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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十五

1 :名無氏物語:2007/03/27(火) 05:00:46 ID:ohpy0kCF
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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2 :名無氏物語:2007/03/27(火) 05:01:53 ID:ohpy0kCF
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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3 :名無氏物語:2007/03/27(火) 15:57:16 ID:HlwxivBC
時鳥うきにかたらふ声ならば物思ふ宿を過ぎがてになけ(宗尊親王)

4 :名無氏物語:2007/03/27(火) 15:59:37 ID:HlwxivBC
暁のかねて物うきあらしかな月も霜よの道のささ原(藤原家隆)

5 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:00:39 ID:HlwxivBC
みじか夜のかねて物うき暁にやまほととぎす一声ぞきく(後鳥羽院)

6 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:01:35 ID:HlwxivBC
あしたづのさはべの声はとほくともなどか雲ゐにきこえざるべき(信西)

7 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:02:10 ID:HlwxivBC
いかでなほ恋ひ死ぬばかりこふる身を人づてにだにさぞときかれん(藤原家良)

8 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:02:49 ID:HlwxivBC
あひみてのあしたの恋にくらぶれば待ちし月日は何ならぬかな(祐子内親王家紀伊)

9 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:07:44 ID:78izDPzA
世の中をいとふ宿にはうゑおきて身をうの花のかげにかくさん(慶融[続千載])

10 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:08:29 ID:78izDPzA
今はただ思ひたえなんとばかりを人づてならでいふよしもがな(藤原道雅[後拾遺])

11 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:09:24 ID:78izDPzA
あひみてののちこそ恋はまさりけれつれなき人をいまはうらみじ(永源[後拾遺])

12 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:10:19 ID:78izDPzA
あだなりし人の心にくらぶれば花もときはのものとこそみれ(藤原忠通[金葉])

13 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:10:59 ID:78izDPzA
思ひ出づるその慰めもありなまし逢ひ見て後のつらさ思へば(藤原季経[千載])

14 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:11:37 ID:78izDPzA
うたたねの夢に逢ひ見て後よりは人もたのめぬ暮ぞ待たるる(源慶[千載])

15 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:15:23 ID:flK+AWr5
今までに昔は物をとばかりもうらみぬ身をば恨みやはせぬ(後水尾院)

16 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:16:33 ID:flK+AWr5
いかにせん昔はものをとばかりの歎きしらるるけさのおもひを(後西院)

17 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:17:10 ID:flK+AWr5
うつそみのよのはかなさにくらぶれば桜は猶もひさしかりけり(鵜殿余野子)

18 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:17:45 ID:flK+AWr5
あいみてののちの心の夕まぐれ君だけがいる風景である(俵万智)

19 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:18:16 ID:flK+AWr5
逢ひ見てののちの心を先づ知ればつれなしとだにえこそ恨みね(藤原定家)

20 :名無氏物語:2007/03/27(火) 16:19:34 ID:flK+AWr5
思ひいづる後の心にくらぶ山よそなる花の色はいろかは(藤原定家)

21 :名無氏物語:2007/03/27(火) 21:18:55 ID:Xbjx9wjr
中出しや ちんこ挿し入る 馬鹿の音(木公尾芭蕉)

22 :名無氏物語:2007/03/28(水) 12:08:00 ID:PAHtNX/0
わが宿の梅がえになく鶯は風のたよりに香をやとめこし(玉葉42)

23 :名無氏物語:2007/03/28(水) 12:10:33 ID:PAHtNX/0
時しもあれ花のさかりにつらければ思はぬ山に入りやしなまし(後撰70)

24 :名無氏物語:2007/03/28(水) 12:11:31 ID:PAHtNX/0
よろづ世の始とけふをいのりおきて今行末は神ぞしるらん(拾遺263)

25 :名無氏物語:2007/03/28(水) 12:12:32 ID:PAHtNX/0
人づてにしらせてしがな隠れ沼のみごもりにのみ恋ひやわたらん(新古1001)

26 :名無氏物語:2007/03/28(水) 12:14:53 ID:PAHtNX/0
あふことのたえてしなくは中々に人をも身をもうらみざらまし(拾遺678)

27 :名無氏物語:2007/03/28(水) 12:16:09 ID:PAHtNX/0
夢かとぞわびては思ふたまさかにとふ人あれや又やさむると(続古今1396)

28 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:32:17 ID:ygTMHwcW
恨み慕ふ人いかなれやそれはなほ逢ひ見て後の憂へなるらん(京極為兼[玉葉])

29 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:33:45 ID:ygTMHwcW
我が恋は庭のむら萩うらがれて人をも身をも秋の夕ぐれ(慈円[新古今])

30 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:35:38 ID:ygTMHwcW
たへてやは人をも身をも恨むべき木の葉しぐるる秋の山里(光西[続後撰])

31 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:36:55 ID:ygTMHwcW
忍び音の絶えてしなくは時鳥五月待つまを恨みざらまし(今出川院近衛[続後拾遺])

32 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:39:48 ID:ygTMHwcW
いくたびかあはれ昔と思ひいでて身のいたづらに月をみるらん(二条良実[続古今])

33 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:40:27 ID:ygTMHwcW
恋ひしなむ身をもあはれと誰かいはんいふべき人はつらき世なれば(西園寺実衡女[風雅])

34 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:46:39 ID:kEAi9l+j
あれまもる雨も涙もふるままにえならぬ床に水たまりつつ

35 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:47:45 ID:kEAi9l+j
ゆくへなき宿はととへば涙のみさののわたりのむらさめの空

36 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:49:00 ID:kEAi9l+j
おもふことそなたの空となけれども伊駒の山のあめの夕暮

37 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:51:18 ID:kEAi9l+j
ながめわびたえぬ涙や雨とふるしぐるる空にまがふ夜の袖

38 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:52:34 ID:kEAi9l+j
はれぬ雨の曇りそめけん雲やなに恋よりたてし烟なりけり

39 :名無氏物語:2007/03/28(水) 13:53:38 ID:kEAi9l+j
年へたる思ひはいとどふかきよの窓うつ雨も音しのぶなり

40 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:27:52 ID:bMymUNgk
しぬる命いきもやすると心みに玉の緒ばかり逢はむといはなむ(古今568)

41 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:28:26 ID:bMymUNgk
わびぬればしひてわすれむと思へども夢といふ物ぞ人だのめなる(古今569)

42 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:30:37 ID:bMymUNgk
逢ふまでのかたみとてこそとどめけめ涙にうかぶもくづなりけり(古今745)

43 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:31:23 ID:bMymUNgk
うらみてもなきてもいはむ方ぞなき鏡にみゆるかげならずして(古今814)

44 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:32:09 ID:bMymUNgk
いたづらにすぐす月日はおもほえで花見てくらす春ぞすくなき(古今351)

45 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:32:57 ID:bMymUNgk
誰をかもしる人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに(古今909)

46 :名無氏物語:2007/03/28(水) 14:34:16 ID:bMymUNgk
花ちれる水のまにまにとめくれば山には春もなくなりにけり(古今129)

47 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:19:56 ID:UYCQcQ5q
哀ともいふべき人はさき立ちて残る我が身ぞありてかひなき(永陽門院左京大夫[新拾遺])

48 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:20:31 ID:UYCQcQ5q
ながめてもあはれと思へおほかたの空だにかなし秋の夕ぐれ(鴨長明[新古今])

49 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:21:33 ID:UYCQcQ5q
しほたるる身をば思はずこと浦に立つ名くるしき夕烟かな(少将内侍[新拾遺])

50 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:22:21 ID:UYCQcQ5q
埋もるる身をば歎かずなべて世の曇るぞつらき今朝の初雪(後醍醐院[新葉])

51 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:23:09 ID:UYCQcQ5q
恋ひしなん身をば思はず同じ世にあはぬためしの名こそ惜しけれ(寂昌[新千載])

52 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:23:47 ID:UYCQcQ5q
しづむべき身をば思はず涙川ながれて後の名こそをしけれ(崇光院[新千載])

53 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:33:40 ID:YI/uzJmb
大方の空も涙もかきあへぬ月かげぬらす秋のむらさめ(後鳥羽院)

54 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:34:20 ID:YI/uzJmb
おほかたの秋てふ秋のながき夜をこよひともがな星合の空(光厳院)

55 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:35:09 ID:YI/uzJmb
程もなく消えぬる雪はかひもなし身をつみてこそあはれと思はめ(中務)

56 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:36:08 ID:YI/uzJmb
忘らるる身をば思はで龍田山心にかかる沖つ白波(寂蓮)

57 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:37:56 ID:YI/uzJmb
誓ひてし人の命を嘆くとてわがたのまぬになしてこそみれ(藤原為家)

58 :名無氏物語:2007/03/28(水) 16:40:15 ID:YI/uzJmb
吹き過ぐる行へもとはぬ荻の葉に待つ宵ふけし秋風の声(俊成卿女)

59 :名無氏物語:2007/03/28(水) 17:15:32 ID:kiJo8/4c
吹きしをる荻の葉ならばいかにぞとかたしく袖に思ふ秋風(後柏原天皇)

60 :名無氏物語:2007/03/28(水) 19:16:29 ID:B5qOVQp0
さえかへる月はおぼろげなくなくも雁ぞわかるる如月の空(下河辺長流)

61 :名無氏物語:2007/03/28(水) 19:18:27 ID:B5qOVQp0
さやかにも人はみるらんわがめには涙にくもるよひの月かげ(和泉式部)

62 :名無氏物語:2007/03/28(水) 19:21:06 ID:B5qOVQp0
難波がたうきふししげき蘆の葉におきたる露のあはれ世の中(源実朝)

63 :名無氏物語:2007/03/28(水) 19:22:07 ID:B5qOVQp0
風ふけばおつる桜のあだにのみとまらぬ色のあはれ世の中(伏見院)

64 :名無氏物語:2007/03/28(水) 19:36:57 ID:ftx2FKCL
ながらへてつひにすむべき都かは此世はよしやとてもかくても(西行)

65 :名無氏物語:2007/03/29(木) 07:46:54 ID:nEQ7TRQx
はかなさをほかにもいはじ桜花さきては散りぬあはれ世の中(藤原実定[新古今])

66 :名無氏物語:2007/03/29(木) 07:47:37 ID:nEQ7TRQx
何事のかはるとなしにかはり行く人の心のあはれ世の中(遊義門院[玉葉])

67 :名無氏物語:2007/03/29(木) 07:48:14 ID:nEQ7TRQx
山のはに思ひもいらじ世の中はとてもかくても有明の月(藤原盛方[新古今])

68 :名無氏物語:2007/03/29(木) 07:48:56 ID:nEQ7TRQx
しるしらず行くも帰るも逢坂の関の清水に影はみゆらん(順徳院[新後拾遺])

69 :名無氏物語:2007/03/29(木) 07:49:53 ID:nEQ7TRQx
人めもる心のうちの関なれは行もかへるも誰かいさめん(西園寺実氏[新続古今])

70 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:01:12 ID:mBtNi3T4
世の中はとてもかくてもありぬべしといひし人の心をぞしる(慈円)

71 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:02:33 ID:mBtNi3T4
世の中にとてもかくてもあられぬはとてもかくても有るにぞありける(慈円)

72 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:03:58 ID:mBtNi3T4
世の中よとてもかくてもありはてぬ命まつまをなになげくらん(藤原雅経)

73 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:04:43 ID:mBtNi3T4
さとからの秋とはことにながむとも宮もわら屋もおなじ夕暮(後鳥羽院)

74 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:05:52 ID:mBtNi3T4
これや此のしるもしらぬも君が代の春の光にあふ坂の関(藤原有家)

75 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:09:54 ID:LLIFgcZ1
こぬ人を待つ夜ながらの軒の雨に月をよそにてわびつつやねん

76 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:11:15 ID:LLIFgcZ1
わびつつもうちやはねぬる宵の雨にやがて更け行く鐘の音かな

77 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:12:37 ID:LLIFgcZ1
きくやいかにうはの空なる風だにも松に音する習ひ有りとは

78 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:14:18 ID:LLIFgcZ1
打ちなびく草葉にもろき露のまも涙ほしあへぬ袖の秋風

79 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:15:14 ID:LLIFgcZ1
ひとりのみ富士の山風やむごなく恋をなどてかするがなるらん

80 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:15:51 ID:LLIFgcZ1
いかにせん身はならはしの物とても軒端の松に秋風ぞふく

81 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:19:52 ID:jPmqgTbn
夏の夜はまだ宵ながらあけぬるを雲のいづこに月やどるらむ(古今166)

82 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:20:42 ID:jPmqgTbn
神なびの山をすぎゆく秋なれば龍田川にぞぬさはたむくる(古今300)

83 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:21:14 ID:jPmqgTbn
冬ながら空より花のちりくるは雲のあなたは春にやあるらむ(古今330)

84 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:21:53 ID:jPmqgTbn
恋ひ死なばたが名はたたじ世の中のつねなき物と言ひはなすとも(古今603)

85 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:22:33 ID:jPmqgTbn
今ははや恋ひ死なましを相見むとたのめしことぞ命なりける(古今613)

86 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:24:01 ID:jPmqgTbn
みつ潮のながれひる間をあひがたみ見るめのうらに夜をこそ待て(古今665)

87 :名無氏物語:2007/03/29(木) 08:24:44 ID:jPmqgTbn
心をぞわりなき物と思ひぬる見るものからや恋しかるべき(古今685)

88 :名無氏物語:2007/03/29(木) 13:49:48 ID:6+Gv7ezv
逢坂や関の杉群かすむめりゆくもかへるも春の道とて(後鳥羽院)

89 :名無氏物語:2007/03/29(木) 13:50:23 ID:6+Gv7ezv
けふはまた知るも知らぬもあふ坂の秋のわかれや思ひわかれん(藤原為家)

90 :名無氏物語:2007/03/29(木) 13:52:48 ID:6+Gv7ezv
あふ坂は心をとむる関なれや花に別れて行くも帰るも(加藤枝直)

91 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:22:56 ID:85IGrtTu
世の中はとてもかくても同じこと宮も藁屋もはてし無ければ

92 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:23:40 ID:85IGrtTu
逢坂の関の嵐のはげしきに強ひてぞゐたる夜を過ごすとて

93 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:43:16 ID:0e2vzjR2
心とやゆくもかへるも歎くらん人やりならぬ鄙の別れぢ(後嵯峨院[新後撰])

94 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:44:48 ID:0e2vzjR2
こえじただ行くも帰るもとどまらぬ別れの道の逢坂の関(二条為定[新千載])

95 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:46:21 ID:0e2vzjR2
帰るべき身にしあらねば是や此の行くをかぎりの相坂の関(源具行[新千載])

96 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:47:22 ID:0e2vzjR2
なほざりのをののあさぢにおく露も草葉にあまる秋の夕暮(藤原定家[続後撰])

97 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:50:01 ID:0e2vzjR2
浅茅生の小野の篠原なく虫の涙にあまる秋の夕露(藤原為理[続後拾遺])

98 :名無氏物語:2007/03/30(金) 00:51:45 ID:0e2vzjR2
浅茅生の小野の篠原風そよぎ人しるらめや秋たちぬとは(宗良親王[新葉])

99 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:12:06 ID:6B4Zb/vj
わくらばにとひこし比におもなれてさぞあらましの庭の松風

100 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:12:48 ID:6B4Zb/vj
いかにせんなぐさむやとてむすぶ庵に猶松風のみねに吹くなり

101 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:13:54 ID:6B4Zb/vj
荻原や余所に聞きこし秋の風もの思ふくれは我が身ひとつに

102 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:14:30 ID:6B4Zb/vj
きえかへり露ぞみだるる下荻の末こす風はとふにつけても

103 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:15:23 ID:6B4Zb/vj
白妙の袖のわかれに露落ちて身にしむいろの秋風ぞふく

104 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:17:13 ID:6B4Zb/vj
今はただこぬ夜あまたの小夜更けてまたじと思ふに松風の声

105 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:22:53 ID:scUrH9dj
かけてのみ思ひぞわたるあづまぢや月すむ比のさのの舟橋(順徳院)

106 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:23:39 ID:scUrH9dj
浅茅生の小野のしのはら霜枯れていづくを秋の形見とか見む(藤原俊成女)

107 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:28:52 ID:scUrH9dj
夕されば玉ゐる蓮の広葉にもあまりてなどか露のこぼるる(木下長嘯子)

108 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:29:50 ID:scUrH9dj
青柳のなびく下枝にはきてけり吹く春風やとものみやつこ(二条院讃岐)

109 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:30:27 ID:scUrH9dj
塵もゐぬ天つ雲井のかすめるを朝ぎよめする春の風かな(正徹)

110 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:43:58 ID:colRL/BR
恋しとはたが名づけけむことならむ死ぬとぞただに言ふべかりける(古今698)

111 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:45:54 ID:colRL/BR
雲ゐにもかよふ心のおくれねばわかると人に見ゆばかりなり(古今378)

112 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:46:59 ID:colRL/BR
光なき谷には春もよそなればさきてとくちる物思ひもなし(古今967)

113 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:52:55 ID:colRL/BR
花のちることやわびしき春霞たつたの山のうぐひすのこゑ(古今108)

114 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:53:29 ID:colRL/BR
きりぎりすいたくななきそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる(古今196)

115 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:54:05 ID:colRL/BR
君を思ひおきつの浜になくたづの尋ねくればぞありとだにきく(古今914)

116 :名無氏物語:2007/03/30(金) 01:54:41 ID:colRL/BR
なよ竹の夜ながきうへに初霜のおきゐて物を思ふころかな(古今993)

117 :名無氏物語:2007/03/30(金) 02:04:05 ID:iA/wa0AQ
春くれば玉のみぎりをはらひけり柳の糸や伴のみやつこ(藤原俊成[玉葉])

118 :名無氏物語:2007/03/30(金) 02:04:59 ID:iA/wa0AQ
わすれずよ朝ぎよめするとのもりの袖にうつりし秋萩の花(後嵯峨院[続後撰])

119 :名無氏物語:2007/03/30(金) 02:05:51 ID:iA/wa0AQ
ももしきの御はしの桜ちらぬまに朝ぎよめせよともの宮つこ(三条実重[新千載])

120 :名無氏物語:2007/03/30(金) 02:07:30 ID:iA/wa0AQ
神もさぞあかずみるらむ桜ちるしめの宮もり朝ぎよめすな(荒木田延季[新拾遺])

121 :名無氏物語:2007/03/31(土) 02:14:22 ID:TqH2TI2v
思ひきやあひ見ぬほどの年月をかぞふばかりにならむものとは(伊勢[拾遺])

122 :名無氏物語:2007/03/31(土) 02:16:37 ID:TqH2TI2v
思ひ出は同じ空とは月を見よ程は雲ゐにめぐりあふまで(後三条院[新古今])

123 :名無氏物語:2007/03/31(土) 02:18:21 ID:TqH2TI2v
別れ路は雲井のよそになりぬともそなたの風のたよりすぐすな(行宗[新古今])

124 :名無氏物語:2007/03/31(土) 02:19:33 ID:TqH2TI2v
めぐりあはん空行く月のゆく末もまだ遥かなる武蔵野の原(定家[新千載])

125 :名無氏物語:2007/03/31(土) 02:21:00 ID:TqH2TI2v
おなじ世の別れはなほぞ忍ばるる空行く月のよその形見に(順徳院[新拾遺])

126 :名無氏物語:2007/03/31(土) 02:23:11 ID:TqH2TI2v
思ひたつ程は雲ゐに行く雁の故郷とほくかすむ空かな(知家[新後撰])

127 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:07:12 ID:vqP4pzVq
をりふせてのちさへにほふ山桜あはれしれらん人にみせばや(行尊)

128 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:07:51 ID:vqP4pzVq
おもふ事いはせの杜のよぶこ鳥あはれ知れらん人のきけかし(藤原俊成)

129 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:10:32 ID:vqP4pzVq
おなじくはあはれしれらん人もがな鹿とむしとの秋の夕暮(後鳥羽院)

130 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:11:41 ID:vqP4pzVq
あくる夜の月と花とのあはれをもただおしこめて霞む春かな(正徹)

131 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:12:46 ID:vqP4pzVq
心なき身にだにあかぬ花ゆゑにあはれしれらむ人ぞまたるる(中臣祐臣)

