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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十六

1 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:48:42 ID:A711Z3Fo
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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お気に入りの和歌はありますか?巻第二
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2 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:49:58 ID:A711Z3Fo
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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3 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:50:43 ID:A711Z3Fo
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4 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:51:35 ID:A711Z3Fo
しがらきのと山の霞ほのぼのと春にあけゆくよこ雲のそら(惟宗光吉)

5 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:52:56 ID:A711Z3Fo
こがらしに枝をわかるるもみぢ葉もほのぼの見ゆるよこ雲の空(本居宣長)

6 :名無氏物語:2007/05/05(土) 17:28:24 ID:jP0/4nM0
ことさらにつくりなしてや昨日みぬ山のすがたに霞たなびく(三条西公条)

7 :名無氏物語:2007/05/05(土) 17:29:01 ID:jP0/4nM0
かづらきの山のすがたに打靡きたてりともなき春霞かな(香川景樹)

8 :名無氏物語:2007/05/05(土) 17:47:32 ID:0WO1JNvh
おもひ河身をはやながら水の泡のきえてもあはん浪のまもがな(新勅撰707)

9 :名無氏物語:2007/05/05(土) 17:49:12 ID:0WO1JNvh
あけわたる雲まの星のひかりまで山の端さむし峰の白雪(新勅撰424)

10 :名無氏物語:2007/05/05(土) 17:50:54 ID:0WO1JNvh
昨日みし夢かとぞ思ふ寝ざめして昔をしのぶあかつきの空(新続古今1969)

11 :名無氏物語:2007/05/05(土) 17:53:08 ID:0WO1JNvh
つくづくと明けゆく窓のともし火の有りやとばかりとふ人もなし(玉葉2167)

12 :名無氏物語:2007/05/05(土) 18:04:44 ID:MDVCWjm+
山ふかく又たがかよふ道ならんこれより奥の峯の梯(鷹司冬平[玉葉])

13 :名無氏物語:2007/05/05(土) 18:06:36 ID:MDVCWjm+
旅人の朝たつ後や積るらん跡こそ見えね野辺の白雪(小倉実教[新続古今])

14 :名無氏物語:2007/05/05(土) 18:07:55 ID:MDVCWjm+
我宿をとふとはなしに春のきて庭に跡ある雪の村消え(夢窓国師[風雅])

15 :名無氏物語:2007/05/05(土) 18:09:12 ID:MDVCWjm+
からにしき枝に一むら残れるは秋の形見をたたぬなるべし(遍昭[拾遺])

16 :名無氏物語:2007/05/06(日) 01:43:01 ID:2qyU6Lde
吉野川こほりとけ行く春風にあらはれそむる波の初花(式乾門院御匣[新続古今])

17 :名無氏物語:2007/05/06(日) 01:46:16 ID:2qyU6Lde
ふりつみしこぞの白雪むら消えてあらはれそむる野べの通路(日野俊光[新続古今])

18 :名無氏物語:2007/05/06(日) 01:48:24 ID:2qyU6Lde
君はよし行末とほしとまる身のまつほどいかがあらむとすらん(源満中[拾遺])

19 :名無氏物語:2007/05/06(日) 01:49:03 ID:2qyU6Lde
五月雨に池の汀やまさるらん蓮の浮葉をこゆる白波(後鳥羽院[遠島百首])

20 :名無氏物語:2007/05/06(日) 01:59:29 ID:S9dUtSgW
聞くやいかに初句切れつよき宮内卿の恋を知らざるつよさと思ふ(米川千嘉子)

21 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:00:13 ID:S9dUtSgW
つれづれと空ぞ見らるる思ふ人天くだり来んものならなくに(和泉式部)

22 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:03:57 ID:S9dUtSgW
すさめねど心のかぎりおひたるは人しらぬまのあやめなりけり(和泉式部)

23 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:15:20 ID:+o0qDJxG
秋風にただよふ雲のたえまよりもれ出づる月の影のさやけさ(藤原顕輔「久安百首」)

24 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:16:12 ID:+o0qDJxG
今よりは昔がたりは心せんあやしきまでに袖しをれけり(西行「山家集」)

25 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:17:01 ID:+o0qDJxG
高野山あか月とほく松の戸にひかりをのこす法の灯(二品法親王深勝「新葉集」)

26 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:18:18 ID:+o0qDJxG
花ならでをらまほしきは難波江の葦の若葉にふれる白雪(藤原範永「後拾遺集」)

27 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:19:37 ID:+o0qDJxG
沖つ風吹きにけらしな住吉の松のしづ枝をあらふ白波(源経信「後拾遺集」)

28 :名無氏物語:2007/05/06(日) 02:21:16 ID:+o0qDJxG
五月雨に玉江の水やまさるらむ葦の下葉のかくれゆくかな(源経信「金葉集」)

29 :名無氏物語:2007/05/06(日) 17:58:16 ID:8CgSk5tU
浦とほく塩みちくらしたちならぶ松の梢にかかる白波(藤原経顕[宝治百首])

30 :名無氏物語:2007/05/06(日) 18:03:01 ID:8CgSk5tU
立ち返り幾たび袖をぬらすらむよそになるみの沖つ白浪(藤原雅朝[続千載])

31 :名無氏物語:2007/05/06(日) 18:04:27 ID:8CgSk5tU
幾めぐりすぎゆく秋にあひぬらむかはらぬ月のかげをながめて(小侍従[新勅撰])

32 :名無氏物語:2007/05/06(日) 18:09:58 ID:8CgSk5tU
人の世を思ひつづけてながむれば昨日もくれぬけふも暮れぬる(慈円[拾玉集])

33 :名無氏物語:2007/05/06(日) 18:28:04 ID:W3kMou/d
吾が岳にさ壮鹿来鳴く初萩の花妻問ひに来鳴くさ壮鹿(大伴旅人『万葉集』)

34 :名無氏物語:2007/05/06(日) 18:30:26 ID:W3kMou/d
君なくて荒れたる宿の浅茅生に鶉鳴くなり秋の夕暮(源時綱『後拾遺集』)

35 :名無氏物語:2007/05/06(日) 18:30:56 ID:W3kMou/d
唐衣ひもゆふぐれになる時は返す返すぞ人はこひしき(よみ人しらず『古今集』)

36 :名無氏物語:2007/05/07(月) 08:04:15 ID:xVL4YKXY
立ちかへりつれなき世ぞとしりながら人の思ひにまた歎くかな(良実[続古今])

37 :名無氏物語:2007/05/07(月) 08:06:19 ID:xVL4YKXY
吉野山みねの桜や咲きぬらん麓のさとににほふ春風(忠通「金葉」)

38 :名無氏物語:2007/05/07(月) 08:08:26 ID:xVL4YKXY
波のうへは雨にかすみてながめやる沖の白洲に松ぞ残れる(為子[玉葉])

39 :名無氏物語:2007/05/07(月) 08:09:22 ID:xVL4YKXY
追風にまかぢしげぬき行く舟のはやくぞ人は遠ざかりぬる(源貞世[新拾遺])

40 :名無氏物語:2007/05/07(月) 08:10:17 ID:xVL4YKXY
山桜おほふばかりのかひもなし霞の袖は花もたまらず(家隆[道助法親王家五十首])

41 :名無氏物語:2007/05/07(月) 08:10:54 ID:xVL4YKXY
おなじ世にまた夕暮をなげくかなこりぬうき身の心よわさは(実氏[続拾遺])

42 :名無氏物語:2007/05/07(月) 15:25:22 ID:jJFuBDJs
久かたの空さへかけてまきもくのあなしの山は花かづらせり(浄弁)

43 :名無氏物語:2007/05/07(月) 15:26:12 ID:jJFuBDJs
よしさらば夢路はたえね草枕月を都の面影にして(頓阿)

44 :名無氏物語:2007/05/07(月) 17:55:56 ID:lyRJcZca
いざここにわが世はへなむ菅原や伏見の里のあれまくもをし(よみ人しらず[古今])

45 :名無氏物語:2007/05/07(月) 17:57:32 ID:lyRJcZca
暮れかかる伏見の門田うちなびきほなみをわたるうぢの河舟(京極為教[玉葉])

46 :名無氏物語:2007/05/07(月) 17:58:54 ID:lyRJcZca
なきぬべき雲のけしきに待ちなしていまやとたのむ時鳥かな(道潤[玉葉])

47 :名無氏物語:2007/05/07(月) 18:00:59 ID:lyRJcZca
かつきえて庭には跡もなかりけり空にみだるる春のあは雪(後村上院[新葉])

48 :名無氏物語:2007/05/07(月) 18:01:30 ID:lyRJcZca
そことしも麓は見えぬ朝霧に残るもうすき秋の山のは(一条内経[玉葉])

49 :名無氏物語:2007/05/07(月) 18:26:28 ID:CJ9j5Jha
心とはいかなるものをいうものか墨絵に描きし松風の音(一休禅師だったかな?)

 漏れは、憲法9条を内閣府にメールしてやったったよ!
 政府の「美しい日本の枠」プロジェクトwww

 http://www.kantei.go.jp/be-nippon/sui/index.html

50 :名無氏物語:2007/05/08(火) 08:21:16 ID:B40Se8y6
雲かかるかづらき山に降りそめてよそにつもらぬけさの白雪(近衛道嗣[新拾遺])

51 :名無氏物語:2007/05/08(火) 08:23:05 ID:B40Se8y6
暮れかかる山の下道わけ行けば雲こそかへれあふ人はなし(尊円[新続古今])

52 :名無氏物語:2007/05/08(火) 08:25:15 ID:B40Se8y6
寝覚にもさすが驚く暁を思ひしらずと鳥や鳴くらむ(西園寺前内大臣女[新後拾遺])

53 :名無氏物語:2007/05/08(火) 08:29:01 ID:B40Se8y6
明けわたる入江の波もしづかにて荻の末葉に残る浦風(為定[藤川百首])

54 :名無氏物語:2007/05/08(火) 08:30:57 ID:B40Se8y6
朝あけの窓吹く風はさむけれど春にはあれや梅の香ぞする(源親子[玉葉])

55 :名無氏物語:2007/05/08(火) 13:44:29 ID:5VUxPhl7
難波江やあしの若葉を吹く風にみどりをよする春のさざ波(続後拾遺40)

56 :名無氏物語:2007/05/08(火) 13:45:46 ID:5VUxPhl7
嶺たかき松のひびきに空すみて嵐のうへに月ぞなり行く(新後撰346) 

57 :名無氏物語:2007/05/08(火) 15:10:41 ID:oBxAu6ki
さだめなき心やみえむ山里をさびしといひて又うかれなば(新続古今1829)

58 :名無氏物語:2007/05/08(火) 18:06:20 ID:547y669+
八雲立つ出雲八重垣けふまでも昔の跡は隔てざりけり(藤原良経[続古今])

59 :名無氏物語:2007/05/08(火) 18:07:04 ID:547y669+
八雲立つ出雲八重垣かきつけて昔語りを見るぞ畏き(後嵯峨院[新後拾遺])

60 :名無氏物語:2007/05/08(火) 18:07:49 ID:547y669+
石戸わらむ手力もがもたよわき女にしあればすべのしらなく(丹生王[万葉])

61 :名無氏物語:2007/05/08(火) 19:45:32 ID:9XiExOMS
文系の特徴
・なにかとつけて日本と外国を比べ、日本を一番にしないと気が済まない
・「欧米人には美的感覚がない」が口癖
・「日本語は世界一優秀な言語」「日本人は世界一美的感覚に優れている民族」と本気で主張する
・妄想と想像力の区別が付かない
・資料が無くても論理的思考力さえあれば社会問題を論じられると思っている
漱石や鴎外は凄い→それを読んでる俺も凄いという中二病
・勝手に「正しい日本語」を定義し、そこから外れたものをひたすら叩く
・昔=善、今=悪という短絡的思考
やたら小説と他メディア(映画・漫画・アニメ等)を比較し、「文学的でない」と批判する。
・本(特に小説)に書かれている内容を100%正しいと思っており、疑問を抱く者を異常者扱いする
・血液型別性格診断を信憑性があると思っており、その根拠は「みんな正しいと言っているし、そう主張する学者もいるから」
「あいつの語彙レベルに合わせて話をするのが大変だったよ」と他人を貶すのが大好き
・本や新聞などで重要なのは文章構成で、真偽は二の次
・命題が真なら、逆と裏も真だと思っている
活字離れを憂う癖に、「文学作品や古典を読まない奴は非国民だ」と言って取っ付きにくくする
・こういうネタに対してキレてマジレスする。なぜならばユーモアがないから。
その証拠に、理系ジョークはあるが文系ジョークは存在しない。

62 :名無氏物語:2007/05/08(火) 21:46:59 ID:BZnwQfbk
心当てに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花

63 :名無氏物語:2007/05/09(水) 00:22:22 ID:y0U1KncD
月影のくまなき夜はも小倉山妻まきかねて牡鹿鳴くらん(加藤千蔭)

64 :名無氏物語:2007/05/09(水) 01:29:03 ID:K8UQJ8xO
かくのみにありけるものを萩が花咲きてありやと問ひし君はも(余明軍[万葉])

65 :名無氏物語:2007/05/09(水) 01:31:00 ID:K8UQJ8xO
泊瀬川速み早瀬をむすびあげて飽かずや妹と問ひし君はも(作者不詳[万葉])

66 :名無氏物語:2007/05/09(水) 01:36:13 ID:K8UQJ8xO
難波津に冬ごもりせし花なれや平野の松にふれる白雪(藤原家隆[続古今])

67 :名無氏物語:2007/05/09(水) 01:36:52 ID:K8UQJ8xO
難波江や冬ごもりせし梅が香のよもにみちくる春の汐風(藤原為家[続千載])

68 :名無氏物語:2007/05/09(水) 03:30:20 ID:aEcRrpLC
http://blog.goo.ne.jp/1999_coolview/
http://blog.goo.ne.jp/silent_coolview/

69 :名無氏物語:2007/05/09(水) 12:17:24 ID:dnIFWLJN
難波津に咲くやむかしの梅の花今も春なるうら風ぞ吹く(九条良経[新勅撰])

70 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:22:13 ID:fWls9zJ0
難波江や冬ごもりせし梅が香のよもにみちくる春の汐風(藤原為家[続千載])

71 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:23:21 ID:fWls9zJ0
難波津の昔の風はことなれど我が世春べとさくや梅がえ(後宇多院[新千載])

72 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:25:20 ID:fWls9zJ0
見渡せば村の朝けぞ霞みゆく民のかまども春にあふ比(後鳥羽院[玉葉])

73 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:26:10 ID:fWls9zJ0
高き屋に治まれる世を空にみて民のかまども煙立つなり(藤原雅経[続後撰])

74 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:31:21 ID:gCGG9UZT
かまどよりたつや煙も高き屋にのぼる霞の色とみゆらん(正徹)

75 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:31:54 ID:gCGG9UZT
これまでやなにはの宮のたかき屋に煙をそへてみつの浜松(正徹)

76 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:34:42 ID:IZHiQS1t
高き家に君とのぼれば春の国河遠白し朝の鐘なる(与謝野晶子)

77 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:35:18 ID:IZHiQS1t
難波津に咲く木の花の道ながら葎繁りき君が行くまで(与謝野晶子)

78 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:38:52 ID:OrJnQaFJ
たかきやにけむりをのぞむ古にたちもおよばぬ身をなげきつつ(長慶天皇)

79 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:39:31 ID:OrJnQaFJ
世は春の民の朝けの烟より霞も四方の空に立つらん(後水尾院)

80 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:42:27 ID:OrJnQaFJ
国見山かすみきらひて遥々に海原も見ゆ国のほも見ゆ(鹿持雅澄)

81 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:43:02 ID:OrJnQaFJ
もゆる火のほなかに立ちてやくるとも露たぢろかぬ心ともがな(小沢蘆庵)

82 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:44:06 ID:OrJnQaFJ
秋萩のさくをとほみと夏草の露をわけわけとひしきみはも(良寛)

83 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:52:21 ID:ODoeJxwd
「さねさし」の欠け一音のふかさゆゑ相模はあをき海原のくに(小池光)

84 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:52:56 ID:ODoeJxwd
秋の田の穂の上霧合へりしかすがに月夜さやけみ鴫鳴き渡る(長塚節)

85 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:53:41 ID:ODoeJxwd
潮沫のはかなくあらばもろ共にいづべの方にほろびてゆかむ(斎藤茂吉)

86 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:57:09 ID:c0UDyUNm
別れにし人は来べくもあらなくにいかに振舞ふ細蟹ぞこは(源師房女[後拾遺])

87 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:57:56 ID:c0UDyUNm
ささがにのくものふるまひ哀れなり是も心の条はみえつつ(後嵯峨院[玉葉])

88 :名無氏物語:2007/05/09(水) 17:59:17 ID:c0UDyUNm
今更にくべき宵とも頼まれず契り絶えにしささがにの糸(津守棟国[続千載])

89 :名無氏物語:2007/05/09(水) 18:00:19 ID:c0UDyUNm
頼めても来る宵かたきささがにの糸の乱れて物をこそ思へ(正親町実明女[新千載])

90 :名無氏物語:2007/05/09(水) 18:04:17 ID:c0UDyUNm
ささがにの雲のはたての郭公くべき宵とや空に待つらん(三条実重[新後拾遺])

91 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:25:15 ID:Sd1rBDsp
ささがにのくものいがきの絶えしより来べき宵とも君は知らじな(藤原実方)

92 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:33:45 ID:LNOUOsEP
ささがにの蛛のふるまひ兼ねてよりしるしも見えば猶や頼まん(後光厳院[新後拾遺])

93 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:39:11 ID:LNOUOsEP
時々の花は咲けども何すれそ母とふ花の咲き出来ずけむ(丈部真麻呂[万葉])

94 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:40:31 ID:LNOUOsEP
狩人の朝踏む小野の草わかみかくろへかねてきぎす鳴くなり(俊恵[風雅])

95 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:41:18 ID:LNOUOsEP
みわ山をしかもかくすか春霞人にしられぬ花やさくらむ(紀貫之[古今])

96 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:42:04 ID:LNOUOsEP
寝られずや妻を恋ふらん標野ゆき紫野ゆき鹿ぞ鳴くなる(後嵯峨院[続古今])

97 :名無氏物語:2007/05/10(木) 00:50:38 ID:8rHXZnov
籠もよ み籠持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に 菜摘ます子 家聞かな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 吾こそ居れ しきなべて 吾こそ座せ 吾こそば 告らめ 家をも名をも(万1-1)

98 :名無氏物語:2007/05/10(木) 15:11:37 ID:bu2av3zg
里人の家をも名をも花がたみかたみにとひて若菜をぞつむ(飛鳥井雅親)

99 :名無氏物語:2007/05/10(木) 15:12:58 ID:bu2av3zg
朝菜つむ野辺のをとめに家とへばぬしだに知らずあとの霞に(下河辺長流)

100 :名無氏物語:2007/05/10(木) 15:13:39 ID:bu2av3zg
しばの野に葛引くをとめ家のらへ此野づかさに葛引くをとめ(楫取魚彦)

101 :名無氏物語:2007/05/10(木) 15:14:09 ID:bu2av3zg
霞たつ春野のさはに袖ひぢて若菜つむ子が家とはましを(本居宣長)

102 :名無氏物語:2007/05/10(木) 21:24:44 ID:pMG4H9jK
たそかれに物思ひをれば我が宿の荻の葉そよぎ秋風ぞ吹く(源実朝[玉葉])

103 :名無氏物語:2007/05/10(木) 21:27:12 ID:pMG4H9jK
入日さすとよはた雲に分きかねつたかまの山の嶺の紅葉ば(崇徳院[新拾遺])

104 :名無氏物語:2007/05/10(木) 21:28:02 ID:pMG4H9jK
はては又とよはた雲の跡もなしこよひの月の秋のうらかぜ(津守国冬[続千載])

105 :名無氏物語:2007/05/10(木) 21:52:12 ID:pMG4H9jK
入日さす塩瀬もとほしわたつ海やとよはた雲の末のしら波(藤原経宣[新千載])

106 :名無氏物語:2007/05/10(木) 21:52:53 ID:pMG4H9jK
待つ人は今夜もいさや入日さすとよはた雲の夕ぐれの空(大江忠幸[新拾遺])

107 :名無氏物語:2007/05/10(木) 22:45:08 ID:TA3lumxL
夜をこめて鶏のそら音ははかるともよに逢坂の関は許さじ(清少納言[小倉百人一首])

108 :名無氏物語:2007/05/10(木) 23:21:56 ID:pMG4H9jK
秋の田の庵に葺ける苫を荒みもりくる露のいやは寝らるる(和泉式部[続後撰])

109 :名無氏物語:2007/05/10(木) 23:22:31 ID:pMG4H9jK
草の庵なに露けしと思ひけむもらぬ岩屋も袖はぬれけり(行尊[金葉])

110 :名無氏物語:2007/05/10(木) 23:37:52 ID:pMG4H9jK
秋の田に庵さすしづの苫をあらみ月と友にや守りあかすらん(藤原顕輔[新古今])

111 :名無氏物語:2007/05/10(木) 23:38:39 ID:pMG4H9jK
ひとりのみ木の丸殿にあらませば名のらで闇に迷はましやは(藤原実方[後拾遺])

112 :名無氏物語:2007/05/11(金) 00:08:30 ID:V5JD1AYk
名のりせば人知りぬべし名のらずは木の丸殿をいかで過ぎまし(赤染衛門[後拾遺])

113 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:16:53 ID:V5JD1AYk
さ夜ふかみ山時鳥なのりして木のまろ殿を今ぞすぐなる(藤原公行[新勅撰])

114 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:18:47 ID:V5JD1AYk
白妙にゆふかけてけり榊葉に桜さきそふ天のかぐ山(藤原俊成[続拾遺])

115 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:20:52 ID:V5JD1AYk
名に高き天のかぐ山けふしこそ雲ゐにかすめ春やきぬらん(藤原定家[続古今])

