびしき秋にあふらん(藤原家隆)

940 :名無氏物語:2008/05/28(水) 13:51:46 ID:wDmscOEi
庭もせにうつろふ比のさくら花あしたわびしき数まさりつつ(藤原定家)

941 :名無氏物語:2008/05/28(水) 13:52:19 ID:wDmscOEi
塩竃のうらがなしくも見ゆるかな霞にすける海人の釣舟(藤原清輔)

942 :名無氏物語:2008/05/28(水) 13:52:44 ID:wDmscOEi
須磨の海人のたく藻の煙たえだえにうらさびしくも見えまがふかな(慈円)

943 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:02:49 ID:wDmscOEi
花の色もうつりにけりとしら雲の道行ぶりにかをる山風(順徳院)

944 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:04:04 ID:wDmscOEi
うき世にもことやつぐると初雁の道行ぶりに山べをやとふ(松永貞徳)

945 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:14:39 ID:6nft30Yi
色見えで春にうつろふ心かな闇はあやなき梅のにほひに(藤原定家)

946 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:15:40 ID:6nft30Yi
蘆の屋の蔦はふ軒のむら時雨音こそたてね色はかくれず(藤原定家)

947 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:34:18 ID:6nft30Yi
夏の夜も闇はあやなし橘をながめぬ空に風かをるなり(藤原良経)

948 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:34:43 ID:6nft30Yi
梅がかは霞の袖につつめども香やはかくるる野べの夕かぜ(後鳥羽院)

949 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:35:21 ID:6nft30Yi
むめの花いろこそみえね風吹けば月の光のにほふなりけり(飛鳥井雅有)

950 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:36:09 ID:6nft30Yi
これも又色こそみえね春のよの月はあやなし匂ふ梅がえ(木下長嘯子)

951 :名無氏物語:2008/05/28(水) 14:36:50 ID:6nft30Yi
色もいろ匂ひも月の光にて闇こそ梅は人に知らるれ(木下長嘯子)

952 :名無氏物語:2008/05/29(木) 14:28:43 ID:utjL4rrf
奥山の花みがてらにとひし庵ちりなん後としめてましかば(宗良親王)

953 :名無氏物語:2008/05/29(木) 14:29:12 ID:utjL4rrf
咲きぬともよそに知られぬ山里は花みがてらに来る人もなし(長慶天皇)

954 :名無氏物語:2008/05/29(木) 14:30:28 ID:utjL4rrf
なれなれし花の木陰の草莚ちりなん後ぞしきしのぶべき(松永貞徳)

955 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:21:08 ID:0orVnwOH
人しれぬ心のゆきてみる花はのこる山べもあらじとぞおもふ(源師光)

956 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:21:48 ID:0orVnwOH
河波のくくるも見えぬくれなゐをいかにちれとか峰の木がらし(藤原定家)

957 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:22:13 ID:0orVnwOH
雪とのみふるからをのの桜花なほこのもとは忘れざりけり(後嵯峨院)

958 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:23:16 ID:0orVnwOH
いかにせむ高根の桜雪とのみふるだにあるを春の曙(宗尊親王)

959 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:23:51 ID:0orVnwOH
鶯はいたくなわびそ梅の花ことしのみちるならひならねば(源実朝)

960 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:24:19 ID:0orVnwOH
山ざくら尋ねてかへる春の夜は夢にも花のすがたをぞ見る(藤原公重)

961 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:30:40 ID:LhjLnqMt
春こゆるうつの山道うつつにも夢にも花のちるやみゆらん(中院通勝)

962 :名無氏物語:2008/05/29(木) 15:37:12 ID:LhjLnqMt
うつつにも夢にも花のちる比は山にだに世のうきめをぞみる(契沖)

963 :名無氏物語:2008/05/29(木) 16:53:47 ID:G3RmzuXk
わが宿にさける藤なみ立ちかへりすぎがてにのみ人の見るらむ(古今120/みつね) 

964 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:13:05 ID:nvsZgGJV
み吉野の花のかげにてくれはてておぼろ月よの道やまどはむ(藤原良経)

965 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:49:55 ID:ieKmjQjA
み雪ふる尾上の霞たちかへり遠き山べに春は来にけり(藤原知家[続拾遺])

966 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:51:22 ID:ieKmjQjA
船とむる美豆の御牧の真菰草からでかりねの枕にぞしく(俊成卿女[玉葉])

967 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:51:47 ID:ieKmjQjA
手にならす扇の風も忘られて閨もる月の影ぞすずしき(藻壁門院但馬[続拾遺])

968 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:51:56 ID:RavMQLI9
「ニッコッコ掲示板」をヤフーで検索してみ!ひらがなで「○っこっこ」でOKだよ!
検索はひらがなでお願いします。(○は「に」)
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969 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:53:29 ID:ieKmjQjA
たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋ふる宿の秋風(藤原定家[新古今])