132 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:13:48 ID:vqP4pzVq
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀のうら波(花山院師賢)

133 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:28:42 ID:6pnbtL8g
大君は神にしませば天雲の雷の上にいほりせるかも

134 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:29:20 ID:6pnbtL8g
大宮の内まで聞ゆ網引すと網子ととのふる海人の呼び聲

135 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:29:56 ID:6pnbtL8g
やすみししわが大君の食國は大和も此處も同じとぞ念ふ

136 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:30:33 ID:6pnbtL8g
萬の軍なりとも言擧せず取りて來ぬべき男とぞ思ふ

137 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:31:14 ID:6pnbtL8g
をのこやも空しかるべき萬代に語りつぐべき名は立てずして

138 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:33:36 ID:6pnbtL8g
ますらをの弓末振り起し射つる矢を後見む人は語りつぐがね

139 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:37:13 ID:qfhqWkfa
をみなへし秋の野風にうちなびき心ひとつをたれによすらむ(古今230)

140 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:38:54 ID:qfhqWkfa
花すすき我こそしたに思ひしかほに出でて人にむすばれにけり(古今748)

141 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:46:21 ID:qfhqWkfa
春やとき花やおそきとききわかむ鶯だにもなかずもあるかな(古今10)

142 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:47:28 ID:qfhqWkfa
秋ならであふことかたきをみなへし天の川原におひぬものゆゑ(古今231)

143 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:48:32 ID:qfhqWkfa
よそにのみきかましものを音羽川わたるとなしに身なれそめけむ(古今749)

144 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:49:14 ID:qfhqWkfa
君がゆくこしのしら山しらねども雪のまにまにあとはたづねむ(古今391)

145 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:50:13 ID:qfhqWkfa
春霞たつを見すててゆく雁は花なき里にすみやならへる(古今31)

146 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:53:46 ID:KjnvxCPF
有明の月はくもらで山おろしにもみぢ吹きおろす音ぞしぐるる(宗良親王)

147 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:54:40 ID:KjnvxCPF
かれて立つ垣ねのすすきほのぼのと有明の月の霜しろき庭(冷泉為村)

148 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:55:28 ID:KjnvxCPF
山吹よ井手の川浪たちかへる春のかたみにしばしとどまれ(慈円)

149 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:57:07 ID:KjnvxCPF
春ふかみ井手の川浪をりをえて盛りににほふ山吹の花(宜秋門院丹後)

150 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:57:51 ID:KjnvxCPF
たちかへり又はみずとも山吹の花になかけそ井手の川波(二条為重)

151 :名無氏物語:2007/03/31(土) 03:58:33 ID:KjnvxCPF
山吹のはながみばかり金いれにみのひとつだになきぞかなしき(四方赤良)

152 :名無氏物語:2007/03/31(土) 12:40:28 ID:yQnwfsNy
山吹のみの一つだに無き宿はかさも二つはもたぬなりけり(橘曙覧)

153 :名無氏物語:2007/03/31(土) 12:41:50 ID:yQnwfsNy
はるばると荻の焼原かき分けてみちのゆくてにわらびをぞをる(藤原家隆)

154 :名無氏物語:2007/03/31(土) 12:43:54 ID:yQnwfsNy
むさしのの荻の焼はらかき分けて遠かた人の霞行くらん(藤原家隆)

155 :名無氏物語:2007/03/31(土) 12:45:53 ID:yQnwfsNy
いざけふはをぎのやけ原かき分けて手折りてを来む春のさわらび(賀茂真淵)

156 :名無氏物語:2007/03/31(土) 12:47:03 ID:yQnwfsNy
軒ちかき梅の立えやしるからん思ひの外にきなく鶯(宮内卿)

157 :名無氏物語:2007/03/31(土) 12:47:57 ID:yQnwfsNy
山里も月の夜ごろは心せむおもひのほかに人もとひけり(飛鳥井雅有)

158 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:10:26 ID:4zMMi7u3
月のかたの思ひの外ににほひしやむめのたち枝の春のさよ風(三条西実隆)

159 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:11:03 ID:4zMMi7u3
梅の花おもひの外にさくやどは人まちかまへするほどぞなき(木下長嘯子)

160 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:12:07 ID:4zMMi7u3
朝霞たち枝もみえぬ垣ねより思ひの外に匂ふ梅が香(後水尾院)

161 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:12:40 ID:4zMMi7u3
山風にちらで待ちけり桜花けふぞこぼれてにほふべらなる(藤原高遠)

162 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:13:13 ID:4zMMi7u3
花の色をあかでやけふはかへりなん人だのめなる風にまかせて(藤原為光)

163 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:16:24 ID:D2mjNzVi
山桜ちよの春々けふよりは色さきまされ君がみにこば(大中臣能宣)

164 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:17:09 ID:D2mjNzVi
ほころぶる霞のまよりちる花は山たかみふる雪かとぞみる(大中臣能宣)

165 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:19:07 ID:D2mjNzVi
心ある軒ばの風の匂ひかな花ちるべくもふかぬものから(嘉陽門院越前)

166 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:19:38 ID:D2mjNzVi
世にあれば今年の春の花も見つうれしきものは命なりけり(本居宣長)

167 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:20:56 ID:D2mjNzVi
世の中にうれしきものは鳥部山かくるる人をみつるなりけり(元良親王)

168 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:21:45 ID:D2mjNzVi
都へとなにいそぐらむほととぎす暁かけて山ぢいづなり(藤原秀能)

169 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:26:11 ID:TNO5NKWt
たが里の梅のたち枝をすぎつらん思ひのほかににほふ春風(西園寺実氏[続古今])

170 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:27:07 ID:TNO5NKWt
たがためかあすは残さむ山桜こぼれてにほへけふの形見に(清原元輔[新古今])

171 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:27:45 ID:TNO5NKWt
春風は花ちるべくもふかぬ日におのれうつろふ山桜かな(藤原雅経[続千載])

172 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:28:20 ID:TNO5NKWt
笹竹のよはにや来つる閨ちかき朝けの窓に鶯のなく(西園寺実兼[風雅])

173 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:29:02 ID:TNO5NKWt
月も今み山いづらし時鳥ふけゆく空に声のきこゆる(後花園天皇[新続古今])

174 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:48:12 ID:dvMuFSok
杜鵑あかつきかけて鳴く声を片みみに聞く枕つらしな(桜井基佐)

175 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:48:54 ID:dvMuFSok
をぐら山鹿のたちどのみゆるかな峰の紅葉やちりまさるらん(藤原高遠)

176 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:49:30 ID:dvMuFSok
小倉山鹿のたちどのしるべだにたえてかげみぬ五月雨の空(藤原家隆)

177 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:50:10 ID:dvMuFSok
春をまつ袖にはいつか濃紫わがもとゆひの霜ぞふりぬる(藤原雅経)

178 :名無氏物語:2007/03/31(土) 13:50:48 ID:dvMuFSok
夜夜はわがもとゆひの霜ならでむすびもおかぬ契りをぞまつ(二条為定)

179 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:10:38 ID:GDMJPPrc
ながめつつ更行く月の影なれやわがもとゆひの秋のよの霜(宗良親王)

180 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:12:22 ID:GDMJPPrc
芳野山松の葉しろき雪のうへに落ちてさやけき有明の月(藤原家隆)

181 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:14:12 ID:GDMJPPrc
若菜つむ都の野べも松の雪いく世つもれる年とかはしる(慈円)

182 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:15:07 ID:GDMJPPrc
都人契りしものをはつ雪に松の葉しろき夕暮の雨(藤原基家)

183 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:26:51 ID:5a9oJeVP
かすめども芳野の雪の猶さえて松の葉しろきふるさとの春(後鳥羽院)

184 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:27:47 ID:5a9oJeVP
みよし野の松の葉しろき山のはにかかりもやらぬうす霞かな(後鳥羽院)

185 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:29:00 ID:5a9oJeVP
くるかたもかへる所もなき春を送りむかふと何おもふらん(正徹)

186 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:29:39 ID:5a9oJeVP
色にいでていはぬ思ひのなぐさめは人のつらさを知らぬばかりぞ(藤原家隆)

187 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:30:40 ID:5a9oJeVP
いかにして忍びならはむ程だにも物や思ふと人にとはれじ(藤原家隆)

188 :名無氏物語:2007/03/31(土) 14:32:14 ID:5a9oJeVP
しのぶれど色にやいづるをみなへし物やおもふと露のおくまで(源具親)

189 :名無氏物語:2007/03/31(土) 16:50:01 ID:+gJipctk
とふ人は忍ぶ中とや思ふらむこたへかねたる袖のけしきを(藤原良経)

190 :名無氏物語:2007/03/31(土) 16:50:38 ID:+gJipctk
ふく風もものや思ふととひがほにうちながむれば松のひと声(藤原良経)

191 :名無氏物語:2007/03/31(土) 16:51:23 ID:+gJipctk
うつせみの鳴く音やよそにもりの露ほしあへぬ袖を人のとふまで(藤原良経)

192 :名無氏物語:2007/03/31(土) 16:52:15 ID:+gJipctk
おのれだに言問ひこなんさ夜千鳥須磨のうきねに物や思ふと(藤原良経)

193 :名無氏物語:2007/03/31(土) 17:52:55 ID:UL7qe9LS
今年みる我が元結の初霜にみそぢあまりの秋ぞふけぬる(藤原良経[新後拾遺])

194 :名無氏物語:2007/03/31(土) 17:55:14 ID:UL7qe9LS
ふりにけりわが元結のそのかみに見ざりし色の秋の初霜(源兼康[続古今])

195 :名無氏物語:2007/03/31(土) 17:56:15 ID:UL7qe9LS
白雲のかかる高ねになるほどは幾世つもれる塵にかあるらん(肥後[堀河百首])

196 :名無氏物語:2007/03/31(土) 17:57:37 ID:UL7qe9LS
芳野山今年も雪のふる郷に松の葉しろき春の曙(藤原良経[新後拾遺])

197 :名無氏物語:2007/03/31(土) 18:43:22 ID:I3cgvqv7
見わたせば比良の高ねに雪きえて若菜つむべく野はなりにけり(続後撰34)

198 :名無氏物語:2007/03/31(土) 18:51:40 ID:I3cgvqv7
けふよりは荻のやけ原かきわけて若菜つみにと誰をさそはん(後撰3) 

199 :名無氏物語:2007/03/31(土) 18:58:48 ID:I3cgvqv7
わが宿の梅のたちえや見えつらん思ひの外に君が来ませる(拾遺15)

200 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:01:06 ID:I3cgvqv7
道とほみ行きてはみねど桜花心をやりて今日はかへりぬ(後拾遺97)

201 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:06:39 ID:I3cgvqv7
山桜あくまでいろを見つるかな花ちるべくも風ふかぬよに(続古今104)

202 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:07:45 ID:I3cgvqv7
世の中にうれしき物は思ふどち花みてすぐす心なりけり(拾遺1047)

203 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:09:08 ID:I3cgvqv7
花見ると家路におそくかへるかな待ちどきすぐと妹やいふらん(後拾遺109)

204 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:10:18 ID:I3cgvqv7
み山出でて夜はにや来つる時鳥暁かけて声のきこゆる(拾遺101)

205 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:11:17 ID:I3cgvqv7
あやしくも鹿のたちどの見えぬかなをぐらの山に我やきぬらん(拾遺128)

206 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:11:52 ID:I3cgvqv7
あれはてて月もとまらぬわが宿に秋の木の葉を風ぞふきける(詞花136)

207 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:12:34 ID:I3cgvqv7
くれてゆく秋の形見におく物はわが元結の霜にぞありける(拾遺214)

208 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:13:19 ID:I3cgvqv7
見わたせば松の葉しろき吉野山いく世つもれる雪にかあるらむ(拾遺250)

209 :名無氏物語:2007/03/31(土) 19:38:36 ID:8PPoIlSa
哀また物や思ふととふ程の人にしられぬ夕ぐれもがな(順徳院)

210 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:35:20 ID:deH08fVw
人はみな送り迎ふといそぐよをしめのうちにてあかしつるかな(藤原忠良[玉葉])

211 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:40:47 ID:deH08fVw
しのぶれど涙ぞしるき紅に物おもふ袖はそむべかりけり(源道済[詞花])

212 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:43:12 ID:deH08fVw
忍ぶれど思ふ思ひのあまりには色に出でぬる物にぞありける(大江嘉言[風雅])

213 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:45:07 ID:deH08fVw
うき身にはたえぬ歎きにおもなれて物や思ふと問ふ人もなし(鴨長明[新後撰])

214 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:46:23 ID:deH08fVw
とはばやなみぬめの浦に住むあまも心のうちに物や思ふと(西園寺公経[新後撰])

215 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:47:04 ID:deH08fVw
我がごとく物や思ふと問ふべきに鳴きて過ぎぬる郭公かな(隆弁[新千載])

216 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:55:17 ID:tsNz9GUT
あしひきの山にも野にもみ猟人さつ矢手挟みみだれたり見ゆ

217 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:56:20 ID:tsNz9GUT
旅人の宿せむ野に霜降らば吾が子羽ぐくめ天の鶴群

218 :名無氏物語:2007/04/01(日) 03:59:58 ID:tsNz9GUT
わが背子はものな思ほし事しあらば火にも水にも吾なけなくに

219 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:08:09 ID:tsNz9GUT
み民吾生けるしるしあり天地の榮ゆる時にあへらく思へば

220 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:09:14 ID:tsNz9GUT
大君の命かしこみ大船の行きのまにまに宿りするかも

221 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:10:05 ID:tsNz9GUT
あをによし奈良の京は咲く花のにほふがごとく今さかりなり

222 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:49:02 ID:6aei7Aff
春ごとにながるる河を花と見てをられぬ水に袖やぬれなむ(古今43)

223 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:49:44 ID:6aei7Aff
年をへて花の鏡となる水はちりかかるをやくもるといふらむ(古今44)

224 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:50:15 ID:6aei7Aff
さくら花春くははれる年だにも人の心にあかれやはせぬ(古今61)

225 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:51:01 ID:6aei7Aff
見る人もなき山里の桜花ほかのちりなむのちぞ咲かまし(古今68)

226 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:51:38 ID:6aei7Aff
知るといへば枕だにせで寝しものを塵ならぬ名の空にたつらむ(古今676)

227 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:52:25 ID:6aei7Aff
夢にだに見ゆとは見えじ朝な朝なわがおもかげに恥づる身なれば(古今681)

228 :名無氏物語:2007/04/01(日) 04:53:06 ID:6aei7Aff
わたつみとあれにし床を今更にはらはば袖やあわとうきなむ(古今733)

229 :名無氏物語:2007/04/01(日) 16:49:21 ID:C3tyYYLv
露けさの袖にかはらぬ草葉までとはばや秋は物やおもふと(鷹司基忠[玉葉])

230 :名無氏物語:2007/04/01(日) 16:50:33 ID:C3tyYYLv
宿ごとの夕暮とはん秋といへば我にかぎらず物や思ふと(後二条院[続千載])

231 :名無氏物語:2007/04/01(日) 16:51:11 ID:C3tyYYLv
恋すてふなき名やたたん郭公まつにねぬよの数しつもれば(源有仁[金葉])

232 :名無氏物語:2007/04/01(日) 16:51:49 ID:C3tyYYLv
はかなくも人に心をつくすかな身のためにこそおもひ初めしか(源有仁[千載])

233 :名無氏物語:2007/04/01(日) 16:52:29 ID:C3tyYYLv
恋すてふ名をだにながせ涙河つれなき人も聞きやわたると(読人不知[金葉])

234 :名無氏物語:2007/04/01(日) 16:59:42 ID:tsNz9GUT
ほととぎすねざめざりせばとばかりも思ひもあへずすぐる一声(藤原雅経)

235 :名無氏物語:2007/04/01(日) 17:00:36 ID:tsNz9GUT
さ夜中にねざめざりせば初雪のふりにけりともあすぞしらまし(飛鳥井雅有)

236 :名無氏物語:2007/04/01(日) 17:01:18 ID:tsNz9GUT
さ夜ふかく寝覚めざりせばきかましや人よりさきの秋の初風(宗良親王)

237 :名無氏物語:2007/04/01(日) 17:51:47 ID:qGYGtJDL
色にいでて恋すてふ名ぞたちぬべき涙にそむる袖のこければ(読人不知「後撰集」)

238 :名無氏物語:2007/04/01(日) 17:58:38 ID:0L0oXRME
人しれずしのぶの浦に焼く塩のわが名はまだき立つ煙かな(藤原家隆[新勅撰])

239 :名無氏物語:2007/04/01(日) 18:02:38 ID:0L0oXRME
恋すてふうき名は空に立つ雲のかかるつらさに消えや果てなん(花山院師継[続千載])

240 :名無氏物語:2007/04/01(日) 18:03:14 ID:0L0oXRME
恋すてふみほの杣人朝夕に立つ名ばかりはやむ時もなし(西園寺実兼[続千載])

241 :名無氏物語:2007/04/01(日) 18:03:53 ID:0L0oXRME
もらさじとなに忍ぶらん数ならぬ身をしらでこそ思ひそめしか(則祐[新拾遺])

242 :名無氏物語:2007/04/02(月) 08:29:23 ID:ZbnViSrb
音に聞く田子の浦波それならで恋すてふ名のたたぬ日ぞなき(静仁法親王[新続古今])

243 :名無氏物語:2007/04/02(月) 08:30:40 ID:ZbnViSrb
琴の音はむべ松風にかよひけり千年をふべき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

244 :名無氏物語:2007/04/02(月) 08:31:12 ID:ZbnViSrb
朝な朝なおのれ鳴きてや鶯のとしたちかへる春をしるらん(二条為氏[新千載])

245 :名無氏物語:2007/04/02(月) 08:31:45 ID:ZbnViSrb
我が恋は初元結のこむらさきいつしかふかき色に見えつつ(後醍醐院[風雅])

246 :名無氏物語:2007/04/02(月) 08:32:19 ID:ZbnViSrb
はかなさの命もしらぬ別れぢはまてどもえこそちぎらざりけれ(藤原知家[続後撰])

247 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:31:33 ID:9FcoXcIr
我が君をいのるにつけて神ぢ山千代松むしの声ぞ聞ゆる(藤原為家)

248 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:32:36 ID:9FcoXcIr
君ぞみむ千世まつむしのねにたてて秋をかぎらぬやどの月かげ(九条隆博)

249 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:33:13 ID:9FcoXcIr
一むらの氷魚かと見えて網代木の浪にいさよふ月の影かな(香川景樹)

250 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:34:06 ID:9FcoXcIr
みなせ山松にすむつるいく千代か月のうはげに冬をかさねむ(藤原家隆)

251 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:34:45 ID:9FcoXcIr
高砂の松にすむ鶴あらはれて月にぞ千世のためしをもみる(藤原範宗)

252 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:35:44 ID:9FcoXcIr
色かへぬ松にすむ鶴わがきみの千代にちとせをかさねてやなく(藤原為家)

253 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:37:03 ID:9FcoXcIr
おとなしの名をやからまし人しれずいはでものおもふ袖のたきつせ(宗尊親王)

254 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:50:17 ID:VmYgx5qY
降る雪の白髮までに大君に仕へまつれば貴くもあるか

255 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:50:49 ID:VmYgx5qY
天の下すでに覆ひて降る雪の光を見れば貴くもあるか

256 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:51:21 ID:VmYgx5qY
あらたしき年のはじめに豊の年しるすとならし雪のふれるは

257 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:52:02 ID:VmYgx5qY
唐國に往き足らはして歸り來むますら武雄に御酒たてまつる

258 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:52:36 ID:VmYgx5qY
すめろぎの御代榮えむと東なるみちのく山にくがね花咲く

259 :名無氏物語:2007/04/02(月) 14:53:10 ID:VmYgx5qY
大君の命かしこみ磯に觸り海原渡る父母をおきて

260 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:02:11 ID:jIW39J65
ふるさとにあらぬものから我がために人の心のあれて見ゆらむ(古今741)

261 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:02:55 ID:jIW39J65
あひにあひて物思ふころのわが袖にやどる月さへぬるる顔なる(古今756)

262 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:06:33 ID:jIW39J65
みわの山いかに待ち見む年ふともたづぬる人もあらじと思へば(古今780)

263 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:09:50 ID:jIW39J65
冬がれの野べとわが身をおもひせばもえても春を待たましものを(古今791)