116 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:22:29 ID:V5JD1AYk
夏の来て卯の花白くぬぎかふる衣乾すらし天のかぐ山(作者不明「未来記」)

117 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:24:21 ID:V5JD1AYk
春霞しのに衣をおりかけていくかほすらん天のかご山(藤原良経[続後撰])

118 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:25:56 ID:V5JD1AYk
白妙の衣ふきほす木枯しのやがて時雨るる天のかぐ山(藤原雅経[続古今])

119 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:26:30 ID:V5JD1AYk
朝あけの霞の衣ほしそめて春たちなるる天のかぐ山(土御門院[続古今])

120 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:42:04 ID:V5JD1AYk
冬きては衣ほすてふひまもなく時雨るる空の天のかぐ山(後嵯峨院[続後撰])

121 :名無氏物語:2007/05/11(金) 01:45:32 ID:V5JD1AYk
佐保姫の衣ほすらし春の日のひかりに霞む天のかぐ山(宗尊親王[続後拾遺])

122 :名無氏物語:2007/05/11(金) 02:26:16 ID:V5JD1AYk
佐保姫の霞の衣をりかけてほす空たかき天のかぐ山(二条為重[新後拾遺])

123 :名無氏物語:2007/05/11(金) 02:27:05 ID:V5JD1AYk
世の中は常にもがもな渚こぐ海人の小舟の綱手かなしも(源実朝[新勅撰])

124 :名無氏物語:2007/05/11(金) 04:05:40 ID:V5JD1AYk
さざなみや国つ御神のうらさえて古き都に月ひとりすむ(藤原忠通[千載])

125 :名無氏物語:2007/05/11(金) 04:06:15 ID:V5JD1AYk
春の夜のあけのそほ船ほのぼのといく山もとをかすみきぬらん(九条良平[新古今])

126 :名無氏物語:2007/05/11(金) 04:06:59 ID:V5JD1AYk
ちりまがふ紅葉の色に山本のあけのそほ舟猶こがるらし(亀山院[続千載])

127 :名無氏物語:2007/05/11(金) 04:07:54 ID:V5JD1AYk
追風に山本とほく漕出でてほのかになりぬあけのそほ舟(源頼春[新千載])

128 :名無氏物語:2007/05/11(金) 08:14:37 ID:V5JD1AYk
高島の勝野の原に宿とへば今日やはゆかむ遠の白雲(家隆[続後撰])

129 :名無氏物語:2007/05/11(金) 08:15:33 ID:V5JD1AYk
いづくにかしばしすぐさん高島の勝野にかかる夕立の空(藤原為道[新千載])

130 :名無氏物語:2007/05/11(金) 08:16:43 ID:V5JD1AYk
いづくにか今宵はさ寝ん印南野の浅茅が上も雪降りにけり(藤原為定[新後拾遺])

131 :名無氏物語:2007/05/11(金) 08:29:50 ID:V5JD1AYk
いざ子ども香椎の潟に白妙の袖さへ濡れて朝菜つみてむ(大伴旅人[万葉])

132 :名無氏物語:2007/05/11(金) 09:31:06 ID:V5JD1AYk
いざ子ども早く大和へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ(山上憶良[万葉])

133 :名無氏物語:2007/05/11(金) 09:34:02 ID:V5JD1AYk
秋の色にそむる紅葉やたてもなくぬきも定めぬ錦なるらむ(後光厳院[新千載])

134 :名無氏物語:2007/05/11(金) 09:34:39 ID:V5JD1AYk
妹まつと山の雫に立ちぬれてそぼちにけらし我が恋衣(土御門院[風雅])

135 :名無氏物語:2007/05/11(金) 09:35:21 ID:V5JD1AYk
恋は今はあらじと吾は思へるをいづくの恋ぞつかみかかれる(広河女王[万葉])

136 :名無氏物語:2007/05/11(金) 09:40:09 ID:V5JD1AYk
したひくる恋のやつこのたびにても身のくせなれや夕とどろきは(源俊頼[千載])

137 :名無氏物語:2007/05/11(金) 09:40:45 ID:V5JD1AYk
あしひきの山のしづくに立ちぬれて妻恋すらし鹿ぞなくなる(藤原家隆[続後撰])

138 :名無氏物語:2007/05/11(金) 16:20:11 ID:COzV7A+Q
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139 :名無氏物語:2007/05/12(土) 00:54:16 ID:K/yxT3pJ
時鳥山のしづくに立ちぬれて待つとはしるやあかつきのこゑ(藤原定家[新拾遺])

140 :名無氏物語:2007/05/12(土) 00:57:32 ID:K/yxT3pJ
いもまつと山のしづくにたちぬれてそほちにけらしわが恋衣(土御門院[風雅])

141 :名無氏物語:2007/05/12(土) 00:59:02 ID:K/yxT3pJ
誰にかもやどりをとはんまつち山夕こえゆけば逢ふ人もなし(定宗[新千載])

142 :名無氏物語:2007/05/12(土) 01:28:34 ID:K/yxT3pJ
駒とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮(藤原定家[新古今])

143 :名無氏物語:2007/05/12(土) 01:38:08 ID:K/yxT3pJ
宿もがな佐野のわたりのさのみやはぬれてもゆかむ春雨の比(源家長[新拾遺])

144 :名無氏物語:2007/05/12(土) 01:51:58 ID:K/yxT3pJ
うぢま山けさこえゆけば旅人の衣手さむし雪はふりつつ(能円[続千載])

145 :名無氏物語:2007/05/12(土) 02:12:39 ID:K/yxT3pJ
春もなほあさ風さむみうぢま山霞の衣かりぞなくなる(師兼[新葉])

146 :名無氏物語:2007/05/12(土) 02:15:44 ID:K/yxT3pJ
玉藻かるかたやいづくぞ霞たつあさかの浦の春の明ぼの(冷泉為相[新千載])

147 :名無氏物語:2007/05/12(土) 02:16:51 ID:K/yxT3pJ
五月雨ににごりておつる滝の上の御船の山は雲ぞかかれる(洞院公泰[新葉])

148 :名無氏物語:2007/05/12(土) 02:17:29 ID:K/yxT3pJ
たづのすむ沢べの葦の下根とけ汀もえいづる春は来にけり(大中臣能宣[後拾遺])

149 :名無氏物語:2007/05/12(土) 02:18:48 ID:K/yxT3pJ
焼きすてし煙の末の立かへり春もえ出づる野べのさわらび(亀山院[新千載])

150 :名無氏物語:2007/05/12(土) 06:37:48 ID:K/yxT3pJ
旅人の袖ふきかへす秋風に夕日さびしき山のかけはし(藤原定家[新古今])

151 :名無氏物語:2007/05/12(土) 06:38:39 ID:K/yxT3pJ
飛鳥風いたづらに吹く宵々に秋ぞこととふたをやめの袖(亀山院[新続古今])

152 :名無氏物語:2007/05/12(土) 07:46:29 ID:K/yxT3pJ
あすか風いたづらにちる紅葉かな都を遠み見る人やなき(二条為忠[新葉])

153 :名無氏物語:2007/05/12(土) 07:47:30 ID:K/yxT3pJ
嘆きつつ独りやさねん葦辺ゆく鴨のはがひも霜さゆる夜に(花山院長親[新葉])

154 :名無氏物語:2007/05/12(土) 07:48:22 ID:K/yxT3pJ
待ち恋ひしむかしは今も忍ばれてかたみ久しきみつの浜松(藤原定家[新拾遺])

155 :名無氏物語:2007/05/12(土) 07:48:57 ID:K/yxT3pJ
大伴の御津の浜松かすむなりはや日の本に春やきぬらん(宗尊親王[続古今])

156 :名無氏物語:2007/05/13(日) 08:35:28 ID:aYnMhKbH
かからむとかねて知りせば越の海の有磯の波も見せましものを(大伴家持[万葉])

157 :名無氏物語:2007/05/13(日) 08:44:00 ID:aYnMhKbH
妹がみし屋戸に花さき時はへぬ我が泣く涙いまだひなくに(大伴家持[万葉])

158 :名無氏物語:2007/05/13(日) 08:45:49 ID:aYnMhKbH
春くれば宿にまづさく梅の花きみがちとせのかざしとぞみる(紀貫之[古今])

159 :名無氏物語:2007/05/13(日) 08:58:01 ID:aYnMhKbH
天の川かはべの霧のふかき夜に妻むかへ舟いまか出づらし(花園院[新千載])

160 :名無氏物語:2007/05/13(日) 09:20:59 ID:XydKh8SS
天の川うきつの波に彦星の妻むかへ舟いまやこぐらし(藤原敦仲[新勅撰])

161 :名無氏物語:2007/05/13(日) 09:22:22 ID:XydKh8SS
天の川川音すみて彦星の妻迎へ舟まつや久しき(土御門院小宰相[新続古今])

162 :名無氏物語:2007/05/13(日) 16:40:10 ID:UBfN3Mqg
むかへ舟八十瀬をかけてこぎ出でぬと妻にはつげよ天の河風(下河辺長流)

163 :名無氏物語:2007/05/13(日) 16:40:59 ID:UBfN3Mqg
春くれば先づさく宿の梅の花香をなつかしみうぐひすぞ鳴く(源実朝)

164 :名無氏物語:2007/05/13(日) 16:41:43 ID:UBfN3Mqg
香をとめて人も見に来ぬ梅の花待ちくらしつつ独りをるかな(壬生忠見)

165 :名無氏物語:2007/05/13(日) 16:42:15 ID:UBfN3Mqg
銀も金も玉もよしゑやし飲みての後は欲しけくもなし(鹿持雅澄)

166 :名無氏物語:2007/05/13(日) 16:42:57 ID:UBfN3Mqg
白金も金も玉も天地の賜はる国ぞなにかなげかん(楫取魚彦)

167 :名無氏物語:2007/05/13(日) 16:44:20 ID:UBfN3Mqg
雉食へばましてしのばゆ再た娶りあかあかと冬も半裸のピカソ(塚本邦雄)

168 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:08:38 ID:QMOEsMK+
わかれをしむおきその風に霧たたばせめてやすらへ天の河ぶね(村田春海)

169 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:09:26 ID:QMOEsMK+
わがなげくおきその霧もはれぬべし君が袖ふる心しるくば(本居宣長)

170 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:10:12 ID:QMOEsMK+
そめしより散らまく惜しむ世の人のおきその霧や山かくすらむ(加藤枝直)

171 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:10:44 ID:QMOEsMK+
大野山ふもとのうらは霧はれておきその風は月ぞさやけき(藤原信実)

172 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:11:30 ID:QMOEsMK+
梅がえの花も氷やとぢつらんうぐひすの涙いまだひなくに(亀山院)

173 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:12:27 ID:QMOEsMK+
大伴の御津の浜風吹きはらへまつとも見えじうづむ白雪(藤原定家)


174 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:13:51 ID:QMOEsMK+
暮れゆけばさしてぞ恋ふるひのもとのみつの浜松いつとわきける(藤原家隆)

175 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:25:10 ID:L8Me/6ao
あしべゆく鴨の羽風もさむき夜にまづかげこほる三島江の月(藤原雅経)

176 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:26:06 ID:L8Me/6ao
あしべゆく鴨のはがひの夕霜をよそにはなかぬさよ千鳥かな(藤原家隆)

177 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:26:37 ID:L8Me/6ao
たわやめの袖吹き返す夕風に涼しくすめる鈴の音のよさ(鹿持雅澄)

178 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:27:38 ID:L8Me/6ao
飛鳥川桜吹きかへす春の風なほたをやめの袖の香ぞする(藤原為家)

179 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:28:27 ID:L8Me/6ao
ほに出でてまねく薄のあすか風袖吹き返す秋の夕暮(藤原為家)

180 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:29:05 ID:L8Me/6ao
あすか風袖ふきかへす夕暮に都こへだつる佐保の川霧(藤原秀能)

181 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:31:55 ID:UfwzNgGB
わぎもこが袖ふきかへす秋風のまだうらなれぬ涙とふらむ(後鳥羽院)

182 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:41:32 ID:Rm0zvPF4
雪きゆるたるみのうへはもえ初めてまだ春しらぬ谷のさわらび(堯孝)

183 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:42:11 ID:Rm0zvPF4
さわらびのもえ出づる春の夕暮は霞のうへに煙立ちけり(小式部内侍)

184 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:43:39 ID:Rm0zvPF4
月かげにみがきておつる滝のうへのみふねの山は雲もかからず(伏見院)

185 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:44:16 ID:Rm0zvPF4
岩そそぐ清水も春の声たててうちや出でつる谷のさわらび(藤原定家)

186 :名無氏物語:2007/05/13(日) 17:44:49 ID:Rm0zvPF4
草枕都をとほみいたづらにゆききの月のやどるしら露(藤原定家)

187 :名無氏物語:2007/05/13(日) 18:10:10 ID:kTg80QO2
しなざかる越に五年住み住みて立ち別れまく惜しき宵かも(大伴家持[万葉])

188 :名無氏物語:2007/05/13(日) 18:13:33 ID:kTg80QO2
かへりこむ程もさだめぬ別れぢは都のてぶり思ひいでにせよ(藤原公実[千載])

189 :名無氏物語:2007/05/13(日) 18:15:48 ID:kTg80QO2
このねぬる朝けの山の松風は霞をわけて花の香ぞする(藤原定家[新続古今])

190 :名無氏物語:2007/05/14(月) 08:07:52 ID:bJSLYIT9
このねぬる夜のまに秋はきにけらしあさけの風の昨日にも似ぬ(季通[新古今])

191 :名無氏物語:2007/05/14(月) 08:09:52 ID:bJSLYIT9
このねぬる朝けの風のをとめごが袖ふる山に秋やきぬらん(後鳥羽院[続後撰])

192 :名無氏物語:2007/05/14(月) 08:11:04 ID:bJSLYIT9
このねぬる朝けの風にかをるなり軒端の梅の春のはつ花(源実朝[新勅撰])

193 :名無氏物語:2007/05/14(月) 08:13:35 ID:bJSLYIT9
このねぬる朝けの風も心あらば花のあたりをよきてふかなん(九条道家[続後撰])

194 :名無氏物語:2007/05/14(月) 08:14:15 ID:bJSLYIT9
昨日みし梢の花はこのねぬる朝けの風にふれる白雪(平斉時[続千載])

195 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:34:26 ID:JLfnDw6H
丈夫や命死ぬとも万代に名は朽ちめやも波頭迦志美思倍(楫取魚彦)

196 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:35:48 ID:JLfnDw6H
風まじり涙の雨のあめまじりかしらの雪のくるるとしかな(藤原惺窩)

197 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:36:44 ID:JLfnDw6H
まとひあひて尾花くず花なでしこの花にもさける朝がほのはな(大隈言道)

198 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:37:48 ID:JLfnDw6H
せりなづなごぎやうはこべら仏のざすずなすずしろ是は七種(梵灯)

199 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:39:59 ID:JLfnDw6H
野べにいでて見れどもあかず萩が花をばな葛花いまさかりなり(藤原光俊)

200 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:44:17 ID:JLfnDw6H
磯のうへは心してゆけ真砂ぢや根はふつままに駒ぞつまづく(藤原信実)

201 :名無氏物語:2007/05/14(月) 16:46:03 ID:JLfnDw6H
秋風に雲のかけはし吹き断えて駒そ跌(つまづ)く家思ふかも(岡倉天心)

202 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:05:55 ID:K8F9ByJV
高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに(万2-231)

203 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:08:08 ID:K8F9ByJV
御笠山野辺行く道はこきだくも繁く荒れたるか久にあらなくに(万2-232)

204 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:10:55 ID:K8F9ByJV
高円の野辺の秋萩な散りそね君が形見に見つつ偲はむ(万2-233)

205 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:37:24 ID:hNf/VTnx
故郷のもとあらの小萩いたづらに見る人なしみ咲きか散りなん(源実朝)

206 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:38:39 ID:hNf/VTnx
やま深みとしをふる木の桜花さてやちりなん見る人なしに(小沢蘆庵)

207 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:39:34 ID:hNf/VTnx
うづらなくふりにし里のさくら花見る人なしにちりかすぎなむ(本居宣長)

208 :名無氏物語:2007/05/14(月) 17:40:34 ID:hNf/VTnx
いにしへの人がいひたる如くにし萩が花散る見る人なしに(斎藤茂吉)

209 :名無氏物語:2007/05/14(月) 18:06:47 ID:XCeaoXLO
此ねぬる朝けの露に袖ぬれて我がためつらき秋はきにけり(知家[新千載])

210 :名無氏物語:2007/05/14(月) 18:07:54 ID:XCeaoXLO
このねぬる朝けの風は身にさむし今やきなかん衣かりがね(雅顕[新千載])

211 :名無氏物語:2007/05/14(月) 18:09:02 ID:XCeaoXLO
このねぬる朝けの風のかはるより荻の葉そよぎ秋やきぬらん(尊氏[新後拾遺])

212 :名無氏物語:2007/05/14(月) 18:12:44 ID:XCeaoXLO
安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾が思はなくに(陸奥国前采女)

213 :名無氏物語:2007/05/14(月) 18:13:43 ID:XCeaoXLO
橘の花ちる里の庭の雨に山時鳥むかしをぞとふ(藤原良経[玉葉])

214 :名無氏物語:2007/05/15(火) 00:49:36 ID:psY2OwtQ
世の中を何にたとへん秋の田をほのかにてらす宵の稲妻(源順[後拾遺])

215 :名無氏物語:2007/05/15(火) 00:50:50 ID:psY2OwtQ
世の中を何にたとへん風ふけばゆくへもしらぬ峯のしら雲(源順[続古今])

216 :名無氏物語:2007/05/15(火) 00:52:30 ID:psY2OwtQ
花さそふ比良の山風吹きにけりこぎゆく舟の跡みゆるまで(宮内卿[新古今])

217 :名無氏物語:2007/05/15(火) 00:55:11 ID:psY2OwtQ
春の野に若菜つまんと来しものを散りかふ花に道はまどひぬ(紀貫之[古今])

218 :名無氏物語:2007/05/15(火) 00:56:10 ID:psY2OwtQ
郭公一声ゆゑに武蔵野の野をなつかしみ過ぎもやられず(洞院実雄[続千載])

219 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:03:03 ID:psY2OwtQ
月夜にはそれとも見えず梅の花かをたづねてぞしるべかりける(凡河内躬恒[古今])

220 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:44:09 ID:OGnjoww/
春の野にすみれつみにとこし人も見しは少なくなりにけるかな(藤原秀能)

221 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:45:38 ID:OGnjoww/
春ごとにすみれつみにとくる人ぞ荒れゆく宿の哀れしるらむ(宗良親王)

222 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:46:45 ID:OGnjoww/
一夜しもねての朝露わけわびぬこや妹と我菫さく野べ(貞常親王)

223 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:50:30 ID:OGnjoww/
手枕の野をなつかしみつぼすみれ一夜ねてこそつむべかりけれ(契沖)

224 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:54:31 ID:OGnjoww/
くだら野のふる枝の萩の花みればことしばかりの秋としもなし(土御門院)

225 :名無氏物語:2007/05/15(火) 01:55:41 ID:OGnjoww/
くだら野の萩の花ちる夕風に花づまこへる鹿の音聞こゆ(田安宗武)

226 :名無氏物語:2007/05/15(火) 02:15:38 ID:Jv88M7mo
あべの島いはうつ波のよるさえてすむともきかぬ千鳥なくなり(宗良親王)

227 :名無氏物語:2007/05/15(火) 02:16:24 ID:Jv88M7mo
夕づく日残らぬ色やあべの島鵜のすむ石のうへにみゆらん(後柏原天皇)

228 :名無氏物語:2007/05/15(火) 02:17:48 ID:Jv88M7mo
あべのしま鵜のゐる岩ほかげ高み夕日かくれる波のすずしさ(三条西実隆)

229 :名無氏物語:2007/05/15(火) 02:19:12 ID:Jv88M7mo
朝ぼらけ霞へだてて田子の浦に打出でてみれば山の端もなし(頓阿)

230 :名無氏物語:2007/05/15(火) 02:23:09 ID:Jv88M7mo
深川を漕ぎ出でて見れば入日さし冨士の高根のさやけく見ゆかも(田安宗武)

231 :名無氏物語:2007/05/15(火) 02:24:14 ID:Jv88M7mo
土肥の海漕ぎ出でて見れば白雪を天に懸けたり富士の高嶺は(島木赤彦)

232 :名無氏物語:2007/05/15(火) 14:36:23 ID:fm3Ah9LK
夕づくよみつ潮あひのかたをなみ浪にしをれてなく千鳥かな(源実朝)

233 :名無氏物語:2007/05/16(水) 00:45:08 ID:CYm5aIC7
梅の花それともみえず久かたのあまぎる雪のなべてふれれば(読人不知[古今])

234 :名無氏物語:2007/05/16(水) 00:47:30 ID:CYm5aIC7
今よりは若菜つむべき古里のみかきが原に雪は降りつつ(西園寺実兼[新後撰])

235 :名無氏物語:2007/05/16(水) 00:50:31 ID:CYm5aIC7
秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし屋戸の撫子咲きにけるかも(大伴家持[万葉])

236 :名無氏物語:2007/05/16(水) 00:55:37 ID:CYm5aIC7
難波門を漕ぎ出でて見れば神さぶる生駒高嶺に雲ぞ棚引く(大田部三成[万葉])

237 :名無氏物語:2007/05/16(水) 01:22:00 ID:qXpVQaVm
田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ

238 :名無氏物語:2007/05/16(水) 01:38:24 ID:6tvucMNC
高座の三笠の山に鳴く鳥のやめば継がるる恋もするかも(万葉3-373)

239 :名無氏物語:2007/05/16(水) 06:32:01 ID:EJs3RxL5
>>237
田兒之浦従 打出而見者 真白衣

   不盡能高嶺尓 雪波零家留(3-318)