970 :名無氏物語:2008/05/29(木) 17:54:27 ID:ieKmjQjA
暁の露は涙もとどまらでうらむる風の声ぞのこれる(相模[新古今])

971 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:19:14 ID:e5+0hukP
時は今は冬になりぬとしぐるめりとほき山べに雲のかかれる(宗尊親王)

972 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:19:45 ID:e5+0hukP
時は今はまだき木の芽も春の色に霞のそむる四方の山かな(中院通村)

973 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:28:41 ID:e5+0hukP
花ならぬならの木かげも夏くればたつことやすき夕まぐれかは(俊恵)

974 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:37:43 ID:e5+0hukP
夏衣たつことやすきかげもなしなほ花思ふ庭の梢に(藤原家隆)

975 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:39:06 ID:e5+0hukP
花の陰の心をしらば月も日もたつことやすき春はあらじを(後柏原院)

976 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:44:53 ID:e5+0hukP
清見潟そでにも浪の月を見てかたへもまたぬ風ぞすずしき(藤原定家)

977 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:45:28 ID:e5+0hukP
夏と秋とゆきかふ風やすぎぬらし露ちりそむるしののめの道(藤原雅経)

978 :名無氏物語:2008/05/29(木) 18:55:00 ID:RavMQLI9
「ニッコッコ掲示板」をヤフーで検索してみ!ひらがなで「○っこっこ」でOKだよ!
検索はひらがなでお願いします。(○は「に」)(カタカナでは引っかからないかも?)
まだ規制ないし、色々貼れる

979 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:18:17 ID:C71/nBim
夏と秋とゆきかふ夜半の浪の音のかたへすずしきかもの河かぜ(後鳥羽院)

980 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:18:42 ID:C71/nBim
みるからにかたへ涼しき夏ごろも日も夕暮のやまとなでしこ(後鳥羽院)

981 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:19:03 ID:C71/nBim
露の色ももりのしめ縄秋かけてかたへ涼しきせみのは衣(順徳院)

982 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:19:28 ID:C71/nBim
夏の日のかたへすずしき風にしもおくれぬ秋や空にきぬらん(中院通勝)

983 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:19:53 ID:C71/nBim
夏ふかき野原の露もゆく水も近き沢辺ぞかたへ冷しき(冷泉為村)

984 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:37:08 ID:QOh7nwzj
雪きえてうらめづらしきはつ草のはつかに野べも春めきにけり(式子内親王)

985 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:37:32 ID:QOh7nwzj
山風の霞のころもふきかへしうらめづらしき花の色かな(九条道家)

986 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:38:01 ID:QOh7nwzj
秋きぬと海ふく比良の山風もうらめづらしきあまの衣手(本居宣長)

987 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:43:21 ID:QOh7nwzj
いまはよにもとの心の友もなし老いてふるえの秋萩の花(頓阿)

988 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:58:57 ID:6Qzki1k2
いはれのの古枝の真萩はなさけば池にももとの心をぞしる(宗祇)

989 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:59:19 ID:6Qzki1k2
なれきつるもとの心は忘れずと萩の古枝をてらす月かげ(木下長嘯子)

990 :名無氏物語:2008/05/30(金) 08:59:44 ID:6Qzki1k2
もしほ草しきつの浪にうき枕きけすみよしの松を秋風(慈円)

991 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:00:06 ID:6Qzki1k2
住吉の浜辺のみそぎくれゆけば松を秋風けふよりぞふく(下河辺長流)

992 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:00:37 ID:6Qzki1k2
かをらずは折りやまどはむ長月の月夜にあへる白菊の花(大中臣能宣)

993 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:01:00 ID:6Qzki1k2
いづれをか花とはわかむ長月の有明の月にまがふ白菊(紀貫之)

994 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:13:23 ID:ltH59Hkj
心あてにをらばやをらん夕づくひさすや小倉の峰のもみぢば(藤原家隆)

995 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:14:11 ID:ltH59Hkj
しらすげのまのの萩原あさなあさな置きまどはせる秋のはつ霜(藤原家隆)

996 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:14:41 ID:ltH59Hkj
心あてにわくともわかじ梅の花散りかふ里の春のあは雪(藤原定家)

997 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:15:37 ID:ltH59Hkj
白菊の籬の月の色ばかりうつろひ残る秋の初霜(藤原定家)

998 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:17:12 ID:ltH59Hkj
心あてに誰かはをらむ山がつのかきほの萩の露のふかさを(藤原為家)

999 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:17:36 ID:ltH59Hkj
心あてにをらばや夜半の梅の花かをる軒ばの風を尋ねて(宗良親王)

1000 :名無氏物語:2008/05/30(金) 09:18:08 ID:ltH59Hkj
袖かけてをらばやをらん榊ばのかをなつかしみ露をしるべに(正徹)

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