264 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:12:29 ID:jIW39J65
人知れず絶えなましかば侘びつつも無き名ぞとだに言はましものを(古今810)

265 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:14:54 ID:jIW39J65
浪の花おきからさきて散りくめり水の春とは風やなるらむ(古今459)

266 :名無氏物語:2007/04/02(月) 15:24:22 ID:jIW39J65
たちぬはぬ衣きし人もなきものをなに山姫の布さらすらむ(古今926)

267 :名無氏物語:2007/04/02(月) 16:49:15 ID:TtfOSIkB
ちぎりきなさてやはたのむ末の松まつにいく夜の波はこえつつ(藤原雅経)

268 :名無氏物語:2007/04/02(月) 16:49:58 ID:TtfOSIkB
ちぎりきな有明の空をかたみにて月見むことにおもひでよとは(飛鳥井雅有)

269 :名無氏物語:2007/04/02(月) 16:50:47 ID:TtfOSIkB
たちわかれけぶりの末もあふことはかたみに袖をしほがまの浦(木下長嘯子)

270 :名無氏物語:2007/04/02(月) 16:53:57 ID:TtfOSIkB
今日よりは君にひかれてあふひ草二葉の松の千よに八千世に(細川幽斎)

271 :名無氏物語:2007/04/02(月) 16:54:37 ID:TtfOSIkB
まもれ猶君にひかれて住吉のまつのちとせは万世の春(北条氏政)

272 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:07:56 ID:FNt6xTfl
いつしかと初元結のこむらさき色に出でつつうちとけねかし(宗良親王)

273 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:08:38 ID:FNt6xTfl
袖にみん初元結のこむらさきそめます色は千世もかはらじ(木下長嘯子)

274 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:10:04 ID:FNt6xTfl
みかきもり衛士のたく火はよそなれどとへかし人のもゆる思ひを(後鳥羽院)

275 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:51:54 ID:LWq0ETsu
暮るる夜は衛士のたく火をそれと見よ室の八島も都ならねば(藤原定家[新勅撰])

276 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:56:59 ID:LWq0ETsu
夜はもえ昼はをりはへなきくらし蛍も蝉も身をばはなれず(源家長[続後撰])

277 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:57:30 ID:LWq0ETsu
我が恋はあまのいさり火よるはもえ昼はくるしき浦の網なは(藤原家良[続古今])

278 :名無氏物語:2007/04/02(月) 17:58:14 ID:LWq0ETsu
夜はもえ昼は消えゆく蛍かな衛士のたく火にいつならひけん(宗尊親王[続拾遺])

279 :名無氏物語:2007/04/02(月) 22:13:20 ID:W+SiuaiI
春の夜の夢ばかりなる手枕に甲斐なくたたむ名こそ惜しけれ

280 :名無氏物語:2007/04/02(月) 22:14:22 ID:W+SiuaiI
恨みわび干さぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ

281 :名無氏物語:2007/04/02(月) 22:15:39 ID:W+SiuaiI
難波潟短き葦の節の間もあわでこの世を過ぐしてよとや

282 :名無氏物語:2007/04/03(火) 15:48:16 ID:NPX9z44l
神無月木々の木の葉は散りはてて庭にぞ風の音は聞こゆる(覚忠[新古今])

283 :名無氏物語:2007/04/03(火) 15:48:53 ID:NPX9z44l
かぢをたえ由良の湊による舟のたよりもしらぬ沖つ潮風(藤原良経[新古今])

284 :名無氏物語:2007/04/03(火) 15:50:36 ID:NPX9z44l
由良のとを夜わたる月にさそはれて行衛もしらず出づる舟人(源家長[続後拾遺])

285 :名無氏物語:2007/04/03(火) 15:51:22 ID:NPX9z44l
ゆらのとや波ぢの末ははるかにて有明の月にわたる舟人(北条政村[玉葉])

286 :名無氏物語:2007/04/03(火) 15:52:11 ID:NPX9z44l
夏刈の蘆のかり寝もあはれなり玉江の月の明けがたの空(藤原俊成[新古今])

287 :名無氏物語:2007/04/03(火) 15:52:43 ID:NPX9z44l
夏刈の蘆のまろやのけぶりだにたつ空もなき五月雨のころ(九条教実[続古今])

288 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:23:48 ID:e+ftnvbg
眞木柱ほめて造れる殿のごといませ母刀自面變りせず

289 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:24:39 ID:e+ftnvbg
霰降り鹿島の神を祈りつつ皇御軍に吾は來にしを

290 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:25:28 ID:e+ftnvbg
今日よりはかへりみなくて大君のしこの御盾と出立つ吾は

291 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:26:10 ID:e+ftnvbg
天地の神を祈りてさつ矢ぬき筑紫の島をさして行く吾は

292 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:26:50 ID:e+ftnvbg
ちはやぶる神の御坂に幣奉り齋ふいのちは母父がため

293 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:27:25 ID:e+ftnvbg
翁とてわびやは居らむ草も木も榮ゆる時に出でて舞ひてむ

294 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:31:08 ID:am7jUxe9
久方のなかにおひたる里なればひかりをのみぞたのむべらなる(古今968)

295 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:32:00 ID:am7jUxe9
山川の音にのみ聞くももしきを身をはやながら見るよしもがな(古今1000)

296 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:34:08 ID:am7jUxe9
難波なるながらの橋もつくるなり今は我が身をなににたとへむ(古今1051)

297 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:35:50 ID:am7jUxe9
ふるさととなりにしならの都にも色はかはらず花はさきけり(古今90)

298 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:36:33 ID:am7jUxe9
萩の露玉にぬかんととればけぬよし見ん人は枝ながら見よ(古今222)

299 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:38:14 ID:am7jUxe9
龍田河もみぢみだれて流るめりわたらば錦なかやたえなむ(古今283)

300 :名無氏物語:2007/04/03(火) 16:39:10 ID:am7jUxe9
老いぬればさらぬ別れもありといへばいよいよ見まくほしき君かな(古今900)

301 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:10:44 ID:fqRhFfrF
しれかしな衛士のたく火のなにならでよる昼わかずもゆる思ひを(冷泉為村)

302 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:11:18 ID:fqRhFfrF
ひるはきえ夜は寒(さ)えつつふる雪に衛士のたくひを頼むころかな(松永貞徳)

303 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:12:01 ID:fqRhFfrF
みかきもる花はいくとせ咲きちりてよしのの春にもの思ふらん(加納諸平)

304 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:25:10 ID:ZoutmVI3
夏刈の蘆ふみしだく水鳥のよにたつ空もなき身なりけり(静仁法親王[続古今])

305 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:25:52 ID:ZoutmVI3
夏刈のあし火の煙したにのみ思ひこがれてたつ空もなし(二条教頼[新葉])

306 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:26:42 ID:ZoutmVI3
藤ばかまあらしたちぬる色よりもくだけて物は我ぞ悲しき(藤原俊成[続拾遺])

307 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:27:53 ID:ZoutmVI3
泊瀬がは井手こす波の岩の上におのれくだけて人ぞつれなき(藤原良経[玉葉])

308 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:29:20 ID:ZoutmVI3
夕さればくだけて物や思ふらん岩こす浪に千鳥なく也(京極院内侍[玉葉])

309 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:30:15 ID:ZoutmVI3
みせばやなくだけて思ふ涙ともよもしら玉のかかる袂を(伏見院[新後撰])

310 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:35:47 ID:KVx4esWk
うつつには思ひたえゆく逢ふことをいかにみえつる夢路なるらん(藤原俊成)

311 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:36:32 ID:KVx4esWk
朝風に今日おどろきてかぞふれば一夜のほどに秋は来にけり(和泉式部)

312 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:38:53 ID:KVx4esWk
蘆の根もつのぐみぬらん三島江の岸の青柳色づきにけり(藤原家隆)

313 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:39:42 ID:KVx4esWk
をざさ原一よのほどにくる春やうれしきふしのはじめなるらん(橘千蔭)

314 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:40:22 ID:KVx4esWk
春風につのぐみそめし津の国の難波の蘆は今ぞかるらむ(香川景樹)

315 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:41:49 ID:KVx4esWk
雪わけてゑぐの若菜もおひにけり今日のためとはいかでしりけん(平忠盛)

316 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:46:37 ID:MAZAaiqZ
海ならずたたへる水の底までも清き心は月ぞ照らさむ

317 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:47:12 ID:MAZAaiqZ
山のごと坂田の稻を抜き積みて君が千歳の初穗にぞ舂く

318 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:47:45 ID:MAZAaiqZ
もろこしも天の下にぞ有りと聞く照る日の本を忘れざらなむ

319 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:48:20 ID:MAZAaiqZ
君が代はつきじとぞ思ふ神風やみもすそ川のすまむ限は

320 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:48:59 ID:MAZAaiqZ
君が代は松の上葉におく露のつもりて四方の海となるまで

321 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:49:29 ID:MAZAaiqZ
君が代にあへるは誰も嬉しきを花は色にも出でにけるかな

322 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:54:32 ID:JuTVi8wr
かきこもる那智の御山の霜ながら今朝の朝菜に菊やつままし(加納諸平)

323 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:56:44 ID:JuTVi8wr
この里のならの葉がしはもとつ葉もさびしくもあらず茂る下草(藤原家隆)

324 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:57:34 ID:JuTVi8wr
山寺のおくのかよひぢきて見れば峰のしきみはもとつ葉もなし(藤原良経)

325 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:59:10 ID:JuTVi8wr
神まつる比にも今はならの葉の月にもれたるもとつ葉もなし(順徳院)

326 :名無氏物語:2007/04/04(水) 00:59:43 ID:JuTVi8wr
早苗とる鳥羽田のおもを見わたせばいくなみあらん田子のをがさよ(藤原俊成)

327 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:04:05 ID:iLi5GAXw
やよや待て山時鳥ことつてむわれ世の中に住みわびぬとよ(古今152)

328 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:05:09 ID:iLi5GAXw
思ひせく心の内の滝なれや落つとは見れど音のきこえぬ(古今930)

329 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:05:46 ID:iLi5GAXw
花の色は雪にまじりてみえずとも香をだににほへ人のしるべく(古今335)

330 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:07:06 ID:iLi5GAXw
なく涙雨とふらなむ渡り川水まさりなばかへりくるがに(古今829)

331 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:07:38 ID:iLi5GAXw
水のおもにしづく花の色さやかにも君がみかげのおもほゆるかな(古今845)

332 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:10:50 ID:iLi5GAXw
わたの原八十島かけて漕ぎいでぬと人にはつげよあまのつり舟(古今407)

333 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:11:42 ID:iLi5GAXw
思ひきや鄙のわかれにおとろへて海人のなはたきいさりせむとは(古今961)

334 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:24:19 ID:PTSiaGXn
霧はるる鳥羽田のおもを見わたせば行末とほき秋の山里(藤原家隆)

335 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:24:54 ID:PTSiaGXn
秋はててねをなく虫の霜をおもみよもぎが杣の心ぼそさよ(大江匡房)

336 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:25:53 ID:PTSiaGXn
なれにしもおとらぬものを我やどせよもぎが杣の虫のあるじよ(慈円)

337 :名無氏物語:2007/04/04(水) 01:26:47 ID:PTSiaGXn
その下のきりぎりすだに音もせで冬がれ蓬たてるすごしも(源具顕)

338 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:36:11 ID:EmrCkbEP
三国志online

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http://www.4gamer.net/news/image/2007.02/20070213210456_15big.jpg

生産

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合戦
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狩り
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2007年春オープンβ開始

詳細はこちら
http://www.4gamer.net/news/history/2007.02/20070213210456detail.html

339 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:47:29 ID:t7whvwgz
秋風にほずゑなみよるかるかやの下葉に虫の声よわるなり(西行)

340 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:51:30 ID:t7whvwgz
宿さびて庭に木の葉のつもるより人まつむしも声よわるなり(藤原良経)

341 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:52:11 ID:t7whvwgz
秋はいぬ風に木の葉は散りはてて山さびしかる冬は来にけり(源実朝)

342 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:54:03 ID:t7whvwgz
むすびおきし雲雀の床も草かれてあらはれわたる武蔵野の原(後鳥羽院)

343 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:55:38 ID:t7whvwgz
川ごしの柴つみ車いかがするこほりのくさび冬はたえせじ(大江匡房)

344 :名無氏物語:2007/04/04(水) 14:56:19 ID:t7whvwgz
山河のこほりのくさびうちとけて石にくだくる水のしらなみ(藤原有家)

345 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:05:28 ID:+lFUWCom
朝ぼらけ霞ながるる山川のこほりのくさびうちやとくらん(如願)

346 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:06:05 ID:+lFUWCom
冬来ては田中にたてる水ぐるま氷のくさびうちそへてけり(藤原為家)

347 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:07:24 ID:+lFUWCom
宇治川や氷のくさびうつたへに水の車ぞ絶えてめぐらぬ(正徹)

348 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:08:23 ID:+lFUWCom
さらに又うすき衣に月さえて冬をやこふるをののすみやき(後鳥羽院)

349 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:17:17 ID:+lFUWCom
契こそゆくへもしらねゆらのとやわたるかぢ緒の又もむすばで(藤原為家)

350 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:18:26 ID:+lFUWCom
由良のとに絶えにしかぢもあるものを行へをもしる友千鳥かな(二条為重)

351 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:31:29 ID:yhR0AC8s
梶をたえ行末もしらず由良の戸をわたる舟路の春の霞に(正徹)

352 :名無氏物語:2007/04/04(水) 15:32:03 ID:yhR0AC8s
音あらき浪の手玉もゆらの戸をわたる舟人心くだけて(正徹)

353 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:24:35 ID:E7/JyV4z
逢ふ事は波よる礒のうつせ貝つひにくだけて物思へとや(平通時[続千載])

354 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:26:17 ID:E7/JyV4z
つくば山はやましげ山たづね見む恋にまされるなげきありやと(藤原経家[新勅撰])

355 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:30:55 ID:E7/JyV4z
思ひ入る道をば安く聞きしかど逢ふにはさはるは山茂山(藤原為家[続後拾遺])

356 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:32:18 ID:E7/JyV4z
見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず(殷富門院大輔[千載])

357 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:33:44 ID:E7/JyV4z
松がねのをじまが礒のさよ枕いたくなぬれそあまの袖かは(式子内親王[新古今])

358 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:38:58 ID:94cDElbP
秋風にこぬ人よりも夕暮の雲のはたてのはつかりのこゑ(藤原家隆)

359 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:43:51 ID:94cDElbP
よをかさね待ちもよわらぬ心こそこぬ人よりも猶つれなけれ(平親清五女)

360 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:45:00 ID:94cDElbP
花のいろの衣かへうきひとへ山なほしら雲はかたみなれども(藤原家隆)

361 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:46:25 ID:94cDElbP
もろ人の花のたもとは夏くとも衣かへうき物とやはおもふ(順徳院)

362 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:47:01 ID:94cDElbP
声たてて鳴く虫よりも女郎花いはぬ色こそ身にはしみけれ(寂蓮)

363 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:47:32 ID:94cDElbP
夏刈の蘆のまろやの旅衣返す夢路にたつ空ぞなき(慈円)

364 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:53:11 ID:rFBq38vE
み山木のその梢とも見えざりし櫻は花にあらはれにけり

365 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:56:00 ID:rFBq38vE
みやばしらしたつ岩根にしき立ててつゆも曇らぬ日の御影かな

366 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:56:52 ID:rFBq38vE
君が代は千代ともささじ天の戸や出づる月日のかぎりなければ

367 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:57:25 ID:rFBq38vE
昔たれかかる櫻の花を植ゑて吉野を春の山となしけむ

368 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:58:04 ID:rFBq38vE
山はさけ海はあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも

369 :名無氏物語:2007/04/05(木) 02:58:39 ID:rFBq38vE
曇りなきみどりの空を仰ぎても君が八千代をまづ祈るかな

370 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:26:35 ID:VEnNtyeF
しかりとて背かれなくに事しあればまづ嘆かれぬあな憂世の中(古今936)

371 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:38:34 ID:VEnNtyeF
年ふれば齢は老いぬしかはあれど花をし見れば物思ひもなし(古今52)

372 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:41:46 ID:VEnNtyeF
おく山のいはかきもみぢ散りぬべしてる日のひかり見る時なくて(古今283)

373 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:43:13 ID:VEnNtyeF
霜のたて露のぬきこそよわからし山の錦のおればかつちる(古今291)

374 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:46:22 ID:VEnNtyeF
奥山にもみぢふみわけなく鹿のこゑきく時ぞ秋はかなしき(古今215)

375 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:48:41 ID:VEnNtyeF
わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり(古今983)

376 :名無氏物語:2007/04/05(木) 03:52:03 ID:VEnNtyeF
あさみどり糸よりかけて白露を玉にもぬける春の柳か(古今27)

377 :名無氏物語:2007/04/05(木) 04:14:37 ID:6c/LEgT2
夏刈の鳥羽田のおもは荒れはてて民の煙は立つ空ぞなき(藤原家隆)

378 :名無氏物語:2007/04/05(木) 04:15:14 ID:6c/LEgT2
津の国のこやもあらはに霜がれてやへふく軒にしぐれふるなり(後鳥羽院)

379 :名無氏物語:2007/04/05(木) 04:16:28 ID:6c/LEgT2
雪にまたかくれてすめる津の国のこやもあらはにたつけぶりかな(越前)

380 :名無氏物語:2007/04/05(木) 04:17:09 ID:6c/LEgT2
難波がた入江のかすみはれそめてこやもあらはにくるる春かな(藤原為家)

381 :名無氏物語:2007/04/05(木) 04:18:13 ID:6c/LEgT2
冬きてはあらはれぬらん蘆の葉にかくれてすみし水の江の月(順徳院)

382 :名無氏物語:2007/04/05(木) 07:59:05 ID:kzDZYrU/
風そよぐ蘆の葉がくれ音たててこやもあらはにうつころもかな(頓阿)

383 :名無氏物語:2007/04/05(木) 07:59:41 ID:kzDZYrU/
おのれのみ岩にくだくる波の音に我もありとや磯の松風(藤原良経)

384 :名無氏物語:2007/04/05(木) 08:00:34 ID:kzDZYrU/
こよろぎの磯うちさらしよる浪の独りくだくる恋もするかな(神山鬼貫)

385 :名無氏物語:2007/04/05(木) 08:01:27 ID:kzDZYrU/
思ひ返す道をしらばや恋の山は山しげ山わけいりし身に(建礼門院右京大夫)

386 :名無氏物語:2007/04/05(木) 08:03:06 ID:kzDZYrU/
置くと見る露もありけりはかなくも消えにし人を何にたとへむ(和泉式部)

387 :名無氏物語:2007/04/05(木) 08:04:40 ID:kzDZYrU/
浦風になびくたくものゆふ煙いかなる海人の思ひなるらん(飛鳥井雅経)

388 :名無氏物語:2007/04/05(木) 14:23:03 ID:yjn+28KR
遠近の風とぞ今はなりなましかひなき物は我が身なりけり(新続古今1559)

389 :名無氏物語:2007/04/05(木) 15:34:31 ID:+IaBN4Ws
ゆく年ををじまのあまのぬれ衣かさねて袖に浪やかくらむ(藤原有家[新古今])

390 :名無氏物語:2007/04/05(木) 15:35:28 ID:+IaBN4Ws
心ある雄島のあまの袂かな月やどれとはぬれぬ物から(宮内卿[新古今])

391 :名無氏物語:2007/04/05(木) 15:37:01 ID:+IaBN4Ws
つれなくも猶あふ事をまつ島やをじまのあまと袖はぬれつつ(遊義門院[新後撰])

392 :名無氏物語:2007/04/05(木) 15:42:31 ID:+IaBN4Ws
見るままに露ぞこぼるる後れにし心も知らぬ撫子の花(上東門院[後拾遺])

393 :名無氏物語:2007/04/05(木) 16:17:46 ID:bob//7et
我がためはつらき心の奥の海にいかなる海人のみるめかるらむ(後鳥羽院)

394 :名無氏物語:2007/04/05(木) 16:19:05 ID:bob//7et
夕暮の浦もさだめずなく千鳥いかなる海人の袖ぬらすらん(土御門院)