240 :名無氏物語:2007/05/17(木) 02:15:56 ID:hO4VVpGR
わたの原こき出でてみれば久かたの雲ゐにまがふ沖つ白浪(藤原忠通[詞花])

241 :名無氏物語:2007/05/17(木) 02:17:25 ID:hO4VVpGR
初霜のおき出てみれは白妙の衣手さむき月の影かな(道昭[新千載])

242 :名無氏物語:2007/05/17(木) 02:19:39 ID:hO4VVpGR
矢田の野に打出でてみれば山風の有乳の嶺は雪ふりにけり(藤原為家[新後拾遺])

243 :名無氏物語:2007/05/17(木) 02:21:09 ID:hO4VVpGR
さざなみや打出でてみれば白妙の雪をかけたる瀬田の長橋(惟賢[新拾遺])

244 :名無氏物語:2007/05/17(木) 02:21:51 ID:hO4VVpGR
和歌の浦に年へてすみし芦田鶴の雲ゐにのぼる今日のうれしさ(藤原重家[玉葉])

245 :名無氏物語:2007/05/17(木) 14:22:29 ID:z1slpLSA
和歌の浦の葦辺のたづのさしながら千年をかけて遊ぶころかな(藤原良経)

246 :名無氏物語:2007/05/17(木) 14:24:31 ID:z1slpLSA
和歌の浦の芦間に潮やみちぬらむ千世をこめたるたづのもろ声(後鳥羽院)

247 :名無氏物語:2007/05/17(木) 14:27:02 ID:z1slpLSA
和歌の浦のあしまの波にたちかへり昔ににたるたづの声かな(後鳥羽院)

248 :名無氏物語:2007/05/17(木) 14:27:54 ID:z1slpLSA
とのもりのともの宮つこいとまあれや日かずふりゆく五月雨のそら(平忠盛)

249 :名無氏物語:2007/05/17(木) 14:28:43 ID:z1slpLSA
思ふどち桜かざしてくらす日を花なき里の人にみせばや(藤原家隆)

250 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:28:07 ID:6MXfqqkP
明石潟塩風あらき夕波に遠島かけてたづ鳴きわたる(祝部成胤[新続古今])

251 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:30:53 ID:6MXfqqkP
風さむみ夜のふけゆけば妹が島かたみのうらに千鳥なくなり(源実朝[新勅撰])

252 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:34:00 ID:6MXfqqkP
うちなびき春さりくれば楸おふる片山かげに鶯ぞなく(源実朝[玉葉])

253 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:35:35 ID:6MXfqqkP
雨ふれば小田のますらをいとまあれや苗代水を空にまかせて(勝命法師[新古今])

254 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:40:23 ID:c9N+5SYf
昨日こそ年はくれしか春霞かすがの山にはやたちにけり(拾遺3)

255 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:41:52 ID:c9N+5SYf
我が背子をならしの岡のよぶこどり君よびかへせ夜のふけぬ時(拾遺819)

256 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:43:46 ID:c9N+5SYf
ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざしてけふもくらしつ(新古104)

257 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:46:03 ID:c9N+5SYf
春雨はいたくなふりそ桜花まだみぬ人にちらまくもをし(新古110)

258 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:46:55 ID:c9N+5SYf
山もとに雪はふりつつしかすがにこのかはやなぎもえにけるかも(新勅撰22)

259 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:49:03 ID:c9N+5SYf
山のはに月のいざよふ夕ぐれはひばらがうへもかすみわたれり(続古今40)

260 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:51:34 ID:QmA93DpS
蘆の屋のなだの塩やきいとまあれや磯山桜かざすあま人(藤原良経)

261 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:52:27 ID:QmA93DpS
万代の春をかさねていとまあれや桜をかざす神のみや人(藤原為家)

262 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:53:39 ID:QmA93DpS
相坂の関のせき守いとまあれや人をとどむる花にまかせて(頓阿)

263 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:54:28 ID:QmA93DpS
をさまらぬ世の人ごとのしげければ桜かざしてくらす日もなし(後村上天皇)

264 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:55:19 ID:QmA93DpS
我が宿の梅の花さけり春雨はいたくなふりそちらまくもをし(源実朝)

265 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:56:19 ID:QmA93DpS
春雨はいたくなふりそ旅人の道ゆきごろもぬれもこそすれ(源実朝)

266 :名無氏物語:2007/05/17(木) 16:58:06 ID:QmA93DpS
秋風はいたくな吹きそわが宿のもとあらの小萩ちらまくもをし(源実朝)

267 :名無氏物語:2007/05/17(木) 18:00:33 ID:TikC4d67
九重の桜かざしてけふは又神につかふる雲のうへびと(後醍醐天皇[新拾遺])

268 :名無氏物語:2007/05/17(木) 18:04:09 ID:TikC4d67
山の井のあさき心も思はぬに影ばかりのみ人のみゆらん(読人不知[古今])

269 :名無氏物語:2007/05/17(木) 18:05:08 ID:TikC4d67
山の井の浅き心をしりぬれば影みんことは思ひ絶えにき(待賢門院堀河[玉葉])

270 :名無氏物語:2007/05/17(木) 18:06:09 ID:TikC4d67
くやしくぞ結びそめけるそのままにさて山の井のあさき契りを(藤原為子[続後撰])

271 :名無氏物語:2007/05/17(木) 18:07:39 ID:TikC4d67
八雲たつ道はふかきを安積山あさくも人のおもひいる哉(藤原基家[続古今])

272 :名無氏物語:2007/05/18(金) 02:28:21 ID:dKhxHp5h
花かつみかつみても猶頼まれず安積の沼の浅き心は(小倉公雄[続千載])

273 :名無氏物語:2007/05/18(金) 02:29:11 ID:dKhxHp5h
山の井の水の心は浅けれどあかで年ふる柴の庵かな(寂真[新続古今])

274 :名無氏物語:2007/05/18(金) 02:33:10 ID:dKhxHp5h
霜雪のしろ髪までにつかへきぬ君の八千代を祝ひおくとて(藤原定家[続古今])

275 :名無氏物語:2007/05/18(金) 02:35:51 ID:dKhxHp5h
あたら夜を伊勢の浜荻折り敷きて妹恋しらに見つる月かな(藤原基俊[千載])

276 :名無氏物語:2007/05/18(金) 02:36:52 ID:dKhxHp5h
しらざりし八十瀬の浪を分け過ぎてかたしくものは伊勢の浜荻(丹後[新古今])

277 :名無氏物語:2007/05/18(金) 02:59:08 ID:glmNYG2s
春風はいたくなふきそ鶯のきなく山吹ちらまくもをし(宗尊親王)

278 :名無氏物語:2007/05/18(金) 03:00:17 ID:glmNYG2s
時つ風いたくな吹きそ田子のうらに咲ける藤波ちらまくもをし(田安宗武)

279 :名無氏物語:2007/05/18(金) 03:01:16 ID:glmNYG2s
ゐても恋ひふしても恋ふるかひもなくかく浅ましくみゆる山の井(源順)

280 :名無氏物語:2007/05/18(金) 03:02:40 ID:glmNYG2s
色かはる白髪までにながらへてそむくかひなき後のみじかさ(藤原長綱)

281 :名無氏物語:2007/05/18(金) 03:16:42 ID:/AWwIXA/
玉藻刈る沖辺は榜がじしきたへの枕のほとり忘れかねつも(万1-71)

282 :名無氏物語:2007/05/18(金) 03:20:02 ID:/AWwIXA/
昔こそ難波田舎と言はれけめ今は都引き都びにけり(万3-312)

283 :名無氏物語:2007/05/18(金) 11:16:02 ID:N/E0JLTi
我が背子をいつぞ今かと待つなへに面やは見えむ秋の風吹く(万8-1535)

284 :名無氏物語:2007/05/18(金) 11:21:34 ID:N/E0JLTi
暁の夢に見えつつ梶島の磯越す波のしきてし思ほゆ(万9-1729)

285 :名無氏物語:2007/05/18(金) 11:23:45 ID:N/E0JLTi
山科の石田の小野の柞原見つつや君が山道越ゆらむ(万9-1730)

286 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:11:03 ID:HoOQm4JN
いく夜かは月をあはれとながめきて浪にをりしく伊勢の浜荻(越前[新古今])

287 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:11:59 ID:HoOQm4JN
をりしかんひまこそなけれ沖つかぜ夕たつ波のあらき浜荻(藤原家隆[新拾遺])

288 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:19:47 ID:HoOQm4JN
千年ふとわがきくなへに蘆たづの鳴きわたるなる声の遥けさ(紀貫之[新千載])

289 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:21:06 ID:HoOQm4JN
なつみ川かはおとたえて氷る夜に山かげさむく鴨ぞ鳴くなる(伏見院[新後撰])

290 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:23:34 ID:HoOQm4JN
春もなほなつみのかはのあさ氷まだ消えやらず山かげにして(西音[玉葉])

291 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:29:15 ID:HoOQm4JN
わきて猶こほりやすらん大井河さむる嵐の山陰にして(基嗣[風雅])

292 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:58:09 ID:OX9SpBhC
なつみ川こほりかねたる早きせをうきねの床と鴨ぞ鳴くなる(宗良親王)

293 :名無氏物語:2007/05/19(土) 02:58:51 ID:OX9SpBhC
なつみ川山陰にして見し雪ののこるがさくか岸の卯花(正徹)

294 :名無氏物語:2007/05/19(土) 03:00:31 ID:OX9SpBhC
すむ鴨ぞ猶たちさらぬなつみ川山陰にしてなくほたるかな(木下長嘯子)

295 :名無氏物語:2007/05/20(日) 10:10:37 ID:xekXDu+m
伊勢島やわかの松原みわたせば夕しほかけて秋かぜぞふく(九条道家[続古今])

296 :名無氏物語:2007/05/20(日) 10:11:49 ID:xekXDu+m
我が宿の撫子の花さかりなり手折りて一目見せむ児もがも(大伴家持[万葉])

297 :名無氏物語:2007/05/20(日) 10:14:43 ID:xekXDu+m
何処にもふりさけ今や三笠山もろこしかけていづる月影(源家長[新勅撰])

298 :名無氏物語:2007/05/20(日) 10:28:02 ID:xekXDu+m
はつ時雨ふりさけ見ればあかねさす三笠の山は紅葉しにけり(源家長[続後撰])

299 :名無氏物語:2007/05/20(日) 10:53:58 ID:bJrzgNW9
影たかみ今もふりさけ御笠山遠き神代にいでし月かも(堯孝)

300 :名無氏物語:2007/05/20(日) 10:54:43 ID:bJrzgNW9
さしのぼる三笠の山の峰からに又たぐひなくさやかなる月(藤原定家)

301 :名無氏物語:2007/05/21(月) 00:55:53 ID:2y02ulzu
詩文学
http://love6.2ch.net/poetics/


302 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:05:40 ID:MPsDnFg8
天の原ふりさけみれば月清み秋のよいたく深けにけるかな(源実朝[新拾遺])

303 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:08:30 ID:MPsDnFg8
薪こり峰の木のみをもとめてぞえがたき法は聞きはじめける(藤原俊成[玉葉])

304 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:09:52 ID:MPsDnFg8
夢にても見つとはいはじ朝な朝なわが俤にはづる身なれば(伊勢[伊勢集])

305 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:14:39 ID:MPsDnFg8
蟋蟀いたくななきそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる(藤原忠房[古今])

306 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:16:46 ID:MPsDnFg8
みるめこそ入りぬる磯の草ならめ袖さへ波の下に朽ちぬる(讃岐[新古今])

307 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:17:38 ID:MPsDnFg8
五月雨に入りぬる磯の草よりも雲まの月ぞ見らく少なき(兼氏[新後撰])

308 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:28:01 ID:M/I4I3+w
佐保川の小石踏み渡りぬばたまの黒馬の来る夜は年にもあらぬか(万4-525)

309 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:30:48 ID:M/I4I3+w
千鳥鳴く佐保の川瀬のさざれ波やむ時もなし我が恋ふらくは(万4-526)

310 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:32:23 ID:M/I4I3+w
来むと云ふも来ぬ時あるを来じと云ふを来むとは待たじ来じと云ふものを(万4-527)

311 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:41:16 ID:+gfCIEjv
来むと言ひて来ぬがつらさに比ぶれば来じとて来ぬは嬉しかりけり(俊恵)

312 :名無氏物語:2007/05/21(月) 02:42:04 ID:+gfCIEjv
来じといはば来む夜もありと待たましを来むとたのめて来しやいつなる(油谷倭文子)

313 :名無氏物語:2007/05/21(月) 03:50:13 ID:NXdN5J55
忍びても我が袖ひめや姫ゆりのしられぬ草の下のしら露(藤原家隆)

314 :名無氏物語:2007/05/21(月) 17:58:13 ID:9lfHVvTb
とまり舟入りぬる磯の波の音に今夜も夢は見らく少なし(頼氏[風雅])

315 :名無氏物語:2007/05/21(月) 18:00:16 ID:9lfHVvTb
春ふかみ神なび河に影見えてうつろひにけり山吹の花(長実[金葉])

316 :名無氏物語:2007/05/21(月) 18:03:08 ID:9lfHVvTb
月さゆるみたらし川に影見えて氷にすれる山藍の袖(俊成[新古今])

317 :名無氏物語:2007/05/21(月) 18:03:52 ID:9lfHVvTb
逢坂の関の清水に影見えて今やひくらむ望月の駒(貫之[拾遺])

318 :名無氏物語:2007/05/21(月) 18:05:23 ID:9lfHVvTb
山さびし秋もすぎぬとつぐるかも槙の葉ごとにおける朝霜(藤原八束[和漢朗詠集])

319 :名無氏物語:2007/05/21(月) 18:50:38 ID:kteZlPaJ
こがれつつ春のなかばになりぬなりいまやさくらん山吹の花(能宣)

320 :名無氏物語:2007/05/21(月) 18:51:23 ID:kteZlPaJ
春くれぬいまかさくらむかはづなく神なび川の山吹の花(俊成)

321 :名無氏物語:2007/05/22(火) 08:00:21 ID:pv1iy9+O
かはづなく神なび河にさく花のいはぬ色をも人のとへかし(二条院讃岐[新勅撰])

322 :名無氏物語:2007/05/22(火) 08:08:37 ID:pv1iy9+O
人しれぬわが恋草の七車思ひみだれてやる方もなし(後村上院[新葉])

323 :名無氏物語:2007/05/22(火) 08:09:38 ID:pv1iy9+O
泉河とほきわたりの月かげに声をつくしてなく時鳥(後宇多院[新千載])

324 :名無氏物語:2007/05/22(火) 08:23:40 ID:pv1iy9+O
まだみねば面影もなしなにしかも真野の萱原つゆみだるらん(藤原顕朝[続古今])

325 :名無氏物語:2007/05/22(火) 08:25:35 ID:pv1iy9+O
冬枯のまののかや原ほに出でし面かげみせておける霜かな(大江忠広[新拾遺])

326 :名無氏物語:2007/05/22(火) 13:40:03 ID:SoC9mXYC
大堰河かへらぬ水に影見えてことしもさける山ざくらかな(香川景樹)

327 :名無氏物語:2007/05/22(火) 13:44:17 ID:SoC9mXYC
恋草のちから車を引く牛のくるしむいきを我がむねにして(肖柏)

328 :名無氏物語:2007/05/22(火) 13:45:09 ID:SoC9mXYC
七車つむ恋草のおもければうしとみれどもやるかたもなし(大江匡房)

329 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:02:20 ID:bCqGqtN+
家人に恋ひ過ぎめやもかはづ鳴く泉の里に年の経ぬれば(万4-696)

330 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:06:08 ID:bCqGqtN+
妻恋ひに鹿鳴く山辺の秋萩は露霜寒み盛り過ぎゆく(万8-1600)

331 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:08:17 ID:bCqGqtN+
めづらしき君が家なる花すすき穂に出づる秋の過ぐらく惜しも(万8-1601)

332 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:28:16 ID:fWl3JVkL
五月雨はわたりをとほみ泉川こま山見えず雲ぞかかれる(藤原家隆)

333 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:30:34 ID:fWl3JVkL
泉河ははその梢見わたせばわたりを遠み紅葉しにけり(藤原信実)

334 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:35:02 ID:fWl3JVkL
世の中の憂き人の子をはぐくまむ翅かしてよあめの鶴むら(加藤宇万伎)

335 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:37:34 ID:fWl3JVkL
雪ふかきまののかやはら跡たえてまだこととほし春のおもかげ(藤原定家)

336 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:38:32 ID:fWl3JVkL
みちのくの真野のかや原かりにだにこぬ人をのみまつがくるしさ(源実朝)

337 :名無氏物語:2007/05/22(火) 15:50:00 ID:1TKsLfdN
人しれぬしたのみだれやかよふらん真野のかや原程とほくとも(藤原為家)

338 :名無氏物語:2007/05/22(火) 16:07:57 ID:VEakxQp7
霜枯のまののかや原風さえて面かげにのみ残る秋かな(頓阿)

339 :名無氏物語:2007/05/22(火) 16:08:59 ID:VEakxQp7
里人の夢のおもかげしたふとも雪に跡みしまののかや原(正徹)

340 :名無氏物語:2007/05/22(火) 16:09:47 ID:VEakxQp7
かりねせしまののかや原分出でて見し面影にまよふ夢かな(三条西実隆)

341 :名無氏物語:2007/05/23(水) 02:08:46 ID:+2UsgbHZ
おほ海の磯もとどろによする波われてくだけてさけて散るかも(源実朝)

342 :名無氏物語:2007/05/23(水) 02:37:17 ID:hify8cJW
古郷の人の面かげ月にみて露わけあかすまののかや原(宗尊親王[新続古今])

343 :名無氏物語:2007/05/23(水) 02:40:38 ID:hify8cJW
やすらひに出でけむ方もしら鳥のとば山松の音にのみぞ鳴く(藤原定家[続後撰])

344 :名無氏物語:2007/05/23(水) 02:41:50 ID:hify8cJW
かすまずは春ともえやはしら鳥のとば山松に雪はふりつつ(大江頼重[風雅])

345 :名無氏物語:2007/05/23(水) 02:42:55 ID:hify8cJW
庭におふる夕かげ草の下露や暮を待つまの涙なるらん(藤原道経[新古今])

346 :名無氏物語:2007/05/23(水) 02:50:04 ID:hify8cJW
水無瀬山夕かげ草の下露や秋なく鹿の涙なるらん(源通光[続千載])

347 :名無氏物語:2007/05/24(木) 00:58:42 ID:pWboRvHe
逢ひ見てし後瀬の山の後もなど通はぬ道の苦しかるらん(良覚[新後撰])

348 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:03:26 ID:pWboRvHe
風まぜに雪は降りつつしかすがに霞たなびき春はきにけり(読人不知[新古今])

349 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:04:22 ID:pWboRvHe
うちきらし猶風さむしいそのかみふるのやまべの春のあは雪(九条道家[続後撰])

350 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:07:11 ID:pWboRvHe
梅の花くれなゐにほふ夕暮に柳なびきて春雨ぞふる(京極為兼[玉葉])

351 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:08:24 ID:pWboRvHe
萩原も霜枯れにけり御狩野はあさるきぎすのかくれなきまで(長済[後拾遺])

352 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:15:56 ID:pWboRvHe
窓近きいささむら竹風ふけば秋におどろく夏の夜の夢(藤原公継[新古今])

353 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:32:27 ID:UR3TYRLq
音にたてぬかり庭の雉さのみやはおのがありかを忍びはつべき(実甚[新続古今])

354 :名無氏物語:2007/05/24(木) 01:35:15 ID:UR3TYRLq
ゆふさればみちたどたどし月まちてかへれわがせこそのまにも見む(よみ人しらず[新勅撰])

355 :名無氏物語:2007/05/24(木) 08:25:30 ID:IY9UOKx5
うちきらし雪はふりきぬ高円の山の桜に風やふくらむ(雅成親王)

356 :名無氏物語:2007/05/24(木) 08:26:20 ID:IY9UOKx5
三日月に紅にほふ桃の花ひかりもいとどまされとぞ思ふ(大江匡房)

357 :名無氏物語:2007/05/24(木) 08:27:02 ID:IY9UOKx5
楢柴も枯れゆくきぎすかげをなみ立つや狩場のおのがありかを(藤原定家)

358 :名無氏物語:2007/05/24(木) 08:28:29 ID:IY9UOKx5
おのが妻こひわびにけり春の野にあさるきぎすの朝な朝ななく(源実朝)

359 :名無氏物語:2007/05/24(木) 14:15:28 ID:H6P8XTpp
春日野やいづくみむろの梅がえに霞たなびき鶯ぞなく(藤原家隆)

360 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:24:20 ID:YLZUN2zA
うちなびく春さりくれば春日野に霞たなびきうぐひす鳴くも(本居宣長)

361 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:25:15 ID:YLZUN2zA
萬高フなかに獨りのおのれゐてうらがなし鳥のゆく道を思へ(前川佐美雄)

362 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:26:39 ID:YLZUN2zA
深き夜の風は音して灯の窓しづかなるいささむら竹(肖柏)

363 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:43:51 ID:/NCVLekH
風ふけばいささむら竹うちそよぎさしも秋めく夜半のけしきよ(惟方)

364 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:44:44 ID:/NCVLekH
秋きぬとおどろかれけり窓ちかくいささ群竹かぜそよぐ夜は(実定)

365 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:45:33 ID:/NCVLekH
わが宿のいささむら竹うちなびき夕暮しるき風の音かな(為家)

366 :名無氏物語:2007/05/24(木) 15:47:12 ID:/NCVLekH
山本のいささむら竹うちなびきちらぬ紅葉に夕風ぞふく(冷泉為尹)

367 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:23:32 ID:MHUaCPcD
うらうらに照らす春日はあしひきの山も霞みて遠くなりぬる(源道済)

368 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:24:44 ID:MHUaCPcD
うらうらと天に雲雀は啼きのぼり雲斑(はだ)らなる山に雲ゐず(斎藤茂吉)