395 :名無氏物語:2007/04/05(木) 17:45:11 ID:rACO6ZDF
遠山のいづれのをより出でつらんなかばの月の夜はの面影(源光行)

396 :名無氏物語:2007/04/05(木) 17:45:56 ID:rACO6ZDF
さか木とる庭火のかげにひく琴のしらべにかよふみねの松風(小侍従)

397 :名無氏物語:2007/04/05(木) 18:03:41 ID:aycUWpcl
とへかしなあやしき程の夕暮のあはれすぐさぬなさけばかりに(二条院皇后宮常陸[新勅撰])

398 :名無氏物語:2007/04/05(木) 18:05:48 ID:aycUWpcl
琴の音はむべ松風にかよひけり千歳を経べき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

399 :名無氏物語:2007/04/05(木) 18:06:53 ID:aycUWpcl
琴の音や松ふく風にかよふらん千代のためしに引きつべきかな(摂津[金葉])

400 :名無氏物語:2007/04/05(木) 18:33:12 ID:kON0hPws
かよふらしむかふる雲のことのねにうへなき山のみねの松風(慈円)

401 :名無氏物語:2007/04/05(木) 18:34:26 ID:kON0hPws
たまづさのかきあはせたるしらべかな雁のことぢにみねの松風(慈円)

402 :名無氏物語:2007/04/05(木) 18:45:38 ID:kON0hPws
やまかげぞまだき涼しき松風はいづれの緒より秋と吹くらむ(飛鳥井雅親)

403 :名無氏物語:2007/04/05(木) 19:14:47 ID:4gHODQwT
夢のごとおぼめかれゆく世の中にいつとはんとか音づれもせぬ(後拾遺879)

404 :名無氏物語:2007/04/06(金) 07:59:39 ID:V5PieL4t
琴の音は月の影にもかよへばや空にしらべのすみのぼるらん(越後[金葉])

405 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:00:17 ID:V5PieL4t
年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけりさやの中山(西行[新古今])

406 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:04:54 ID:V5PieL4t
思はじと思ふばかりはかなはねば心のそこよ思はれずなれ(遊義門院[玉葉])

407 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:06:00 ID:V5PieL4t
まくず原紅葉の色の暁にうらがなしかる風の音かな(源兼昌[永久百首])

408 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:07:03 ID:V5PieL4t
契りおけ玉まく葛に風ふかばうらみもはてじかへる雁がね(藤原定家[新千載])

409 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:08:21 ID:V5PieL4t
八重葎しげれる宿のつれづれと問ふ人もなきながめをぞする(藤原定頼[風雅])

410 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:41:56 ID:MKecTQic
末の世の末の末まで我が國はよろづの國にすぐれたる國

411 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:42:31 ID:MKecTQic
西の海よせくる波も心せよ神の守れるやまと島根ぞ

412 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:43:03 ID:MKecTQic
勅として祈るしるしの神風に寄せくる浪はかつ碎けつつ

413 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:43:35 ID:MKecTQic
命をばかろきになして武士の道よりおもき道あらめやは

414 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:44:21 ID:MKecTQic
限なき惠を四方にしき島の大和島根は今さかゆなり

415 :名無氏物語:2007/04/06(金) 08:45:04 ID:MKecTQic
思ひかね入りにし山を立ち出でて迷ふうき世もただ君の爲

416 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:41:23 ID:ywAqdvTr
ふるさとへ行く人あらば言づてむ今日近江路をわれこえにきと(良寛)

417 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:53:11 ID:ZN3thgCZ
あさみどり糸よりかけて白露を玉にもぬける春の柳か(古今27)

418 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:53:51 ID:ZN3thgCZ
花の色はかすみにこめて見せずとも香をだにぬすめ春の山かぜ(古今91)

419 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:54:27 ID:ZN3thgCZ
よそに見てかへらむ人に藤の花はひまつはれよ枝は折るとも(古今119)

420 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:55:09 ID:ZN3thgCZ
はちす葉のにごりにしまぬ心もてなにかは露を玉とあざむく(古今165)

421 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:56:07 ID:ZN3thgCZ
名にめでて折れるばかりぞ女郎花われおちにきと人にかたるな(古今226)

422 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:56:47 ID:ZN3thgCZ
さとはあれて人はふりにし宿なれや庭もまがきも秋の野らなる(古今248)

423 :名無氏物語:2007/04/06(金) 11:57:27 ID:ZN3thgCZ
わび人のわきてたちよる木のもとはたのむかげなくもみぢ散りけり(古今292)

424 :名無氏物語:2007/04/06(金) 12:28:37 ID:PgLjEvuS
【都知事選】浅野史郎氏、志同じならと民団に支援を要請
ttp://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/117%34623990/

東京都の人は、ぜひ読んでみてください。
現在、朝鮮総連や民団その他の反日団体が、総がかりで浅野を応援しています。
浅野が知事になれば、たぶん東京は終了します。

425 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:05:15 ID:tCUZlVnn
夕されば秋のの風にま葛原うらがなしかるさをしかの声(藤原実房)

426 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:06:46 ID:tCUZlVnn
月影もおもひあらばともり初めてむぐらの宿に秋は来にけり(俊成卿女)

427 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:07:53 ID:tCUZlVnn
八重葎とぢこもりてし宿をしも先づとひけりな秋のはつ風(三条西実隆)

428 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:09:44 ID:tCUZlVnn
おきそむる露をよすがに秋は今朝むぐらの門を先づぞ問ひける(村田春海)

429 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:10:43 ID:tCUZlVnn
すみのえのこほりとみゆる月かげにとけやしぬらむ神の心も(藤原公重)

430 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:11:50 ID:tCUZlVnn
ながむれば涙も袖にむすぼほれ空さへこほる冬のよの月(藤原家隆)

431 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:12:52 ID:tCUZlVnn
霜はらふ庭のたまざさあられふり空さへさゆる冬の夜の月(後鳥羽院)

432 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:21:05 ID:2jz8TUny
八重葎しげれる宿は人もなしまばらに月のかげぞすみける(大江匡房[新古今])

433 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:22:07 ID:2jz8TUny
八重葎しげれる宿は夜もすがら虫の音聞くぞとり所なる(永源[詞花])

434 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:22:48 ID:2jz8TUny
八重葎さしこもりにし蓬生にいかでか秋の分けて来つらん(藤原俊成[千載])

435 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:25:13 ID:2jz8TUny
秋こそあれ人は尋ねぬ松の戸を幾重もとぢよ蔦の紅葉葉(式子内親王[新勅撰])

436 :名無氏物語:2007/04/06(金) 14:33:03 ID:hRVEXX6k
八重葎とぢける宿のかひもなしふるさととはぬ花にしあらねば(定家)

437 :名無氏物語:2007/04/06(金) 22:26:42 ID:7SEko33v
嘆きつつひとり寝る夜の明くる間はいかに久しき物とかは知る(道綱母)

438 :名無氏物語:2007/04/07(土) 01:46:00 ID:CP7Nf1rl
春をあさみ旅の枕にむすぶべき草葉もわかきころにもあるかな(新続古今921)

439 :名無氏物語:2007/04/07(土) 01:55:05 ID:jTmbJlCk
古郷の苔の岩橋いかばかりおのれあらでも恋ひわたるらん(後鳥羽院)

440 :名無氏物語:2007/04/07(土) 01:56:42 ID:jTmbJlCk
夜もすがら物思ふ頃は明けやらで閨のひまさへつれなかりけり(俊恵)

441 :名無氏物語:2007/04/07(土) 01:57:25 ID:jTmbJlCk
秋の夜のしづかにくらきまどの雨打ちなげかれてひましらむらん(式子内親王)

442 :名無氏物語:2007/04/07(土) 01:59:35 ID:jTmbJlCk
袖の上もいくたびばかりしめるらん物おもふ宿の有明の月(順徳院)

443 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:00:48 ID:jTmbJlCk
いまはとて古巣にかへる鶯よ都の春の物語りせよ(藤原実房)

444 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:09:19 ID:hXvHxg/X
月かげをむぐらの門にさしそへて秋こそきたれとふ人はなし(藤原定家[風雅])

445 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:10:02 ID:hXvHxg/X
人とはぬむぐらの宿の月かげに露こそ見えね秋風ぞふく(宗尊親王[続古今])

446 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:10:35 ID:hXvHxg/X
すだきけん昔の人は影たえて宿もるものは有明の月(平忠盛[新古今])

447 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:11:37 ID:hXvHxg/X
とほざかる音はせねども月きよみ氷とみゆるしがのうら浪(藤原重家[千載])

448 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:12:46 ID:hXvHxg/X
昨日だにとはむと思ひし津の国の生田の森に秋は来にけり(藤原家隆[新古今])

449 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:13:38 ID:hXvHxg/X
時雨ゆく生田の森の秋の色をとはでぞよそにみるべかりける(藤原俊成女[続後拾遺])

450 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:17:46 ID:eKa3Lh7/
君をいのる道にいそげば神垣にはや時つげて鶏も鳴くなり

451 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:18:22 ID:eKa3Lh7/
ものゝふの上矢のかぶら一筋に思ふ心は神ぞ知るらむ

452 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:18:56 ID:eKa3Lh7/
かへらじとかねて思へば梓弓なき數に入る名をぞとゞむる

453 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:19:33 ID:eKa3Lh7/
鶏の音になほぞおどろく仕ふとて心のたゆむひまはなけれど

454 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:20:07 ID:eKa3Lh7/
いのちより名こそ惜しけれ武士の道にかふべき道しなければ

455 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:20:43 ID:eKa3Lh7/
あふぎ來てもろこし人も住みつくやげに日の本の光なるらむ

456 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:33:09 ID:kYkHovr3
わがやどは道もなきまで荒れにけりつれなき人を待つとせしまに(古今770)

457 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:33:54 ID:kYkHovr3
今こむといひてわかれし朝より思ひくらしのねをのみぞなく(古今771)

458 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:34:30 ID:kYkHovr3
ちはやぶる神やきりけむつくからに千とせの坂もこえぬべらなり(古今348)

459 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:35:07 ID:kYkHovr3
夕暮のまがきは山と見えななむ夜はこえじと宿りとるべく(古今392)

460 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:36:36 ID:kYkHovr3
山かぜにさくら吹きまきみだれなむ花のまぎれに立ちとまるべく(古今394)

461 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:37:31 ID:kYkHovr3
ちりぬればのちはあくたになる花を思ひしらずもまとふ蝶かな(古今435)

462 :名無氏物語:2007/04/07(土) 02:39:10 ID:kYkHovr3
みな人は花の衣になりぬなり苔のたもとよかわきだにせよ(古今847)

463 :名無氏物語:2007/04/07(土) 03:20:52 ID:w7Gr4iwN
かきくらす床の涙の水鏡われさへ我にとほざかりゆく(大内政弘)

464 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:35:06 ID:X6OS2oJU
きえかへり露もまだひぬ袖のうへに今朝はしぐるる空もわりなし(蜻蛉日記)

465 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:39:56 ID:eJY8nJ2f
秋風にまたこそとはめ津の国の生田のもりの春の明ぼの(順徳院[続古今])

466 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:40:34 ID:eJY8nJ2f
津の国の生田の杜の初時雨あすさへふらば紅葉しぬべし(藤原教実[続千載])

467 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:41:45 ID:eJY8nJ2f
かづらきやたかまの嶺に雲はれてあくるわびしき在明の月(藤原雅経[新千載])

468 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:42:19 ID:eJY8nJ2f
起き別れ明くる侘しき槙の戸をさしも思はで出でにけるかな(藻壁門院但馬[続後拾遺])

469 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:42:50 ID:eJY8nJ2f
かづらきの神ならねども天の川あくるわびしきかささぎの橋(後嵯峨院[新千載])

470 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:43:34 ID:eJY8nJ2f
逢ふことは七夕つめに貸しつれど渡らまほしき鵲の橋(後冷泉天皇[後拾遺])

471 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:47:05 ID:fY8xCSXS
岩の上のたねにまかせてまつ程はいかに久しき物とかはしる(和泉式部)

472 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:47:40 ID:fY8xCSXS
まどろまであかすとおもへばみじか夜もいかにくるしき物とかはしる(和泉式部)

473 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:48:16 ID:fY8xCSXS
うらみつつひとりぬる夜の秋風に身にしむものといかでしらせむ(藤原秀能)

474 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:48:51 ID:fY8xCSXS
秋の田の庵もるよはのあくるまはいかに露けき月とかはしる(弁内侍)

475 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:49:32 ID:fY8xCSXS
ね覚して松のとぼそのあくるまは花にひさしきをはつせの山(木下長嘯子)

476 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:50:22 ID:fY8xCSXS
高砂の尾上ならでも時鳥まつは久しき物とかはしる(後水尾院)

477 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:51:10 ID:fY8xCSXS
暮るるまのいかに久しき影ならん独ぬるよにあらぬ春日も(武者小路実陰)

478 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:54:56 ID:PGn1RtJl
君こふる涙にぬるる我が袖と秋の紅葉といづれまされり(源整)

479 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:55:33 ID:PGn1RtJl
くやくやとまつ夕暮と今はとて帰るあしたといづれまされり(元良親王)

480 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:56:13 ID:PGn1RtJl
はては又わがねをそへて笛の名のこまかに物を思ふ夜半かな(大内政弘)

481 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:56:45 ID:PGn1RtJl
袖のうへにふりこそまされはるの雨のこまかに物を思ひくだけば(三条西実隆)

482 :名無氏物語:2007/04/08(日) 03:57:50 ID:PGn1RtJl
かりの世をしらぬにおふる菖蒲草けふこそいとふねをばかけつれ(寂然)

483 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:01:45 ID:g7lq48nE
あぢきなやもろこしまでもおくれじと思ひしことは昔なりけり

484 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:02:20 ID:g7lq48nE
富士の嶺に登りて見れば天地はまだいくほどもわかれざりけり

485 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:02:52 ID:g7lq48nE
行く川の清き流れにおのづから心の水もかよひてぞすむ

486 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:03:39 ID:g7lq48nE
ふみわけよ日本にはあらぬ唐鳥の跡をみるのみ人の道かは

487 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:04:12 ID:g7lq48nE
大御田の水泡も泥もかきたれてとるや早苗は我が君の爲

488 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:04:42 ID:g7lq48nE
もののふの兜に立つる鍬形のながめ柏は見れどあかずけり

489 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:08:25 ID:iDi4A9Vl
あまつかぜ雲のかよひぢ吹きとぢよ乙女のすがたしばしとどめむ(古今872)

490 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:09:13 ID:iDi4A9Vl
わび人のすむべき宿とみるなへに歎きくははる琴のねぞする(古今985)

491 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:10:17 ID:iDi4A9Vl
秋の野になまめきたてるをみなへしあなかしがまし花もひと時(古今1016)

492 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:10:52 ID:iDi4A9Vl
春の日のひかりにあたる我なれどかしらの雪となるぞわびしき(古今8)

493 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:12:18 ID:iDi4A9Vl
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ(古今249)

494 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:12:50 ID:iDi4A9Vl
草も木も色かはれどもわたつうみの浪の花にぞ秋なかりける(古今250)

495 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:13:38 ID:iDi4A9Vl
花の木にあらざらめども咲きにけり古りにしこのみなる時もがな(古今445)

496 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:18:42 ID:3rAFCaiy
みし人をしらぬにおふる白菅のしげるや恋のこころなるらむ(藤原公重)

497 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:46:28 ID:JU5kZHYi
こよひ君しでの山ぢの月をみてくものうへをやおもひいづらん(西行)

498 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:47:44 ID:JU5kZHYi
こよひ君みやこにたれとながむらんなれし名残は有明の月(藤原隆信)

499 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:48:17 ID:JU5kZHYi
かくばかりあくるわびしきみじか夜になどかくめぢの夢の浮橋(尭孝)

500 :名無氏物語:2007/04/08(日) 04:48:53 ID:JU5kZHYi
かづらきの神のすがたや是ならんあくるわびしき朝がほの花(木下長嘯子)

501 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:45:51 ID:6wfi+oE4
たなばたにゆかしきほどのあふことは待つもかへすも物をこそ思へ(相模)

502 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:48:08 ID:6wfi+oE4
なげけとてなきは数そふ浮世にもあるわかれこそ身はまさりけれ(藤原家隆)

503 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:48:46 ID:6wfi+oE4
なげけとてなきは数そふ浮世にもあるわかれこそ身はまさりけれ(藤原家隆)

504 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:56:39 ID:j2bUlnX0
たなばたに心をかしてなげくかな明方ちかき天の川風(後嵯峨院[風雅])

505 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:57:12 ID:j2bUlnX0
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成卿女[続後撰])

506 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:57:57 ID:j2bUlnX0
あすならば忘らるる身になりぬべし今日をすぐさぬ命ともがな(赤染衛門[後拾遺])

507 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:58:31 ID:j2bUlnX0
春霞かすみし空の名残さへけふをかぎりの別れなりけり(藤原良経[新古今])

508 :名無氏物語:2007/04/08(日) 18:59:14 ID:j2bUlnX0
忘れじのゆくすゑかたき世の中にむそぢなれぬる袖の月かげ(源家長[新勅撰])

509 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:34:27 ID:KRdMrSTT
遠からぬ身の古にかぞへてもなきは数そふ人のおもかげ(武者小路実陰)

510 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:35:19 ID:KRdMrSTT
忘れじのゆく末かはるけふまでもあればあふよを猶たのみつつ(藤原家隆)

511 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:35:53 ID:KRdMrSTT
逢ひみむの行末まではかた糸のよりよりかこつ中のうきふし(堯孝)

512 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:36:40 ID:KRdMrSTT
親しきは亡きがあまたになりぬれど惜しとは君を思ひけるかな(香川景樹)

513 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:57:02 ID:6Gz6FQSH
我もいつぞあらましかばとみし人を忍ぶとすればいとどそひ行く(慈円[新古今])

514 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:58:43 ID:6Gz6FQSH
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(藤原俊成女[続後撰])

515 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:59:19 ID:6Gz6FQSH
たらちねのあらましかばと思ふにぞ身のためまでもねは泣かれける(藤原光俊[続古今])

516 :名無氏物語:2007/04/09(月) 00:59:49 ID:6Gz6FQSH
見し人のなきがうちには数ふともあらましかばと誰かしのばん(長舜[新千載])

517 :名無氏物語:2007/04/09(月) 01:00:30 ID:6Gz6FQSH
めづらしき光さし添ふさかづきはもちながらこそ千世をめぐらめ(紫式部[後拾遺])

518 :名無氏物語:2007/04/09(月) 01:01:44 ID:6Gz6FQSH
春の夜の月にまがへる梅の花ただ香ばかりぞしるべなりける(源顕仲[堀河百首])

519 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:01:05 ID:agksDPXx
今夜より万代めぐれもちながら光さしそふ秋のさかづき(藤原為家)

520 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:01:38 ID:agksDPXx
菊のうへにけさおく露をもちながら千世もめぐらん花のさかづき(三条西公条)

521 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:08:31 ID:5IyiW74S
すめ神の天降りましける日向なる高千穗の嶽やまづ霞むらむ

522 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:09:19 ID:5IyiW74S
天の原てる日にちかき富士の嶺に今も神代の雪は殘れり

523 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:10:02 ID:5IyiW74S
千代ふりし書もしるさず海の國のまもりの道は我ひとり見き

524 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:10:55 ID:5IyiW74S
我を我としろしめすかやすべらぎの玉のみ聲のかかる嬉しさ

525 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:11:27 ID:5IyiW74S
あし原やこの國ぶりの言の葉に榮ゆる御代の聲ぞ聞ゆる

526 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:11:59 ID:5IyiW74S
しきしまのやまと心を人とはば朝日ににほふ山ざくら花

527 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:41:26 ID:fAg0Zm0z
草ふかき霞の谷に影かくしてる日のくれし今日にやはあらぬ(古今846)

528 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:42:01 ID:fAg0Zm0z
神な月時雨ふりおけるならの葉の名におふ宮のふるごとぞこれ(古今997)

529 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:42:54 ID:fAg0Zm0z
陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑにみだれむと思ふ我ならなくに(古今724)

530 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:43:40 ID:fAg0Zm0z
ぬしやたれ問へどしら玉いはなくにさらばなべてやあはれと思はむ(古今873)

531 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:44:24 ID:fAg0Zm0z
はるのきるかすみの衣ぬきをうすみ山風にこそみだるべらなれ(古今23)

532 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:45:05 ID:fAg0Zm0z
立ちわかれいなばの山の峰におふるまつとしきかば今かへりこむ(古今365)

533 :名無氏物語:2007/04/09(月) 02:45:40 ID:fAg0Zm0z
わくらばにとふ人あらばすまの浦にもしほたれつつわぶとこたへよ(古今962)

534 :名無氏物語:2007/04/09(月) 17:52:13 ID:pVuhcrUy
夕まぐれ霧立ちわたるとりべ山そこはかとなく物ぞ悲しき(藤原俊成)

535 :名無氏物語:2007/04/09(月) 17:57:34 ID:O/Re5FVU
もろともに同じ浮世にすむ月の羨しくも西へゆくかな(中原長国妻[後拾遺])

536 :名無氏物語:2007/04/09(月) 17:58:44 ID:O/Re5FVU
紅の木の葉吹きわけ行く駒の影ふみならす岩のかけ道(範光[正治後度百首])

537 :名無氏物語:2007/04/09(月) 17:59:32 ID:O/Re5FVU
立ちつづく桐原の駒越ゆれども音は隠れぬ関の岩かど(定家[拾遺愚草])

538 :名無氏物語:2007/04/09(月) 18:01:47 ID:O/Re5FVU
逢坂の関ふみならすかち人のわたれどぬれぬ花の白波(良経[新勅撰])

539 :名無氏物語:2007/04/09(月) 18:23:06 ID:MAqLEbOI
かた時もわすれやはするつらかりし心の更にたぐひなければ(新勅撰930)

540 :名無氏物語:2007/04/09(月) 20:18:05 ID:8YlJuiyO
いつまでかへがたくみゆる世にすみて羨しとも月をかこたん(宗尊親王)

541 :名無氏物語:2007/04/09(月) 20:19:10 ID:8YlJuiyO
さばへなすあらぶる神にみそぎして民しづかにと祈るけふかな(後嵯峨院)

542 :名無氏物語:2007/04/09(月) 20:19:53 ID:8YlJuiyO
さいたづままだうら若きみ吉野の霞がくれにきぎすなくなり(平忠度)

543 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:03:47 ID:UlHDdO0r
秋きぬと荻のうは風うたがひて萩のした露こころおかるな(源通親)

544 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:05:53 ID:UlHDdO0r
霧のまも荻のうは風おとたかししらねば野べの萩のしたつゆ(覚性法親王)

545 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:07:41 ID:UlHDdO0r
夕まぐれ木の葉みだれて荻の上にきかぬ嵐もただならぬかな(貞常親王)

546 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:29:52 ID:gpTvTpwD
身にかへて惜しむにとまる花ならばけふや我が世の限りならまし(源俊頼[詞花])

547 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:31:01 ID:gpTvTpwD
身にかへてつらきと何に思ふらん生けらばなびく人もこそあれ(藤原実家[月詣集])

548 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:31:33 ID:gpTvTpwD
桜花うき身にかふるためしあらば生きて散るをば惜しまざらまし(源通親[千載])

549 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:32:27 ID:gpTvTpwD
身にかへて何歎くらむ大方は今年のみやは春にわかるる(殷富門院大輔[風雅])

550 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:34:36 ID:gpTvTpwD
身にかへていざさは秋を惜しみ見んさらでも脆き露の命を(守覚法親王[新古今])

551 :名無氏物語:2007/04/10(火) 00:35:21 ID:gpTvTpwD
身にかへて花も惜しまじ君が代にみるべき春の限りなければ(参河内侍[新古今])

552 :名無氏物語:2007/04/10(火) 01:09:19 ID:Yn0ki69l
初春の初日かがよふ神國の神のみかげをあふげ諸

553 :名無氏物語:2007/04/10(火) 01:10:13 ID:Yn0ki69l
八束穗の瑞穗の上に千五百秋國の秀見せて照れる月かも

554 :名無氏物語:2007/04/10(火) 01:11:03 ID:Yn0ki69l
香具山の尾上に立ちて見渡せば大和國原早苗とるなり

555 :名無氏物語:2007/04/10(火) 01:11:45 ID:Yn0ki69l
遠つ祖の身によろひたる緋縅の面影浮かぶ木々のもみぢ葉

556 :名無氏物語:2007/04/10(火) 01:12:16 ID:Yn0ki69l
かけまくもあやに畏きすめらぎの神のみ民とあるが樂しさ

557 :名無氏物語:2007/04/10(火) 01:12:46 ID:Yn0ki69l
大日本神代ゆかけて傳へつる雄々しき道ぞたゆみあらすな

558 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:09:59 ID:Hsxe1QO4
きのふかも霰ふりしは信楽の外山の霞春めきにけり(詞花2)

559 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:23:37 ID:l2sE5lCa
こきちらす滝の白玉ひろひおきて世のうき時の涙にぞかる(古今922)

560 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:24:40 ID:l2sE5lCa
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(古今53)

561 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:25:50 ID:l2sE5lCa
けふこずはあすは雪とぞふりなまし消えずはありとも花と見ましや(古今63)

562 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:26:42 ID:l2sE5lCa
ぬれつつぞしひてをりつる年の内に春はいくかもあらじと思へば(古今133)

563 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:27:14 ID:l2sE5lCa
うゑしうゑば秋なき時やさかざらむ花こそちらめ根さへかれめや(古今268)

564 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:27:53 ID:l2sE5lCa
ちはやぶる神世もきかず龍田河唐紅に水くくるとは(古今294)

565 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:28:39 ID:l2sE5lCa
唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ(古今410)

566 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:33:00 ID:4Ioyv+mF
草枕わが故郷のほかにまたとほつ飛鳥のみやこ恋しも (新続古今962)

567 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:38:31 ID:4Ioyv+mF
鳥はいまねぐらをしむる梢にも花はとまらぬ春風ぞ吹く(新続古今168)

568 :名無氏物語:2007/04/10(火) 02:41:02 ID:4Ioyv+mF
月もなほ残るみぎりの朝きよめ夏さへ霜をはらふとぞみる(新続古今311)

569 :名無氏物語:2007/04/10(火) 03:11:56 ID:+B5ezmiW
山深み 春とも知らぬ 松の戸に たえだえかかる 雪の玉水 (式子内親王[新古今])

570 :名無氏物語:2007/04/10(火) 16:49:07 ID:vLp6Q9Cw
君がため命をさへも惜しまずはさらにつらさを歎かざらまし(藤原定家)

571 :名無氏物語:2007/04/10(火) 16:50:16 ID:vLp6Q9Cw
あへば先づをしからざりし命よりながくもがなとおもふ夜半かな(松永貞徳)

572 :名無氏物語:2007/04/10(火) 17:55:05 ID:RQaHlSI9
み吉野の山よりおちし滝の糸のたえて久しくこほるころかな(吉田兼好)

573 :名無氏物語:2007/04/10(火) 17:55:50 ID:RQaHlSI9
今宵なほ名こそ流れて滝の糸のたえぬ光も月にそひけり(三条西実隆)

574 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:02:52 ID:0UiUYYBl
春日野にまだうら若きさいたづま妻こもるともいふ人やなき(西園寺実氏[玉葉])

575 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:04:04 ID:0UiUYYBl
をしからぬ命も今はながらへておなじ世をだに別れずもがな(藤原定家[玉葉])

576 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:05:02 ID:0UiUYYBl
ありし夜を見はてぬ夢の枕にも猶うらめしき鐘の音かな(源通親[新続古今])

577 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:06:13 ID:0UiUYYBl
咲きぬればかつちる花と知りながら猶うらめしき春の山風(藤原忠家[続後撰])

578 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:12:05 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)

579 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:12:47 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669) 

580 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:15:04 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)

581 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:16:02 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669) 

582 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:16:37 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)       

583 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:17:14 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)                      

584 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:17:50 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)  

585 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:18:34 ID:BMo0Yx+2
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな(後拾遺669)

586 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:25:29 ID:4GPg4zNY
ここにきえかしこにもゆる夏虫のひかりはかなき夕やみの空(契沖)

587 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:32:35 ID:4GPg4zNY
明けぬればくるるはやすくしぐるれどなほうらめしき神無月かな(藤原家隆)

588 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:39:35 ID:8TWq548g
花の色もくるるものとはしら雲の嶺のわかれは猶恨みつつ(藤原隆祐)

589 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:41:41 ID:8TWq548g
待ちかぬるさ夜のねざめの床にさへなほうらめしき風の音かな(後鳥羽院)

590 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:42:23 ID:8TWq548g
いかでかは尾花がもとの草の名の思ひありとも穂にはいづべき(宗良親王)

591 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:43:05 ID:8TWq548g
さしも草さしもしのびぬ中ならば思ひありともいはましものを(藤原俊成)

592 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:44:15 ID:8TWq548g
あさましやなどか思ひのさしも草つゆもおきあへず果ては燃ゆらん(寂蓮)

593 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:45:36 ID:8TWq548g
さしも草さしももゆてふ春にあひてえやはいぶきの山のしら雪(藤原為家)

594 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:49:26 ID:W1Ibiy0w
葉をしげみと山の影やまがふらん明くるもしらぬ日ぐらしのこゑ(新勅撰187)

595 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:55:02 ID:W1Ibiy0w
ふけにけりおきそふ露も玉だれのこすのおほ野の夜はの月かげ(新続古今472)

596 :名無氏物語:2007/04/10(火) 18:56:19 ID:W1Ibiy0w
ふる程もあさぢにまじりさく花のなびくとぞみる今朝の初雪(新続古今688)

597 :名無氏物語:2007/04/11(水) 09:29:18 ID:5p1DEFsr
なほまもれ和歌の浦波かかる世にあへるや道の神もうれしき(新続古今2138)

598 :名無氏物語:2007/04/11(水) 09:31:51 ID:5p1DEFsr
のどかなる日影とともに軒ちかき梢にうつる鶯のこゑ(新続古今44)

599 :名無氏物語:2007/04/11(水) 09:57:30 ID:F4TnRPkt
夕立の雲の衣はかさねても空に涼しき風のおとかな(新続古今321)

600 :名無氏物語:2007/04/11(水) 10:08:15 ID:F4TnRPkt
おなじくは思ふ心のおくの海を人にしらせでしづみはてなん(新続古今1383) 

601 :名無氏物語:2007/04/11(水) 10:09:08 ID:F4TnRPkt
かすみつる空こそあらめ草の原おちてもみえぬ夕雲雀かな(新続古今182)

602 :名無氏物語:2007/04/11(水) 10:23:24 ID:eWOsZIxG
しほれふすまがきの霜の下荻や音せし風の秋の故郷(新続古今647)

603 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:22:56 ID:eUEGE25c
いかにせん室の八島に宿もがな恋のけぶりを空にまがへん(藤原俊成[千載])

604 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:23:41 ID:eUEGE25c
恋ひ死なば室の八島にあらずとも思ひの程は煙にも見よ(藤原忠定[続後撰])

605 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:24:23 ID:eUEGE25c
けふも又かくや伊吹のさしも草さらば我のみ燃えや渡らん(和泉式部[新古今])

606 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:25:24 ID:eUEGE25c
あふことはいつと伊吹の峰におふるさしもたえせぬ思ひなりけり(藤原家房[新古今])

607 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:26:07 ID:eUEGE25c
さしも草もゆる伊吹の山の端のいつともわかぬ思ひなりけり(藤原頼氏[新勅撰])

608 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:40:21 ID:fIx5zOUf
庭のおものつちさへさくる夏の日にひとり露けきひめゆりの花(土御門院)

609 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:51:44 ID:37IQjuDB
青海原潮の八百重の八十國につぎてひろめよ此の正道を

610 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:52:19 ID:37IQjuDB
一方に靡きそろひて花すすき風吹く時ぞみだれざりける

611 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:52:50 ID:37IQjuDB
安見ししわが大君のしきませる御國ゆたかに春は來にけり

612 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:53:22 ID:37IQjuDB
かきくらすあめりか人に天つ日のかがやく邦のてぶり見せばや

613 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:53:55 ID:37IQjuDB
わが國はいともたふとし天地の神の祭をまつりごとにて

614 :名無氏物語:2007/04/11(水) 12:54:51 ID:37IQjuDB
君がため花と散りにしますらをに見せばやと思ふ御代の春かな

615 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:10:36 ID:q19zGlW3
名にしおはばいざ事とはむ宮こどりわが思ふ人はありやなしやと(古今411)

616 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:11:59 ID:q19zGlW3
狩りくらし七夕つめに宿からむあまのかはらに我はきにけり(古今418)

617 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:12:55 ID:q19zGlW3
見ずもあらず見もせぬ人のこひしくはあやなくけふやながめくらさむ(古今476)

618 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:13:42 ID:q19zGlW3
おきもせず寝もせで夜をあかしては春の物とてながめくらしつ(古今616)

619 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:14:21 ID:q19zGlW3
秋の野にささわけし朝の袖よりもあはでこし夜ぞひちまさりける(古今622)

620 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:15:12 ID:q19zGlW3
ねぬる夜の夢をはかなみまどろめばいやはかなにもなりまさるかな(古今644)

621 :名無氏物語:2007/04/11(水) 13:15:48 ID:q19zGlW3
かきくらす心の闇にまどひにき夢うつつとは世人さだめよ(古今646)

622 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:11:40 ID:OApjVHNB
さしも草さしもひまなき五月雨に伊吹のたけの猶や燃ゆらん(藤原家良[新拾遺])

623 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:12:20 ID:OApjVHNB
見し人もすみあらしてしふる郷にひとり露けき女郎花かな(崇徳院[玉葉])

624 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:12:53 ID:OApjVHNB
山の端に入るまで月をながむとも知らでや人の有明の空(藤原雅経[新後撰])

625 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:13:28 ID:OApjVHNB
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰])

626 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:15:15 ID:OApjVHNB
いづれをかわきて折らまし山里の垣ねつづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

627 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:18:20 ID:SYI5VilM
大君の宮敷きましし橿原のうねびの山の古おもほゆ

628 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:18:55 ID:SYI5VilM
大君のためには何か惜しからむ薩摩のせとに身は沈むとも

629 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:19:25 ID:SYI5VilM
大君の御贄のまけと魚すらも神代よりこそ仕へきにけれ

630 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:20:18 ID:SYI5VilM
君が代を思ふ心のひとすぢに吾が身ありとはおもはざりけり

631 :名無氏物語:2007/04/12(木) 04:20:50 ID:SYI5VilM
身はたとひ武藏の野邊に朽ちぬとも留めおかまし日本魂

632 :名無氏物語(代行):2007/04/12(木) 04:25:23 ID:41JpJXMW
岩が根も碎かざらめや武士の國の爲とに思ひ切る太刀

633 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:38:57 ID:2l4xx4sV
あさみこそ袖はひつらめ涙河身さへ流るときかばたのまむ(古今618)

634 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:39:38 ID:2l4xx4sV
かずかずに思ひ思はずとひがたみ身をしる雨はふりぞまされる(古今705)

635 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:40:16 ID:2l4xx4sV
おほぬさと名にこそたてれながれてもつひによるせはありてふものを(古今707)

636 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:40:55 ID:2l4xx4sV
ゆきかへりそらにのみしてふる事はわがゐる山の風はやみなり(古今785)

637 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:41:41 ID:2l4xx4sV
人しれぬわがかよひぢの関守はよひよひごとにうちも寝ななむ(古今632)

638 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:42:29 ID:2l4xx4sV
月やあらぬ春やむかしの春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして(古今747)

639 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:43:03 ID:2l4xx4sV
桜花ちりかひくもれ老いらくの来むといふなる道まがふがに(古今349)

640 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:49:10 ID:8YfGGp26
みかり野や雪はふりきぬこれもまたぬるとも花の春のおもかげ(藤原雅経)

641 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:49:50 ID:8YfGGp26
桜がりふりこし雨のやどりよりぬれていくかの花の下陰(二条為重)

642 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:50:23 ID:8YfGGp26
立ちよらむぬるとも花の色になほそめよなべての山のしづくも(三条西実隆)

643 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:50:58 ID:8YfGGp26
桜がり雨はいとはぬ木のもとにうたて雪ふる花のあらしよ(下河辺長流)

644 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:51:38 ID:8YfGGp26
郭公あさくら山の明ぼのにとふ人もなきなのりすらしも(祝部成仲)

645 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:52:53 ID:8YfGGp26
尋ねこししらぬ旅ねはさとなれて山時鳥一こゑぞきく(藤原家隆)

646 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:57:31 ID:NBvZq2tw
古郷は浅茅がすゑに成りはてて月にのこれる人の面影(藤原良経[新古今])

647 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:58:22 ID:NBvZq2tw
くちにける長柄の橋を来てみれば葦の枯葉に秋風ぞふく(藤原実定[新古今])

648 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:58:58 ID:NBvZq2tw
紅の色にでにけり梅の花こんとたのめし人のとふまで(藤原親子[新拾遺])

649 :名無氏物語:2007/04/12(木) 17:59:31 ID:NBvZq2tw
わが物といかなる人の惜しむらん春は憂き身の外よりぞ行く(慈円[続後撰])

650 :名無氏物語:2007/04/12(木) 18:00:36 ID:NBvZq2tw
こぞの春ちりにし花も咲きにけりあはれ別れのかからましかば(赤染衛門[詞花])

651 :名無氏物語:2007/04/13(金) 00:56:43 ID:K7Xm3y9u
ほととぎすねざめににほふ橘のかはたれどきに名のりすらしも(藤原為家)

652 :名無氏物語:2007/04/13(金) 00:58:04 ID:K7Xm3y9u
あけばきてなほ狩りゆかむ小塩山小松が原の雪の夕暮(藤原家隆)

653 :名無氏物語:2007/04/13(金) 00:58:43 ID:K7Xm3y9u
ぬれつつもなほ狩りゆかん桜花春もいくかの夕ぐれの雨(太田道灌)

654 :名無氏物語:2007/04/13(金) 00:59:33 ID:K7Xm3y9u
そなたにと猶かりゆかん箸鷹の外山に移る村鳥の声(武者小路実陰)

655 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:00:23 ID:K7Xm3y9u
人またぬ時だに物のかなしきにこんとたのめし秋のゆふぐれ(宗尊親王)

656 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:06:07 ID:K7Xm3y9u
ながむればいとど物こそ悲しけれ月は憂き世の外と聞きしに(俊恵)

657 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:08:28 ID:K7Xm3y9u
よそながら外よりゆかぬ我が宿の月も憂き世の道芝の露(藤原家隆)

658 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:31:42 ID:/hFDBLPq
つれづれと思ひぞ出づるみし人をあはで幾月眺めしつらん(橘俊宗女[金葉])

659 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:32:46 ID:/hFDBLPq
秋の夜の月に幾度ながめして物思ふことの身に積もるらん(藤原雅経[続千載])

660 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:33:30 ID:/hFDBLPq
おほかたの恋する人にききなれて世のつねのとや君おもふらん(藤原公能[千載])

661 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:34:22 ID:/hFDBLPq
九重や玉しく庭にむらさきの袖をつらぬる千代のはつ春(藤原俊成[風雅])

662 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:34:56 ID:/hFDBLPq
むらさきにつらぬる袖やうつるらん雲のうへまで匂ふしら菊(西園寺実氏[玉葉])

663 :名無氏物語:2007/04/13(金) 01:35:45 ID:/hFDBLPq
ふめばをしふまでは人もとひがたみ風ふきわけよ花の白雪(西園寺公経[続後撰])

664 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:33:00 ID:gu1cURae
あはれにも衣うつなりふしみ山松風さむき秋のねざめに(慈円)

665 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:33:33 ID:gu1cURae
いつのまにもみぢしぬらむ昨日こそ時雨そめしか神なびのもり(衣笠家良)

666 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:34:13 ID:gu1cURae
秋風の木葉の色にうつりきぬ昨日か花のはるの山水(三条西実隆)

667 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:34:52 ID:gu1cURae
ちりぬともなにをしみけん卯花のかきねの春の色ならぬかは(寂蓮)

668 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:35:45 ID:gu1cURae
暮れぬとて何をしみけむ秋の色は梢にのこる神無月かな(加藤千蔭)

669 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:36:23 ID:gu1cURae
世にふればしづのをだまきはては又月にいくたび衣うつらむ(藤原家隆)

670 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:40:03 ID:YnYFgEHg
鹿島なるふつの靈の御剣をこころに磨ぎて行くはこの旅

671 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:41:02 ID:YnYFgEHg
天皇に仕へまつれと我を生みし我がたらちねぞ尊かりける

672 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:42:37 ID:YnYFgEHg
天ざかる蝦夷をわが住む家として並ぶ千島のまもりともがな

673 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:43:07 ID:YnYFgEHg
朝廷邊に死ぬべきいのちながらへて歸る旅路の憤ろしも

674 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:43:43 ID:YnYFgEHg
大君の御旗の下に死してこそ人と生れし甲斐はありけれ

675 :名無氏物語:2007/04/13(金) 02:44:45 ID:YnYFgEHg
しづたまき數ならぬ身も時を得て天皇がみ爲に死なむとぞ思ふ

676 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:08:47 ID:AMXPxfO3
おほかたは月をもめでじこれぞこのつもれば人の老いとなるもの(古今879)

677 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:09:46 ID:AMXPxfO3
世の中にさらぬ別れのなくもがな千世もとなげく人の子のため(古今901)

678 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:10:21 ID:AMXPxfO3
紫の色こき時はめもはるに野なる草木ぞわかれざりける(古今868)

679 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:11:29 ID:AMXPxfO3
おほはらやをしほの山もけふこそは神世の事も思ひいづらめ(古今871)

680 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:12:20 ID:AMXPxfO3
ぬきみだる人こそあるらし白玉のまなくもちるか袖のせばきに(古今923)

681 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:13:46 ID:AMXPxfO3
あかなくにまだきも月のかくるるか山のはにげていれずもあらなむ(古今884)

682 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:14:57 ID:AMXPxfO3
今ぞしるくるしき物と人またむ里をばかれずとふべかりけり(古今969)

683 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:29:13 ID:DeLkq1Gw
木のもとの住処も今は荒れぬべし春し暮れなば誰かとひこむ(行尊)

684 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:30:13 ID:DeLkq1Gw
おのづから花の下にしやすらへば逢はばやと思ふ人も来にけり(源頼政)

685 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:31:22 ID:DeLkq1Gw
木のもとに住みけむ跡をみつるかな那智の高嶺の花を尋ねて(西行)

686 :名無氏物語:2007/04/13(金) 03:31:52 ID:DeLkq1Gw
木のもとにやどりをすれば片しきの我が衣手に花は散りつつ(源実朝)

687 :名無氏物語:2007/04/13(金) 19:27:45 ID:ex/nBCBD
むけているか? カントン可?