369 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:28:01 ID:MHUaCPcD
山たかみ見つつこえゆく峰の松かへりこむまで面がはりすな(長慶天皇)

370 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:31:20 ID:MHUaCPcD
埴生坂花咲く岸にたつ未通女春の永日の誰が愛しき妻(保田與重郎)

371 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:32:17 ID:MHUaCPcD
千とせふとわがきくなへに蘆たづの鳴きわたるなる声のはるけさ(紀貫之)

372 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:33:18 ID:MHUaCPcD
天の原ふりさけみればますかがみきよき月よに雁鳴きわたる(源実朝)

373 :名無氏物語:2007/05/24(木) 16:38:28 ID:MHUaCPcD
うつつにはさらにもいはずぬる玉の夢の中にもはなれやはする(藤原俊成)

374 :名無氏物語:2007/05/24(木) 17:58:01 ID:RJlXua44
山たかみ見つつ我がこし桜花風は心にまかすべらなり(貫之[古今])

375 :名無氏物語:2007/05/24(木) 17:59:39 ID:RJlXua44
うつつにはさらにもいはず桜花夢にもちるとみえばうからむ(躬恒[新後拾遺])

376 :名無氏物語:2007/05/24(木) 18:04:09 ID:RJlXua44
青柳の糸よりかけて春風のみだれぬさきに見ん人もがな(家持[続後撰])

377 :名無氏物語:2007/05/24(木) 18:04:51 ID:RJlXua44
行かむ人来む人しのべ春霞たつ田の山の初桜花(家持[新古今])

378 :名無氏物語:2007/05/24(木) 18:05:47 ID:RJlXua44
春の雨に匂へる色もあかなくに香さへなつかし山吹の花(読人不知[古今])

379 :ボコノン:2007/05/25(金) 04:07:05 ID:cRabahwb
この世をばドリヤおいとま線香のけむりとともに灰左様なら(式亭三馬辞世の歌)

380 :名無氏物語:2007/05/25(金) 11:50:06 ID:eYDbwG/d
今もかも咲きにほふらん橘のこじまがさきの山吹の花(読人不知[古今])

381 :名無氏物語:2007/05/25(金) 11:54:26 ID:eYDbwG/d
卯の花の匂ふ五月の月きよみいねず聞くとや鳴くほととぎす(読人不知[後撰])

382 :名無氏物語:2007/05/25(金) 11:57:50 ID:eYDbwG/d
神なびの御室の山の葛かづらうら吹かへす秋は来にけり(家持[新古])

383 :名無氏物語:2007/05/25(金) 12:00:08 ID:eYDbwG/d
わが宿の尾花が末に白露のおきし日よりぞ秋風の吹く(家持[新古今])

384 :名無氏物語:2007/05/25(金) 12:00:24 ID:eYDbwG/d
秋風は日ごとに吹きぬ高砂の尾上の萩の散らまく惜しも(家持[新続古今])

385 :名無氏物語:2007/05/26(土) 02:12:53 ID:khTI8CA4
秋霧に妻まどはせる雁がねの雲がくれ行く声の聞こゆる(家持[続後撰])

386 :名無氏物語:2007/05/26(土) 02:13:56 ID:khTI8CA4
秋萩のうつろふ惜しと鳴く鹿の声聞く山はもみぢしにけり(家持[新勅撰])

387 :名無氏物語:2007/05/26(土) 02:16:39 ID:khTI8CA4
吹く風に散るだに惜しき佐保山の紅葉こきたれ時雨さへふる(家持[続古今])

388 :名無氏物語:2007/05/26(土) 02:18:25 ID:khTI8CA4
霧分けて雁は来にけりひまもなく時雨は今や野辺を染むらん(家持[新拾遺])

389 :名無氏物語:2007/05/26(土) 02:19:21 ID:khTI8CA4
佐保山のははその紅葉ちりぬべみ夜さへ見よと照らす月影(読人不知[古今])

390 :名無氏物語:2007/05/26(土) 02:37:15 ID:J3N10rNZ
一とせにふたたびゆかぬ秋山を心にもあらず暮らしつるかな

391 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:08:09 ID:d1850Pj2
神な月しぐれてきたるかささぎの羽に霜おきさゆる夜の袖(定家)

392 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:11:30 ID:d1850Pj2
天の河夜わたる月もこほるらむ霜にしもおくかささぎの橋(定家)

393 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:14:03 ID:d1850Pj2
月きよみ有明の霜の萩の葉に白きをみれば嵐なりけり(家隆)

394 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:15:54 ID:d1850Pj2
秋の霜白きを見れば鵲の渡せる橋に月の冴えける(後鳥羽院)

395 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:17:24 ID:d1850Pj2
月影のしろきを見ればかささぎのわたせる橋に霜ぞ置きにける(実朝)

396 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:20:44 ID:d1850Pj2
松の葉の白きを見れば春日山木の芽もはるの雪ぞ降りける(実朝)

397 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:22:33 ID:d1850Pj2
かさ鷺のわたせる橋の霜消えて天つ日影や今朝しぐるらん(正徹)

398 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:56:50 ID:TpHIdUgR
楸生ふる小野のあさぢに置く霜の白きをみれば夜や更けぬらん(藤原基俊[千載])

399 :名無氏物語:2007/05/26(土) 03:58:10 ID:TpHIdUgR
冬の夜は霜をかさねて鵲のわたせる橋にこほる月影(二条為氏[続後拾遺])

400 :名無氏物語:2007/05/26(土) 04:02:06 ID:TpHIdUgR
朝ごとに我が元結におく霜のしろきをみれば秋ぞ暮れ行く(中御門経継[新千載])

401 :名無氏物語:2007/05/27(日) 01:56:24 ID:XAf6KXxs
まきむくの檜原のいまだくもらねば小松が原に淡雪ぞふる(家持[新古今])

402 :名無氏物語:2007/05/27(日) 01:58:55 ID:XAf6KXxs
かささぎのわたせる橋におく霜のしろきをみれば夜ぞふけにける(家持[新古今])

403 :名無氏物語:2007/05/27(日) 01:59:35 ID:XAf6KXxs
吉野川いはきりとほし行く水の音にはたてじ恋ひは死ぬとも(読人不知[古今])

404 :名無氏物語:2007/05/27(日) 02:00:18 ID:XAf6KXxs
足曵の山の影草結び置きて恋ひやわたらむ逢ふよしをなみ(家持[新古今])

405 :名無氏物語:2007/05/27(日) 02:07:12 ID:XAf6KXxs
難波とをこぎ出でてみれば時雨ふる生駒のたけは紅葉してけり(藤原基家[続後拾遺])

406 :名無氏物語:2007/05/27(日) 02:08:02 ID:XAf6KXxs
故郷となりにしかども桜さく春や昔のしがの花ぞの(藤原俊成女[新千載])

407 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:04:00 ID:zk8bMNwB
ふるさとといかでなりけむ花みれば昔今とも春はわかれで(斎宮女御)

408 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:07:20 ID:zk8bMNwB
とまらじなよもの時雨の古郷となりにしならの霜のくちばは(藤原定家)

409 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:08:07 ID:zk8bMNwB
古郷と成りにしをのの朝露にぬれつつにほふやまとなでしこ(源実朝)

410 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:08:50 ID:zk8bMNwB
草枕ゆふべゆふべに数ふれば野くれ山くれ我は来にけり(契沖)

411 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:09:58 ID:zk8bMNwB
くさぐさの花は咲けどもかぞいろのなきよの春は寂しかりけり(鵜殿余野子)

412 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:11:04 ID:zk8bMNwB
野にかへり春億万の花のなかに探したづぬるわが母はなし(前川佐美雄)

413 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:12:14 ID:zk8bMNwB
はしきやし有田の山は冬枯に青葉しげりてこがね花さく(本居宣長)

414 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:18:42 ID:B7u8q4PW
君がよのこがね花さくみちのおくの同じ名におふみよしのの山(細川幽斎)

415 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:21:04 ID:dlyjdXUi
秋ぞみるこがね花さくみちのくの山の木の葉の色をひとつに(正徹)

416 :名無氏物語:2007/05/27(日) 03:21:54 ID:dlyjdXUi
いづくをも秋やかまくら山とみん金花さく下紅葉かな(正徹)

417 :名無氏物語:2007/05/27(日) 15:51:54 ID:igQZujCj
うつつにはさらにもいはず播磨なるゆめさき川のながれてもあはん(古今六帖)

418 :名無氏物語:2007/05/27(日) 18:04:17 ID:zluqtd35
神さびて幾世を過ぎぬ古郷となりにしならの山のはの月(藤原光俊[新続古今])

419 :名無氏物語:2007/05/27(日) 18:08:49 ID:zluqtd35
たつた山あらしや嶺によわるらんわたらぬ水も錦たえけり(宮内卿[新古今])

420 :名無氏物語:2007/05/27(日) 18:09:49 ID:zluqtd35
おほけなくうき世のたみにおほふかな我が立つ杣に墨染の袖(慈円[千載])

421 :名無氏物語:2007/05/27(日) 18:10:53 ID:zluqtd35
契りあれば此山もみつ阿耨多羅三藐三菩提の種や植ゑけん(津守国夏[太平記])

422 :名無氏物語:2007/05/28(月) 08:09:41 ID:Uj8AdoZk
難波めのすくもたく火の下焦れ上はつれなき我が身なりけり(藤原清輔[千載])

423 :名無氏物語:2007/05/28(月) 08:10:28 ID:Uj8AdoZk
難波めがすくもたく火の深き江に上にもえてもゆく蛍かな(藤原雅経[新勅撰])

424 :名無氏物語:2007/05/28(月) 08:12:04 ID:Uj8AdoZk
逢ひみてもさらぬ別れのある物をつれなしとても何歎くらん(殷富門院大輔[新勅撰])

425 :名無氏物語:2007/05/28(月) 08:13:58 ID:Uj8AdoZk
たらちねのさらぬ別れの涙よりみしよ忘れずぬるる袖かな(慶融[新後撰])

426 :名無氏物語:2007/05/28(月) 08:25:42 ID:ahkeCG7a
限りなくみまくほしかる我がためやさらぬ別れの花の山かぜ(正徹)

427 :名無氏物語:2007/05/28(月) 08:26:32 ID:ahkeCG7a
津の国のなにはたたまくをしぞなく下の思ひにこがれわびつつ(後鳥羽院)

428 :名無氏物語:2007/05/28(月) 13:45:07 ID:evXOQNAg
故郷のさほの川水いかならん柞の色は風も残らず(順徳院)

429 :名無氏物語:2007/05/28(月) 13:47:10 ID:evXOQNAg
故郷のさほの河水ながれてのよにもかくこそ月はすみけれ(鵜殿余野子)

430 :名無氏物語:2007/05/28(月) 15:54:03 ID:g6zIW7CH
ふるさとの佐保の河水けふも猶かくてあふせはうれしかりけり(後撰1181)

431 :名無氏物語:2007/05/28(月) 18:05:36 ID:cMTHvQlh
忘らるるひまなき物は面影もさらぬ別れの名残なりけり(実甚[新後拾遺])

432 :名無氏物語:2007/05/28(月) 18:07:12 ID:cMTHvQlh
やよや待てかたぶく月にことづてんわれも西にはいそぐ心あり(顕昭[玉葉])

433 :名無氏物語:2007/05/28(月) 18:08:03 ID:cMTHvQlh
うき世には我住みわびぬ郭公出でけん山のおくををしへよ(正親町公蔭[新千載])

434 :名無氏物語:2007/05/28(月) 18:09:27 ID:cMTHvQlh
滝つせに人の心をみることは昔に今もかはらざりけり(後朱雀院[新古今])

435 :名無氏物語:2007/05/28(月) 18:11:24 ID:cMTHvQlh
思ひせく心のうちのしがらみも堪えずなりゆく涙川かな(藤原親盛[千載])

436 :名無氏物語:2007/05/29(火) 14:02:51 ID:AXixXnew
思ひせく心の滝のあらはれて落つとは袖の色にみえぬる(藤原雅経[続古今])

437 :名無氏物語:2007/05/29(火) 14:03:44 ID:AXixXnew
思ひせく袖より落つる滝つせはいつの人まの涙なるらん(今出川院近衛[続拾遺])

438 :名無氏物語:2007/05/29(火) 14:04:25 ID:AXixXnew
思ひせく心しられて滝つせの中なる淀にとぶ蛍かな(源光正[新続古今])

439 :名無氏物語:2007/05/29(火) 14:09:17 ID:AXixXnew
夏衣春におくれてさく花の香をだににほへおなじ形みに(藤原家隆[新拾遺])

440 :名無氏物語:2007/05/29(火) 14:10:12 ID:AXixXnew
くり返しくやしきものは君にしも思ひよりけむしづの苧環(源師光[千載])

441 :名無氏物語:2007/05/29(火) 17:56:49 ID:9olIDJNj
くりかへし思ふ心はありながらかひなき物はしづのをだ巻(大江匡房[玉葉])

442 :名無氏物語:2007/05/29(火) 17:58:57 ID:9olIDJNj
和田の原八十島かけてしるべせよ遥にかよふ沖の釣舟(藤原秀能[新拾遺])

443 :名無氏物語:2007/05/29(火) 17:59:47 ID:9olIDJNj
わたの原吹くればさゆる汐風に八十島かけて千鳥なく也(源通方[続古今])

444 :名無氏物語:2007/05/29(火) 18:01:34 ID:9olIDJNj
わたの原八十島かけてすむ月にあくがれ出づる秋の舟人(藤原行房[続後拾遺])

445 :名無氏物語:2007/05/29(火) 18:04:11 ID:9olIDJNj
天の原八十島かけて照る月のみちたる汐に夜舟こぐなり(洞院公泰[風雅])

446 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:21:54 ID:FPHPN78n
思ひきやあひみぬ事をいつよりと数ふばかりになさん物とは(源信明[後撰])

447 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:26:53 ID:FPHPN78n
思ひきや君が衣をぬぎかへてこきむらさきの色を着んとは(藤原師輔[後撰])

448 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:29:48 ID:FPHPN78n
春の夜の夢の中にも思ひきや君なき宿を行きてみんとは(藤原忠平[後撰])

449 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:33:47 ID:FPHPN78n
かけてだにわが身のうへと思ひきやこんとし春の花をみしとは(伊勢[後撰])

450 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:35:18 ID:FPHPN78n
思ひきや別れし秋にめぐりあひて又もこの世の月を見んとは(藤原俊成[新古今])

451 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:37:17 ID:FPHPN78n
春の花さきては散りぬ秋の月みちてはかけぬあなう世の中(殷富門院大輔[玉葉])

452 :名無氏物語:2007/05/30(水) 00:50:03 ID:MC9PyQo1
むかへ舟八十瀬をかけてこぎ出でぬと妻にはつげよ天の河風(下河辺長流)

453 :名無氏物語:2007/05/30(水) 14:17:31 ID:gBF1lEPI
渡らなむ水増りなば飛鳥川あすは淵瀬になりもこそすれ(『狭衣物語』)

454 :名無氏物語:2007/05/30(水) 17:58:47 ID:09xjvRQb
老となるつらさは知りぬしかりとてそむかれなくに月をみる哉(藤原信実[続後撰])

455 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:01:11 ID:09xjvRQb
奥山の岩垣紅葉ちりはてて朽葉が上に雪ぞつもれる(大江匡房[詞花])

456 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:05:15 ID:09xjvRQb
山がつの夜寒の秋の露のぬき霜のたてまでうつ衣かな(良聖[新千載])

457 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:06:28 ID:09xjvRQb
世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる(藤原俊成[千載])

458 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:11:15 ID:09xjvRQb
うぢ山のむかしの庵の跡とへば都のたつみ名ぞふりにける(慶融[玉葉])

459 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:18:27 ID:09xjvRQb
我が庵は小倉の山の近ければ浮世をしかとなかぬ日ぞなき(八条院高倉[新勅撰])

460 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:20:15 ID:09xjvRQb
あさみどり玉ぬきみだる青柳の枝もとををに春雨ぞふる(藤原定家[続千載])

461 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:20:58 ID:09xjvRQb
浅みどり柳の枝のかたいともてぬきたる玉の春のあさ露(藤原為家[玉葉])

462 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:21:46 ID:09xjvRQb
山風の花の香かどふ麓には春の霞ぞほだしなりける(藤原興風[後撰])

463 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:22:57 ID:09xjvRQb
昔誰かかる桜の花をうゑて吉野を春の山となしけむ(藤原良経[新勅撰])

464 :名無氏物語:2007/05/30(水) 18:24:29 ID:09xjvRQb
みがきなす光もうれしはちす葉のにごりにしまぬ露のしら玉(洞院公賢[風雅])

465 :名無氏物語:2007/05/30(水) 22:59:47 ID:PKvBpoCf
【女性客拉致・強姦】 「カッコイイ女はおひとりさま上手」著者も、ペッパーランチ事件に恐怖…防衛策と対策は★5
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1180521630/
【女性客拉致・強姦】 ステーキ店“ペッパーランチ”の店長らを起訴…女性客を拉致し乱暴で
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1180531134/
【女性客拉致・強姦】ペッパーランチ事件 総合スレ29
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1180530313/
まとめ
http://www22.atwiki.jp/pepper_rape/pages/1.html
まとめフラッシュ
http://helper.futmilk.net/

466 :名無氏物語:2007/05/31(木) 00:42:09 ID:uNculI8E
名にめでてまよひもぞする女郎花にほふ宿をばよきてゆかなん(二条為明[風雅])

467 :名無氏物語:2007/05/31(木) 00:42:56 ID:uNculI8E
名にめでて妻や恋ふらむ女郎花おほかる野べのさを鹿の声(藤原雅家[新拾遺])

468 :名無氏物語:2007/05/31(木) 00:44:04 ID:uNculI8E
心とめしかたみの色もあはれなり人はふりにしやどの紅葉ば(伏見院[風雅])

469 :名無氏物語:2007/05/31(木) 00:44:50 ID:uNculI8E
梢さへたのむかげなく枯れにけり花の姿の根にしかへれば(崇徳院[新拾遺])

470 :名無氏物語:2007/05/31(木) 00:45:40 ID:uNculI8E
秋かけてふりにしやどの村時雨たのむかげなくぬるる袖かな(実伊[玉葉])

471 :名無氏物語:2007/05/31(木) 00:46:29 ID:uNculI8E
今こむといひしばかりに長月の有明の月をまちいでつるかな(素性[古今])

472 :名無氏物語:2007/05/31(木) 15:24:58 ID:w4AkvWQ0
月かげにむしあけの瀬戸をこぎ出づれば八十島かけておくる鹿の音(後鳥羽院)

473 :名無氏物語:2007/05/31(木) 15:26:00 ID:w4AkvWQ0
わたの原をちの霞の春の色に八十島かけてかへるかりがね(後鳥羽院)

474 :名無氏物語:2007/05/31(木) 15:27:25 ID:w4AkvWQ0
わたつ海の浪の花をば染めかねて八十島とほく雲ぞ時雨るる(後鳥羽院)

475 :名無氏物語:2007/05/31(木) 16:32:00 ID:0lXaTiyI
虎とのみ用ゐられしは昔にて今はねずみのあなう世の中(宗尊親王)

476 :名無氏物語:2007/05/31(木) 16:33:43 ID:0lXaTiyI
ちらす風あだなる桜かたがたにうらみもはてずあなう世の中(木下長嘯子)

477 :名無氏物語:2007/05/31(木) 16:34:37 ID:0lXaTiyI
まだしらぬ人に見せばやおく山のいはかき紅葉ちりまがふころ(如願)

478 :名無氏物語:2007/05/31(木) 16:35:34 ID:0lXaTiyI
奥山の岩垣紅葉此ごろはあした霜おき夕べ散りかふ(上田秋成)

479 :名無氏物語:2007/06/01(金) 01:29:49 ID:2HOzMNad
限なきはこやの山のかげなれば千とせの坂も猶こえぬべし(藤原範光[続拾遺])

480 :名無氏物語:2007/06/01(金) 01:32:09 ID:2HOzMNad
まがきだに山かと見ゆる夕暮は尾上につづく庭の白雪(亀山院[続古今])

481 :名無氏物語:2007/06/01(金) 01:34:28 ID:2HOzMNad
乙女子が雲のかよひぢ空はれて豊のあかりも光そへけり(藤原俊成[玉葉])

482 :名無氏物語:2007/06/01(金) 01:36:10 ID:2HOzMNad
忘れめや雲のかよひぢ立ちかへり乙女の袖を月に見し夜は(後鳥羽院[続古今])

483 :名無氏物語:2007/06/01(金) 01:37:09 ID:2HOzMNad
乙女子が雲のかよひぢ空はれて豊のあかりも光そへけり(藤原俊成[玉葉])

484 :名無氏物語:2007/06/01(金) 01:40:53 ID:2HOzMNad
天津空雲の通ひ路それならぬ乙女の姿いつか待ち見ん(八条院高倉[新勅撰])

485 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:28:26 ID:2HOzMNad
天津袖ふるしら雪に乙女子が雲のかよひぢ花ぞ散りかふ(藤原家隆[新後撰])

486 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:29:11 ID:2HOzMNad
月のゆく雲のかよひぢかはれども乙女のすがた忘れしもせず(西園寺公経[続後撰])

487 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:30:03 ID:2HOzMNad
天津風雲吹きとづな乙女子が袖ふる山の秋の月影(津守国夏[続千載])

488 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:31:17 ID:2HOzMNad
乙女子が雲の通ひ路ふく風にめぐらす雪ぞ袖にみだるる(二条為藤[風雅])

489 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:32:28 ID:2HOzMNad
天津風なほ吹きとぢよ七夕の明くるわかれの雲の通ひ路(中原師員[続後撰])

490 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:33:38 ID:2HOzMNad
あられふる雲の通ひ路風さえて乙女のかざし玉ぞ乱るる(足利義氏[続拾遺])

491 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:35:24 ID:2HOzMNad
天津風いかに吹くらん久方の雲のかよひぢ月ぞさやけき(二条為定[新後拾遺])

492 :名無氏物語:2007/06/01(金) 02:46:45 ID:yA/k3ECx
あまつかぜ雲のかよひぢ吹きとぢよ乙女のすがたしばしとどめむ(古今872)

493 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:48:34 ID:GaOXs7xG
心すむ池のみぎはの蓮こそにごりにしまぬ色も見えけれ(慈円)

494 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:49:37 ID:GaOXs7xG
香をだにと思ひし花の霞より色をもおくる春の山風(慈円)

495 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:50:53 ID:GaOXs7xG
露の身を玉ともなさんはちす葉のにごりにしまぬわが心より(慈円)

496 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:51:47 ID:GaOXs7xG
夏の池にもとよりたねのあればこそにごりにしまぬ花もさくらめ(慈円)

497 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:53:12 ID:GaOXs7xG
きみをわれ恋ひそめしより名にめでてあふ坂山はゆかぬ日ぞなき(慈円)

498 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:54:01 ID:GaOXs7xG
故郷の主の涙やおきつらむ庭もまがきも秋のしら露(慈円)

499 :名無氏物語:2007/06/01(金) 03:54:51 ID:GaOXs7xG
唐錦君に見よとやまつら山のこるもみぢも枝に一むら(慈円)

500 : ◆7vNs.sA4mM :2007/06/01(金) 13:51:12 ID:RAAt0Nzo
500!