688 :名無氏物語:2007/04/13(金) 20:46:43 ID:GLrrVNax
やすらはで寝なんものかは山の端にいさよふ月を花に待ちつつ(藤原良経[続古今])

689 :名無氏物語:2007/04/13(金) 20:47:14 ID:GLrrVNax
誰故かかたぶくまでの月影にねなまし人の衣うつらん(源邦長[続千載])

690 :名無氏物語:2007/04/13(金) 20:47:48 ID:GLrrVNax
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀の浦波(花山院師賢[新葉])

691 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:05:04 ID:GLrrVNax
めぐりあひておなじ雲井にながめばやあかで別れし九重の月(尊良親王[新葉])

692 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:07:27 ID:GLrrVNax
夕顔の光をそへし白露の消えにしかげぞ面影にたつ(源通親[高倉院昇霞記])

693 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:08:00 ID:GLrrVNax
心あてに露も光やそへつらむ月に色なき夕顔の花(源具親[千五百番歌合])

694 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:09:00 ID:GLrrVNax
いとどまた光やそはん白露に月まちいづる夕顔の花(津守国助[新後撰])

695 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:39:15 ID:GLrrVNax
夢にだにあふ夜稀なる都人ねられぬ月に遠ざかりぬる(藤原良経[新後拾遺])

696 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:40:19 ID:GLrrVNax
夢ならばまたも見るべき面影のやがてまぎるる世をいかにせん(藤原忠良[新後拾遺])

697 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:41:02 ID:GLrrVNax
おのづから逢ふ夜稀なる契をば忍ばずとても誰かしるべき(藤原信実[新拾遺])

698 :名無氏物語:2007/04/13(金) 21:53:18 ID:x86nPaZD
秋をへて物思ふことはなけれども月にいくたび袖ぬらすらむ( 後鳥羽院 )

699 :名無氏物語:2007/04/13(金) 22:11:58 ID:GLrrVNax
まだ宵と思へばしらむ横雲にやがてまぎるるみじか夜の月(源有忠[玉葉])

700 :名無氏物語:2007/04/13(金) 22:12:55 ID:GLrrVNax
霜の下にかきこもりなば草の原秋の夕べもとはじとやさは(西園寺公経[千五百番歌合])

701 :名無氏物語:2007/04/13(金) 22:14:08 ID:GLrrVNax
霜枯れはそことも見えぬ草の原誰にとはまし秋のなごりを(藤原俊成女[新古今])

702 :名無氏物語:2007/04/13(金) 22:14:53 ID:GLrrVNax
袖にふけさぞな旅寝の夢はみじ思ふかたよりかよふ浦風(藤原定家[新古今])

703 :名無氏物語:2007/04/13(金) 22:16:05 ID:GLrrVNax
あま人のもしほの煙なびくやと思ふかたより風もふかなん(花園院[新千載])

704 :名無氏物語:2007/04/13(金) 22:42:47 ID:GLrrVNax
初雁も思ふ方をやしたふらんなくねにまがふ秋の浦波(三条実重[新続古今])

705 :名無氏物語:2007/04/13(金) 23:13:39 ID:GLrrVNax
朝ぼらけなく音さむけき初雁の葉月の空に秋風ぞふく(真昭法師[続後拾遺])

706 :名無氏物語:2007/04/13(金) 23:14:26 ID:GLrrVNax
霜氷る門田のおもにたつしぎの羽音もさむき朝ぼらけかな(藤原公衡[続後撰])

707 :名無氏物語:2007/04/14(土) 00:12:23 ID:amLvOB3o
白妙の袖の別れに露おちて身にしむ色の秋風ぞ吹く(藤原定家[新古今])

708 :名無氏物語:2007/04/14(土) 00:13:56 ID:amLvOB3o
つれづれとながめのみする此の頃は空も人こそ恋しかるらし(藤原定頼[風雅])

709 :名無氏物語:2007/04/14(土) 00:14:57 ID:amLvOB3o
夢かなほみだれそめぬる朝寝髪またかきやらん末もしらねば(永福門院右衛門督[風雅])

710 :名無氏物語:2007/04/14(土) 00:16:08 ID:amLvOB3o
津の国のこやのあしぶき野分してひまこそあれと人につげばや(藤原光俊[続古今])

711 :名無氏物語:2007/04/14(土) 00:17:02 ID:amLvOB3o
津の国のこやのあしぶきうづもれて雪のひまだにみえぬ比かな(覚助法親王[続千載])

712 :名無氏物語:2007/04/14(土) 05:52:45 ID:amLvOB3o
人しれず物をぞ思ふつのくにのこやのしの屋や隙もなきまで(後村上院[新葉])

713 :名無氏物語:2007/04/14(土) 05:53:39 ID:amLvOB3o
妹もとわれ縹の帯の中なれや色かはるかとみれば絶えぬる(後嵯峨院[続拾遺])

714 :名無氏物語:2007/04/14(土) 05:55:45 ID:amLvOB3o
あらざらん後の世かけし契りこそ恃むにつけて嬉しかりけれ(藤原忠良[新後撰])

715 :名無氏物語:2007/04/14(土) 07:08:16 ID:amLvOB3o
いかにせん今一たびの逢ふことを夢にだに見て寝覚めずもがな(殷富門院大輔[新勅撰])

716 :名無氏物語:2007/04/14(土) 07:13:17 ID:amLvOB3o
あらざらん後の名までは思はねど憂き同じ世になき身ともがな(冷泉為相[新千載])

717 :名無氏物語:2007/04/14(土) 08:07:22 ID:amLvOB3o
たまさかにあふことの葉もかれぬれば冬こそ恋の限なりけれ(藤原俊忠[新続古今])

718 :名無氏物語:2007/04/14(土) 08:26:33 ID:amLvOB3o
帰り出でて後の闇路を照らさなむ心にやどる山の端の月(慈円[続後撰])

719 :名無氏物語:2007/04/14(土) 08:27:30 ID:amLvOB3o
今はとて影をかくさん夕べにも我をば送れ山の端の月(式子内親王[玉葉])

720 :名無氏物語:2007/04/14(土) 08:29:07 ID:amLvOB3o
心をばかねて西にぞ送りぬる我が身をさそへ山の端の月(源親子[風雅])

721 :名無氏物語:2007/04/14(土) 09:30:01 ID:amLvOB3o
暗きより暗きにまよふ心をもはなれぬ月を待つぞはかなき(足利直義[新千載])

722 :名無氏物語:2007/04/14(土) 09:30:47 ID:amLvOB3o
明けぼのや河瀬の浪の高瀬舟くだすか人の袖の秋霧(源通光[新古今])

723 :名無氏物語:2007/04/14(土) 09:32:53 ID:amLvOB3o
ふる雪に生野の道の末まではいかがふみみん天の橋立(正親町院右京大夫[続後撰])

724 :名無氏物語:2007/04/14(土) 23:00:38 ID:amLvOB3o
夏草は繁りにけりな大江山こえていく野の道もなきまで(藤原忠定[新後拾遺])

725 :名無氏物語:2007/04/14(土) 23:01:39 ID:amLvOB3o
ここのへにひさしくにほへ八重桜のどけき春の風としらずや(藤原実行[金葉])

726 :名無氏物語:2007/04/14(土) 23:02:18 ID:amLvOB3o
もろ人のけふ九重に匂ふてふ菊にみがける露のことのは(藤原為家[新拾遺])

727 :名無氏物語:2007/04/14(土) 23:02:55 ID:amLvOB3o
ききつともいかがかたらん郭公おぼつかなしや夜半のひと声(藤原正家[続後撰])

728 :名無氏物語:2007/04/14(土) 23:05:22 ID:amLvOB3o
今日といへば唐土までもゆく春を都にのみと思ひけるかな(藤原俊成[新古今])

729 :名無氏物語:2007/04/15(日) 00:04:03 ID:HVl6uYcu
心のみもろこしまでもうかれつつ夢路に遠き月の比かな(藤原定家[続古今])

730 :名無氏物語:2007/04/15(日) 00:04:51 ID:HVl6uYcu
大かたの秋の寝覚のながき夜も君をぞ祈る身を思ふとて(藤原家隆[新古今])

731 :名無氏物語:2007/04/15(日) 00:48:15 ID:HVl6uYcu
うたた寝にもろこしまでもみつる哉夢はうつつに猶まさりけり(源季広[続後拾遺])

732 :名無氏物語:2007/04/15(日) 01:29:44 ID:HVl6uYcu
心なき我が身なれども津の国の難波の春にたへずもあるかな(藤原季通[千載])

733 :名無氏物語:2007/04/15(日) 01:30:33 ID:HVl6uYcu
津の国の難波の春は夢なれや蘆の枯葉に風わたるなり(西行[新古今])

734 :名無氏物語:2007/04/15(日) 01:31:17 ID:HVl6uYcu
心あらん人のとへかし梅の花霞にかをる春の山里(藤原俊成[新千載])

735 :名無氏物語:2007/04/15(日) 01:31:55 ID:HVl6uYcu
心ありて見るとしもなき難波江の春の気色は惜しくもあるかな(寂然[風雅])

736 :名無氏物語:2007/04/15(日) 03:11:34 ID:HVl6uYcu
見せばやな志賀の辛崎ふもとなる長柄の山の春のけしきを(慈円[新古今])

737 :名無氏物語:2007/04/15(日) 03:12:33 ID:HVl6uYcu
心あらん人のためとや霞むらん難波のみつの春の曙(後鳥羽院[続古今])

738 :名無氏物語:2007/04/15(日) 05:32:56 ID:FP2kuttt
風の音身にしむ色はかはらねど月にいく度秋を待つらん(順徳院)

739 :名無氏物語:2007/04/15(日) 07:42:17 ID:HVl6uYcu
のどかなる入相の鐘はひびきくれて音せぬ風に花ぞちりくる(鷹司清雅[玉葉])

740 :名無氏物語:2007/04/15(日) 07:43:16 ID:HVl6uYcu
初瀬山をのへの花はちりはてて入逢のかねに春ぞくれぬる(尊円[新拾遺])

741 :名無氏物語:2007/04/15(日) 07:44:48 ID:HVl6uYcu
嵐ふく船木の山のもみぢ葉はしぐれの雨に色ぞこがるる(藤原経忠[新勅撰])

742 :名無氏物語:2007/04/15(日) 08:48:44 ID:HVl6uYcu
都にはまだ青葉にて見しかども紅葉ちりしく白河の関(源頼政[千載])

743 :名無氏物語:2007/04/15(日) 09:10:23 ID:HVl6uYcu
都をば花を見すてていでしかど月にぞこゆるら川の関(足利義満[新後拾遺])

744 :名無氏物語:2007/04/15(日) 09:11:45 ID:HVl6uYcu
さすらふる我が身にしあれば象潟や海士の苫屋にあまたたび寝ぬ(藤原顕仲[新古今])

745 :名無氏物語:2007/04/16(月) 17:59:26 ID:yB5kJh2m
みちのくの野田の玉川見渡せば汐風こしてこほる月影(順徳院[続古今])

746 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:00:12 ID:yB5kJh2m
桜さく奈良の都をみわたせばいづくも同じ八重の白雲(大江匡房[玉葉])

747 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:01:46 ID:yB5kJh2m
さびしさはいづくも同じことわりに思ひなされぬ秋の夕暮(平長時[続古今])

748 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:05:34 ID:yB5kJh2m
かざこしを夕こえくれば郭公ふもとの雲の底になくなり(藤原清輔[千載])

749 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:08:15 ID:yB5kJh2m
軒ちかき山下荻の声たてて夕日がくれに秋かぜぞふく(藤原家隆[新拾遺])

750 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:43:34 ID:shIlQWcf
あさぼらけ浜名の橋はとだえして霞をわたる春の旅人(衣笠家良[続後撰])

751 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:44:06 ID:shIlQWcf
窓ちかきむかひの山に霧晴れてあらはれわたる檜原槙原(土御門院[玉葉])

752 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:44:39 ID:shIlQWcf
たえだえにたなびく雲のあらはれてまがひもはてぬ山桜かな(中宮少将[新勅撰])

753 :名無氏物語:2007/04/16(月) 18:46:29 ID:shIlQWcf
朝ぼらけ霧のはれまのたえだえに幾つらすぎぬ天つ雁がね(伏見院[風雅])

754 :名無氏物語:2007/04/16(月) 19:14:36 ID:Wx8Dr4TS
君がため命死にきと世の人に語り継ぎてよ峰の松風

755 :名無氏物語:2007/04/16(月) 19:15:11 ID:Wx8Dr4TS
天皇の御楯となりて死なむ身の心は常に樂しくありけり

756 :名無氏物語:2007/04/16(月) 19:15:43 ID:Wx8Dr4TS
曇りなき月を見るにも思ふかな明日はかばねの上に照るやと

757 :名無氏物語:2007/04/16(月) 19:16:47 ID:Wx8Dr4TS
君が代はいはほと共に動かねば碎けてかへれ沖つしら波

758 :名無氏物語:2007/04/16(月) 19:17:20 ID:Wx8Dr4TS
ますらをが思ひこめにし一筋は七生かふとも何たわむべき

759 :名無氏物語:2007/04/16(月) 19:18:05 ID:Wx8Dr4TS
みちのくのそとなる蝦夷のそとを漕ぐ舟より遠くものをこそ思へ

760 :名無氏物語:2007/04/17(火) 17:42:51 ID:Y9zPfa/v
卯の花の浪のしがらみかけそへて名にも越えたる玉川の里(藤原俊成[続後撰])

761 :名無氏物語:2007/04/17(火) 17:44:11 ID:Y9zPfa/v
まだきより波のしがらみかけてけり禊ぎ待つまの賀茂の河風(伏見院[新千載])

762 :名無氏物語:2007/04/17(火) 17:45:17 ID:Y9zPfa/v
月の行く波のしがらみかけとめよ天の河原のみじか夜の空(後二条院[新拾遺])

763 :名無氏物語:2007/04/17(火) 17:46:41 ID:Y9zPfa/v
かすむより緑もふかし真菰生ふる美豆の御牧の春の河浪(藤原雅経[新続古今])

764 :名無氏物語:2007/04/17(火) 17:50:02 ID:Y9zPfa/v
船とむる美豆の御牧の真菰草からでかりねの枕にぞしく(俊成卿女[玉葉])

765 :名無氏物語:2007/04/17(火) 18:00:28 ID:bo7o+uwu
うたたねの朝けの袖にかはるなりならす扇の秋の初風(式子内親王[新古今])

766 :名無氏物語:2007/04/17(火) 18:07:30 ID:bo7o+uwu
手にならす扇の風も忘られて閨もる月の影ぞすずしき(藻壁門院但馬[続拾遺])

767 :名無氏物語:2007/04/17(火) 18:09:20 ID:bo7o+uwu
たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋ふる宿の秋風(藤原定家[新古今])

768 :名無氏物語:2007/04/17(火) 18:10:42 ID:bo7o+uwu
恨みわび絶えぬ涙にそぼちつつ色変はりゆく袖を見せばや(肥後[新拾遺])

769 :名無氏物語:2007/04/17(火) 18:11:52 ID:bo7o+uwu
立ちのぼるふじの煙のゆくへとも心そらなる身のおもひかな(二条為定[新千載])

770 :名無氏物語:2007/04/17(火) 19:23:20 ID:LCyDiW4y
執り佩ける太刀の光はものゝふの常に見れどもいやめづらしき

771 :名無氏物語:2007/04/17(火) 19:24:17 ID:LCyDiW4y
 大君の御楯となりて捨つる身と思へば輕き我が命かな

772 :名無氏物語:2007/04/17(火) 19:25:10 ID:LCyDiW4y
青雲のむかふす極すめろぎの御稜威かがやく御代になしてむ

773 :名無氏物語:2007/04/17(火) 19:25:46 ID:LCyDiW4y
大山の峰の岩根に埋めにけりわが年月の日本だましひ

774 :名無氏物語:2007/04/17(火) 19:26:20 ID:LCyDiW4y
片敷きて寝ぬる鎧の袖の上に思ひぞつもる越の白雪

775 :名無氏物語:2007/04/17(火) 19:26:59 ID:LCyDiW4y
武夫のたけきかゞみと天の原あふぎ尊め丈夫のとも

776 :名無氏物語:2007/04/18(水) 16:34:01 ID:+l46Eg+D
あくがるる心のままに尋ねきて山ぢのはてを花にみるかな(能誉[続千載])

777 :名無氏物語:2007/04/18(水) 16:34:47 ID:+l46Eg+D
この世にはつれなき恋に身をかへて長くやはれぬ闇にまよはん(後醍醐院少将内侍[新続古今])

778 :名無氏物語:2007/04/18(水) 16:36:15 ID:+l46Eg+D
なほざりの空頼めとて待ちし夜の苦しかりしぞ今は恋しき(殷富門院大輔[千載])

779 :名無氏物語:2007/04/18(水) 16:37:12 ID:+l46Eg+D
さてもいかに岩垣沼のあやめ草あやめもしらぬ袖の玉水(後鳥羽院[新続古今])

780 :名無氏物語:2007/04/18(水) 17:38:33 ID:Nkx3e2Wa
後れても後れてもまた君たちに誓ひしことをわれ忘れめや

781 :名無氏物語:2007/04/18(水) 17:39:07 ID:Nkx3e2Wa
武士のやまと心をより合はせただひとすぢの大綱にせよ

782 :名無氏物語:2007/04/18(水) 17:39:46 ID:Nkx3e2Wa
男山今日の行幸の畏きも命あればぞをろがみにける

783 :名無氏物語:2007/04/18(水) 17:40:24 ID:Nkx3e2Wa
春にあけてまづみる書も天地のはじめの時と讀み出づるかな

784 :名無氏物語:2007/04/18(水) 18:03:31 ID:rWlzf6sL
幾千代と岩垣沼のあやめ草ながきためしに今日やひかれむ(藤原公経[新勅撰])