501 :名無氏物語:2007/06/02(土) 00:57:07 ID:wZpW++JH
琴の音も歎きくははる契りとてをだえの橋に中もたえにき(藤原定家[新千載])

502 :名無氏物語:2007/06/02(土) 00:57:55 ID:wZpW++JH
岩の上の苔の衣もうづもれずただ一重なる今朝の初雪(西園寺実氏[玉葉])

503 :名無氏物語:2007/06/02(土) 00:58:51 ID:wZpW++JH
我が涙かかれとてしも黒髪の長くや人に乱れそめにし(今出河院近衛[新千載])

504 :名無氏物語:2007/06/02(土) 00:59:34 ID:wZpW++JH
世の中はとてもかくても同じこと宮もわら屋もはてしなければ(蝉丸[新古今])

505 :名無氏物語:2007/06/02(土) 01:00:16 ID:wZpW++JH
風早み荻の葉ごとにおく露のおくれさきだつ程のはかなさ(具平親王[新古今])

506 :名無氏物語:2007/06/02(土) 01:01:57 ID:wZpW++JH
年つもるかしらの雪は大空のひかりにあたる今日ぞうれしき(伊勢大輔[後拾遺])

507 :名無氏物語:2007/06/02(土) 02:45:02 ID:hXObLvGV
小倉山 峰の紅葉葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ

508 :名無氏物語:2007/06/02(土) 09:33:04 ID:WH0CRatR
ちると見ればまたさく花のにほひにもおくれさきだつためしありけり(西行)

509 :名無氏物語:2007/06/02(土) 09:33:57 ID:WH0CRatR
見てもしれいづれこの世はつねならむおくれさきだつ花ものこらず(良寛)

510 :名無氏物語:2007/06/02(土) 09:34:42 ID:WH0CRatR
鉢之子に菫たんぽぽこきまぜて三世の仏にたてまつりてむ(良寛)

511 :名無氏物語:2007/06/02(土) 09:51:59 ID:HbH60SJJ
むすびつる心も深きもとゆひに濃き紫の色しあせずば(源氏桐壷)

512 :名無氏物語:2007/06/02(土) 11:15:24 ID:HbH60SJJ
咲きまじる花はいづれとわかねどもなほ常夏にしくものぞなき(源氏帚木)

513 :名無氏物語:2007/06/02(土) 11:19:12 ID:HbH60SJJ
いにしへもかくやは人の惑ひけんわがまだ知らぬしののめの道(源氏夕顔)

514 :名無氏物語:2007/06/02(土) 11:22:13 ID:HbH60SJJ
過ぎにしも今日別るるも二道に行くかた知らぬ秋の暮れかな(源氏夕顔))

515 :名無氏物語:2007/06/02(土) 14:21:04 ID:HbH60SJJ
世がたりに人や伝へんたぐひなく憂き身をさめぬ夢になしても(源氏若紫)

516 :名無氏物語:2007/06/02(土) 14:24:06 ID:HbH60SJJ
かこつべき故を知らねばおぼつかないかなる草のゆかりなるらん(源氏若紫)

517 :名無氏物語:2007/06/02(土) 22:00:42 ID:syq3UGOp
ふりすてて今日はいくとも鈴鹿川八十瀬の浪に袖はぬれじや(源氏物語・賢木)

518 :名無氏物語:2007/06/03(日) 00:52:44 ID:O8KTmAEz
春くれどきえせぬものは年をへてかしらにつもる雪にぞ有りける(花山院[後拾遺])

519 :名無氏物語:2007/06/03(日) 00:54:01 ID:O8KTmAEz
六道の道の衢に待てよ君後れ先立つ習ありとも(弁慶[義経記])

520 :名無氏物語:2007/06/03(日) 00:54:45 ID:O8KTmAEz
木の葉ちるむべ山風のあらしより時雨になりぬ峰の浮雲(藤原有家[新拾遺])

521 :名無氏物語:2007/06/03(日) 00:55:29 ID:O8KTmAEz
ふくからに身にぞしみける君はさは我をや秋の凩の風(八条院高倉[新勅撰])

522 :名無氏物語:2007/06/03(日) 00:57:21 ID:O8KTmAEz
あふ坂や木ずゑの花を吹くからに嵐ぞかすむ関のすぎむら(宮内卿[新古今])

523 :名無氏物語:2007/06/03(日) 01:51:01 ID:RLSxI8rd
この心天つ空にも花そなふ三世の仏に奉らばや(道元)

524 :名無氏物語:2007/06/03(日) 02:59:23 ID:ralFq3Cw
たてながらみよの仏にたてまつる花かもをるな春の山人(後鳥羽院)

525 :名無氏物語:2007/06/03(日) 03:01:42 ID:ralFq3Cw
この寺に三世の仏やすむ月もちらすひかりを花たてまつる(後花園院)

526 :名無氏物語:2007/06/03(日) 03:02:24 ID:ralFq3Cw
あさみどり露の玉のをぬきもあへず柳のいとに春雨ぞふる(藤原定家)

527 :名無氏物語:2007/06/03(日) 03:03:41 ID:ralFq3Cw
今よりはみどり色そふ青柳の糸よりかけて春雨ぞふる(正徹)

528 :名無氏物語:2007/06/03(日) 03:05:45 ID:ralFq3Cw
露の色を玉にもぬける青柳の枝をもうつす花の匂に(後柏原天皇)

529 :名無氏物語:2007/06/03(日) 03:06:39 ID:ralFq3Cw
こぼさじと月かげながら白露を玉にもぬけるいとすすきかな(木下長嘯子)

530 :名無氏物語:2007/06/03(日) 23:50:13 ID:vaHQHMFc
いとどしく虫の音しげき浅芽生に露おきそふる雲のうへ人
尋ね行くまぼろしもがな伝にても魂のありかをそこと知るべく(源氏桐壷)

531 :名無氏物語:2007/06/03(日) 23:52:14 ID:IT0Vr5we
いそのかみふるの山べの桜花こぞみし花の色やのこれる(藤原季方)

532 :名無氏物語:2007/06/03(日) 23:56:32 ID:IT0Vr5we
朝夕のなるるたぶさにささげても心のままに花たてまつる(藤原雅経)

533 :名無氏物語:2007/06/03(日) 23:57:20 ID:IT0Vr5we
このもとの紅葉の錦たてながら道のたよせに幣たてまつる(源家長)

534 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:01:30 ID:IR4YXvAk
みる人をなどやかへさぬ藤の花はひまつはれよとかばをしへし(源頼政)

535 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:04:01 ID:IR4YXvAk
露をさへ玉とあざむくはちす葉のにごりにしまぬ夏の夜の月(藤原雅経)

536 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:05:59 ID:IR4YXvAk
池水のにごりにしまぬ色みえてしげるはちすにみがく白玉(藤原為家)

537 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:07:25 ID:IR4YXvAk
はちす葉の露のしら玉みがくれてにごりにしまぬ夏の池水(土御門院)

538 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:08:43 ID:IR4YXvAk
蓮葉のかげにならびてたつ鷺もにごりにしまぬ雪の毛衣(木下長嘯子)

539 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:09:49 ID:IR4YXvAk
風こえてちるぞ涼しき蓮葉になにかは露を玉とのみ見む(本居宣長)

540 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:20:51 ID:YJVvb+9P
吹くからに秋の光のあらはれてむべ山風にすめる月哉(二条為明[新千載])

541 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:22:42 ID:YJVvb+9P
にほの海や月の光のうつろへば浪の花にも秋はみえけり(藤原家隆[新古今])

542 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:23:52 ID:YJVvb+9P
はれくもり時雨ふりおける片岡のならの葉そよぎ冬はきにけり(西園寺公相[新拾遺])

543 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:25:00 ID:YJVvb+9P
みちのくの忍ぶもぢずり忍びつつ色には出でじ乱れもぞする(寂然[千載])

544 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:34:08 ID:YJVvb+9P
君にかく乱れそめぬとしらせばや心のうちに忍ぶもぢずり(藤原兼実[続拾遺])

545 :名無氏物語:2007/06/04(月) 00:36:55 ID:YJVvb+9P
下にのみ忍ずもぢずりくるしきは心のうちのみだれなりけり(藤原忠良[続古今])

546 :名無氏物語:2007/06/04(月) 01:44:30 ID:sasPHW3t
さきにけり風のこぬ間にけふ桜こころのほどに手折りつつみむ(後鳥羽院)

547 :名無氏物語:2007/06/04(月) 01:45:54 ID:sasPHW3t
けふ桜をらばをらなむ風ふかば夜のまもしらぬ花の木ずゑに(安嘉門院高倉)

548 :名無氏物語:2007/06/04(月) 01:50:56 ID:sasPHW3t
けふ桜めがれせぬまもそふ老を思ひも出でぬ花の陰かな(正徹)

549 :名無氏物語:2007/06/04(月) 01:58:13 ID:sasPHW3t
霞たつしのぶもぢずり衣手にみだれて帰る春の雁が音(正徹)

550 :名無氏物語:2007/06/04(月) 02:06:58 ID:sasPHW3t
袖の色のまづたが方にみだれましおなじ涙をしのぶもぢずり(飛鳥井雅親)

551 :名無氏物語:2007/06/04(月) 02:11:45 ID:sasPHW3t
みちのくのしのぶもぢずり五月雨は都の雲につづく比かな(正広)

552 :名無氏物語:2007/06/04(月) 13:46:08 ID:pXVdIKks
いはぬ色をしのぶの里の花になどみだれ初めにし山吹の露(烏丸光広)

553 :名無氏物語:2007/06/04(月) 13:48:38 ID:pXVdIKks
露のをはり玉の衣にみだるなよ浮世の秋のしのぶもぢずり(藤原家隆)

554 :名無氏物語:2007/06/04(月) 13:50:24 ID:pXVdIKks
春の色のしのぶもぢずりたが袖にみだれて落つる春のあは雪(順徳院)

555 :名無氏物語:2007/06/04(月) 13:52:34 ID:pXVdIKks
ぬしやたれいさしら露のふぢばかま忘れがたみに秋風ぞふく(藤原為家)

556 :名無氏物語:2007/06/04(月) 13:53:50 ID:pXVdIKks
もれぬべき袖の涙にしらせばやとへど白玉いはぬならひを(二条為定)

557 :名無氏物語:2007/06/04(月) 14:01:38 ID:475aiXNx
v

558 :名無氏物語:2007/06/04(月) 14:50:30 ID:VTCnsNwX
いときなき初元結に永き世をちぎる心は結びこめつや
むすびつる心も深きもとゆひに濃き紫の色しあせずば(源氏桐壷)
ささがにの振舞しるき夕暮にひるま過ぐせと言ふがあやなき
逢うふことの夜をし隔てぬ中ならばひるまも何かたばゆからまし(源氏帚木)


559 :名無氏物語:2007/06/04(月) 17:30:04 ID:VTCnsNwX
逢ふことの夜をし隔てぬ中ならばひるまも何かまばゆからまし(源氏桐壷)
あさ露のおきつる空もおもほえず消えかへりつる心まどひに(更衣源周子)

560 :名無氏物語:2007/06/04(月) 17:56:19 ID:cKWMiR5K
春日野の霞の衣山風にしのぶもぢずりみだれてぞゆく(藤原定家[新拾遺])

561 :名無氏物語:2007/06/04(月) 17:57:44 ID:cKWMiR5K
誰ゆゑに思ふとか知る初瀬めの手にひく糸のおのれ乱れて(藤原為家[続後拾遺])

562 :名無氏物語:2007/06/04(月) 17:59:12 ID:cKWMiR5K
まなくちる袖の白玉たれゆゑにみだれそめぬる涙とかしる(一条実経[続拾遺])

563 :名無氏物語:2007/06/04(月) 18:00:08 ID:cKWMiR5K
心のみかぎりしられぬ乱れにていく年月を忍ずもぢずり(後嵯峨院[新後撰])

564 :名無氏物語:2007/06/04(月) 18:01:03 ID:cKWMiR5K
いつの間に乱るる色の見えつらん忍ぶもぢずりころもへずして(後醍醐院[続後拾遺])

565 :名無氏物語:2007/06/05(火) 01:36:17 ID:ukWCWoKL
心こそたへぬ思ひにみだるとも色にな出でそ忍ずもぢずり(藤原藤経[新後拾遺])

566 :名無氏物語:2007/06/05(火) 01:41:34 ID:ukWCWoKL
宮城野の朝露分けて秋萩の色にみだるる忍ぶもぢずり(頓阿[新続古今])

567 :名無氏物語:2007/06/05(火) 01:44:48 ID:ukWCWoKL
山吹の花色衣ぬしやたれとへどこたへずくちなしにして(素性[古今])

568 :名無氏物語:2007/06/05(火) 01:49:24 ID:ukWCWoKL
かひもなし問へど白玉みだれつつ答へぬ袖の露の形見は(民部卿典侍[続拾遺])

569 :名無氏物語:2007/06/05(火) 01:50:17 ID:ukWCWoKL
霞たつ春の衣のぬきをうすみ花ぞ乱るるよもの山風(藤原雅経[続拾遺])

570 :名無氏物語:2007/06/05(火) 13:44:21 ID:a+pXqx+F
佐保姫の霞の衣ぬきをうすみ花の錦をたちやかさねむ(後鳥羽院)

571 :名無氏物語:2007/06/05(火) 13:45:28 ID:a+pXqx+F
草も木もさぞなあらしの山風にひとりしをれぬ荻のおとかな(道助法親王)

572 :名無氏物語:2007/06/05(火) 13:47:23 ID:a+pXqx+F
時しあれば秋なき浪の花の色も月にうつろふ浦かぜぞふく(宗良親王)

573 :名無氏物語:2007/06/05(火) 13:50:06 ID:VkY8+eYN
もも草の野島が崎の夕風に秋なき波の花も散るなり(道堅)

574 :名無氏物語:2007/06/05(火) 13:55:10 ID:VkY8+eYN
吹きにけりむべも嵐とゆふ霜もあへずみだるる野べのあさぢふ(堯孝)

575 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:03:39 ID:VkY8+eYN
しをれこし秋の草木の末つひにたへぬ嵐の冬はきにけり(三条西実隆)

576 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:05:47 ID:VkY8+eYN
吹きしをる秋の草木の色よりも冬ぞあらしの音ははげしき(中院通村)

577 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:06:40 ID:VkY8+eYN
風かをる浪の花には夏もなし秋かととはん海づらのさと(武者小路実陰)

578 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:11:53 ID:98HtOFS5
消えがたきかしらの雪をかこちても先やむかはん春の光に(肖柏)

579 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:13:02 ID:98HtOFS5
向ふ中はかしらの雪もおもはでぞ春の光にあたる埋火(武者小路実陰)

580 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:16:26 ID:98HtOFS5
さらにまたつもれる雪にうづもれぬ時雨ふりおけるならの枯葉も(俊成卿女)

581 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:18:03 ID:98HtOFS5
ならの葉の名におふ月も今宵とやしぐるる雲をはらふ秋かぜ(後崇光院)

582 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:19:15 ID:98HtOFS5
人心なににつながん色かはるまさきのつなのよるもたまらず(藤原家隆)

583 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:20:44 ID:98HtOFS5
山にてもとどめぬ月の恨みをもまさきのつなのよるよるの風(後柏原院)

584 :名無氏物語:2007/06/05(火) 14:22:31 ID:98HtOFS5
ぬしや誰とへど白波春たてば霞にそむる布引の滝(長慶天皇)

585 :名無氏物語:2007/06/05(火) 15:07:44 ID:vBMfTCEX
もれぬべき袖の涙にしらせばやとへど白玉いはぬならひを(二条為定)

586 :名無氏物語:2007/06/05(火) 15:09:04 ID:vBMfTCEX
ぬしやたれいさしら露のふぢばかま忘れがたみに秋風ぞふく(藤原為家)

587 :名無氏物語:2007/06/05(火) 15:10:54 ID:vBMfTCEX
一声もなきていなばの峰におふるまつかひあれや山ほととぎす(藤原有家)

588 :名無氏物語:2007/06/05(火) 15:11:44 ID:vBMfTCEX
よしやさは頼めぬ宿の庭に生ふるまつとなつげそ秋の夕かぜ(後鳥羽院)

589 :名無氏物語:2007/06/05(火) 15:13:05 ID:vBMfTCEX
夜半の月いづるとやまの嶺におふる松をもはらへ秋ふかき風(後鳥羽院)

590 :名無氏物語:2007/06/05(火) 15:14:20 ID:vBMfTCEX
程もなくいでていなばの嶺におふるまつとしつれば有明の月(後鳥羽院)

591 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:34:02 ID:X+7zQtX4
橋姫の霞の衣ぬきをうすみまださむしろの宇治の河風(藤原家隆[新後拾遺])

592 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:35:50 ID:X+7zQtX4
暮かたの秋さり衣ぬきをうすみたえぬ夜寒に今ぞうつなる(源家清[玉葉])

593 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:37:06 ID:X+7zQtX4
忘れなむまつとな告げそ中々に因幡の山の峰の秋風(藤原定家[新古今])

594 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:39:28 ID:X+7zQtX4
かひなしや因幡の山の松とても又帰りこむ昔ならねば(二条為氏[続拾遺])

595 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:42:46 ID:X+7zQtX4
鳴すてて因幡の山の郭公なほ立ちかへりまつとしらなん(藤原経平[新後撰])

596 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:43:49 ID:X+7zQtX4
別路ぞ今は慰む君がかく待つとしきかば千世もへぬべし(源季広[続千載])

597 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:53:34 ID:X+7zQtX4
都人まつとしきかば言伝てよ独りいなばの嶺の嵐に(伏見院[新千載])

598 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:54:49 ID:X+7zQtX4
秋風の関吹きこゆる度ごとに声うちそふる須磨の浦波(壬生忠見[新古今])

599 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:55:53 ID:X+7zQtX4
我が如く我を尋ねば海士を舟人もなぎさの跡と答へよ(行尊[新古今])

600 :名無氏物語:2007/06/06(水) 00:57:22 ID:X+7zQtX4
故郷にとふ人あらば紅葉ばのちりなむ後をまてとこたへよ(素意[千載])

601 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:01:22 ID:X+7zQtX4
恋しさに死ぬる命を思ひ出て問ふ人あらばなしと答へよ(読人不知[新古今])

602 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:03:23 ID:X+7zQtX4
帰りきて問ふ人あらば見すばかり絵島をこれに写せとぞ思ふ(藤原惟方[玉葉])

603 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:07:31 ID:X+7zQtX4
涙とてからぬ時さへきてみれば袖にぞかかるたきの白玉(典侍親子[続拾遺])

604 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:14:13 ID:X+7zQtX4
せきあへぬ袖よりおちてうき事の数にもあまる滝の白玉(二条為遠[新続古今])

605 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:23:35 ID:X+7zQtX4
さがの山千代のふるみち跡とめて又露わくるもち月の駒(藤原定家[新古今])

606 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:24:27 ID:X+7zQtX4
春くれば千世のふる道ふみわけてたれせり河の若菜つむらん(藤原家隆[新続古今])

607 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:27:05 ID:X+7zQtX4
千世ふべき君がすみかの嵯峨の山今も昔の跡ぞかしこき(良覚[続千載])

608 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:28:13 ID:X+7zQtX4
嵯峨の山今もかさなる跡みえて行末遠し代々のふる道(法印定為[続後拾遺])

609 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:29:54 ID:X+7zQtX4
思はずよ花をかたみの嵯峨の山雪に跡とふ千世の古道(源満元[新続古今])

610 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:39:30 ID:X+7zQtX4
春の心のどけしとても何かせん絶えて桜のなき世なりせば(慈円[風雅])

611 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:40:22 ID:X+7zQtX4
山里にたえて桜のなくはこそ花にみやこの春もしのばめ(藤原経高[新葉])

612 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:41:16 ID:X+7zQtX4
けふこずは庭にやあとのいとはれんとへかし人の花のさかりを(藤原良経[続古今])

613 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:49:15 ID:10tPaMDC
音樂の絶えてこの夜になかりせばサン・サーンスと雨の山査子(塚本邦雄)

614 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:50:33 ID:10tPaMDC
あくがれて花をやみましこの里にたえて桜のなきよなりせば(飛鳥井雅有)

615 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:53:35 ID:10tPaMDC
よの中に絶えて春風なくもあれなふかでも花の香は匂ひけり(三条西実隆)

616 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:57:10 ID:10tPaMDC
春といへどのどかならずも物ぞ思ふ絶えて桜のなきよなりとも(松永貞徳)