785 :名無氏物語:2007/04/18(水) 18:05:36 ID:rWlzf6sL
ふきのぼる木曾の御坂の谷風に梢もしらぬ花をみるかな(鴨長明[続古今])

786 :名無氏物語:2007/04/18(水) 18:07:18 ID:rWlzf6sL
門田ふく稲葉の風や寒からんあしのまろやに衣うつ也(藤原家隆[新後撰])

787 :名無氏物語:2007/04/18(水) 18:08:17 ID:rWlzf6sL
なごりなく夜半の嵐に雲晴れて心のままにすめる月かな(源行宗[金葉])

788 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:42:37 ID:0DEdLc+t
天の原雲吹きはらふ秋風に山の端高く出づる月影(後鳥羽院[続拾遺])

789 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:44:05 ID:0DEdLc+t
谷河のいはねかたしく青柳のうちたれ髪をあらふ白波(藤原良経[新千載])

790 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:46:48 ID:0DEdLc+t
風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける(藤原家隆[新古今])

791 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:49:58 ID:0DEdLc+t
遠ざかる音はせねども月清み氷と見ゆる志賀の浦浪(藤原重家[千載])

792 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:51:11 ID:0DEdLc+t
桜咲く比良の山かぜ吹くままに花になりゆく志賀の浦浪(藤原良経[千載])

793 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:52:01 ID:0DEdLc+t
志賀の浦や遠ざかり行く波間より氷りて出づる有明の月(藤原家隆[新古今])

794 :名無氏物語:2007/04/19(木) 07:59:31 ID:B8KOdNbw
かすみゆくままに汀やへだつらむまた遠ざかる志賀の浦波(飛鳥井雅経)

795 :名無氏物語:2007/04/19(木) 08:00:38 ID:B8KOdNbw
峰さむき比良の山おろし雪散りて汀氷れる志賀の浦波(飛鳥井雅経)

796 :名無氏物語:2007/04/19(木) 08:01:28 ID:B8KOdNbw
明方は遠の汀に氷してかへりて近き志賀の浦波(後鳥羽院)

797 :名無氏物語:2007/04/19(木) 08:02:59 ID:B8KOdNbw
汀よりむすぶ氷やとどむらむよせてかへらぬ志賀の浦波(源実朝)

798 :名無氏物語:2007/04/19(木) 08:05:28 ID:B8KOdNbw
遠ざかるみぎはも分かずにほてるや月の氷の秋のうら波(藤原為家)

799 :名無氏物語:2007/04/19(木) 08:06:54 ID:B8KOdNbw
埼玉の池のみぎはやこほるらむ鴨の羽音の遠ざかりゆく(加藤枝直)

800 :名無氏物語:2007/04/19(木) 18:04:19 ID:8vkVB7yv
河霧の麓をこめて立ちぬれば空にぞ秋の山はみえける(深養父[拾遺])

801 :名無氏物語:2007/04/19(木) 18:05:32 ID:8vkVB7yv
昨日こそ年は暮れしか春霞春日の山にはや立ちにけり(赤人[拾遺])

802 :名無氏物語:2007/04/19(木) 18:06:12 ID:8vkVB7yv
霞しく木の芽春雨ふるごとに花の袂はほころびにけり(顕季[新勅撰])

803 :名無氏物語:2007/04/19(木) 18:07:34 ID:8vkVB7yv
霞たちこのめ春雨きのふまでふる野の若菜今朝は摘みてん(定家[新後撰])

804 :名無氏物語:2007/04/20(金) 01:08:24 ID:3lpaYDlH
女アソコを舐めれ、チンカス野郎

805 :名無氏物語:2007/04/20(金) 10:03:00 ID:ReSs1LGg
野も山もおなし緑に染てけり霞よりふるこのめ春雨(良経[続千載])

806 :名無氏物語:2007/04/20(金) 10:04:25 ID:ReSs1LGg
霞たち木のめ春雨ふる里の吉野の花も今や咲らん(後鳥羽院[続後撰])

807 :名無氏物語:2007/04/20(金) 10:08:16 ID:ReSs1LGg
たかさごのをのへの桜たづぬれば都の錦いくへ霞みぬ(式子内親王[新勅撰])

808 :名無氏物語:2007/04/20(金) 10:10:35 ID:ReSs1LGg
たちかへりと山ぞかすむたかさごの尾上のさくら雲もまがはず(藤原雅経[続拾遺])

809 :名無氏物語:2007/04/20(金) 10:11:42 ID:ReSs1LGg
またれつる尾上の桜色見えて霞のまよりにほふ白雲(藤原隆博[新後撰])

810 :名無氏物語:2007/04/20(金) 12:44:55 ID:H+Gr3d7m
高砂の尾上のはなの雲井には外山の霞およぶものかは(後柏原院)

811 :名無氏物語:2007/04/20(金) 12:45:46 ID:H+Gr3d7m
山鳥のをのへの桜咲きにけり長き日さらず雲のかかれる(小沢蘆庵)

812 :名無氏物語:2007/04/20(金) 15:16:11 ID:sHMWRTGL
玉藻かるをとめを過ぎて夏草の野島が崎に廬す我は(「万葉集」15-3606・作者不詳古歌)


813 :名無氏物語:2007/04/21(土) 05:25:23 ID:Ttu/Nni5
閉ぢはつるみ山の奥の松の戸をうらやましくも出づる月かな(源光行[新勅撰])

814 :名無氏物語:2007/04/21(土) 05:29:37 ID:Ttu/Nni5
山がつと人は言へども郭公まつ初声は我のみぞ聞く(是則[拾遺])

815 :名無氏物語:2007/04/21(土) 05:30:16 ID:Ttu/Nni5
住吉の浜松がえのたえまよりほのかにみゆる花のゆふしで(藤原実定[続拾遺])

816 :名無氏物語:2007/04/21(土) 05:31:42 ID:Ttu/Nni5
白川の春のこずゑをみわたせば松こそ花のたえまなりけれ(源俊頼[詞花])

817 :名無氏物語:2007/04/21(土) 05:39:27 ID:Ttu/Nni5
見わたせば松のたえまに霞みけり遠里小野の花の白雲(式乾門院御匣[新後撰])

818 :名無氏物語:2007/04/22(日) 01:48:25 ID:gcgiJw4x
みどりなる外山の松のたえまよりあらはれてさく花桜かな(衣笠家良[新続古今])

819 :名無氏物語:2007/04/22(日) 01:53:38 ID:gcgiJw4x
今はとてたのむの雁もうち侘びぬ朧月夜の曙の空(寂蓮[新古今])

820 :名無氏物語:2007/04/22(日) 01:54:42 ID:gcgiJw4x
御祓するいぐしのしでに風過ぎて涼しくなりぬ水無月の空(藤原隆信[続後撰])

821 :名無氏物語:2007/04/22(日) 01:55:27 ID:gcgiJw4x
あはぢしま夕立すらし住吉の浦のむかひにかかる村雲(藤原基家[続拾遺])

822 :名無氏物語:2007/04/22(日) 01:56:35 ID:gcgiJw4x
いましかも夕立すらし足びきの山のはかくす雲のひとむら(源顕氏[風雅])

823 :名無氏物語:2007/04/22(日) 17:52:49 ID:ycQ8UJbX
あしびきの山のあらしに雲きえてひとり空ゆく秋の夜の月(九条教実[新勅撰])

824 :名無氏物語:2007/04/22(日) 18:02:05 ID:ycQ8UJbX
すまの海士の袖にふきこす汐風のなるとはすれど手にもたまらず(藤原定家[新古今])

825 :名無氏物語:2007/04/22(日) 18:02:47 ID:ycQ8UJbX
天の河水かけ草の露のまにたまたま来ても明けぬ此夜は(九条道家[続後撰])

826 :名無氏物語:2007/04/22(日) 18:03:23 ID:ycQ8UJbX
年もへぬ祈る契りは初瀬山をのへの鐘のよその夕暮(藤原定家[新古今])

827 :名無氏物語:2007/04/23(月) 03:15:40 ID:XzuYw7oY
さらぬだに寝覚がちなる冬の夜をならの枯葉に霰ふるなり(顕輔[続後撰])

828 :名無氏物語:2007/04/23(月) 03:21:20 ID:XzuYw7oY
いくとせの春に心をつくしきぬあはれと思へみよしのの花(藤原俊成[新古今])

829 :名無氏物語:2007/04/23(月) 03:22:03 ID:XzuYw7oY
あはれともたれかは恋をなぐさめん身より外にはしる人もなし(藤原隆信[新後撰])

830 :名無氏物語:2007/04/23(月) 03:23:01 ID:XzuYw7oY
にほひくる花よりほかの友ぞなきかすみこめたる富士の山里(作者不明[閑谷集])

831 :名無氏物語:2007/04/23(月) 03:23:54 ID:XzuYw7oY
山里は花より外の友もなしちりなん後をいかに忍ばむ(藤原基名[新拾遺])

832 :名無氏物語:2007/04/23(月) 03:27:24 ID:XzuYw7oY
御狩すととだちの原をあさりつつ交野の野辺にけふも暮らしつ(藤原忠通[新古今])

833 :名無氏物語:2007/04/24(火) 01:31:52 ID:FuU8LIvq
しきみつむ山ぢの露にぬれにけり暁おきの墨染の袖(小侍従[新古今])

834 :名無氏物語:2007/04/24(火) 01:39:12 ID:FuU8LIvq
うちなびき春たちきぬと鶯のまだ里なれぬ初音なくなり(藤原顕輔[新後撰])

835 :名無氏物語:2007/04/24(火) 01:40:52 ID:FuU8LIvq
遅桜にほふ梢の鶯は初声よりもめづらしきかな(源兼昌[永久百首])

836 :名無氏物語:2007/04/24(火) 01:41:38 ID:FuU8LIvq
狩りくらし交野の真柴折り敷きて淀の川瀬に月を見るかな(公衡[新古今])

837 :名無氏物語:2007/04/24(火) 01:42:56 ID:FuU8LIvq
筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる(陽成院[後撰])

838 :名無氏物語:2007/04/24(火) 01:44:05 ID:FuU8LIvq
河水にとわたる雁のかげみえて書き流したる秋の玉章(基家[続拾遺])

839 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:19:25 ID:FuU8LIvq
ねをぞなく遠山鳥のます鏡みてはかひなき物思ふとて(宗尊親王[続千載])

840 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:20:56 ID:FuU8LIvq
我が中は遠山鳥のます鏡よそにも人の影をやはみる(法印定為[新拾遺])

841 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:23:04 ID:FuU8LIvq
うす雲のただよふ空の月かげはさやけきよりもあはれなりけり(後鳥羽院[風雅])

842 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:23:50 ID:FuU8LIvq
さきいづる八重山吹の色ぬれて桜なみよる春雨の庭(為子[玉葉])

843 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:24:23 ID:FuU8LIvq
ちはやぶるいつきの宮の有栖川松とともにぞ影は澄むべき(師実[千載])

844 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:25:07 ID:FuU8LIvq
とけてねぬ須磨の関守夜やさむき友よぶ千鳥月に鳴くなり(足利義詮[新拾遺])

845 :名無氏物語:2007/04/24(火) 02:26:10 ID:FuU8LIvq
梅の花にほひを道のしるべにてあるじもしらぬ宿にきにけり(公行[詞花])

846 :名無氏物語:2007/04/24(火) 12:48:03 ID:mPDK55Ai
白雲のたつたの桜咲きにけり外山をかけてにほふ春かぜ(後鳥羽院)

847 :名無氏物語:2007/04/24(火) 13:10:31 ID:l4FL5CoQ
名にたてる秋もかひなしあたら夜の月を残して明くる東雲(殷富門院大輔)

848 :名無氏物語:2007/04/24(火) 13:12:21 ID:l4FL5CoQ
夕涼み閨へもいらぬうたた寝の夢を残してあくる東雲(藤原有家)

849 :名無氏物語:2007/04/24(火) 13:13:23 ID:l4FL5CoQ
短か夜の空行く月のやすらひを誘ひ残してあくる東雲(衣笠家良)

850 :名無氏物語:2007/04/24(火) 13:14:42 ID:l4FL5CoQ
ほのぼのとかすめる山のしののめに月を残して帰るかりがね(衣笠家良)

851 :名無氏物語:2007/04/25(水) 03:36:09 ID:NMJMMYo0
吹く風のさそふ匂ひをしるべにて行方定めぬ花の頃かな(後嵯峨院[続拾遺])

852 :名無氏物語:2007/04/25(水) 03:37:04 ID:NMJMMYo0
思ひあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞふる(藤原俊成[新古今])

853 :名無氏物語:2007/04/25(水) 03:38:07 ID:NMJMMYo0
わたの原しほ路遥かに見渡せば雲と浪とはひとつなりけり(藤原頼輔[千載])

854 :名無氏物語:2007/04/25(水) 03:38:47 ID:NMJMMYo0
わたの原波と空とはひとつにて入日をうくる山の端もなし(藤原定家[風雅])

855 :名無氏物語:2007/04/25(水) 03:39:37 ID:NMJMMYo0
枯れはてん後しのべとや夏草のふかくは人のたのめおきけん(源実朝[新拾遺])

856 :名無氏物語:2007/04/25(水) 03:40:17 ID:NMJMMYo0
別れての後しのべとや行く春の日数に花のさきあまるらむ(衣笠家良[新拾遺])

857 :名無氏物語:2007/04/25(水) 05:05:05 ID:MGzTA8tJ
おもかげを後しのべとや有明の月をのこして花のちるらん(二条良基)

858 :名無氏物語:2007/04/25(水) 05:39:12 ID:35EY+p61
君恋ふる涙や空にかよふらむ思ひはてける宵の村雨(後鳥羽院)

859 :名無氏物語:2007/04/25(水) 05:40:20 ID:35EY+p61
忍びつつ霞と共にながめしもあらはれにけり花の木のもと(豊臣秀吉)

860 :名無氏物語:2007/04/25(水) 16:40:02 ID:NCMj69WS
時しあればしられぬ谷の埋木も花にはそれとあらはれにけり([松陰中納言物語])

861 :名無氏物語:2007/04/26(木) 07:51:12 ID:qLucmvPo
木枯のすず吹く峰の夕時雨そめぬ色しも身にはしみけり(後鳥羽院[新千載])

862 :名無氏物語:2007/04/26(木) 07:51:52 ID:qLucmvPo
み吉野やすず吹く音はうづもれて槙の葉はらふ雪の朝風(津守国夏[風雅])

863 :名無氏物語:2007/04/26(木) 07:53:34 ID:qLucmvPo
わたの原やそ島かけて漕ぎ出でぬと人にはつげよ蜑の釣舟(小野篁[古今])

864 :名無氏物語:2007/04/26(木) 07:54:51 ID:qLucmvPo
春日野に若菜つみにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ(貫之[古今])

865 :名無氏物語:2007/04/26(木) 07:56:00 ID:qLucmvPo
春日野の飛火の野守いでてみよいまいく日ありて若菜つみてん(読人不知[古今])

866 :名無氏物語:2007/04/26(木) 07:57:18 ID:qLucmvPo
秋かぜはさてもや物のかなしきと荻の葉ならぬ夕暮もがな(藤原家隆[続古今])

867 :名無氏物語:2007/04/26(木) 14:17:01 ID:7icBdk5i
秋の日は糸よりよわきささがにの雲のはたてに荻のうは風(正徹)

868 :名無氏物語:2007/04/26(木) 14:17:56 ID:7icBdk5i
露霜にあへずかれ行く秋草の糸よりよわき虫のこゑかな(正徹)

869 :名無氏物語:2007/04/26(木) 15:26:41 ID:JBj5iwST
ちりまがふ花のよそめは吉野山嵐にさわぐ峯の白雲(新古132)

870 :名無氏物語:2007/04/26(木) 15:31:20 ID:N0/BcfRc
涙だに心にかなふ秋ならばさやけきままの月はみてまし(宗尊親王)

871 :名無氏物語:2007/04/26(木) 15:46:44 ID:C2bCS7g4
荻の葉に風の音せぬ秋もあらば涙のほかに月は見てまし(道助親王)

872 :名無氏物語:2007/04/26(木) 15:49:23 ID:C2bCS7g4
露むすぶ小萩が花の夕しめり月のみ秋となに思ひけん(後崇光院)

873 :名無氏物語:2007/04/26(木) 16:16:36 ID:C2bCS7g4
見わたせば山本かすむ水無瀬川夕べは秋となにおもひけん(後鳥羽院)

874 :名無氏物語:2007/04/26(木) 16:17:32 ID:C2bCS7g4
わきかねし同じ緑の夏草を花にあらはす秋の夕暮(小侍従)

875 :名無氏物語:2007/04/26(木) 16:19:55 ID:C2bCS7g4
咲きにほふ梢をとへば苔の下のその名も花にあらはれにけり(三条西実隆)

876 :名無氏物語:2007/04/26(木) 16:21:15 ID:C2bCS7g4
吉野山すず吹く秋のかり寝より花ぞ身にしむ木々の下風(細川幽斎)

877 :名無氏物語:2007/04/26(木) 16:31:46 ID:MBWGkYtO
七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき(兼明親王[後拾遺])

878 :名無氏物語:2007/04/27(金) 02:24:48 ID:ao6llGN4
世中のうきもつらきもつげなくにまづ知る物は涙なりけり(読人不知[古今])


879 :名無氏物語:2007/04/27(金) 02:26:14 ID:ao6llGN4
つらさには思ひ絶えなむと思へどもかなはぬ物は涙なりけり(忠教[堀河艶書歌合])

880 :名無氏物語:2007/04/27(金) 02:28:35 ID:ao6llGN4
春たつと霞みにけりなひさかたのあまのいはとの明ぼのの空(一条実経[新後撰])

881 :名無氏物語:2007/04/27(金) 02:30:06 ID:ao6llGN4
見わたせば波のしがらみかけてけり卯の花咲ける玉川の里(相模[後拾遺])

882 :名無氏物語:2007/04/27(金) 02:30:43 ID:ao6llGN4
山里の筧の水の氷れるは音聞くよりも淋しかりけり(輔仁親王[千載])

883 :名無氏物語:2007/04/27(金) 02:31:55 ID:ao6llGN4
花すすき招く袂はあまたあれど秋はとまらぬものにぞありける(清原元輔[新千載])

884 :名無氏物語:2007/04/28(土) 02:20:44 ID:Gb9W30Ij
我が門の板井の清水里遠み人しくまねばみくさおひにけり(読人不知[古今])

885 :名無氏物語:2007/04/28(土) 02:22:15 ID:Gb9W30Ij
奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿のこゑきく時ぞ秋はかなしき(読人不知[古今])

886 :名無氏物語:2007/04/28(土) 02:23:39 ID:Gb9W30Ij
みるままに紅葉吹きおろす嵐山梢まばらに冬はきにけり(法印長舜[新千載])

887 :名無氏物語:2007/04/28(土) 02:24:45 ID:Gb9W30Ij
思ひしほれ寝るとしもなき時のまに閨のひまさへ白みはてぬる(延政門院新大納言[玉葉])

888 :名無氏物語:2007/04/28(土) 02:25:44 ID:Gb9W30Ij
月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして(在原業平[古今])

889 :名無氏物語:2007/04/28(土) 02:26:43 ID:Gb9W30Ij
夕やみはおのが光をしるべにて木の下がくれゆく蛍かな(俊光[新後撰])

890 :名無氏物語:2007/04/28(土) 03:09:47 ID:jyWY/Uwh
闇路にもおのが光をしるべにて心のままにゆくほたるかな(藤原光章)

891 :名無氏物語:2007/04/28(土) 03:11:15 ID:jyWY/Uwh
暗き夜もおのが光をしるべにて野沢の水に飛ぶほたるかな(禅信)

892 :名無氏物語:2007/04/28(土) 15:05:58 ID:CISURFze
なにとなく涙の玉やこぼれけん峰の木の実をひろふ袂に(新続古今837)

893 :名無氏物語:2007/04/28(土) 15:09:29 ID:CISURFze
年をへてつれなきものは桜花散るに耐へたる心なりけり(続後拾遺113)

894 :名無氏物語:2007/04/28(土) 15:10:21 ID:CISURFze
山がつとなりてもなほぞ郭公鳴く音にあかで年はへにける(続拾遺169)