617 :名無氏物語:2007/06/06(水) 01:58:09 ID:10tPaMDC
あすもなほきえずはありとも桜花ふりだにそはん庭の雪かは(藤原家隆)

618 :名無氏物語:2007/06/06(水) 02:00:00 ID:10tPaMDC
花にあかぬなげきばかりに年をへし昔に猶や袖はぬれけむ(後鳥羽院)

619 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:01:51 ID:bPd793Wf
さをしかのもみぢふみわけたつた山いく秋風にひとりなくらん(藤原雅経)

620 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:04:42 ID:bPd793Wf
ちりしける詠はこれも絶えぬべしもみぢふみ分けかへる山人(後鳥羽院)

621 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:07:05 ID:bPd793Wf
たつた山あかつきさむき秋風に紅葉ふみわけ鹿のなくらむ(土御門院小宰相)

622 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:09:03 ID:bPd793Wf
おく山は木の葉ふみわけ鹿ばかり我が道まよふ音こそなかるれ(藤原為家)

623 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:12:22 ID:bPd793Wf
なく鹿の声聞くときの山ざとを紅葉ふみ分けとふ人もがな(宗尊親王)

624 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:13:23 ID:bPd793Wf
ながめわびぬ立田の里の神無月紅葉ふみわけとふ人はなし(慈円)

625 :名無氏物語:2007/06/06(水) 14:20:06 ID:7ucasFJ5
いくそたび君がしじまに負けぬらむものな言ひそといはぬ頼みに
はれぬ夜の月待つ里を思ひやれ同じ心にながめせずとも
ふりにける頭の雪を見る人も劣らずぬらす朝の袖かな(源氏末摘花)

626 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:08:11 ID:1uzx4yO5
けふだにも庭をさかりとうつる花きえずはありとも雪かともみよ(後鳥羽院[新古今])

627 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:10:46 ID:1uzx4yO5
けふこずは明日ともまたじ桜花いたづらにのみちらばちらなん(西園寺公経[新千載])

628 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:13:03 ID:1uzx4yO5
しひて猶袖ぬらせとや藤の花春はいくかの雨にさくらん(藤原定家[続拾遺])

629 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:13:59 ID:1uzx4yO5
さきにけり濡れつつをりし藤の花幾日もあらぬ春をしらせて(宗尊親王[続古今])

630 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:15:09 ID:1uzx4yO5
ながむれば思ひやるべき方ぞなき春の限りの夕暮の空(式子内親王[千載])

631 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:16:00 ID:1uzx4yO5
これも又神代は聞かず龍田河月のこほりに水くぐるとは(藤原良経[新拾遺])

632 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:36:23 ID:Dnrk6m25
よき人の良し跡よく見て好いと言ひし芳野よく見よ良き人よくみ(万葉27)

633 :名無氏物語:2007/06/07(木) 14:55:54 ID:rF9HRiZx
田子の裏に打ち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ

これしか知らん

634 :名無氏物語:2007/06/07(木) 18:05:19 ID:msRJsAhR
秋はけふくれなゐくくる龍田河ゆくせの波も色かはるらん(藤原雅経[新勅撰])

635 :名無氏物語:2007/06/07(木) 18:08:03 ID:msRJsAhR
立田河くれなゐくくる秋の水色もながれも袖の外かは(藤原道家[新後撰])

636 :名無氏物語:2007/06/07(木) 18:09:03 ID:msRJsAhR
天の原日も夕しほのから衣はるばるきぬる浦の松かぜ(九条道家[続拾遺])

637 :名無氏物語:2007/06/07(木) 18:09:47 ID:msRJsAhR
夢ぢにはなれし宿みゆうつつにはうつの山べの蔦ふける庵(藤原俊成[玉葉])

638 :名無氏物語:2007/06/07(木) 22:13:34 ID:BdSPsroI
常陸なる駿河の海の須磨の浦に波立ち出でよ箱崎の松(紫式部「源氏物語」)

639 :名無氏物語:2007/06/08(金) 00:51:31 ID:5totpShx
在りつつも君をば待たむうちなびくわが黒髪に霜の置くまでに(万葉87仁徳天皇)

640 :名無氏物語:2007/06/08(金) 01:00:10 ID:5totpShx
沖つ波来寄する荒磯を色妙の枕と巻きてなせる君かも(万葉2222柿本朝臣)

641 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:14:06 ID:xLxsObVS
ぬれつつもなほ狩りゆかん桜花春もいくかの夕ぐれの雨(太田道灌)

642 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:15:19 ID:xLxsObVS
また見むと思はぬ花のかげならばしひて手折らむけふの夕べを(下冷泉政為)

643 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:23:23 ID:KGFGN5gt
見ぬ世まで思ひ残さぬながめより昔に霞む春の曙(藤原良経「秋篠月清集」)

644 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:25:39 ID:KGFGN5gt
淋しさや思ひ弱ると月見ればこころの底ぞ秋深くなる(藤原良経「秋篠月清集」)

645 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:27:56 ID:KGFGN5gt
春の花秋の月にも残りけるこころの果ては雪の夕暮れ(藤原良経「秋篠月清集」)

646 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:29:45 ID:KGFGN5gt
独りのみ苦しき海をわたるとや底をさとらぬ人は見るらむ(藤原良経「秋篠月清集」)

647 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:38:28 ID:DUPFtDfp
さぞなげく恋をするがのうつの山うつつの夢の又と見えねば(藤原定家[続後撰])

648 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:39:34 ID:DUPFtDfp
ふみわけし昔は夢かうつの山あととも見えぬ蔦のしたみち(藤原雅経[続古今])

649 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:40:24 ID:DUPFtDfp
人を猶うらみつべしや都鳥ありやとだにも問ふをきかねば(徽子女王[新古今])

650 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:41:11 ID:DUPFtDfp
言とはばありのまにまに都鳥みやこのことを我にきかせよ(和泉式部[後拾遺])

651 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:42:18 ID:DUPFtDfp
おぼつかな都にすまぬ都鳥こととふ人にいかが答へし(宜秋門院丹後[新古今])

652 :名無氏物語:2007/06/08(金) 02:43:29 ID:DUPFtDfp
都鳥なに言問はむ思ふ人ありやなしやは心こそ知れ(後嵯峨院[続古今])

653 :名無氏物語:2007/06/08(金) 06:01:15 ID:5totpShx
朝日さす軒のたるひは解けながらなどかつららのむすぼほるらむ
夕霧のはるる氣色もまだ見ぬにいぶせさ添ふる宵の雨かな(源氏末摘花)

654 :名無氏物語:2007/06/08(金) 22:47:59 ID:klLRKduD
言問ひていざさはここにすみ田川鳥の名きくも都なりけり(花山院師賢[新葉])

655 :名無氏物語:2007/06/08(金) 22:48:45 ID:klLRKduD
今こそあれすむべきよよの都鳥わが行末のことやとはまし(長慶天皇[新葉])

656 :名無氏物語:2007/06/08(金) 23:32:19 ID:5totpShx
やくも立つ出雲やへがきつまごみに八重垣作るその八重垣を(古事記ハヤスサノオ尊)

657 :名無氏物語:2007/06/09(土) 00:53:46 ID:snA7gqYB
限なく遠くきにけりすみだ河こととふ鳥の名をしたひつつ(後光厳院[新拾遺])

658 :名無氏物語:2007/06/09(土) 00:58:03 ID:snA7gqYB
いたづらに立つや浅間の夕けぶり里とひかぬるをちこちの山(藤原雅経[新古今])

659 :名無氏物語:2007/06/09(土) 00:59:55 ID:snA7gqYB
よとともに消えぬ思ひを信濃なる同じ煙のあさましの身や(源家長[新続古今])

660 :名無氏物語:2007/06/09(土) 01:05:38 ID:snA7gqYB
狩りくらし交野の真柴をりしきて淀の河瀬の月をみるかな(藤原公衡[新古今])

661 :名無氏物語:2007/06/09(土) 02:12:19 ID:7/Wq20Qw
ふるとしの雪やいづくとあざかへしこの年この日跡とふなゆめ(「疇昔美姫歌」)

662 :名無氏物語:2007/06/09(土) 03:59:41 ID:snA7gqYB
春日野の霞のころも山風に忍ずもぢずりみだれてぞ行く(藤原定家[新拾遺])

663 :名無氏物語:2007/06/09(土) 04:00:25 ID:snA7gqYB
見ずもあらずさめにし夢の別れよりあやなくとむる人の面影(今出川院近衛[続千載])

664 :名無氏物語:2007/06/09(土) 04:01:12 ID:snA7gqYB
起きもせずねもせであかす床の上に夢ともなしの人の面影(正親町公蔭[新千載])

665 :名無氏物語:2007/06/09(土) 04:03:00 ID:snA7gqYB
かくしつつうき身消えなばありし夜の夢をはかなみあはれとをみよ(藤原公経[新続古今])

666 :名無氏物語:2007/06/09(土) 04:04:56 ID:snA7gqYB
あはれなる心の闇のゆかりとも見し夜の夢をたれかさだめん(藤原公経[新古今])

667 :名無氏物語:2007/06/09(土) 04:08:47 ID:snA7gqYB
生きてかく君につかふる老いが身をたぐひなしとは世人さだめよ(西園寺実氏[続古今])

668 :名無氏物語:2007/06/09(土) 11:40:24 ID:7/Wq20Qw
ふればかく憂さのみまさる世をしらで荒れたる庭に積もる初雪(紫式部「家集」)

669 :名無氏物語:2007/06/09(土) 23:35:55 ID:7/Wq20Qw
幾万人に血を流さし人なれば大量の輸血受けて死なれず

670 :名無氏物語:2007/06/09(土) 23:38:48 ID:7/Wq20Qw
天の闇なめらかにしてなめくぢの大群渡りゆきたる銀河

671 :名無氏物語:2007/06/09(土) 23:43:04 ID:7/Wq20Qw
百の客百の凶器をあやつりて燦々と冬の正晩餐

672 :名無氏物語:2007/06/10(日) 00:48:10 ID:lbnNqRFb
沖つ鳥 鴨つく嶋に我がゐ寝し妹は忘れじ世のことごとに(古事記・日子穂々手見命)

673 :名無氏物語:2007/06/10(日) 00:50:15 ID:lbnNqRFb
沖つ鳥 鴨つく嶋に我がゐ寝し妹は忘れじ世のことごとに(古事記・日子穂々手見命)

674 :名無氏物語:2007/06/10(日) 00:58:32 ID:lbnNqRFb
神風の伊勢の海の大石に這ひもとほろふしただみのい這ひもとほり撃ちてし止まむ(古事記・神倭伊波礼毘古命)

675 :名無氏物語:2007/06/10(日) 01:09:02 ID:lbnNqRFb
さねさし相模の小野に燃ゆる火の火中に立ちて問ひし君はも(古事記・日本武尊)

676 :名無氏物語:2007/06/10(日) 01:13:24 ID:lbnNqRFb
やまとは国のまほろばたたなづく青垣山こもれるやまとしうるはし(古事記・小うすの命)

677 :名無氏物語:2007/06/10(日) 01:19:05 ID:lbnNqRFb
千葉の葛かづ野を見ればもも千たるや庭め見ゆ国のほも見ゆ(古事記・應神天皇)

678 :名無氏物語:2007/06/10(日) 01:52:05 ID:FqedAsbr
くだらないね!カキコしてる人って、メンヘル?昔のヨマヨイごとにしがみついて、楽しいの?

679 :名無氏物語:2007/06/10(日) 01:55:19 ID:FqedAsbr
てか、たまたま見たけどこんな時間にカキコなんて、激痛?

680 :名無氏物語:2007/06/10(日) 09:57:20 ID:JwVbWguS
月影に身をやかへましあはれてふ人の心にいりてみるべく(源訶子[玉葉])

681 :名無氏物語:2007/06/10(日) 09:58:06 ID:JwVbWguS
を山田にまかする水のあさみこそ袖はひつらめ早苗とるとて(弁内侍[続古今])

682 :名無氏物語:2007/06/10(日) 09:58:55 ID:JwVbWguS
いたづらに身さへながるる涙河あふ瀬や猶もたのみなるらん(源資栄[新千載])

683 :名無氏物語:2007/06/10(日) 09:59:48 ID:JwVbWguS
みし人に忘られてふる袖にこそ身をしる雨はいつもをやまね(和泉式部[後拾遺])

684 :名無氏物語:2007/06/10(日) 10:00:48 ID:JwVbWguS
みし人に忘られてふる袖にこそ身をしる雨はいつもをやまね(和泉式部[後拾遺])

685 :名無氏物語:2007/06/10(日) 10:03:39 ID:JwVbWguS
みし人に忘られてふる袖にこそ身をしる雨はいつもをやまね(和泉式部[後拾遺])

686 :名無氏物語:2007/06/10(日) 13:58:40 ID:lbnNqRFb
韓衣君が心の辛ければ袂たもとはかくぞそぼちつつのみ
紅の人はな衣薄くともひたすらくたす名をし立てずば(源氏物語末摘花帖)

687 :名無氏物語:2007/06/10(日) 20:39:32 ID:JwVbWguS
のちの世の身をしる雨のかきくもり苔の袂にふらぬ日ぞなき(讃岐[新勅撰])

688 :名無氏物語:2007/06/10(日) 20:42:02 ID:JwVbWguS
あふことのむなしき空のうき雲は身をしる雨のたよりなりけり(惟明親王[新古今])

689 :名無氏物語:2007/06/10(日) 20:43:18 ID:JwVbWguS
みたらしや禊にながす大幣のつひによるせは秋風ぞ吹く(二条為定[新千載])

690 :名無氏物語:2007/06/10(日) 20:44:47 ID:JwVbWguS
昔見し春は昔の春ながら我が身ひとつのあらずもあるかな(清原深養父[新古今])

691 :名無氏物語:2007/06/10(日) 21:15:25 ID:JwVbWguS
花の香のにほふに物のかなしきは春や昔の形見なるらん(藤原長家[続古今])

692 :名無氏物語:2007/06/10(日) 21:16:08 ID:JwVbWguS
君やあらぬ我が身やあらぬおぼつかな頼めしことの皆変りぬる(俊恵[千載])

693 :最怕水蛭:2007/06/10(日) 21:25:26 ID:LH+PWdth
问题比教简单,就是假名比教难懂

694 :名無氏物語:2007/06/10(日) 21:46:32 ID:JwVbWguS
身のうさを月やあらぬとながむれば昔ながらの影ぞもりくる(讃岐[新古今])

695 :名無氏物語:2007/06/10(日) 21:47:29 ID:JwVbWguS
里はあれて月やあらぬと恨みても誰あさぢふに衣うつらむ(藤原良経[新古今])

696 :名無氏物語:2007/06/10(日) 22:08:32 ID:JwVbWguS
梅の花たが袖ふれしにほひぞと春やむかしの月にとはばや(源通具[新古今])

697 :名無氏物語:2007/06/11(月) 00:58:01 ID:9rH2WvmZ
あはぬ夜をへだつる中の衣手に重ねていとど見もし見よやと
くれなゐの花ぞあやなくうとまるる梅のたち枝はなつかしけれど(源氏末摘花)

698 :名無氏物語:2007/06/11(月) 01:08:45 ID:Xx3ZqSYJ
山高み人もすさめぬ桜花いたくなわびそ我見栄やさむ(よみ人しらず・古今集)

699 :名無氏物語:2007/06/11(月) 02:32:46 ID:+xfoXb+L
面影のかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に(俊成卿女[新古今])

700 :名無氏物語:2007/06/11(月) 02:34:03 ID:+xfoXb+L
何とかは月やあらぬと辿るべき我がもとの身を思ひ知りなば(後嵯峨院[続古今])

701 :名無氏物語:2007/06/11(月) 02:35:39 ID:+xfoXb+L
さても身の春や昔にかはるらんありしにもあらず霞む月かな(洞院公泰[新葉])

702 :名無氏物語:2007/06/11(月) 02:36:46 ID:+xfoXb+L
桜花ちりかひかすむ久かたの雲井にかをる春の山かぜ(藤原家隆[新千載])

703 :名無氏物語:2007/06/11(月) 02:37:49 ID:+xfoXb+L
今は身にこんといふなる老いらくの春より近き年の暮かな(二条良基[新後拾遺])

704 :名無氏物語:2007/06/11(月) 02:38:29 ID:+xfoXb+L
つれなさのたぐひまでやはつらからぬ月をもめでじ有明の空(藤原有家[新古今])

705 :名無氏物語:2007/06/11(月) 07:24:41 ID:+xfoXb+L
雪の内にくれ行く年をかぞふればこれぞつもりて老と成る物(正親町公蔭[新千載])

706 :名無氏物語:2007/06/11(月) 07:25:53 ID:+xfoXb+L
おくるるは世のことわりの道なれどさらぬ別れは猶ぞ悲しき(藤原忠良[続古今])

707 :名無氏物語:2007/06/11(月) 08:04:43 ID:+xfoXb+L
いかなればつらきならひの夢の世にさらぬ別れのうつつなるらん(覚宗[続古今])

708 :名無氏物語:2007/06/11(月) 08:05:31 ID:+xfoXb+L
悔しくぞさらぬ別れに先立ちてしばしも人に遠ざかりぬる(安嘉門院四条[風雅])

709 :名無氏物語:2007/06/11(月) 08:06:34 ID:+xfoXb+L
大原や神代の松のふかみどり千代もと祈る末のはるけさ(鷹司基忠[風雅])

710 :名無氏物語:2007/06/11(月) 08:07:29 ID:+xfoXb+L
あしのやに蛍やまがふあまやたく思ひも恋も夜は燃えつつ(藤原定家[続後撰])

711 :名無氏物語:2007/06/11(月) 08:08:31 ID:+xfoXb+L
おく露のいとど深草里はあれて月のすむ野と成りにけるかな(少将内侍[続千載])

712 :名無氏物語:2007/06/11(月) 22:23:56 ID:DuBKHjzp
春の野にすみれ摘みにと来し我そ野をなつかしみ一夜寝にける(山部赤人・万葉集)

713 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:10:06 ID:jgXmaVEm
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(古今53)

714 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:10:54 ID:jgXmaVEm
けふこずはあすは雪とぞふりなまし消えずはありとも花と見ましや(古今63)

715 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:28:11 ID:IW7/qEYI
今はとてつま木こるべきやどの松千代をば君と猶いのるかな(藤原俊成[新古今])

716 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:29:16 ID:IW7/qEYI
白玉か露かととはむ人もがな物思ふ袖をさしてこたへむ(藤原元真[新古今])

717 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:30:34 ID:IW7/qEYI
つひに行く道もいまはの時なれや羊のあゆみ身にぞちかづく(託阿[新後拾遺])

718 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:32:36 ID:IW7/qEYI
思ひつつぬればなるべし夢にさへつらく見えつるけさのわびしさ(盛明親王[玉葉])

719 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:34:59 ID:IW7/qEYI
結ばでもあらまし物を馴れしよの契を今の夢としりせば(冷泉為相[続千載])

720 :名無氏物語:2007/06/12(火) 16:36:10 ID:IW7/qEYI
思ひつつぬれば見し世にかへるなり夢路やいつも昔なるらん(長慶天皇[新葉])

721 :名無氏物語:2007/06/12(火) 17:57:03 ID:cK6VSGpk
いかにねてみえしなるらむうたたねの夢よりのちは物をこそ思へ(赤染衛門[新古今])

722 :名無氏物語:2007/06/12(火) 17:57:52 ID:cK6VSGpk
うたたねの夢にあひみて後よりは人もたのめぬ暮ぞまたるる(源慶[千載])

723 :名無氏物語:2007/06/12(火) 17:59:02 ID:cK6VSGpk
逢ふとみて頼むぞ難きうたたねの夢てふ物は誠ならねば(藤原景家[続拾遺])

724 :名無氏物語:2007/06/12(火) 17:59:49 ID:cK6VSGpk
歎き侘び独りぬる夜の慰めに夢てふ物はある世なりけり(藤原実伊[続後拾遺])

725 :名無氏物語:2007/06/12(火) 18:00:34 ID:cK6VSGpk
いとせめて恋しきたびの唐衣ほどなくかへす人もあらなん(源公忠[後撰])

726 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:15:40 ID:alRtzkkZ
秋草の露とこたふる風もなしただしら玉をみがく月かげ(正徹)

727 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:16:33 ID:alRtzkkZ
白玉かなにぞととへば荻のうへの影はこたへずふるさとの月(正徹)

728 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:17:49 ID:alRtzkkZ
とはばその露とこたへて別れ行く袖にやきえん秋の面かげ(後柏原天皇)

729 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:18:45 ID:alRtzkkZ
白玉かとばかりまがふ草のうへに露とこたへてとぶほたるかな(中院通勝)

730 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:19:27 ID:alRtzkkZ
草の上に今朝ぞ消えゆく白玉か露かとまがふ夜の蛍は(後水尾院)

731 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:24:27 ID:fGGMTlWG
しら玉の数珠屋町とはいづかたぞ中京こえて人に問はまし(山川登美子)

732 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:25:26 ID:fGGMTlWG
さきだちておつる涙やつひに行くむなしき野べの道柴の露(慈円)

733 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:26:33 ID:fGGMTlWG
つひにゆく道をばたれもしりながらこぞの桜に風をまちつつ(定家)

734 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:27:34 ID:fGGMTlWG
つひにゆく道よりも猶かなしきは命のうちのわかれなりけり(雅成親王)

735 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:33:34 ID:fGGMTlWG
夢にても夢としりせば寝ざめしてあかぬなごりをなげかざらまし(安法法師)

736 :名無氏物語:2007/06/12(火) 23:35:07 ID:fGGMTlWG
さめてこそみるべかりけれうつつにもあとはかもなき夢としりせば(和泉式部)

737 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:05:17 ID:PZfgPt3N
思ひつつぬるよかたらふ時鳥さめざらましの夢か現か(藤原俊成女)

738 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:08:54 ID:PZfgPt3N
おのづからさめざらましの夢もうしぬればや人をたのむ枕に(藤原信実)

739 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:20:43 ID:5Lma3P/S
ねざめまでなほぞ苦しきゆきかへり足もやすめぬ夢の通ひ路(藤原有家[続古今])

740 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:21:48 ID:5Lma3P/S
むつごともまだつきなくに明けぬめりいづらは秋の長してふ夜は(凡河内躬恒[古今])

741 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:23:48 ID:5Lma3P/S
あふと見てことぞともなく明けぬなりはかなの夢の忘れ形見や(藤原家隆[新古今])

742 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:25:43 ID:5Lma3P/S
秋の夜を事ぞともなく明けぬとは七夕つめや思ひしるらん(藤原親子[新続古今])

743 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:28:02 ID:5Lma3P/S
折節もうつればかへつ世の中の人の心の花染の袖(藤原俊成女[新古今])

744 :名無氏物語:2007/06/13(水) 00:39:17 ID:QdbXqXyi
物思ふ立ち舞ふべくもあらぬ身の袖うちふりし心知りきや
から人の袖ふることは遠けれど起ち居につけてあはれとは見き(源氏紅葉賀)

745 :名無氏物語:2007/06/13(水) 13:39:29 ID:DBgiKunH
剥けチンをさすって今日も液を出し・・・

746 :名無氏物語:2007/06/13(水) 13:50:12 ID:QdbXqXyi
いまはとてたのむの雁も打ち侘びぬ朧月夜の曙の空(寂蓮「新古今」)

747 :名無氏物語:2007/06/13(水) 13:53:35 ID:QdbXqXyi
隅田河蓑きて下す筏士に霞むあしたの雨をこそ知れ(橘千蔭「うけらが花」)

748 :名無氏物語:2007/06/13(水) 14:04:07 ID:bU/Qq3cp
人はいさ思ひも出でじ歎きつつぬればや逢ふと夢にみゆらん(宗尊親王)

749 :名無氏物語:2007/06/13(水) 14:05:55 ID:bU/Qq3cp
思ひつつぬればや人のとばかりに夜な夜なたのむ夢もはかなし(宗尊親王)

750 :名無氏物語:2007/06/13(水) 14:06:58 ID:bU/Qq3cp
思ひつつぬれども見えぬことぞある夢や心の道たがふらん(正徹)

751 :名無氏物語:2007/06/13(水) 14:13:54 ID:bU/Qq3cp
月みつつぬればや袖の露の間もみえぬ夢野の秋のたまくら(貞常親王)

752 :名無氏物語:2007/06/13(水) 14:15:27 ID:bU/Qq3cp
思ひつつぬればやみえし俤にけささく花の春のよの夢(松永貞徳)

753 :名無氏物語:2007/06/13(水) 14:51:29 ID:bU/Qq3cp
あけぬまにちりもやせんと思ひつつぬればや花の夢に見ゆらん(読人不知)

754 :名無氏物語:2007/06/14(木) 01:17:33 ID:z9Tv5PqC
月草のうつろふ色の深ければ人の心の花ぞしほるる(中宮但馬[新勅撰])

755 :名無氏物語:2007/06/14(木) 01:20:24 ID:z9Tv5PqC
あだにのみうつろふ色のつらければ人の心の花は頼まじ(長舜[続千載])

756 :名無氏物語:2007/06/14(木) 01:22:56 ID:z9Tv5PqC
うつり行く人の心の花葛永き世かけて何たのみけん(小倉実教[続後拾遺])

757 :名無氏物語:2007/06/14(木) 01:30:52 ID:z9Tv5PqC
恨みずや浮世を花の厭ひつつ誘ふ風あらばと思ひけるをば(藤原俊成女[新古今])

758 :名無氏物語:2007/06/14(木) 01:32:16 ID:z9Tv5PqC
待ちわびぬ身を浮草のうきながら逢瀬に誘ふ水の便りを(源盛実[新千載])

759 :名無氏物語:2007/06/14(木) 01:58:53 ID:I3H7IvsP
いかさまに昔むすべる契りにてこの世にかかる中の隔てぞ
見ても思ふ見ぬはたいかに嘆くらんこや世の人の惑ふてふ闇(源氏物語・紅葉賀)

760 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:06:59 ID:z9Tv5PqC
おく山の松葉にこほる雪よりも我が身世にふる程ぞ悲しき(紫式部[続後撰])

761 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:10:15 ID:z9Tv5PqC
わが身よにふるともなしのながめしていく春風に花のちるらん(藤原定家[玉葉])

762 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:12:01 ID:z9Tv5PqC
春の夜の月も有明になりにけりうつろふ花にながめせしまに(藤原雅経[新勅撰])

763 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:14:42 ID:z9Tv5PqC
我が身世にふるの山辺の山桜うつりにけりな眺めせしまに(後鳥羽院[風雅])

764 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:16:12 ID:z9Tv5PqC
いたづらに我が身世にふる春雨のはれぬ眺めに袖はぬれつつ(二条良実[続後撰])

765 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:17:17 ID:z9Tv5PqC
咲きにけりまやの軒ばの桜花あまり程ふるながめせしまに(月花門院[続拾遺])

766 :名無氏物語:2007/06/14(木) 02:18:58 ID:z9Tv5PqC
花は皆眺めせしまに散り果てて我が身世にふる慰めもなし(静仁法親王[続拾遺])

767 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:02:56 ID:QAcdNtZq
思ひつつぬればあやしなそれとだにしらぬ人をも夢にみてげり(賀茂真淵)

768 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:08:47 ID:QAcdNtZq
さめてのちことかよはさん道をだにとはましものを夢としりせば(小沢蘆庵)

769 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:10:10 ID:QAcdNtZq
たのまれぬ夢てふ物のうき世には恋しき人のえやはみえける(藤原定家)

770 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:11:10 ID:QAcdNtZq
おもひねの夢てふものにさそはれてたのまぬ中にゆく月日かな(藤原基家)

771 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:12:54 ID:QAcdNtZq
恋しとも思ふ心のなければや夜の衣をかへさざるらむ(藤原定頼)

772 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:13:24 ID:I3H7IvsP
よそへつつ見るに心はなぐさまで露けさまさる撫子の花
袖ぬるる露のゆかりと思ふにもなほうとまれぬ大和撫子(源氏物語・紅葉賀)

773 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:15:42 ID:QAcdNtZq
夢にだにあひ見むことをいのるかな夜の衣をかへすがへすも(慈円)

774 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:27:28 ID:5jjllI6R
いとせめて恋しきころとふるさとにかすみの衣かへる雁がね(兼好)

775 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:28:49 ID:5jjllI6R
夢にだにせめてや逢ふとさ夜衣まちよわる床にかへしてぞぬる(後崇光院)

776 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:29:36 ID:5jjllI6R
草まくらあひ見る夢もむすぶやとかへしてぞぬる旅の衣手(冷泉為村)

777 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:30:38 ID:5jjllI6R
よるもなほ夢路にだにと見しけふの花染衣かへしてぞぬる(本居宣長)

778 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:38:08 ID:5jjllI6R
夏の境を鳥渡るかなあさき夢にみゆれば逢ひぬみねば忘れぬ(山中智恵子)

779 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:40:00 ID:5jjllI6R
逢見むといひてしものをうつそみの人めをもると月ぞへにける(本居宣長)

780 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:40:54 ID:5jjllI6R
うつつにはさもこそあらめほととぎす夢ぢにさへも一声はなけ(飛鳥井雅有)

781 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:46:34 ID:UQG2XfYC
かぎりありてあしもやすめず春や行く夢までをしきけふの別れぢ(小倉公雄)

782 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:47:49 ID:UQG2XfYC
恋ひ死ねとするわざならば夢よりも現にひと目みゆべきものを(宗良親王家京極)

783 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:49:30 ID:UQG2XfYC
旅衣うちぬるままの古里にかよふ夢路は足もやすめず(後水尾院)

784 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:55:44 ID:UQG2XfYC
あだにゆく水の心に誘はれてなほ浮草と人に語らむ(源俊頼)

785 :名無氏物語:2007/06/14(木) 14:57:46 ID:UQG2XfYC
風をいたみただよふ池のうきくさもさそふ水なくつららゐにけり(藤原良経)

786 :名無氏物語:2007/06/14(木) 15:00:14 ID:UQG2XfYC
よのうさのねをやたえなむ山川にうれしく水のさそふ浮草(藤原良経)

787 :名無氏物語:2007/06/14(木) 15:01:54 ID:UQG2XfYC
春の夜の夢のうき草根ぞたゆる浮世をさそふ水の涙に(藤原家隆)

788 :名無氏物語:2007/06/14(木) 15:14:00 ID:XhiqDiqE
さそはれぬ身を浮草のかなしきはゆくかたもなき宿の池水(藤原雅経)

789 :名無氏物語:2007/06/14(木) 15:15:42 ID:XhiqDiqE
いまはたださそふ水あらばと思へども袖のみぞうく五月雨の空(藤原雅経)

790 :名無氏物語:2007/06/14(木) 15:23:09 ID:XhiqDiqE
荻の葉をさそふ風あれば夜もすがらむすびたえたる夢のうき草(貞常親王)

791 :名無氏物語:2007/06/14(木) 15:24:05 ID:XhiqDiqE
さそふ水あるにはあらで浮草のながれてわたる身こそやすけれ(蓮月)

792 :名無氏物語:2007/06/15(金) 02:13:08 ID:iedD7XJr
なごの海の霞の間より眺むれば入る日をあらふ沖つ白波(藤原実定・新古今集)

793 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:30:27 ID:/URqIf4U
たづね見る花のところもかはりけり身はいたづらのながめせしまに(定家)

794 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:34:06 ID:/URqIf4U
春よただ露のたまゆらながめしてなぐさむ花の色はうつりぬ(定家)

795 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:37:54 ID:/URqIf4U
さくら花うつりにけりなとばかりを歎きもあへずつもる春かな(定家)

796 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:38:58 ID:/URqIf4U
さくら色の袖もひとへにかはるまでうつりにけりな過ぐる月日は(定家)

797 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:43:41 ID:M5UI4Pnj
あしひきの山路にはあらずつれづれと我が身世にふるながめする里(藤原定家)

798 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:54:05 ID:M5UI4Pnj
暮れはつる空さへ悲し心からいとひしも春のながめせしまに(藤原俊成女)

799 :名無氏物語:2007/06/15(金) 03:55:45 ID:M5UI4Pnj
いたづらに春暮れにける花の色のうつるも惜しむなげきせしまに(後鳥羽院)

800 :名無氏物語:2007/06/15(金) 04:07:16 ID:nnCOiLQ0
八十ぢまで我が身世にふる恨みさへ積りにけりな花の白雪(浄弁[新続古今])

801 :名無氏物語:2007/06/15(金) 04:09:52 ID:nnCOiLQ0
思ひいでて昔をしのぶ袖の上にありしにもあらぬ月ぞやどれる(源実朝[新勅撰])

802 :名無氏物語:2007/06/15(金) 04:11:52 ID:nnCOiLQ0
松に吹く風は昔の秋ながら半ばの月や面がはりせし(長慶天皇[新葉])

803 :名無氏物語:2007/06/15(金) 04:12:39 ID:nnCOiLQ0
あはれなりいかに我が身のなるとても誰かはをしみ誰かしのばむ(藤原為子[玉葉])

804 :名無氏物語:2007/06/15(金) 10:04:19 ID:VHb2nboh
あはれうき我が身世にふるならひかなうつろふ花の時のまもみず(藤原為家)

805 :名無氏物語:2007/06/15(金) 10:05:17 ID:VHb2nboh
沢水に蛙もなけば咲きぬらむゐでのわたりの山ぶきの花(相模)

806 :名無氏物語:2007/06/15(金) 10:06:07 ID:VHb2nboh
うゑおきしたがなさけより山ぶきの井でのわたりの花となりけん(伏見院)

807 :名無氏物語:2007/06/15(金) 10:07:47 ID:VHb2nboh
春深きゐでのわたりの夕ま暮霞む汀にかはづ鳴くなり(小沢蘆庵)

808 :名無氏物語:2007/06/15(金) 10:08:47 ID:VHb2nboh
ふきすさむ風は昔の秋ながらありしにもにぬ宿の夕暮(藤原秀能)

809 :名無氏物語:2007/06/15(金) 12:15:11 ID:b8ITtI8L
君し来ば手慣れの駒に刈り飼はん盛り過ぎたる下葉なりとも
笹分けば人や咎めむいつとなく駒なつくめる森のこがくれ(源氏もみじの賀)

810 :名無氏物語:2007/06/15(金) 16:17:11 ID:Rm30nXtx
みなれぬる月はいつもの秋ながらわが面影やあらずなりなん(伏見院)

811 :名無氏物語:2007/06/15(金) 16:25:16 ID:Rm30nXtx
あぢきなく春は命のをしきかな花ぞこの世のほだしなりける(和泉式部)

812 :名無氏物語:2007/06/15(金) 16:27:06 ID:Rm30nXtx
しかはあれど思ひたたれぬ心こそつみふかき身のほだしなりけれ(源俊頼)

813 :名無氏物語:2007/06/15(金) 16:28:32 ID:Rm30nXtx
しらざりし我が身のはてはみえにけり空行く雲にながめせしまに(藤原家隆)

814 :名無氏物語:2007/06/15(金) 16:30:36 ID:Rm30nXtx
をりしもあれながめのすゑのうす煙わが身のはてを思ふ夕に(徽安門院)

815 :名無氏物語:2007/06/15(金) 16:51:34 ID:jIVGPmqY
おきのゐて身をやくよりもかなしきは宮こしまべのわかれなりけり(古今墨滅歌1104)

816 :名無氏物語:2007/06/15(金) 17:07:30 ID:uqQT3SW8
時すぎてかれゆく小野のあさぢには今は思ひぞたえずもえける(古今790)

817 :名無氏物語:2007/06/15(金) 17:08:26 ID:uqQT3SW8
わがかどのひとむらすすき刈りかはむ君が手なれの駒もこぬかな(後撰616)

818 :名無氏物語:2007/06/15(金) 17:09:33 ID:uqQT3SW8
ひとりぬる時はまたるる鳥のねもまれに逢ふ夜はわびしかりけり(後撰895)

819 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:15:27 ID:o/1owUkT
こよひねてあふみへゆくとみし夢のかなしと袖にふるは涙か(源信明)

820 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:16:28 ID:o/1owUkT
曇る夜の月ををしまぬ人はなしふるは涙か秋のむら雨(木下長嘯子)

821 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:21:03 ID:hhWNnBto
あかなくにかへる雲井に春雨のふるは涙か雁ぞなくなる(俊成卿女)

822 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:21:51 ID:hhWNnBto
おもひいでてなきこそわたれ秋風にちぎりし空の初雁の声(俊成卿女)

823 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:24:56 ID:ILB9f51A
おほしまやをちの塩あひを行く舟のかぢとりあへぬ恋もするかな(恵慶)

824 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:25:40 ID:ILB9f51A
君がため出づる野原のかたみにやしひても春の若菜つむらん(順徳院)

825 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:41:53 ID:IWFeQWHf
誰が為とまだ朝霜の消ぬがうへに袖ふりはへて若菜つむらん(藤原定家[続後拾遺])

826 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:47:39 ID:IWFeQWHf
しろたへの袖にぞまがふ都人若菜つむ野の春の淡雪(後鳥羽院[続拾遺])

827 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:51:27 ID:IWFeQWHf
里人のすそのの雪をふみ分けてただわがためと若菜摘むらん(後鳥羽院[遠島百首])

828 :名無氏物語:2007/06/16(土) 05:58:29 ID:IWFeQWHf
霞しく荻の焼原ふみわけて誰がため春の若菜摘むらん(九条道家[続後撰])

829 :名無氏物語:2007/06/16(土) 06:03:14 ID:IWFeQWHf
若菜つむ我が衣手も白妙に飛火の野べは淡雪ぞふる(藤原為家[続古今])

830 :名無氏物語:2007/06/16(土) 06:05:38 ID:IWFeQWHf
いざけふは衣手ぬれて降雪のあはづの小野に若菜つみてん(藤原為家[新千載])

831 :名無氏物語:2007/06/16(土) 06:17:58 ID:htSwr0nH
すみれ草つみつつかへる春の野にたがためとなく袖ぬらしけり(貞常親王)

832 :名無氏物語:2007/06/16(土) 13:50:07 ID:KAFSvmjb
立ち濡るる人しもあらじ東屋にうたてもかかる雨そそぎかな
つつむめる名やもり出でんひきかはしかくほころぶる中の衣に(源氏・紅葉賀)

833 :名無氏物語:2007/06/17(日) 02:34:52 ID:4FvjlczI
今よりは若菜つむべきふる里のみかきが原に雪は降りつつ(西園寺実兼[新後撰])

834 :名無氏物語:2007/06/17(日) 02:37:52 ID:4FvjlczI
いたづらにうつりもゆくかわぎもこが衣にすらん秋はぎの花(藤原基政[玉葉])

835 :名無氏物語:2007/06/17(日) 02:38:49 ID:4FvjlczI
煙だにしばしたなびけ鳥辺山たち別れにし形見ともみむ(寂然[千載])

836 :名無氏物語:2007/06/17(日) 02:39:48 ID:4FvjlczI
白玉をつつむ袖のみ流るるは春は涙もさえぬなりけり(伊勢[後撰])

837 :名無氏物語:2007/06/17(日) 02:40:40 ID:4FvjlczI
いつしかと初秋風の吹きしより袖にたまらぬ露のしら玉(後二条院[続千載])

838 :名無氏物語:2007/06/17(日) 02:41:58 ID:4FvjlczI
みるほどにちらばちらなむ梅の花しづ心なく思ひおこせじ(和泉式部[玉葉])

839 :名無氏物語:2007/06/17(日) 03:09:41 ID:EPLf+sy4
目には見て手には取られぬ月の内の桂の如き妹をいかにせむ(湯原王)

840 :名無氏物語:2007/06/17(日) 03:11:10 ID:EPLf+sy4
人心うつりもゆくか朝顔の花のうへなる露をみしまに(藤原秀能)

841 :名無氏物語:2007/06/17(日) 03:12:24 ID:EPLf+sy4
つもる雪のすこしたかきや人のいほ道こそなけれけぶりだにたて(慈円)

842 :名無氏物語:2007/06/17(日) 03:13:18 ID:EPLf+sy4
まれにきてかへらむ人をほととぎすとめむとめじは声のまにまに(藤原教長)

843 :名無氏物語:2007/06/17(日) 03:14:36 ID:EPLf+sy4
はる風におほふかすみの袖もがなちらさば花のうきにやはあらぬ(細川幽斎)

844 :名無氏物語:2007/06/17(日) 06:33:55 ID:1l8ZsMV3
燈の影にて見ると思ふまに文のうへしろく夜は明けにけり(香川景樹[桂園一枝])

845 :名無氏物語:2007/06/18(月) 00:37:04 ID:TywiggkQ
雪とくるけさからことに音そふや春をしらぶる山の滝つせ(後水尾院)

846 :名無氏物語:2007/06/18(月) 00:41:07 ID:TywiggkQ
よそにだにみぬめの浦にすむあまは袖にたまらぬ玉やひろはん(藤原家隆)

847 :名無氏物語:2007/06/18(月) 00:42:38 ID:TywiggkQ
あだしののわか葉の草におく露の袖にたまらぬ物をこそおもへ(藤原定家)

848 :名無氏物語:2007/06/18(月) 01:12:39 ID:AcWVMZ8K
けふこずはあすともまたじ桜花いたづらにのみちらばちらなん(西園寺公経[続千載])

849 :名無氏物語:2007/06/18(月) 01:13:56 ID:AcWVMZ8K
花にふる日数もしらずけふとてや古郷人の我を待つらん(宮内卿[新後拾遺])

850 :名無氏物語:2007/06/18(月) 01:15:36 ID:AcWVMZ8K
春は花冬は雪とてしら雲のたえずたなびくみよしのの山(西園寺公経[新勅撰])

851 :名無氏物語:2007/06/18(月) 01:25:56 ID:AcWVMZ8K
家の風吹き伝へずはこのもとにあたら紅葉のくちやはてまし(藤原顕輔[玉葉])

852 :名無氏物語:2007/06/18(月) 01:27:38 ID:AcWVMZ8K
かたみとてかへすも世々の家の風吹き伝へよと思ふとをしれ(後二条院[玉葉])

853 :名無氏物語:2007/06/18(月) 07:20:09 ID:vXpWI0X4
いつまでか野辺に心のあくがれむ花し散らずは千代もへぬべし(素性法師・古今集)

854 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:03:10 ID:RMQ3PFYD
見ても猶あかぬ匂ひはつつめども袖にたまらぬ梅のした風(兼好)

855 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:05:29 ID:RMQ3PFYD
夕立のくもの衣はつつめども袖にたまらぬかぜのしら玉(木下長嘯子)

856 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:26:22 ID:CyzQDsFA
たづねても故郷人のみぬさくらをしまぬ花に春風ぞふく(藤原家隆)

857 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:27:25 ID:CyzQDsFA
まつ人はこじまのさきの春風にちらばちらなむ山ぶきのはな(藤原為家)

858 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:28:36 ID:CyzQDsFA
月影もすめばすみけりしら雲の絶えずたなびく峰の木がらし(藤原家隆)

859 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:29:43 ID:CyzQDsFA
夢かとも里の名のみやのこるらん雪も跡なき小野のあさぢふ(藤原定家)

860 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:30:46 ID:CyzQDsFA
世をうしと思はざりけむ昔こそ此頃よりもはかなかりけれ(雅成親王)

861 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:31:48 ID:CyzQDsFA
月もいかにあはれとや思ふわれ昔桂をりてし一もとゆゑに(藤原範光)

862 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:33:32 ID:CyzQDsFA
世にしげき言の葉ぐさを吹きわけて家の風をも伝へてしがな(荷田春満)