895 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:19:12 ID:UL1prSBz
ねにかへる花とはきけどみる人のこころのうちにとまるなりけり(藤原重家[風雅])

896 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:20:15 ID:UL1prSBz
ねにかへる花かとみれば木の本を又吹きたつる庭の春かぜ(正親町公蔭[新拾遺])

897 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:21:45 ID:UL1prSBz
柴の戸に入日の影はさしながらいかにしぐるる山べなるらむ(藤原清輔[新古今])

898 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:23:18 ID:UL1prSBz
見しこともかはらぬ月の面かげやただめのまへの昔なるらん(藤原忠資[続千載])

899 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:25:53 ID:UL1prSBz
かきくらし猶ふる里の雪のうちに跡こそみえね春は来にけり(宮内卿[新古今])

900 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:27:47 ID:UL1prSBz
こぬ人を待つとはなくて待つ宵の更けゆく空の月もうらめし(藤原有家[新古今])

901 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:50:24 ID:YNBM/pMJ
待つよひの更行くかねのうさまでは恨みもあへぬほととぎすかな(花山院師兼)

902 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:53:11 ID:YNBM/pMJ
すみとげむ我が世ぞしらぬ秋ごとにかはらぬ月のかげをみるにも(伏見院)

903 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:53:49 ID:YNBM/pMJ
たのみこしそのかみ山の葵草思へばかけぬ年のなきかな(二条院讃岐)

904 :名無氏物語:2007/04/29(日) 06:55:13 ID:YNBM/pMJ
滝川や浪も氷のひま出でて霞をながす春の山風(一条冬良)

905 :名無氏物語:2007/04/29(日) 10:46:50 ID:jEX/C+2V
★古文版ウィキペディアの成立のために同志の協力を仰ぐ★

《古文版ウィキペディア(テスト版)》
http://incubator.wikimedia.org/wiki/Test-wp/jpn-classical
《古文版ウィキペディアのメタウィキ内の提案ページ》
http://meta.wikimedia.org/wiki/Requests_for_new_languages/Wikipedia_Classical_Japanese_2

いまメタウィキで古文版ウィキペディアを作ろうという提案がなされています。
成立には多くの人の賛成意見が必要なので、簡単ですのでぜひご協力ください。
日本語は長い歴史を持つ言葉です。古文版が成立すれば日本語は古典を有する偉大な言語だということを
世界に知らしめることになります。
今の日本語は多くの漢語を交えますが、平安時代には漢語が殆ど使われず、多く和語を用いていました。
これぞまさに大和民族の精髄といえましょう。

日本を愛するなら、この企画にご協力ください。上にあるのは飽くまでテストウィキであって、
提案が承認されなければなくなってしまいます。古文が書けなくとも、
賛成意見を書いていただければよいのです。賛成は多ければ多いほどいいのです。

 【簡単】協 力 の 仕 方【短時間】
1、「古文版ウィキペディアのメタウィキ内の提案ページ」(上のリンク)に行く。
2、画面の右上の「Log in / create account」という所をクリックし、メタウィキのアカウントを取得する。
3、ログインし、古文版のArguments in favourという項目に'''Support'''と書き込み、
後ろに理由を書き込む(英語でも日本語でもどちらでも良い)。理由は一言でもよいので必ず書いて下さい。
末尾に必ず--~~~~と書いて署名する。(--~~~~と書けば日付とアカウントが表示される)

 ■□■その他、宣伝等■□■
1、ブログやウェブサイトなどを持っている人はそこで宣伝して頂ければ嬉しいです。
2、記事を書きたい人はテストウィキに行ってください。

906 :名無氏物語:2007/04/29(日) 18:00:59 ID:Vllllr82
いつはりと思ひながらも待つ宵の更くるはつらき山の端の月(大江頼重[続後拾遺])

907 :名無氏物語:2007/04/29(日) 18:03:25 ID:Vllllr82
よしあしと人に語るな難波潟こと浦にすむあまのしわざを(玄円[新千載])

908 :名無氏物語:2007/04/29(日) 18:03:59 ID:Vllllr82
立ちかへり又きさらぎの空さえてあまぎる雪にかすむ山の端(為兼[新拾遺])

909 :名無氏物語:2007/04/29(日) 18:05:04 ID:Vllllr82
木の間もる有明の月のおくらずは独りや山の峰を出でまし(覚性法親王[千載])

910 :名無氏物語:2007/04/29(日) 18:05:54 ID:Vllllr82
ふるさとを独り別るる夕べにもおくるは月のかげとこそきけ(式子内親王[千載])

911 :名無氏物語:2007/04/30(月) 04:53:10 ID:mQIbklnA
難波なる身をつくしてもかひぞなき短き葦の一夜ばかりは(藤原定家[続後拾遺])

912 :名無氏物語:2007/04/30(月) 04:54:23 ID:mQIbklnA
思ひ侘び身をつくしてや同じ江に又立ち返り恋ひわたりなん(藤原成実[続後撰])

913 :名無氏物語:2007/04/30(月) 04:58:16 ID:mQIbklnA
いかさまに身をつくしてか難波江に深き思ひのしるしみすべき(京極為兼[新後撰])

914 :名無氏物語:2007/04/30(月) 05:09:31 ID:mQIbklnA
夢にてもみつとないひそ難波なる芦のかりねの一よばかりは(藤原為道女[続後拾遺])

915 :名無氏物語:2007/04/30(月) 05:16:22 ID:mQIbklnA
身のうさを思ひ知らでややみなまし背くならひのなき世なりせば(西行[新古今])

916 :名無氏物語:2007/04/30(月) 05:18:00 ID:mQIbklnA
春くればたのむの雁も今はとてかへる雲路に思ひたつなり(源俊頼[千載])

917 :名無氏物語:2007/04/30(月) 05:37:33 ID:5Tdox8rs
桜麻の麻生の下草露しあれば明かしてい行け母は知るとも(万11-2687)

918 :名無氏物語:2007/04/30(月) 05:40:19 ID:5Tdox8rs
我を待つと君が濡れけむ足引の山のしづくにならましものを(万2-108)

919 :名無氏物語:2007/04/30(月) 05:42:00 ID:5Tdox8rs
古りにし嫗にしてやかくばかり恋に沈まむ手童のごと(万2-129)

920 :名無氏物語:2007/05/01(火) 01:59:01 ID:acwz9BfE
春風を滝つ岩ねにせきかねて霞におつる花の白波(公経[新千載])

921 :名無氏物語:2007/05/01(火) 02:00:45 ID:acwz9BfE
朝日山まだ影くらき曙に霧の下ゆく宇治の柴舟(資明[風雅])

922 :名無氏物語:2007/05/01(火) 02:02:12 ID:acwz9BfE
伏見山裾野をかけて見渡せば遥かに下る宇治の柴舟(永福門院内侍[新後拾遺])

923 :名無氏物語:2007/05/01(火) 02:03:42 ID:acwz9BfE
とへかしな槙たつ山の夕しぐれ色こそ見えね深き心を(土御門院[続古今])

924 :名無氏物語:2007/05/01(火) 02:07:24 ID:acwz9BfE
あはれさもその色となき夕暮の尾花が末に秋ぞうかべる(為兼[風雅])

925 :名無氏物語:2007/05/01(火) 02:09:40 ID:acwz9BfE
さびしさはたがよそめにも知りぬらん我がゐる山の秋の夕暮(為相[新千載])

926 :名無氏物語:2007/05/01(火) 13:50:27 ID:Qtqr8SKM
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮

927 :名無氏物語:2007/05/01(火) 14:12:03 ID:pUcSxop4
あしひきの山のしづくに立ちぬれて妻恋すらし鹿ぞなくなる(藤原家隆[続後撰])

928 :名無氏物語:2007/05/01(火) 14:13:57 ID:pUcSxop4
時鳥山のしづくに立ちぬれて待つとはしるやあかつきのこゑ(藤原定家[新拾遺])

929 :名無氏物語:2007/05/01(火) 14:15:18 ID:pUcSxop4
いもまつと山のしづくにたちぬれてそほちにけらしわが恋衣(土御門院[風雅])

930 :名無氏物語:2007/05/01(火) 14:16:30 ID:pUcSxop4
我待つと君が濡れけむ足引の山のしづくにならましものを(石川女郎[新勅撰])

931 :名無氏物語:2007/05/01(火) 14:18:00 ID:pUcSxop4
さびしさはなれぬる物と思へども又今さらの秋の夕暮(為尹[新続古今])

932 :名無氏物語:2007/05/02(水) 11:12:57 ID:0CeI+ylk
あだなれど桜のみこそ故郷の昔ながらの物にはありけれ(紀貫之[拾遺])

933 :名無氏物語:2007/05/02(水) 11:14:16 ID:0CeI+ylk
名をきけば昔ながらの山なれどしぐるる秋は色まさりけり(源順[拾遺])

934 :名無氏物語:2007/05/02(水) 11:16:11 ID:0CeI+ylk
おもひすてて我が身ともなき心にもなほ昔なる山桜かな(藤原忠良[新勅撰])

935 :名無氏物語:2007/05/02(水) 11:19:04 ID:0CeI+ylk
かへりみるわが古郷の雲の波けぶりも遠し八重の塩風(九条左大臣女[玉葉])

936 :名無氏物語:2007/05/02(水) 11:20:19 ID:0CeI+ylk
春霞かすむ浪ぢはへだつともたよりしらせよ八重の塩風(尊良親王[新葉])

937 :名無氏物語:2007/05/02(水) 11:41:51 ID:pUIzy6+O
八百日行く浜の真砂も我が恋にあにまさらじか沖つ島守(笠女郎[万葉集])

938 :名無氏物語:2007/05/02(水) 12:08:55 ID:QBcr6dOp
宮木ひく杣山人は跡もなし檜原杉はら雪ふかくして(新勅撰412)

939 :名無氏物語:2007/05/03(木) 01:03:17 ID:XCOjOC0Z
時鳥過ぎつる方の雲まより猶ながめよといづる月かげ(宜秋門院丹後[玉葉])

940 :名無氏物語:2007/05/03(木) 01:04:02 ID:XCOjOC0Z
ほととぎす鳴きつる雲をかたみにてやがてながむる有明の空(式子内親王[玉葉])

941 :名無氏物語:2007/05/03(木) 01:05:19 ID:XCOjOC0Z
時鳥いま一こゑをまちえてや鳴きつるかたを思ひさだめん(長舜[新後撰])

942 :名無氏物語:2007/05/03(木) 01:06:09 ID:XCOjOC0Z
ほととぎす鳴きて過行く山のはに今一声と月ぞのこれる(浄弁[新拾遺])

943 :名無氏物語:2007/05/03(木) 01:07:10 ID:XCOjOC0Z
こえかぬる岩根の道に宿とへば猶山ふかき鐘のおとかな(二条為藤[新続古今])

944 :名無氏物語:2007/05/03(木) 01:27:18 ID:7/f3g8vN
木の間よりもりくる月のかげみれば心づくしの秋は来にけり

945 :名無氏物語:2007/05/03(木) 14:51:10 ID:zXdzXUlf
夕立の晴るれば月ぞやどりける玉ゆりすうる蓮の浮葉に(西行「山家集」)

946 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:08:48 ID:HWE3W3rI
大かたの秋の寝覚のながき夜も君をぞ祈る身を思ふとて(藤原家隆[新古今])

947 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:10:10 ID:HWE3W3rI
まばらなる槙の板屋に音はして漏らぬ時雨や木の葉なるらん(藤原俊成[千載])

948 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:10:50 ID:HWE3W3rI
さゆる夜の槙の板屋のひとり寝に心くだけと霰ふるなり(藤原良経[千載])

949 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:13:04 ID:HWE3W3rI
我が恋は海人の苅藻に乱れつつかわく時なき波の下草(藤原俊忠[千載])

950 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:13:42 ID:HWE3W3rI
涙川おつる水上はやければせきぞかねつる袖のしがらみ(紀貫之[拾遺])

951 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:17:58 ID:XSGPW6nz
わが恋はあまのかるもにみだれつつかわく時なき浪のしたくさ(藤原俊忠[千載])

952 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:18:39 ID:XSGPW6nz
いへば猶人こそうけれいく世しもあらじ我が身をなど忘るらん(定円[新続古今])

953 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:20:54 ID:XSGPW6nz
たまさかにあふことの葉もかれぬれば冬こそ恋の限なりけれ(藤原俊忠[新続古今])

954 :名無氏物語:2007/05/03(木) 18:22:44 ID:XSGPW6nz
海人の刈る藻にすむ虫の名はきけどただ我からのつらきなりけり(読人不知[拾遺])

955 :名無氏物語:2007/05/04(金) 01:38:46 ID:NXc+Jy5b
秋風のいたりいたらぬ袖はあらじただわれからの露の夕ぐれ(鴨長明[新古今])

956 :名無氏物語:2007/05/04(金) 01:42:24 ID:NXc+Jy5b
足引の山下水の木隠れてたぎつ心をせきぞかねつる(読人不知[古今])

957 :名無氏物語:2007/05/04(金) 01:45:15 ID:NXc+Jy5b
はるばると野中に見ゆる忘れ水たえまたえまを歎く頃かな(大和宣旨[後拾遺])

958 :名無氏物語:2007/05/04(金) 01:46:57 ID:NXc+Jy5b
雲ちかき峰の木の葉をかたしきて枕の下に嵐をぞ聞く(藤原忠良[玉葉])

959 :名無氏物語:2007/05/04(金) 01:48:34 ID:NXc+Jy5b
さ夜ふかき軒ばの嶺に月はいりて暗き檜原に嵐をぞ聞く(永福門院[玉葉])

960 :名無氏物語:2007/05/04(金) 01:54:07 ID:NXc+Jy5b
逢ふことのたえてしなくは中々に人をも身をも恨みざらまし(藤原朝忠[拾遺])

961 :名無氏物語:2007/05/04(金) 03:06:01 ID:HACwCOTu
川のうへのつらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢の春野は(万1-56)

962 :名無氏物語:2007/05/04(金) 09:30:07 ID:Epgb5vyt
巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を

963 :名無氏物語:2007/05/04(金) 16:59:05 ID:VrhDQmAG
誰にかもやどりをとはんまつち山夕こえゆけば逢ふ人もなし(定宗[新千載])

964 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:09:29 ID:7fEj9lwn
都人たのめぬものをまつち山夕こえかねて独りかもねん(藤原有家)

965 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:10:48 ID:7fEj9lwn
まつち山今朝こえ来れば霧こめて隅田川原は見れどわかぬかも(田安宗武)

966 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:11:55 ID:7fEj9lwn
あさもよし木人ともしきま土山夕越行けばさをしか啼くも(田安宗武)

967 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:13:02 ID:7fEj9lwn
旅なればたれかは我をまつち山夕こえ行きて宿をとふとも(本居宣長)

968 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:56:45 ID:2BDdmvGe
今も猶わが立つ杣の朝がすみ世におほふべき袖かとぞみる(尊円親王[新千載])

969 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:58:44 ID:2BDdmvGe
月影に身をやかへましあはれてふ人の心にいりてみるべく広幡御息所[村上御集])

970 :名無氏物語:2007/05/04(金) 17:59:35 ID:2BDdmvGe
照る月の心の水にすみぬればやがて此の身に光をぞさす藤原教長[千載])

971 :名無氏物語:2007/05/04(金) 18:00:26 ID:2BDdmvGe
いはで思ふ心の色を人とはば折りてやみせん山吹の花(宗尊親王[続古今])

972 :名無氏物語:2007/05/04(金) 18:04:10 ID:2BDdmvGe
いきて世にいつまでぬれん袂ぞと涙はしるや秋の夕暮(西園寺実氏[続古今])

973 :名無氏物語:2007/05/05(土) 06:48:43 ID:54wHyzrO
秋風は梢をはらふ夕暮に雲もかからぬ山のはの月(進子内親王[新拾遺])

974 :名無氏物語:2007/05/05(土) 06:49:55 ID:54wHyzrO
あしびきの山のあらしに雲きえてひとり空ゆく秋の夜の月(九条教実[新勅撰])

975 :名無氏物語:2007/05/05(土) 06:56:06 ID:54wHyzrO
あふちさく梢に雨はややはれて軒のあやめにのこる玉水(平経親[風雅])

976 :名無氏物語:2007/05/05(土) 06:57:05 ID:54wHyzrO
魂まつる年の終りになりにけり今日にやまたもあはむとすらむ(曾禰好忠[詞花])

977 :名無氏物語:2007/05/05(土) 06:57:45 ID:54wHyzrO
故郷の月をいくよかみよし野の山風さむみ衣うつらん(藤原師信[続千載])

978 :名無氏物語:2007/05/05(土) 12:18:40 ID:izwtzzao
昔学校で習った和歌で
恋がなかったら人生などつまらない。

という内容のものがあったと思うんですが、詳細ご存知の方いらっしゃいませんか?

979 :名無氏物語:2007/05/05(土) 13:46:21 ID:oRpN2l5n
そんな和歌はたくさんあり過ぎて、特定できない罠・・・

980 :名無氏物語:2007/05/05(土) 13:51:14 ID:izwtzzao
そうなんですか、一番有名で教科書に載りそうなのを1つ2つ紹介していただけないでしょうか?

981 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:31:45 ID:E3S6J/IX
ちりぬれば匂ひばかりを梅の花ありとや袖に春かぜの吹く(新古53)

982 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:37:17 ID:Lv7s7BfH
春霞はやたちぬれや朝日かげにほへる山の空ぞのどけき(伏見院)

983 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:38:19 ID:Lv7s7BfH
朝日影にほへる山の春風にふもとのさとは梅が香ぞする(一条兼良)

984 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:39:34 ID:Lv7s7BfH
吉野山つれなくきえぬ白雪やまだ初春のあり明の月(一条兼良)

985 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:40:43 ID:Lv7s7BfH
いとはやも花ぞまたるる朝日影にほへる山の峰の桜木(三条西実隆)

986 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:42:01 ID:Lv7s7BfH
夕にも雨とはならじ朝日かげにほへる山の花のしら雲(松永貞徳)

987 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:43:16 ID:Lv7s7BfH
花ならで花なるものは朝日かげにほへる山の木木のしら雪(小沢蘆庵)

988 :名無氏物語:2007/05/05(土) 14:44:06 ID:Lv7s7BfH
朝日影にほへる山の桜花千代とことはに見ともあかめや(本居宣長)

989 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:00:38 ID:E2/ElFjz
朝日影にほへる山に照る月の飽かざる君を山越しに置きて(田部櫟子「万葉集」巻四)

990 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:26:45 ID:u6JOj+gv
しばの庵まだすみなれぬ明ぼのの苔のたもとよ時雨せずとも(院四十五番歌合)

991 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:27:50 ID:u6JOj+gv
いつしかと汀ちかづく波の音に春風しるき志賀のあけぼの(三百六十番歌合)

992 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:28:33 ID:u6JOj+gv
橘の匂ひを風のさそひきて昔にかへす夜はのさ衣(六百番歌合)

993 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:29:15 ID:u6JOj+gv
春の雨のあまねき御代をたのむかな霜にかれゆく草葉もらすな(千五百番歌合)

994 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:35:11 ID:Hqo2AlRF
ことわりの袖の露かな岩木だにぬるればぬるる秋の夕暮(後水尾院)

995 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:36:27 ID:Hqo2AlRF
峯の雪たにの氷もとけぬらん鶯さそへむめのした風(飛鳥井雅経)

996 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:37:27 ID:Hqo2AlRF
朝露もちりかひなびく柳風鶯さそへ池の浮草(正徹)

997 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:38:30 ID:Hqo2AlRF
江の南梅も柳もかすむ日に鶯さそへ春のうらかぜ(冷泉為村)

998 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:39:07 ID:Hqo2AlRF
ながめやる沖つ島山ほのかにて浪よりはるる横雲の空(飛鳥井雅経)

999 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:39:49 ID:Hqo2AlRF
わが袖にあめも涙もふりそひぬ都わかるる横雲の空(飛鳥井雅有)

1000 :名無氏物語:2007/05/05(土) 15:40:24 ID:Hqo2AlRF
あけわたる高ねの花に風過ぎて春にわかるるよこ雲の空(飛鳥井雅親)

1001 :1001:Over 1000 Thread
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