863 :名無氏物語:2007/06/18(月) 14:56:30 ID:Whx+cOJ7
  菅原の大臣かうぶりし侍りける夜、母の詠みはべりける
久方の月の桂も折るばかり家の風をも吹かせてしがな(拾遺473)


864 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:05:37 ID:nN8eEW9M
家の風ふきぞつたへん春日山末葉の藤もかげなびくまで(三条公秀[新拾遺])

865 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:07:37 ID:nN8eEW9M
霞ゐるたかまの山の白雲は花かあらぬかかへる旅人(式子内親王[新勅撰])

866 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:10:10 ID:nN8eEW9M
秋の山紅葉をぬさとたむくればすむ我さへぞたび心ちする(紀貫之[古今])

867 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:10:58 ID:nN8eEW9M
もみぢばを風にまかする手向山ぬさもとりあへず秋はいぬめり(藤原信実[続後撰])

868 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:13:57 ID:GcGmKmZ0
こちふかば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春をわするな(拾遺1006)

869 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:14:38 ID:GcGmKmZ0
さくら花ぬしをわすれぬものならば吹き来む風に言伝てはせよ(後撰57)

870 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:15:29 ID:GcGmKmZ0
雁がねの秋なくことはことわりぞかへる春さへ何かかなしき(続後撰57)

871 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:16:20 ID:GcGmKmZ0
まどろまずねをのみぞなく萩の花色めく秋はすぎにしものを(続後撰1088)

872 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:17:06 ID:GcGmKmZ0
草葉には玉とみえつつわび人の袖の涙の秋のしら露(新古461)

873 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:17:49 ID:GcGmKmZ0
秋風の吹き上げにたてる白菊は花かあらぬか浪のよするか(古今272)

874 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:18:37 ID:GcGmKmZ0
このたびは幣もとりあへず手向山もみぢの錦神のまにまに(古今420)

875 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:22:27 ID:38FM+uAE
沖つ風吹上の浜にたつ千鳥いさしら浪の花かあらぬか(藤原家隆)

876 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:23:45 ID:38FM+uAE
ゆゑもなし心にぞとふ春きての我が物おもひよ花かあらぬか(木下長嘯子)

877 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:24:49 ID:38FM+uAE
一こゑは手向の山のほととぎす幣もとりあへずあくる夜はかな(藤原家隆)

878 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:26:03 ID:38FM+uAE
手向してかひこそなけれ神な月もみぢはぬさと散りまがへども(藤原定家)

879 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:27:41 ID:38FM+uAE
秋萩のゆくての錦これもまたぬさもとりあへぬ手向にぞをる(藤原定家)

880 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:29:23 ID:38FM+uAE
たつ嵐いづれの神に手向山花の錦のかたもさだめず(藤原定家)

881 :名無氏物語:2007/06/18(月) 18:30:41 ID:38FM+uAE
風吹けばさくらの宮の神垣にぬさも取りあへず花や散るらん(頓阿)

882 :名無氏物語:2007/06/19(火) 13:35:11 ID:bIbkOd6a
隠れなきものとしる知る夏衣きたるを薄き心とぞ見る
うらみても言ふ甲斐ぞ無きたち重ねひきて返りし波の名残に(源氏・紅葉賀)

883 :名無氏物語:2007/06/19(火) 13:48:30 ID:TSEUb0dL
神しうけばぬさもとりあへず手向けおく此ことのはも色や見えまし(正徹)

884 :名無氏物語:2007/06/19(火) 13:56:10 ID:wZPpBgVM
とりあへず紅葉をぬさと手向山神のこころを神やうけけむ(契沖)

885 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:21:42 ID:bIbkOd6a
國つ示申空にことわる中ならばなほざりごとをまづやたださむ
八しまもる国つ御神も心あらばあかぬ別れの中をことわれ
神垣はしるしの杉もなき物をいかにまがへて折れる榊ぞ(源氏物語「賢木」帖)

886 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:22:07 ID:C5Q5Sj6T
しかりとてなみだの袖やきりたたんむすぶの神にぬさもとりあへず(加納諸平)

887 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:25:27 ID:C5Q5Sj6T
君が代をたえせずてらせ五十鈴河われはみくづとしづみはつとも(宗良親王)

888 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:29:31 ID:C5Q5Sj6T
旅の空うきたつ雲やわれならん道もやどりも嵐ふく比(宗良親王)

889 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:30:24 ID:C5Q5Sj6T
天つ空みちもやどりもしら雲の明くるもしらで月を見るかな(順徳院)

890 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:32:55 ID:UeF9yub1
旅の空うきていでにし野山にて道もやどりも月ぞともなふ(藤原為家)

891 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:35:50 ID:UeF9yub1
みちのべの野原の柳したもえぬあはれ歎の煙くらべに(藤原定家)

892 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:36:33 ID:UeF9yub1
猶さゆる雪につつめるこゑながら梅がえわきてうぐひすぞ鳴く(後鳥羽院)

893 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:38:49 ID:UeF9yub1
みちのべの野原の柳したもえぬあはれ歎の煙くらべに(藤原定家)

894 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:39:51 ID:UeF9yub1
われのみやさてもふりなむ道のべのくち木のやなぎ春めきにけり(如願)

895 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:48:26 ID:FrG2xhNd
みそぎするぬさもとりあへず六月の空にしられぬ秋風ぞふく(西園寺公経[続拾遺])

896 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:49:24 ID:FrG2xhNd
ゆふだたみ手向の山の桜花ぬさもとりあへず春風ぞ吹く(九条道家[新千載])

897 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:50:19 ID:FrG2xhNd
そめもあへずしぐるるままにたむけ山紅葉をぬさと秋風ぞふく(藤原為家[続後撰])

898 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:51:02 ID:FrG2xhNd
ふるさとのくち木の柳いにしへの名ごりは我もあるかひぞなき(飛鳥井雅有[続拾遺])

899 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:52:04 ID:FrG2xhNd
鶯のなくはしるきに梅の花色まがへとや雪のふるらむ(紀貫之[続後拾遺])

900 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:53:03 ID:FrG2xhNd
紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る(読人不知[古今])

901 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:57:14 ID:22z7Z/IP
水ひきの白糸はへておる機は旅の衣にたちやかさねん(後撰1356)

902 :名無氏物語:2007/06/19(火) 14:59:13 ID:22z7Z/IP
ひぐらしの山路をくらみ小夜ふけて木の末ごとに紅葉てらせる(後撰1357)

903 :名無氏物語:2007/06/19(火) 15:00:38 ID:22z7Z/IP
天つ星道も宿りもありながら空にうきても思ほゆるかな(拾遺479)

904 :名無氏物語:2007/06/19(火) 15:02:03 ID:22z7Z/IP
あめの下のがるる人のなければやきてし濡衣ひるよしもなき(拾遺1216)

905 :名無氏物語:2007/06/19(火) 15:03:12 ID:22z7Z/IP
君がすむ宿のこずゑのゆくゆくと隠るるまでにかへりみしやは(拾遺351)

906 :名無氏物語:2007/06/19(火) 15:05:10 ID:22z7Z/IP
谷ふかみ春のひかりのおそければ雪につつめる鶯の声(新古1441)

907 :名無氏物語:2007/06/19(火) 15:08:50 ID:22z7Z/IP
ふる雪に色まどはせる梅の花鶯のみやわきてしのばん(新古1442)

908 :名無氏物語:2007/06/19(火) 16:09:26 ID:WqaZlxW8
昔おもふくち木の柳なにゆゑにみどりの髪をけづるなるらん(土御門院)

909 :名無氏物語:2007/06/19(火) 16:10:43 ID:WqaZlxW8
故郷の朽木の柳冬くればしぐるる色もしのばれぞする(順徳院)

910 :名無氏物語:2007/06/19(火) 16:15:48 ID:WqaZlxW8
をかべなるくち木の柳さすが猶春とばかりの色は見えけり(伏見院)

911 :名無氏物語:2007/06/19(火) 16:18:39 ID:WqaZlxW8
ふきそめぬ柳にしるき時つ風なびくを春の初しほにして(後西院)

912 :名無氏物語:2007/06/19(火) 17:41:15 ID:yGrxp32C
草も木も西吹く風にくる秋のみにしむいろを初しほにして(姉小路基綱)

913 :名無氏物語:2007/06/19(火) 17:54:58 ID:9jJnfMR4
榊葉にふるしら雪はきえぬめり神の心も今やとくらむ(藤原伊房[後拾遺])

914 :名無氏物語:2007/06/19(火) 17:58:10 ID:9jJnfMR4
年くれし涙のつららとけにけり苔の袖にも春やたつらん(藤原俊成[新古今])

915 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:00:22 ID:9jJnfMR4
鶯の涙のつららうちとけて古巣ながらや春をしるらん(惟明親王[新古今])

916 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:05:36 ID:9jJnfMR4
海人の刈る藻にすむ虫の名はきけどただ我からのつらきなりけり(読人不知[拾遺])

917 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:07:10 ID:9jJnfMR4
我が恋は海人の刈る藻に乱れつつかわく時なき波の下草(藤原俊忠[千載])

918 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:12:27 ID:obO6Ds1q
春来ぬとけさ告げ渡る鶯は涙の氷まづやとけぬる(俊恵)

919 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:13:35 ID:obO6Ds1q
鶯のこほれる涙とけぬれば花の上にや露とおくらむ(二条院讃岐)

920 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:14:37 ID:obO6Ds1q
鶯の涙の氷いつとけて今朝は雪まの梅のはつ花(藤原家隆)

921 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:16:18 ID:obO6Ds1q
鶯の氷れる涙とけぬれどなほ我が袖はむすぼほれつつ(藤原良経)

922 :名無氏物語:2007/06/19(火) 18:17:13 ID:obO6Ds1q
春きぬと涙ばかりやとけぬらん谷の雪まをいづるうぐひす(藤原為家)

923 :名無氏物語:2007/06/20(水) 08:06:24 ID:qp7Q4Liq
秋風のいたりいたらぬ袖はあらじただわれからの露の夕ぐれ(鴨長明[新古今])

924 :名無氏物語:2007/06/20(水) 08:07:29 ID:qp7Q4Liq
いかにせんねをなく虫のから衣人もとがめぬ袖の涙を(藤原範宗[新勅撰])

925 :名無氏物語:2007/06/20(水) 08:09:58 ID:qp7Q4Liq
藻にすまぬ野原の虫も我からと長き夜すがら露に鳴くなり(藤原良経[新後撰])

926 :名無氏物語:2007/06/20(水) 08:11:03 ID:qp7Q4Liq
あぢきなや海士の刈る藻の我からか憂しとて世をも恨みはてねば(藤原為氏[続後拾遺])

927 :名無氏物語:2007/06/20(水) 08:11:49 ID:qp7Q4Liq
あまのたく藻にすむ虫にあらねどもわれから恋に身を焦がすかな(藤原為清[新拾遺])

928 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:22:15 ID:hTiXNWWh
鶯のなみだの雨も紅に落ちそふむめの花のした露(正徹)

929 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:23:33 ID:hTiXNWWh
ときやらで涙の滝もつららゐぬ身を鶯の春の山かぜ(正徹)

930 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:25:56 ID:hTiXNWWh
こひこひてまた一とせもくれにけり涙の氷あすやとけなん(祇園梶子)

931 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:27:06 ID:hTiXNWWh
河上の浅篠原の葉ごもりにうぐひすなくやこほりとくらむ(香川景樹)

932 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:28:02 ID:hTiXNWWh
果てはただあまの刈る藻を宿りにて枕さだむる宵々ぞなき(藤原定家)

933 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:29:01 ID:hTiXNWWh
あまのすむ里のしるべの幾年にわれから絶えて見るめなりけり(藤原定家)

934 :名無氏物語:2007/06/20(水) 14:31:01 ID:hTiXNWWh
のがれては山里ならぬ宿もなしただ我からの憂き世なりけり(元政)

935 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:09:29 ID:BsUHHfJG
みちのべの朽ち木の柳春くればあはれ昔と偲ばれぞする(新古1449)

936 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:13:32 ID:BsUHHfJG
あしびきのこなたかなたに道はあれど都へいざといふ人ぞなき(新古1690)

937 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:14:28 ID:BsUHHfJG
天の原あかねさし出づる光にはいづれの沼かさえのこるべき(新古1691)

938 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:15:29 ID:BsUHHfJG
月ごとにながると思ひしますかがみ西の海にもとまらざりけり(新古1692)

939 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:17:24 ID:BsUHHfJG
霧たちて照る日のもとは見えずとも身はまどはれじ寄る辺ありやと(新古1694)

940 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:18:10 ID:BsUHHfJG
花とちり玉とみえつつあざむけば雪ふる里ぞ夢にみえける(新古1695)

941 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:19:17 ID:BsUHHfJG
老いぬとて松はみどりぞまさりける我が黒髪の雪のさむさに(新古1696)

942 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:36:11 ID:Lh5tf0mj
ながれゆく我は水屑(みくづ)となりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ(大鏡・菅原道真)

943 :名無氏物語:2007/06/20(水) 15:37:07 ID:Lh5tf0mj
夕されば野にも山にも立つけぶり歎きよりこそ燃えまさりけれ(大鏡・菅原道真)

944 :名無氏物語:2007/06/21(木) 00:59:36 ID:/ZsOJB9N
恋ひしなんむなし煙をせめてただならぬおもひのはてとだにみよ(頓阿)

945 :名無氏物語:2007/06/21(木) 01:01:47 ID:/ZsOJB9N
つれなくはそれゆゑになど果てざらんさらで消えんも空しけぶりを(宗祇)

946 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:05:53 ID:5UmNSDcu
ふじのねの空にや今はまがへましわが身にけたぬむなし煙を(西園寺公経[新勅撰])

947 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:08:12 ID:5UmNSDcu
消えはつる行へともみよ思ひわびかへぬ命のむなしけぶりを(定為[新千載])

948 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:09:10 ID:5UmNSDcu
花の香に衣はふかくなりにけり木の下陰の風のまにまに(紀貫之[新古今])

949 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:10:13 ID:5UmNSDcu
桜色のはつ花染めのかり衣きつつやなれん春の木のもと(西園寺実氏[続古今])

950 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:10:57 ID:5UmNSDcu
墨染に咲かぬもつらし山桜花はなげきの外の物かは(平親世[新後撰])

951 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:18:44 ID:WqXmUeQE
花ちらむのちもみるべくさくら色にそめし衣をぬぎやかふべき(恵慶法師)

952 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:19:59 ID:WqXmUeQE
さくら色に染めし袂をぬぎかへて山ほととぎす今日よりぞ待つ(和泉式部)

953 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:21:34 ID:WqXmUeQE
桜色の衣にもまた別るるに春をのこせる宿の藤浪(式子内親王)

954 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:22:45 ID:WqXmUeQE
桜色のかたみのころもぬぎかへてふたたび春に別れぬるかな(雅成親王)

955 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:23:27 ID:WqXmUeQE
桜色のころもはうすし心こそ春のかたみよふかくそめてき(大内政弘)

956 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:28:32 ID:TgOKW68z
みよしのの山わけ衣桜色にこころのおくもふかくそめてき(木下長嘯子)

957 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:29:36 ID:TgOKW68z
あはれをもあまたにやらぬ花の香の山もほのかに残る三日月(藤原定家)

958 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:31:21 ID:TgOKW68z
花は春ちりにし峰にあはれてふことをあまたにやらぬしら雲(飛鳥井雅経)

959 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:32:03 ID:TgOKW68z
あはれてふことのちぐさは霜がれてあまたにやらぬ白菊の花(契沖)

960 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:33:31 ID:TgOKW68z
けふ別れあすはと人を思ふだにみぬまは袖のかわくものかは(宗良親王)

961 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:34:17 ID:TgOKW68z
さだめなき世にやをしまむけふ別れあすはあふみの別れなりとも(花山院師兼)

962 :名無氏物語:2007/06/21(木) 02:35:31 ID:TgOKW68z
世にふれど君におくれてをる花はにほひて見えず墨染にして(和泉式部)

963 :名無氏物語:2007/06/21(木) 05:55:22 ID:ZQnDH0ig
わたつみの道触りの神に手向けする幣の追風やまず吹かなむ(土佐日記・一月二十六日)

964 :名無氏物語:2007/06/21(木) 14:16:22 ID:6iQhj/Ul
荒立ちし波に心はさわがねど寄せけん磯をいかがうらみぬ
尽きもせぬ心の闇にくるるかな雲井に人を見るにつけても(源氏紅葉賀)

965 :名無氏物語:2007/06/21(木) 14:29:16 ID:1eUXlyP0
墨染にさかぬさくらもこの春は心あればや露けかるらむ(惟宗光吉)

966 :名無氏物語:2007/06/21(木) 14:32:33 ID:1eUXlyP0
飽かなくにまだきも月の隠るるか山の端逃げて入れずもあらなん(業平)

967 :名無氏物語:2007/06/21(木) 14:37:07 ID:1eUXlyP0
おしなべて峰も平らになりななん山の端なくは月も入らじを(岑雄)

968 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:08:20 ID:oHro2tXv
我が心めにこそ見えねくもる日の影と君にはそへてしものを(俊恵)

969 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:09:44 ID:oHro2tXv
たまさかに逢瀬はなくてみなの川涙の淵に沈む恋かな(京極関白家肥後)

970 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:10:27 ID:oHro2tXv
袖のうへも恋ぞつもりてふちとなる人をば見ねのよそのたぎつせ(藤原定家)

971 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:11:47 ID:oHro2tXv
みなの河みねよりおつる桜花にほひのふちのえやはせかるる(藤原定家)

972 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:14:04 ID:oHro2tXv
みなの河ふちにはよらじつくばねの峰より落つる雁の一つら(正徹)

973 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:17:49 ID:oHro2tXv
筑波嶺やしげればいとどみなの川峯よりおつる音ばかりして(正徹)

974 :名無氏物語:2007/06/21(木) 15:50:25 ID:Y3qYBcwY
筑波嶺の岩もとどろに落つる水世にもたゆらに吾が思はなくに(万葉集・巻十四・東歌)

975 :名無氏物語:2007/06/21(木) 23:37:11 ID:Eigxcaxn
八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を(スサノオ)

976 :名無氏物語:2007/06/21(木) 23:51:55 ID:G9wPGYxP
つくばねの峰よりおつるみなの川こひぞつもりて淵となりける(後撰771)

977 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:09:42 ID:OWGoDtd0
つくばねの峰よりおつるみなの川こひぞつもりて淵となりぬる(百人一首・陽成天皇)

978 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:22:56 ID:sI78GAvz
さくらちる花の所は春ながら雪ぞふりつつ消えがてにする(古今75)

979 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:24:33 ID:sI78GAvz
いざ桜われも散りなむ一さかりありなば人にうき目みえなむ(古今77)

980 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:38:45 ID:lnR1kSOU
小初瀬の花のさかりやみなの河峰よりおつる水の白波(藤原清輔[新後拾遺])

981 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:40:58 ID:lnR1kSOU
つくばねの嶺の桜やみなの河ながれて淵と散りつもるらん(飛鳥井雅有[続拾遺])

982 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:42:56 ID:lnR1kSOU
咲かぬまは花と見よとやみ吉野の山の白雪きえがてにする(二条院讃岐[新勅撰])

983 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:45:43 ID:lnR1kSOU
そことなき花の所も春ふかみ空に知られで匂ふ春風(洞院公賢[新拾遺])

984 :名無氏物語:2007/06/22(金) 00:47:52 ID:lnR1kSOU
いざ桜散るをつらさに言ひなさで梢のほかの盛りともみん(藤原基任[新拾遺])

985 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:03:07 ID:IBeI/8k+
ほととぎすなくべき枝とみゆれどもまたるるものは鶯の声(藤原道綱)

986 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:04:10 ID:IBeI/8k+
鶯のこゑ聞きそむるあしたよりまたるる物はさくらなりけり(本居宣長)

987 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:05:39 ID:IBeI/8k+
春ならば花とやみらむ冬ごもりみやまをわけてふれる白雪(藤原長能)

988 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:06:46 ID:IBeI/8k+
千年ふる山路のきくも露の間の花とやみらん秋のよの月(松永貞徳)

989 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:24:27 ID:+Qr70nFj
あらたまの年たちかへるあしたより待たるるものは鶯のこゑ(拾遺5)

990 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:25:59 ID:+Qr70nFj
春たてば花とやみらむ白雪のかかれる枝にうぐひすぞなく(古今6)

991 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:29:51 ID:+Qr70nFj
よそにのみあはれとぞ見し梅の花あかぬ色香はをりてなりけり(古今37)

992 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:41:48 ID:86VjCvaJ
筑紫にも紫おふる野辺はあれど無き名かなしぶ人ぞきこえぬ(新古1697)

993 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:42:42 ID:86VjCvaJ
かるかやの関守にのみ見えつるは人もゆるさぬ道べなりけり(新古1698)

994 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:44:08 ID:86VjCvaJ
海ならずたたへる水の底までにきよき心は月ぞてらさん(新古1699)

995 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:45:56 ID:86VjCvaJ
彦星のゆきあひをまつかささぎの門わたる橋を我にかさなん(新古1700)

996 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:46:55 ID:86VjCvaJ
流れ木と立つ白波と焼く塩といづれかからきわたつみの底(新古1701)

997 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:48:32 ID:86VjCvaJ
松の色は西ふく風やそめつらん海のみどりを初入にして(続古今690)

998 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:49:35 ID:86VjCvaJ
津の国のなには立たまくをしみこそすくもたく火のしたにこがるれ(後撰769)

999 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:54:31 ID:9mbeadXt
我が袖ににほひかうつせむめの花咲きちる岡の春の夕風(飛鳥井雅有)

1000 :名無氏物語:2007/06/22(金) 01:55:28 ID:9mbeadXt
梅の花恋しきことの色ぞそふうたてにほひのきえぬ衣に(式子内親王)

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